メス、アントネッティ氏の再任を発表! 現在のオニョン監督は退任…

2020.10.13 02:45 Tue
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メスは12日、フランス人指揮官のフレデリック・アントネッティ氏(54)の監督復帰を発表した。契約期間は明かされていないが、『Transfer market』によれば2021年6月30日までとのことだ。

かつてガンバ大阪やレンヌ、リールを率いたアントネッティ氏は、2018年5月に当時リーグ・ドウ(フランス2部)に在籍したメスの指揮官に就任。しかし、2018年12月に闘病していた妻ヴェロニークさん看病のためにチームから離れ、2019年6月に辞任。
その後、アントネッティ氏はクラブのゼネラルマネージャー(GM)を務めながらヴェロニークさんの看病を続けたが、今年7月に亡くなったことが明かされていた。

この緊急事態を受けて、メスはアントネッティ氏のアシスタントコーチを務めていたヴィンセント・オニョン氏を暫定指揮官に指名。その後、正指揮官に就任したオニョン氏の下で、チームは1年でのリーグ・アン昇格を決めると、昨シーズンも残留を勝ち取っていた。

しかし、ヴェロニークさんの死から精神的に立ち直ったアントネッティ氏に復職の可能性が出てきたことを受けて、辞任の際に正しいタイミングで復帰させるとの条項を結んでいたメスは、交渉の末に同氏の再任を決断。そして、今回の発表に至った。
なお、退任の決まったオニョン監督は、クラブの公式サイトで「リーグ・アンの監督として初めての経験をさせてくれたメスには感謝している。メスでは素晴らしい時間を過ごせた。それは私にとってとても有意義な時間だった」とコメントしている。

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メス、1年でリーグ・アン昇格に導いたボローニ監督との契約を2025年まで延長

メスは7日、ルーマニア人指揮官ラズロ・ボローニ監督(70)との契約を2025年6月30日まで延長したことを発表した。 2021-22シーズン限りで退任したフレデリック・アントネッティ前監督の後任として昨夏にリーグ・ドゥ(フランス2部)へ降格したメスの指揮官に就任したボローニ監督。 昨季は前半戦こそ中位に甘んじたが、第13節のル・アーヴル戦以降はリーグ戦25試合無敗を記録し、第37節終了時にボルドーをかわし自動昇格圏の2位に浮上。そのままチームを1年でのリーグ・アン復帰に導いた。 2011年6月に退任したRCランス以来、12年ぶりのリーグ・アンとなった今季では、開幕戦のスタッド・レンヌ戦こそ大敗を喫したが、ここまで4試合で1勝2分け1敗とまずまずの成績を残している。 2023.09.08 01:00 Fri

川島&鈴木在籍のストラスブール、パトリック・ヴィエラ招へいに関心か?

パトリック・ヴィエラ氏が、GK川島永嗣、MF鈴木唯人の所属するストラスブールと新指揮官就任に向けた交渉を行ったようだ。フランス『RMC Sport』が報じている。 トッド・ベーリー氏を中心に、昨年5月にチェルシーを買収したコンソーシアムの『BlueCo』が新オーナーとなったストラスブール。 27日には15位でのリーグ・アン残留に導いたフレデリック・アントネッティ監督との契約を解消し、新指揮官探しに動いている。 現状では今シーズン限りでユニオン・サン=ジロワーズの指揮官を退任したカレル・ゲレツ氏が有力な候補に挙がっているが、クラブはその他の候補とも交渉を行っているようだ。 『RMC Sport』によると、『BlueCo』はこれまでニースやクリスタル・パレスを率いた元フランス代表MFと接触を図り、初期段階の交渉を行った模様だ。 クラブサイドはストラスブールを若手育成の場として捉えており、過去にニースやパレスで若手を独り立ちさせたヴィエラ氏との相性は悪くないはずだ。 一方、クラブはゲレツ氏とヴィエラ氏に加え、今シーズン終了までトゥールーズを指揮したフィリップ・モンタニエ氏、スタッド・レンヌやコートジボワール代表で指揮官を務めたサブリ・ラムシ氏もリストアップしているという。 ただ、両氏に関してはあくまでトップターゲットを逃した場合の保険のような立ち位置だという。 2023.06.29 13:54 Thu

ストラスブール、残留に導いたアントネッティ監督の退任発表…契約残すもベーリー氏ら新経営陣の意向反映

GK川島永嗣、MF鈴木唯人の所属するストラスブールは27日、フレデリック・アントネッティ監督(61)の今シーズン限りでの退任を発表した。 過去にガンバ大阪やバスティア、リール、スタッド・レンヌの指揮官を歴任したアントネッティ監督。今年2月には成績不振を理由に解任されたジュリアン・ステファン前監督の後任として、ストラスブールの新指揮官に就任。 そして、降格圏の17位に低迷していたチームを最終的に15位でフィニッシュさせ、見事に残留に導いた。 ストラスブールとの契約は1年残っていたが、昨年5月にチェルシーを買収したコンソーシアムの『BlueCo』による、先日のクラブ買収によって状況が一変。 『BlueCo』は若手起用にやや消極的な指揮官のスタイルを懸念し、新指揮官の招へいを画策。これに先駆けてアントネッティ監督の退任が決定した。 アントネッティ監督は退任に際して、以下のコメントを残している。 「このようなクラブを指導できたことを嬉しく思う。私はここで、勝利の時も敗北の時も常に私たちを支持してくれた模範的で情熱的なサポーターと素晴らしい瞬間を共有できた」 「クラブに新たなリソースを提供してくれる新たな投資家の到来により、新たな時代が到来しようとしている。大きな激動を経験しているこの変化するリーグ・アンにおいて、私は彼らの成功を祈っている。ストラスブールの人々はそれに値するからだ」 なお、現在有力な後任候補に挙がっているのが、今シーズン限りでユニオン・サン=ジロワーズの指揮官を退任したカレル・ゲレツ氏だ。 フェリス・マッズ氏の副官を務めていたゲレツ氏は、マッズ氏が退任した昨夏にサン=ジロワーズの指揮官に就任。今季はレギュラーシーズンを首位ヘンクと同勝ち点の2位で通過すると、プレーオフ1でも最後まで熾烈な優勝争いを繰り広げた。 また、初参加となった欧州カップ戦では、チャンピオンズリーグこそ予選敗退となったが、ヨーロッパリーグではウニオン・ベルリンやブラガらと同居したグループDを首位で突破し、ベスト8に導いていた。 2023.06.28 13:32 Wed

ベーリー買収ストラスブールに監督交代の可能性? サン=ジロワーズ前指揮官ゲレツが後任候補に

先日にトッド・ベーリー氏率いる『BlueCo』による買収が発表されたストラスブールに監督交代の可能性が浮上している。フランス『レキップ』が報じている。 昨年5月にチェルシーを買収したコンソーシアムの『BlueCo』。ベーリー氏は以前からマルチクラブ・オーナーシップへの関心を公にしており、その言葉通りにストラスブールを買収した。 その買収発表ではマルク・ケラー会長を含む現経営陣に当面の運営を任せる意向を示していたが、若手選手が経験を積む場を増やしたいという構想を実現すべく、早くも現場介入を試みるようだ。 ストラスブールは今シーズン、成績不振を理由にジュリアン・ステファン前監督を解任。その後任に指名されたフレデリック・アントネッティ監督は、降格圏の17位に低迷していたチームを最終的に15位でフィニッシュさせて残留に導いた。 そのフランス人指揮官との契約はあと1年残っているが、『BlueCo』は若手起用にやや消極的な指揮官のスタイルを懸念し、新指揮官の招へいに動いている模様だ。 そして、現在有力な後任候補に挙がっているのが、今シーズン限りでユニオン・サン=ジロワーズの指揮官を退任したカレル・ゲレツ氏だ。 フェリス・マッズ氏の副官を務めていたゲレツ氏は、マッズ氏が退任した昨夏にサン=ジロワーズの指揮官に就任。今季はレギュラーシーズンを首位ヘンクと同勝ち点の2位で通過すると、プレーオフ1でも最後まで熾烈な優勝争いを繰り広げた。 また、初参加となった欧州カップ戦では、チャンピオンズリーグこそ予選敗退となったが、ヨーロッパリーグではウニオン・ベルリンやブラガらと同居したグループDを首位で突破し、ベスト8に導いていた。 現時点でGK川島永嗣、MF鈴木唯人の日本人選手2人の去就は不明だが、今季のサン=ジロワーズでDF町田浩樹を指導したゲレツ氏の招へいは去就に影響を及ばす可能性もありそうだ。 2023.06.25 16:31 Sun

森保監督の訪問で刺激。パリ五輪世代の星・鈴木唯人のフランスデビューはいつ?【新しい景色へ導く期待の選手/vol.3】

今年1月の欧州移籍市場で何人かの日本人若手選手が海外挑戦に踏み切ったが、その筆頭が2024年パリ五輪世代の主力アタッカー・鈴木唯人(ストラスブール)だ。 彼はご存じの通り、高校サッカーの名門・市立船橋高校出身。コロナ禍の2020年に清水エスパルス入りすると、ルーキーイヤーから30試合に出場。ゴールこそなかったが、ピーター・クラモフスキー(現山形)、平岡宏章(現新潟アカデミーダイレクター)両監督から才能を買われ、攻撃陣の一翼を担うことができた。 翌2021年も33試合出場2ゴール。その活躍ぶりには日本代表の森保一監督も注目し、2022年1月の国内組合宿に追加招集。長友佑都(FC東京)や大迫勇也(神戸)らW杯経験者とともにトレーニングする機会に恵まれた。 「代表に行ってできると思いました。いろんな選手とやることで、それぞれのよさを学ぶことはありましたけど、特別何を変える必要はないと。自分のサッカーに対する意識や自信を持って、帰ってこれたのは大きかった」と本人も手ごたえをつかんでクラブに戻った。 その成果もあり、2022年は開幕のコンサドーレ札幌・ジュビロ磐田戦で連続ゴールをゲット。「清水のエース」と言っても過言ではないほどの輝きを見せ、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)滑り込みもあり得るのではないかと見られるほどだった。 ところが、6月に平岡監督が解任され、ゼ・リカルド監督が後を引き継ぐと、鈴木の立場は一変する。ブラジル人指揮官が乾貴士や北川航也、ヤゴ・ピカチュウらを重用し始めたこともあり、彼の出番が激減。シーズン終盤にジョーカーとしてわずかな時間プレーするだけになってしまった。 6月のAFC・U-23アジアカップ(ウズベキスタン)で日本の得点源として異彩を放ち、さらなる自信をつけて戻った直後のチームでの環境の変化には、彼自身も戸惑いや焦りを覚えただろう。 それでも、鈴木は自らに矢印を向けることを忘れなかった。 「僕自身は大丈夫でしたよ。自分にフォーカスすることだけを考えていたんで。フィジカル強化はもちろん、一歩目を早くする走り方とかいろんなことに取り組んでいました。それにサッカー選手をやっていれば、つねに出られる保証はない。やはり監督の要求に適応できるかどうか。その厳しさは再認識しました」と本人はしみじみと語っていた。 悔しさを糧に新たな飛躍を誓った2023年。鈴木唯人のところに届いたのが、フランス1部・ストラスブールからのオファーだった。同じパリ五輪世代の斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)や田中聡(コルトレイク)らが一足先に欧州挑戦に踏み切っていたこともあり、「いずれは自分も」と考えていたはずの彼にしてみれば、願ってもない話。しかも、欧州5大リーグのクラブである。目下、今季ストラスブールは23試合終了時点で17位と2部降格圏に沈んではいるが、それでもチャレンジしたいという気持ちは変わらなかったはずだ。 そして、1月末から合流。その翌週には森保監督も視察に訪れた。 「2月5日にシュツットガルトの試合に行き、地理的に行ける範囲だったストラスブールの練習を視察できるということで行ってきました」と今月8日にオンライン取材に応じた指揮官は説明したが、それでも鈴木唯人の動向が気にならなかったら、わざわざ足を運ばないはずがない。「近未来のA代表選手」という期待があるからこそ、そういった行動に出たのだろう。 だからこそ、いつ彼が新天地デビューを果たすか気になるところ。2月1日のレンヌ、5日のモンペリエ、12日のリールと3試合連続ベンチ入りはしているものの、まだピッチに立つ機会には恵まれていない。 しかしながら、大先輩の川島永嗣が「彼はすごくオープンな性格。フランス語は分からないだろうけど、その環境の中でできることをやって味方とコミュニケーションを取っている。自分からアクションを起こせる分、適応はすごく早そうですね」と押していただけに、そう遠くない段階にチャンスが巡ってくる可能性は高そうだ。 加えて言うと、ストラスブールの指揮官にかつてガンバ大阪を率いたフレデリック・アントネッティ監督就任したことも追い風と言える。アントネッティ監督は日本人の気質や勤勉さ、技術の高さを熟知しているだけに、鈴木唯人を高く評価することが十分、考えられるからだ。 「海外に行けばいろんな監督がいると乾君にも言われましたけど、とにかく要求にしっかり応えられるかどうかが大事」と本人もやるべきことを冷静に見据えている。その言葉通り、今は新指揮官の下で自分のストロングを発揮することに全神経を注ぐべきである。 21歳の日本人アタッカーが苦境にあえぐフランスの名門を救うような大仕事を果たすことができるか否か。ここからが鈴木唯人の本当の勝負だ。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2023.02.15 21:30 Wed

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ベン・イェデル後釜探すモナコ、後半戦躍動のジョージア代表FWに熱視線

モナコが、ジョージア代表FWジョルジュ・ミカウタゼ(23)の獲得に動いているようだ。 モナコでは元フランス代表FWウィサム・ベン・イェデル(33)が契約満了によって今シーズン限りで退団することが既定路線。そのため、そのベテランアタッカーに代わる新たなアタッカーの補強が急務だ。 フランス『RMC sports』や『フット・メルカート』など複数国内メディアによると、現在クラブはその後釜としてジョージア代表FWを注視しているという。 昨夏、完全移籍で加入したアヤックスではクラブ内のごたごたの影響などもあって本領発揮には至らずも、今冬にレンタルで復帰したメスはリーグ・アン20試合13ゴール4アシストと見事な活躍を披露していた。 この活躍を高く評価するモナコはすでに選手サイドと高度な話し合いを行っており、続いて保有権を持つアヤックスとの交渉に臨む構えだ。 なお、移籍金に関しては1500万~2000万ユーロ(約25億4000万~33億9000万円)が見込まれており、国内の競合クラブに加え、プレミアリーグ勢との争奪戦を制する必要があるという。 ジョージアにルーツを持つミカウタゼはフランスのリヨンで生まれ育ち、同地の名門リヨンの下部組織に在籍。ただ、ヨーロッパ屈指の育成機関で頭角を現すまでには至らず。ASサン=プリーストを経てメスへ加入した。 その後、ベルギーのRFCスランへの2年間の武者修行で覚醒を果たすと、昨シーズンはメスに復帰。リーグ・ドゥ(フランス2部)で37試合23ゴールの活躍で昇格の立役者となった。 センターフォワードとセカンドトップを主戦場とする176cmのアタッカーは、スピードやパワーといったフィジカル的な資質に恵まれてはいないものの、視野の広さと駆け引きの巧さ、安定した足元の技術が光る技巧派。 フィニッシャーとしてだけでなくチャンスメーカーとしても有能で、オフ・ザ・ボールやフィジカル面で大きな伸びしろを残すものの、リヨンの先輩であるレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマやFWアレクサンドル・ラカゼットのような将来像が想起される。 2024.05.23 14:00 Thu

王者PSGが白星フィニッシュ、敗れたメスは入れ替え戦へ【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマンは19日、リーグ・アン最終節でメスとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 王者PSG(勝ち点73)は来週にクープ・ドゥ・フランス決勝を控える中、ムバッペが引き続き負傷欠場となった。 残留プレーオフに回らなければならない16位に位置するメス(勝ち点29)に対し、ゴンサロ・ラモス、アセンシオ、イ・ガンインの3トップで臨んだPSGが立ち上がりからボールを持つと、7分に先制する。 左サイドからソレールが入れたクロスがそのままゴールに吸い込まれた。さらに12分、PSGに追加点。アセンシオの左クロスにイ・ガンインが合わせた。直後はオフサイド判定だったものの、VARでゴールが認められた。 その後も主導権を握るPSGは32分にムキエレがボックス右からGKを強襲して3点目に迫った中、2点のリードで前半を終えた。 迎えた後半、開始3分にピンチのあったPSGはジャッケスのシュートミスに助けられると、61分のピンチではGKケイロル・ナバスが好守でミカウタゼとの一対一を凌いだ。 その後、ムバッペ弟のエタンを左インサイドMFに投入したPSGは終盤にかけて幾つかピンチがあったもののシャットアウト勝利。白星で最終節を飾っている。 なお、敗れたメスはロリアンがクレルモンに5-0で勝利したことで得失点差で並ばれるも、当該戦績で上回ったことで16位フィニッシュとなり、昇格・降格プレーオフでの残留を目指すことになった。 2024.05.20 06:03 Mon

衰退、派閥争い、幹部停職…ゴタゴタアヤックス、レンタル放出中の選手が悲しみ滲む不満を吐露「今もショックが残る」

メスのジョージア代表FWジョージズ・ミカウタゼが、保有元アヤックスへの不満を吐露した。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 ミカウタゼはユーロ初出場を控えるジョージア代表のエースストライカー。ここ1〜2年で台頭してきたクヴァラ世代の1人で、昨季リーグ・ドゥ(フランス)のメスで23得点を叩き出している。 この活躍が認められ、昨夏アヤックスへ完全移籍。ところが、自身の獲得を推進したスヴェン・ミスリンタートTDが、理事会内部の後ろ盾を失い、派閥争いに巻き込まれる形で昨夏中に解任されることに。 ミカウタゼは加入後無得点のまま、1月にレンタル移籍で古巣メスへ帰還。この度フランス『レキップ』の取材では、ミスリンタートTD解任が自身の不遇に影響したとの旨をコメントした。 「(アヤックス加入から)最初の2カ月と少しをホテルで過ごした。僕には家族もいるのに、部屋で1人で過ごし、気が狂いそうになることもあった」 「なぜそうなったか。クラブがアパート探しを手助けしてくれなかった。自分で『Airbnb』を使って部屋を借り、家族ともそこで1カ月ほど一緒に住むことができたよ」 「言い訳に聞こえると思うけど…オランダに知り合いと友達はいないし、いきなりオランダ語はわからない。クラブは“成功”の条件を与えてはくれなかった。今も少しショックが残る」 「あと、今メスに戻ってきているけど、アヤックスから一度も連絡がない。僕のことは忘れたみたいだ…」 どうやらミスリンタートTDの解任によって、雑な扱いを受けることになった模様のミカウタゼ。今季リーグ・アン昇格のメスには1300万ユーロ(約21億4000万円)の買い取りオプションがあり、今夏の完全移籍復帰が濃厚とされる。 ゴタゴタが続くアヤックスだ。 2024.04.20 21:55 Sat

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ユーロ初出場を控えるジョージア代表。欧州最前線でプレーする数少ない1人が、シーズン終盤にきてブレイクの兆しを見せている。 黒海に面した“東欧より東欧”ジョージアは20世紀後半の独立後、欧州サッカーの最前線からかけ離れた存在。しかし、FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)にGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)…突如として台頭した22〜24歳の“クヴァラ世代”に引っ張られたジョージア代表は、建国以来初の国際舞台、ユーロ2024への出場を勝ち取った。 攻撃の核はもちろん昨季セリエA最優秀選手のクヴァラで、守りの要はママルダシュヴィリ。そこへここ最近、リーグ・アン(フランス1部)のメスに所属する同代表エースFWジョージズ・ミカウタゼ(23)がレベルアップを遂げているのだ。 ミカウタゼはフランス生まれの23歳。メスでプロデビューを飾ったなか、今季からアヤックスへ完全移籍も出番はほぼなく、1月に半年レンタルで古巣へ。昨季のメスはリーグ・ドゥ(フランス2部)だったため、ミカウタゼにとってキャリア初のリーグ・アンとなった。 昨季リーグ・ドゥで37試合23得点のストライカーは、慣れ親しんだメスで今季、リーグ・アン15試合9得点3アシスト。直近2試合はブレストとRCランス相手に2得点ずつで計4得点だ。 昨季の活躍から、すでにジョージア代表でセンターフォワードの定位置を掴んでいたミカウタゼだが、欧州5大リーグやそれに準ずるベルギーやスイス、オーストリアといったリーグでプレーする選手がさほど多くないジョージア代表にとって、ここ最近のミカウタゼは嬉しい限り。 ジョージアの地元紙『Kviri Spalitra』もミカウタゼについて「2試合連続で2ゴール。ジョージア代表のエースが調子を上げている」と題し、ユーロ2024に向けて調子も評価も高まるストライカーを称えている。 2024.04.17 19:00 Wed

「モナ王はキレキレ」「すげぇわ」南野拓実が今季7点目!圧巻のターンからの先制弾をファンも称賛「拓実の巧みなターン」

モナコの日本代表MF南野拓実が今季7ゴール目を記録した。 30日、リーグ・アン第27節でモナコはアウェイでメスと対戦した。 南野はこの試合に先発出場。すると開始4分にいきなり結果を残した。 ボックス左でウィサム・ベン・イェデルのパスを受けたエリーズ・ベン・セギルが仕掛けてグラウンダーのクロス。これをボックス中央で受けた南野がトラップからすぐさま反転シュート。これが決まりモナコが先制する。 ポジショニング、判断、トラップからシュートまでの技術と完璧なゴールは今シーズンの7点目。ファンも称賛のコメントを寄せている。 「南野活躍するのが1番嬉しい」 「モナ王はキレキレ」 「すげぇわ」 「華麗なんだよな」 「拓実の巧みなターン」 「絶好調だな」 なお、試合はその後に打ち合いとなり、2-5でモナコが勝利を収めている。 <span class="paragraph-title">【動画】南野拓実が華麗なターンから今季7点目を奪う</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pCi_mVSEyTE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.31 08:30 Sun

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中村敬斗がスキンケアブランドのイベントに出席 「びっくり。こんなにもたくさんのファンが来てくれるとは」…クラブ&代表での1年総括

スタッド・ランスの日本代表FW中村敬斗が16日に都内でメンズスキンケアブランド『KINGU』のブランドアンバサダー就任イベントに出席した。 駆けつけたファンの多くが女性を占めてのイベントではトークショーも行われ、オフ中のプライベートや選手内の美容ケア事情などが話題に。愛用する『KINGU』の商品にも「洗い終わった後は肌がつるつるになっている感じがあって気持ちが良い」と使い心地の良さをアピールした。 そのトークイベント後、取材に応じた中村は「実際にここに来てびっくりした。こんなにもたくさんのファンが来てくれるとは思っていなかったので。心の底から嬉しい」と振り返った。 今季の中村はスタッド・ランスでリーグ・アン初挑戦の1年で、ケガもあったが、最終的に公式戦26試合に出場。得点関与の部分では4ゴールに1つのアシストをマークした。 かたや代表ではデビューから10試合で8ゴールの活躍ぶり。この6月の活動でも2ゴールを決め、3バックにトライするチームのなかで左ウイングバックとして存在感を大きくした。 「ケガもあったけど、フランスリーグに初めて行って、すごく学んだものが多かった。代表でもアジアカップがあって、負けてしまった悔しさもあったりとか、個人的には成長した1年だったかなと思う」 代表での1年を振り返ると、期待感を抱かせる選手の1人だったが、「正直、チームメイトが良いパスをくれて決めるだけのシーンがほとんど。ラッキーだなという思いだけ」と謙遜した。 左ウイングバックでのプレーにも「ウイングよりも守備を求められるポジション。より突破とクロスも求められる。そこはまだまだ足りないし、もっと成長できたらと思う」と話す。 代表での活躍で環境も変わり、「今日のようなイベントは今までなかった」と語ると、代表選手としての自覚を強くする言葉も。2年後のワールドカップ(W杯)出場にも「まずは個人的に自チームで活躍して、それからやっと代表」と述べた。 2024.06.16 17:15 Sun

GK陣刷新のPSG、ロシア代表の守護神サフォノフを獲得

パリ・サンジェルマン(PSG)は14日、FCクラスノダールのロシア代表GKマトヴェイ・サフォノフ(25)の獲得を発表した。契約期間は2029年6月までの5年間。移籍金はフランス『レキップ』によると2000万ユーロ(約33億7000万円)とのことだ。 PSGではジャンルイジ・ドンナルンマが守護神を務めるが、ケイロル・ナバスとアレクサンドル・ルトゥリエが契約満了に伴って今シーズン限りで退団。さらに、セカンドGKを担うアルナウ・テナスもレンタル移籍を希望しているとの報道もあり、GK陣の刷新が求められていた。 クラスノダールの下部組織出身のサフォノフは、2017年8月に18歳でファーストチームデビュー。2019-20シーズンに守護神のポジションを獲得すると、ここまで公式戦175試合に出場。ロシア代表では13試合に出場し、こちらでも守護神を務めている。 2024.06.15 06:30 Sat

ブライトンの監督退任のデ・ゼルビ氏、マルセイユの新監督就任が近づく? 3年契約、違約金は約10億円か

ブライトン&ホーヴ・アルビオンの監督を退任したロベルト・デ・ゼルビ氏(45)が、マルセイユの監督就任に近づいているという。フランス『レキップ』が伝えた。 フォッジャ、パレルモ、ベネヴェント、サッスオーロとイタリアクラブを指揮し、その後シャフタール・ドネツクで指揮したデ・ゼルビ監督。2022年9月にグレアム・ポッター監督が退任した後、ブライトンの監督に就任した。 2022-23シーズンはクラブ史上最高位となるプレミアリーグ6位フィニッシュ。クラブ初となるヨーロッパリーグ(EL)出場を果たすと、2023-24シーズンはそのELでラウンド16に進出。一方で、ケガ人が続出したチームはプレミアリーグで苦戦。日本代表MF三笘薫も腰を痛めて長期離脱となっており、チームは11位でシーズンを終えていた。 電撃的にブライトンの監督を退任したデ・ゼルビ氏。今後の去就が注目される中、ここに来てマルセイユが強い関心を示しているという。 当初、マルセイユはポルトの監督を退任したセルジオ・コンセイソン氏を招へいするとみられていたが、ここに来て方向転換。デ・ゼルビ氏の招へいに力を注いでいるという。 移籍市場に精通しているジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、3年契約で合意する予定と詳細を伝えており、600万ユーロ(約10億1800万円)をブライトンに支払って監督に迎えるつもりのようだ。 2024.06.13 22:15 Thu

スタッド・レンヌ、前ミランのマッサーラ氏の新SD招へいを発表

スタッド・レンヌは10日、前ミランのリッキー・マッサーラ氏(55)のスポーツディレクター(SD)就任を発表した。 クラブはマッサーラ氏の招へいに際して「この任命は、クラブの長期的発展を目的とした重要な投資サイクルの一環であり、プロチームの高いスポーツ的野心を維持すること。ヨーロッパで最も効率的であると認められているアカデミーを強化することという2つの柱に焦点を当てている」と、同氏が育成部門からトップチームまで、クラブのスポーツ戦略を率いることになると、その役割を説明している。 ローマ時代にワルテル・サバティーニ氏やモンチ氏の右腕としてリクルート部門で活躍したマッサーラ氏。その後、2019年7月にSDとしてミランに招へいされると、テクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏との二人三脚で名門復活の礎を築き、2021-22シーズンのセリエA優勝の立役者となった。 しかし、オーナーのジェリー・カルディナーレ氏との確執によって、昨年6月にマルディーニ氏と共にクラブを離れていた。 以降は古巣ローマやナポリといった国内クラブでの仕事も取り沙汰されたが、新天地はフランスとなった。 2024.06.11 14:10 Tue

RCランスがスティル氏の監督就任を発表! 昨季終盤まで伊東純也&中村敬斗所属のスタッド・ランス指揮

RCランスは10日、ウィル・スティル氏(31)の監督就任を発表した。契約期間は3年となり、共に戦うスタッフの構成は近々発表される。 選手としてのプロキャリアがないスティル氏は、10代後半に指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任した。 2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任。28歳での指揮はジュピラー・プロ・リーグにおける史上最年少記録となった。 その後、2021年7月にスタッド・ランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。2022年7月にスタッド・ランスへ戻ると、オスカル・ガルシア監督が解任された同年10月に監督へ昇格。30歳での指揮は欧州5大リーグにおける史上最年少記録となった。 日本代表MF伊東純也も擁するチームを率いてからは、リーグ・アン15位に低迷していたなかでリーグ戦19試合無敗を達成。その後は負けが込み、結局11位で2022-23シーズンを終えた。 日本代表FW中村敬斗が加入した2023-24シーズンも続投したが、リーグ戦残り3試合の2024年5月に退任。フランク・エズ監督をニースに引き抜かれたRCランスが、フリーのスティル氏を後任候補の1人に定めていた。 RCランスのゼネラル・ディレクター(GM)を務めるピエール・ドレッシ氏は、スティル氏の就任についてコメントしている。 「ウィル・スティルをレーシング・クラブ・ドゥ・ランスに迎えられることを嬉しく思う。ウィルが監督に就任し、クラブが新たなサイクルをスタートさせることは我々の最優先事項だった」 「ウィルは早熟な記録を塗り替えた有望な監督なだけでなく、勝利に執着し、団結力にこだわる性格の持ち主だ。真の情熱家であり、征服者であり、優れた戦術家であるウィル・スティルは、スタッド・ドゥ・ランスでその足跡を残し、歴史的な19試合無敗記録を含む数々の説得力ある結果を残した」 「我々はウィル、そして彼のリーダーシップ、彼の伝染するエネルギーをラ・ガイレット(練習施設)とボラルト=デレリス(スタジアム)に迎えることを喜んでいる!」 2024.06.10 22:07 Mon

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