ジダン監督が追突事故…しかし、意外な“示談”で解決

2020.02.13 21:05 Thu
Getty Images
家具屋の店長を務めるスペイン在住のイグナシオ・フェルナンデスさんは、ある日マドリッド市内のバルデベバス地区で車を運転していた。そんな中、何でもないロータリーに差し掛かったところで後方から車に追突されてしまうという小さな交通事故に遭ってしまった。
しかし、追突してきた車から出てきた運転手を見てビックリ。バルデベバス地区にあるレアル・マドリーの練習へ行く途中のジネディーヌ・ジダン監督だったというのだ。

スペイン『マルカ』によると、事故後のジダン氏とのやり取りの一部始終について、フェルナンデスさんが、ガリシア州の地方紙『La Voz de Galicia(ラ・ボス・デ・ガリシア)』のインタビューで語った。

「彼を見た瞬間、誰だか分かったよ。だから『本当は何か違ったの状況下で会いたかったけど、こんなのも悪くはないね』と言ったんだ」

フェルナンデスさんは事を荒らげないように配慮し、必要な保険の手続きを自分でやっておくと自ら申し出たそう。しかし、その代わりにジダン監督に1つのお願いをしていた。
「セルフィを撮ってくれるか聞いたんだ。そうしなきゃ、私があのジダン(の車)と事故ったなんて言っても誰も信じてくれないからね」

「親切にも彼はセルフィに応じてくれたよ。帽子を取ってくれて、写真を撮ったんだ」

「後日、(ジダン氏の)代理人から『彼はトレーニングに行く途中で急いでいたから、サインやユニフォーム、チケットをねだったりするような人じゃなくて感謝していたよ』と伝えられたんだ」

ちょっとした事故だったとはいえ、一歩間違えれば大惨事になる可能性もあった今回の事故。

しかし、ジダン氏だったからこそこぎ着けられた“示談”だったと言えるだろう。

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