長崎がMFカイオ・セザールの期限付き移籍期間延長を発表…ヴェルスパ大分へ期限付き移籍中の2人は退団

2020.01.04 15:25 Sat
©︎J.LEAGUE
V・ファーレン長崎は4日、川崎フロンターレから期限付き移籍中のMFカイオ・セザール(24)の移籍期間延長を発表した。カイオ・セザールは、2019年6月に川崎Fから期限付き移籍で加入。明治安田生命J2リーグで17試合に出場していた。
なお、移籍期間は2020年2月1日〜2021年1月31日までとなり、川崎Fと対戦する公式戦には出場できない。

◆MFカイオ・セザール
「2020シーズンもV・ファーレン長崎で戦えることが決まりました。2019シーズン、目標を叶えられなかった悔しさを胸にチームで1つとなり、皆さんに多くの喜びを届けられるよう、一生懸命戦うことを約束します。皆さんの声援やサポートをよろしくお願いします!」

また、ヴェルスパ大分へ育成型期限付き移籍中のMF林田隆介(20)と契約満了、同じく期限付き移籍中のDF本多琢人(24)がヴェルスパ大分へ完全移籍することも発表した。
林田は長崎の下部組織出身で2017年にトップチーム昇格。2018年からヴェルスパ大分へと期限付き移籍していた。長崎での公式戦出場はなかった。

本多は東海学園大学から2018年に長崎へ入団。2018年6月からヴェルスパ大分へ期限付き移籍していた。本多も長崎での公式戦出場はなかった。2選手はクラブを通じてコメントしている。

◆MF林田隆介
「まずは3年間ありがとうございました。V・ファーレン長崎の一員としては1年間しかプレーできず、チームに貢献できなかったのは残念ですが、幸せでしたし、J1昇格という夢のようなことを経験できて本当にとても充実した1年でした」

「この経験を次のチームで生かして、また這い上がってきたいと思います!今までありがとうございました!」

◆DF本多琢人
「ヴェルスパ大分に完全移籍することになりました。プロとしての厳しさを痛感したと同時に、地元長崎でサッカー選手としてキャリアをスタートできたことを誇りに思います」

「もうひと回り、ふた回り成長した姿を見せることができるよう、ヴェルスパ大分で頑張ります!またどこかでお会いしましょう」

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町田が大分との上位対決制す!2位から6位が3pt差の団子、大宮は待望16試合ぶりの白星【明治安田J2第24節】

5日、明治安田生命J2リーグ第24節の11試合が各地で行われた。 首位のFC町田ゼルビアは、3位・大分トリニータとアウェイで対戦し、上位対決を制した。 町田は38分、古巣戦となった下田北斗の左足から先制点を奪う。ハーウウエーラインをやや越えた右サイドからのFKでゴール前に長いボールを送ると、エリキが頭で流し、デルランが処理をミス。こぼれたボールをチャン・ミンギュが蹴り込んだ。 勝ち点差を詰めたい大分はハーフタイムで2選手を交代して反撃に転じると、54分にはゴール前で続けざまのシュートを浴びせる。だが、町田も分厚い壁を築いてこれをしのぐと、63分にはエリキがカウンターからの独走弾を沈め、87分には再び下田のFKから翁長聖が沈めて勝負あり。守っても5試合ぶりの完封で3ポイントを積み上げた。 味の素スタジアムでも2位・東京ヴェルディと5位のV・ファーレン長崎の上位対決が行われ、アウェイの長崎が逃げ切った。 増山朝陽の加入後初ゴールで29分に先手を取った長崎は、後半開始早々にカイオ・セザールがこの日2枚目の警告を受けて退場となるも、68分にフアンマ・デルガドの一振りで突き放す。 東京VもJデビューとなった特別指定選手の新井悠太が見せ場を作り、89分にいきなりの初ゴールも記録したが、反撃及ばす1-2でタイムアップを迎えている。 4位・ジュビロ磐田は古川陽介のPKなどで18位・ツエーゲン金沢を振り切り、6戦負けなしとする3試合ぶりの白星。6位・ヴァンフォーレ甲府は鳥海芳樹の先制点を皮切りに大量5得点を奪い、13位・ブラウブリッツ秋田に快勝している。 7位・清水エスパルスはカルリーニョス・ジュニオの2ゴールと乾貴士の得点で、12位・ベガルタ仙台とのアウェイゲームに勝利し2連勝。8位・ファジアーノ岡山は11位・藤枝MYFCと顔を合わせ、3点のビハインドから2点を返すも、反撃及ばなかった。 また、下位の4チームの揃って勝利。19位・水戸ホーリーホックは16位・徳島ヴォルティスを破り、4試合ぶりの白星。20位・レノファ山口FCは9位・モンテディオ山形を退け、直近4試合を2勝2分けの負けなしとした。 21位のいわきFCも長期離脱から復帰した岩渕弘人の3試合連続ゴールで栃木SCを撃破。そして、15位・ジェフユナイテッド千葉と対戦した最下位の大宮アルディージャも、90分にセットプレーからアンジェロッティが劇的な決勝点を挙げ、実に16試合ぶりの勝利を手にしている。 ◆明治安田生命J2リーグ 第24節 ベガルタ仙台 0-3 清水エスパルス いわきFC 1-0 栃木SC 水戸ホーリーホック 3-1 徳島ヴォルティス ザスパクサツ群馬 1-1 ロアッソ熊本 大宮アルディージャ 2-1 ジェフユナイテッド千葉 東京ヴェルディ 1-2 V・ファーレン長崎 ヴァンフォーレ甲府 5-1 ブラウブリッツ秋田 ジュビロ磐田 2-1 ツエーゲン金沢 ファジアーノ岡山 2-3 藤枝MYFC レノファ山口FC 1-0 モンテディオ山形 大分トリニータ 0-3 FC町田ゼルビア 2023.07.05 21:32 Wed

【Jリーグ出場停止情報】ルヴァン杯最終節は6名が出場停止、大阪ダービーは合わせて3名不在

Jリーグは25日、出場停止選手を発表した。 24日に行われたYBCルヴァンカップを受けて、グループステージ最終節で欠場する6名が発表された。 最終節で出場停止となるのは、北海道コンサドーレ札幌のDF中村桐耶、湘南ベルマーレのDF舘幸希、ガンバ大阪のDF江川湧清、FW鈴木武蔵、セレッソ大阪のFWレオ・セアラ、サガン鳥栖のDFアンソニー・アクムとなる。 ルヴァンカップは第5節まで終了し、横浜F・マリノスと名古屋グランパスの2チームしか突破が決まっておらず、最終節は突破を懸けた大一番となる。 【JリーグYBCルヴァンカップ】 DF中村桐耶(北海道コンサドーレ札幌) 第6節 vsジュビロ磐田(6/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF舘幸希(湘南ベルマーレ) 第6節 vs川崎フロンターレ(6/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF江川湧清(ガンバ大阪) 第6節 vsセレッソ大阪(6/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW鈴木武蔵(ガンバ大阪) 第6節 vsセレッソ大阪(6/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWレオ・セアラ(セレッソ大阪) 第6節 vsガンバ大阪(6/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFアンソニー・アクム(サガン鳥栖) 第6節 vs横浜F・マリノス(6/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J1リーグ】 DF松原健(横浜F・マリノス) 第15節 vsアビスパ福岡(5/28) 今回の停止:1試合停止 FW宇佐美貴史(ガンバ大阪) 第15節 vsアルビレックス新潟(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J2リーグ】 DF袴田裕太郎(大宮アルディージャ) 第18節 vsヴァンフォーレ甲府(5/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF綱島悠斗(東京ヴェルディ) 第18節 vsいわきFC(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFホナウド(清水エスパルス) 第18節 vsツエーゲン金沢(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 GK寺門陸(レノファ山口FC) 第18節 vs水戸ホーリーホック(5/28) 今回の停止:1試合停止 FW渡大生(徳島ヴォルティス) 第18節 vsFC町田ゼルビア(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFカイオ・セザール(V・ファーレン長崎) 第18節 vsジュビロ磐田(5/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF宮城天(V・ファーレン長崎) 第18節 vsジュビロ磐田(5/27) 今回の停止:1試合停止 【明治安田生命J3リーグ】 FW野田隆之介(FC琉球) 第11節 vsSC相模原(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2023.05.25 21:15 Thu

【Jリーグ出場停止情報】G大阪、今月最後のJ1リーグは宇佐美貴史が不在に…横浜FMは松原健が欠場へ

Jリーグは22日、出場停止選手を発表した。 今週末に行われる今月最後のJリーグ。J1リーグでは前節に対戦したガンバ大阪vs横浜F・マリノスから、累積警告の宇佐美貴史と2度の警告で退場した松原健が揃って処分対象となり、それぞれ次戦欠場が決まった。 また、J2リーグからは7選手が処分。V・ファーレン長崎からはカイオ・セザール、宮城天の2選手が出場停止処分を受けた。 【明治安田生命J1リーグ】 DF松原健(横浜F・マリノス) 第15節 vsアビスパ福岡(5/28) 今回の停止:1試合停止 FW宇佐美貴史(ガンバ大阪) 第15節 vsアルビレックス新潟(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J2リーグ】 DF袴田裕太郎(大宮アルディージャ) 第18節 vsヴァンフォーレ甲府(5/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF綱島悠斗(東京ヴェルディ) 第18節 vsいわきFC(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFホナウド(清水エスパルス) 第18節 vsツエーゲン金沢(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 GK寺門陸(レノファ山口FC) 第18節 vs水戸ホーリーホック(5/28) 今回の停止:1試合停止 FW渡大生(徳島ヴォルティス) 第18節 vsFC町田ゼルビア(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFカイオ・セザール(V・ファーレン長崎) 第18節 vsジュビロ磐田(5/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF宮城天(V・ファーレン長崎) 第18節 vsジュビロ磐田(5/27) 今回の停止:1試合停止 【明治安田生命J3リーグ】 FW野田隆之介(FC琉球) 第11節 vsSC相模原(5/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【JリーグYBCルヴァンカップ】 DF関川郁万(鹿島アントラーズ) 第5節 vs柏レイソル(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF戸嶋祥郎(柏レイソル) 第5節 vs鹿島アントラーズ(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFエンリケ・トレヴィザン(FC東京) 第5節 vsセレッソ大阪(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF橋本健人(横浜FC) 第5節 vsサンフレッチェ広島(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF岡本拓也(湘南ベルマーレ) 第5節 vs清水エスパルス(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF山本理仁(ガンバ大阪) 第5節 vs京都サンガF.C.(5/24) 今回の停止:1試合停止 DFドウグラス・グローリ(アビスパ福岡) 第5節 vsアルビレックス新潟(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF坂本稀吏也(サガン鳥栖) 第5節 vsジュビロ磐田(5/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2023.05.22 17:45 Mon

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2位長崎がクラブ記録の連続無敗もさらに更新! 逆転勝利の4位横浜FCと共に2連勝【明治安田J2第17節】

25日、明治安田J2リーグ第17節の4試合が各地で行われた。 前節の勝利で直近14試合負けなしとクラブ記録を更新し、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップでは浦和レッズ相手に金星を挙げた2位V・ファーレン長崎(勝ち点33)。8位のジェフユナイテッド千葉(勝ち点24)をホームに迎えると、試合が動いたのは前半アディショナルタイム。高い位置でのボール奪取からエジガル・ジュニオがコントロールショットを決めた。 長崎の1点リードで迎えた後半は、両チームともにゴールに迫るも、ネットは揺れないまま試合終了。千葉の終盤の猛攻も凌いだ長崎が、リーグ戦2連勝、15試合負けなしとした。 前節、首位清水エスパルスとの上位対決を制した4位の横浜FC(勝ち点28)は、9位ヴァンフォーレ甲府(勝ち点22)とのアウェイゲーム。ホームの甲府は10分、前線でボールを収めたピーター・ウタカが自らゴール前まで運ぶと、シュートのこぼれ球をアダイウトンが泥臭く押し込んで先制に成功。それでも3分後、左からのクロスをカプリーニが頭で叩き込み、すぐさま横浜FCが同点に追いつく。 1-1のまま折り返すと、58分にはアウェイチームが逆転。右からのカプリーニのクロスを中野嘉大が頭で押し込み、そのまま逃げ切り勝ち。横浜FCがリーグ戦2連勝とし、暫定3位に浮上した。 その他、12位愛媛FC(勝ち点21)は19位栃木SC(勝ち点12)をホームに迎えるもゴールレスドロー。13位藤枝MYFC(勝ち点20)と18位鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点13)の一戦は、鹿児島が野嶽寛也の後半アディショナルタイムのゴールで追いつき、1-1のドロー決着となった。 ◆明治安田J2第17節 ▽5/25(土) 愛媛FC 0-0 栃木SC 藤枝MYFC 1-1 鹿児島ユナイテッドFC V・ファーレン長崎 1-0 ジェフユナイテッド千葉 ヴァンフォーレ甲府 1-2 横浜FC ▽5/26(日) 《14:00》 大分トリニータ vs レノファ山口FC ベガルタ仙台 vs ファジアーノ岡山 いわきFC vs 徳島ヴォルティス 清水エスパルス vs 水戸ホーリーホック ロアッソ熊本 vs モンテディオ山形 ブラウブリッツ秋田 vs ザスパ群馬 2024.05.25 18:37 Sat

長崎が法政大学MF青木俊輔の来季加入内定を発表、今季は「36」を背負い特別指定選手として登録「夢や希望を与えられる選手に」

V・ファーレン長崎は24日、法政大学のMF青木俊輔(21)の2025シーズン加入内定を発表した。また、今シーズンは特別指定選手に承認され、背番号「36」をつけてプレーする。 25日に開催される明治安田J2リーグ第17節のジェフユナイテッド千葉戦からプレーが可能となる。 青木は熊本県出身で、東福岡高校から法政大学へと進学。今シーズンは関東大学サッカーリーグ2部を戦い、5試合で1得点を記録している。昨年度は1部でプレーし、16試合1得点1アシストだった。 青木はクラブを通じてコメントしている。 「2025年シーズンより V・ファーレン長崎に加入することになりました、法政大学の青木俊輔です。幼い頃からの夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを V・ファーレン長崎という素晴らしいクラブでスタートできることを大変嬉しく思います」 「これまで多くの方々に支えていただき、今の自分があります。恩返しができるように感謝の気持ちを忘れずに、全力でプレーします。そして、V・ファーレン長崎の勝利のために自分の全てを懸けて闘い、多くの人に夢や希望を与えられる選手になれるように日々精進していきます」 「V・ファーレン長崎のファン・サポーターの皆様、1 日でも早く V・ファーレン長崎の勝利に貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」 <span class="paragraph-title">【写真】来季からの加入が内定した青木俊輔</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><br><br>※なお、JFA・Jリーグ特別指定選手として申請し認定されましたのでお知らせします。<a href="https://twitter.com/hashtag/vvaren?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#vvaren</a> <a href="https://t.co/5DUBYSpRrt">pic.twitter.com/5DUBYSpRrt</a></p>&mdash; V・ファーレン長崎【公式】 (@v_varenstaff) <a href="https://twitter.com/v_varenstaff/status/1793884640975147296?ref_src=twsrc%5Etfw">May 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.24 15:33 Fri

神戸撃破のJ3富山は長野にPK戦まで追い込まれた札幌と、浦和撃破の長崎は新潟とPOで対戦!【YBCルヴァンカップ】

Jリーグは22日、YBCルヴァンカップのプレーオフラウンドの組み合わせを発表した。 22日、ルヴァンカップ3回戦の10試合が全国各地で開催された。 J1から14チーム、J2から3チーム、J3から3チームが勝ち上がっていた3回戦。J3を戦うカターレ富山はPK戦までもつれ込み、昨シーズンのJ1王者であるヴィッセル神戸を撃破しジャイアントキリング達成。また、J2で昇格争い中のV・ファーレン長崎は、数的不利な状況から浦和レッズを下してこちらもジャイアント位リングを達成した。 J3のAC長野パルセイロは、J1の北海道コンサドーレ札幌を追い込むも、土壇場で追いつかれてしまうと、PK戦までもつれて敗戦となり、金星を挙げられなかった。 J1勢が8チーム、J2、J3から1チームずつが勝ち上がってのプレーオフラウンド。神戸を下した富山は、長野に追い込まれた札幌と対戦。浦和を下した長崎は、ブラウブリッツ秋田に勝利したアルビレックス新潟と対戦が決定した。 プレーオフラウンドは6月5日(水)と6月9日(日)に開催。ホーム&アウェイで決着をつける。 ◆YBCルヴァンカップ プレーオフラウンド 【第1戦】 ▽6/5(水) 《19:00》 FC東京 vs サンフレッチェ広島 [味の素スタジアム] アルビレックス新潟 vs V・ファーレン長崎 [デンカビッグスワンスタジアム] セレッソ大阪 vs FC町田ゼルビア [ヨドコウ桜スタジアム] 柏レイソル vs 名古屋グランパス [三協フロンテア柏スタジアム] 《19:30》 北海道コンサドーレ札幌 vs カターレ富山 [札幌ドーム] 【第2戦】 ▽6/9(日) 《14:00》 カターレ富山 vs 北海道コンサドーレ札幌 [富山県総合運動公園陸上競技場] FC町田ゼルビア vs セレッソ大阪 [町田GIONスタジアム] 《16:00》 名古屋グランパス vs 柏レイソル [豊田スタジアム] 《18:00》 V・ファーレン長崎 vs アルビレックス新潟 [トランスコスモススタジアム長崎] 《18:30》 サンフレッチェ広島 vs FC東京 [エディオンピースウイング広島] 2024.05.22 23:25 Wed

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「おまいう」って言われてる町田ってダーティ!!……なの?!の巻/倉井史也のJリーグ

12日の天皇杯で町田は4人の長期離脱に!! でも「いつも町田がやってることやられただけじゃん」みたいな中傷浴びてて草!! ってそんなに町田って黒いの? 黒田監督だから黒いの? やばい、書いててすごいレベルの低いギャグになった感じだけど、ちょっとこれはちゃんと検証してみなきゃってことになりました。町田の闇を暴くぞ!! ってことで、まずはこんな数字(2024年6月14日時点)が。 【反則数】 1位:新潟/ 180 2位:浦和/ 183 3位:C大阪/ 186 4位:神戸/ 199 4位:柏/ 199 6位:鳥栖/ 206 7位:鹿島/ 217 8位:横浜FM/222 9位:東京V/ 226 10位:川崎/ 238 11位:FC東京/240 12位:札幌/ 249 13位:広島/ 251 14位:名古屋/ 251 15位:京都/ 254 16位:G大阪/ 259 17位:磐田/ 260 18位:福岡/ 277 19位:町田/ 283 20位:湘南/ 295 おお!! やっぱり町田の反則数が多い!! 19位じゃないですか。あれ? でも最下位の湘南にダーティーなイメージないんですけど。よく考えたらこの反則って、オフサイドとかも全部入ってるんですよね。じゃあ、警告数で並べ直すぞ!! 【警告数】 1位:C大阪/ 13 2位:G大阪/ 15 2位:広島/ 15 4位:神戸/ 16 5位:浦和/ 18 6位:新潟/ 20 7位:鹿島/ 22 7位:磐田/ 22 9位:鳥栖/ 25 10位:東京V/ 26 11位:京都/ 27 11位:湘南/ 27 13位:名古屋/ 28 14位:川崎/ 30 14位:FC東京/30 16位:町田/ 31 17位:札幌/ 32 17位:柏/ 32 17位:横浜FM/32 20位:福岡/ 37 ふむふむ、町田は16位ってことで、まぁまだ下ですな。でもちょっと待って。町田よりも消化試合が2試合少ない横浜FMが町田よりもイエローが多くて17位タイってことは、もしかしたら横浜FMってダーティ?んなわきゃないでしょ。だいたい反則の質ってもんがあるんですよ。反則が多くても相手についていけてないだけで(笑)汚いプレーが少ないってチームもあるんだから。じゃあ、「イエローカード/反則数」で並び替えてみるよ。 【イエローカード/反則数】 1位:G大阪/ 5.79% 2位:広島/ 5.98% 3位:C大阪/ 6.99% 4位:神戸/ 8.04% 5位:磐田/ 8.46% 6位:湘南/ 9.15% 7位:浦和/ 9.84% 8位:鹿島/ 10.14% 9位:京都/ 10.63% 10位:町田/ 10.95% 11位:新潟/ 11.11% 12位:名古屋/ 11.16% 13位:東京V/ 11.50% 14位:鳥栖/ 12.14% 15位:FC東京/12.50% 16位:川崎/ 12.61% 17位:札幌/ 12.85% 18位:福岡/ 13.36% 19位:横浜FM/14.41% 20位:柏/ 16.08% いや、ちょっと待って。町田が10位になっちゃったじゃないですか。ってことは、横浜FMとか柏とか、「ファウルに行ったらイエロー覚悟!!」ってこと? 16位の川崎とかも町田よりイエロー率多い、危ないチームってことになっちゃうし。こ、これはレッドカードの数で勝負だ!! 【退場数】 1位:鹿島/ 0 1位:浦和/ 0 1位:柏/ 0 1位:広島/ 0 5位:東京V/ 1 5位:横浜FM/1 5位:新潟/ 1 5位:磐田/ 1 5位:G大阪/ 1 5位:C大阪/ 1 5位:神戸/ 1 5位:福岡/ 1 13位:札幌/ 2 13位:町田/ 2 13位:川崎/ 2 13位:京都/ 2 13位:名古屋/ 2 13位:鳥栖/ 2 19位:湘南/ 3 20位:FC東京/4 ってことは、FC東京って極悪チームってこと? これも全然違うっしょ!! ……町田のダーティな数字を探そうと思ったけど、なんかやればやるほど他のチームのこと悪く言わなきゃいけなくなってくるので、やっぱその方向で考えるの、止めときます!! というか、どの数字でも上位にいるチームってなかなかすごくないですか? 鹿島とか浦和とかC大阪とか神戸とか。しまった、そっちを讃えたほうが健全だったなぁ。そういうチームのサポーターの人、ぜひ自分のチームの良さを声高に叫んでくださいね!! <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> <span class="paragraph-title">【動画】町田vs筑波大学 天皇杯ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Boy85yMpD04";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 11:30 Sat

「ここで勝ち点3を取ることでもっと上の景色が見れる」…東京Vの見木友哉、前回対戦で2点決めた広島との再戦に臨む

東京ヴェルディのMF見木友哉が、前回対戦で2ゴールを奪いながらも敗れたサンフレッチェ広島との再戦に臨む。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 そして、トップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位の広島相手に今季初のリーグ3連勝を狙う。 5月22日に味の素スタジアムで行われたJリーグYBCルヴァンカップの前回対戦ではチームが2-3の敗戦を喫したものの、後半からの出場で2ゴールを挙げる活躍を見せた見木。 その広島に対しては前半からプレーした選手や、スタンドから見守った多くの選手がプレー強度の高さ、クオリティの高さを口にしていた。しかし、見木自身は前半の入りの強度の高さは認めながらも、個人としてそこまで悪いイメージはないようだ。 「スカウティングでは前半の立ち上がりだったりの強度は高いというふうに言われています。ただルヴァンの時に自分は後半から出たので、その時はそこまでプレッシャーを感じなかったです。もちろん前半のピッチにいた選手にしかわからないところもあるとは思いますし、その前半の立ち上がりが特に強度が高いというのはその通りだと思うので、そうなった時に外していくプレーも必要だと思いますし、1個外せば、相手も結構人に来るので、チャンスになると思います」 「もちろん、ロングボールでリスク回避だったり、相手陣地で進めるということも必要だと思います。ただ、そこで全部ロングボールというのはきついところもあると思うので、両方いい感じで使い分けられればいいのかなと思います」 [3-4-2-1]へのシステム変更を機に公式戦3戦無敗を継続する東京V。初戦の神戸戦を除き、札幌戦、長野戦はミラーゲームを制して5ゴールを挙げているが、個々のタレントの質、システムの練度という部分でも格上と言える相手との対戦は、チームにとって試金石の一戦となる。 見木は「ヴィッセル以外は相手が5枚のチームばかりでミラーになる中、そこをどうズラしていくかというのは大事になってくると思うので、そこはシャドーだったり、ウイングバックであったり、ボランチだったりが、うまくポジショニングを変えていくことだったり、流動性を出すことだったり、ちょっとズラしていくことが必要になってくる」と、この一戦のポイントに言及。 その上で「それを広島相手にどれだけできるかというのは、チームにとっても本当に大事で、勝てば広島より上に行けるという意味でも大事だと思うので、ここで勝ち点3を取ることでもっと上の景色が見れるのかなと思います」と、難敵を撃破しての上位浮上への思いを語った。 2024.06.14 20:15 Fri

今季初リーグ3連勝狙う東京Vの齋藤功佑…難敵・広島戦へ「いかに組織として連動しながらプレーできるか」

東京ヴェルディのMF齋藤功佑が、今シーズン初のリーグ3連勝を狙うサンフレッチェ広島戦への意気込みを語った。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 [3-4-2-1]へのシステム変更を機にトップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位に位置する広島と対戦する。 今シーズンここまでは試合途中に流れを変える“ゲームチェンジャー”の役割を担いつつ、前節の札幌戦ではボランチの一角でスタメン出場し、今季最多5ゴールを挙げての勝利に貢献した中盤のオーガナイザー。 開幕前からのファンダメンタルの積み上げに加え、布陣変更という新たなチャレンジによる変化を経験しながらの現状について齋藤は「リーグ戦2連勝してる中での天皇杯での勝利。3バックに変えてからずっと勝っているという意味で自信はついてると思いますし、しっかりと勝ちながら課題と向き合えているという意味では、すごくいい状態にある」と、ポジティブに捉える。 [4-4-2]では両サイドハーフでのプレーが多かったが、この新布陣で2ボランチの一角が主戦場となっている背番号8は、「毎試合、選手同士でコミュニケーションを取りながら課題と向き合っているので、そのシステムのメリットとデメリット、優位性の使い方だったりというのを、お互い話しながら高められている」とトライ&エラーを繰り返しながらチームとしてフィットし始めていると感じている。 個人の部分では「ビルドアップの起点」、「守備時の強度の出しどころ」を意識したプレーがより増えているという。 「攻撃の時はビルドアップを助ける役割が大きくなるので、そこでうまく前進できるように、やっていきたいと思っています。守備のところでは、ポジションを守るというよりかは、ポジションから積極的に動いて、相手の最終ラインにプレッシャーをかける時もあれば、相手が最終ラインを抜けた時についていったりとか、結構縦横無尽に動くことになるので、強度の出しどころという部分で整理はちょっとずつできてきているので、その出す時に出せるかというのが大事かなと思います」 5月22日に行われ、2-3のスコアで敗れたJリーグYBCルヴァンカップでの前回対戦でフル出場し、ほぼベストメンバーの広島を体感している齋藤は、約1カ月ぶりのリベンジマッチに向けて改めて相手の印象に言及。最大のストロングであるプレー強度の高さに加え、「全員の能力が高い」と評価する相手に対して、一対一の勝負、攻守両面での組織的なプレーと、チームとしての総合力が試される一戦になるとみている。 「強度が高い中でも、それぞれがしっかりしとした技術と判断ができる選手が多い。あとは守備のところでは、後ろの3枚が個で守れたりするので、強度の部分がストロングなので、そこで負けないようにすることが大事」 「全員やっぱり能力が高い。ただ、攻撃では個で何とかするという選手は、そこまで感じなかったです。それぞれが巧いし、その場の判断だったり、駆け引きとかが巧かったりするので、誰というよりかは組織として攻撃してくる中で、ウチも組織として守れるかが大事になる」 「守備の時はマンツーマンぽくなりますし、攻撃の時もマンツーマンぽくなるので、いかに組織として連動しながらプレーできるかが大事かなというふうに思います」 さらに、その前回対戦では前半の15分経たずにFW大橋祐紀に2ゴールを決められるなど圧倒された前半の入りが敗因となっただけに、「ゲームの入り方は非常に重要になる。相手陣地でプレーできるかというのが、すごく大事だと思います」と、普段の試合以上に立ち上がりの攻防を重要視。 また、相手の堅守攻略に向けては、「(木村)勇大に選択肢を与えることが、よりチームとして攻撃しやすくなる方法。そこは周りの選手がどんなサポートをするかというのが大事になる」と、得点ランキング4位タイの8ゴールを挙げるFW木村勇大の活かし方がポイントのひとつになると語った。 2024.06.14 20:00 Fri

Eピースでの古巣戦に臨む東京Vの城福監督「臆せずチャレンジングな試合をしたい」…「特別」と語る広島への思いにも触れる

東京ヴェルディの城福浩監督が、2021年以来となる広島の地での古巣対戦への思いを語った。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 [3-4-2-1]へのシステム変更を機にトップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位のサンフレッチェ広島と対戦する。 13日、クラブハウスで行われた会見で城福監督は、前日に行われた天皇杯で得た手応えと課題に言及。 ややバタついた前半の入りに関しては「ちょっと足元、足元でプレーしている選手が多く、相手の嫌なところを突いてゲームに入っていくということができなかった」と課題を口にしたが、後半については「入りもよかったですし、クローズのところは本当に後から入った選手も最初から出た選手も、隙を見せないという姿勢を見せてくれた。何よりも山田剛綺の動きがシャドーで入った時のあのハードワークの姿勢というのは、みんなに伝わった。非常に集中力の高いクローズができたと思います」とコメント。 「矢印を自分たちに向けて成長していくプロセスの1試合」で、下位カテゴリー相手にしっかりとした心構えで臨んだ選手たちの姿勢。試合終盤に決死の3度追いを見せたストライカーを名指しで称賛するなど、札幌戦で出た課題を克服したチームのパフォーマンスに満足感を示した。 直近の公式戦2試合でいずれも5ゴールを挙げた攻撃面では、システム変更や相手の戦い方の影響もあったものの、より背後や縦パスの意識が高まった印象だ。城福監督は中盤から短い縦パス3本を繋いで奪った長野戦の先制点を例に挙げつつ、「相手の嫌がること」、「バランス」をキーワードに、「よりムラのない試合運び」をチームに求める。 「これは我々が志向するサッカーでいうと、いわゆるへそと言われている部分をうまくアンカーに入った選手が、ボールを触りながら機能させながら、相手を中に締めさせておいて外を使う。相手が広がったら中を使う、前から来れば裏を使うというところのバランスが大事なんですけれども、天皇杯の昨日の試合で言えば、最初の15分ぐらいは本当に中ばっかりだった。みんながいいことしようとしたというか、相手が嫌なことをしているかというと、本当にいいバランスで入れたかというと、そこはまだちょっとムラがあるいうところは否めないかなと思います」 「ただ、あの1点目というのは最後染野のスルーパスに山田剛綺が反応しましたが、時間で言えばその15秒、20秒ぐらい前というのは相手を広げて最終ラインに戻して最終ラインで回してるうちに、染野ともう一人が裏を取りに行っている。そのボールを相手がギリギリでクリアしたセカンドを拾って、そこからまたスタートしてあのスルーパスでした」 「そこの映像は僕らもハーフタイムに見せました。『間違えるな』と、綺麗なサッカーをやろうとしてやれるほど簡単ではないし、我々が目指すのは相手の嫌がるところ、ゴールに近いところをまず見て、そこからへそを使ったりワイドを使ったり、バランスを取っていくのであって、自分たちにとって何か心地いいというか、気持ちいいコンビネーションのところから入ったら、本当にカウンターも食らいますし、相手も組みやすくなるので、特に裏を取る選手が得意な選手が多いので、ここのバランスを取りながら、しっかりと繋いでいくというところは、昨日の試合だけではなくJリーグ含めてみんながいいバランスで状況を見ながら、いいバランスが取れるような、もっとムラのないような試合運びというのはやっていきたいです」 また、ここにきて徐々に離脱者が増え始める中、長野戦で戦列復帰を果たしたDF谷口栄斗に関しては「彼が離脱している間にチームの立ち位置というか、システムを変えてやっていた中、公式戦でレギュラー陣のセンターバックと一緒にやれたということは、すごく意義がある」、「身体的には全く問題ないと思います。あの時間であれば、我々は離脱した理由である箇所のところのリバウンドが一番心配だったので、そこさえ問題なければ、昨日ぐらいの時間であれば、中2日は全く問題ないと思っています」と、中2日でのリーグ戦での起用を示唆した。 5月22日に行われたJリーグYBCルヴァンカップではほぼベストメンバーを起用した広島に対して、控え中心の布陣で臨んだ結果、2-3の敗戦で古巣初対戦を終えた城福監督は、その敗戦から約1カ月の期間を経てリベンジマッチに臨む。 その前回対戦を経て改めて対戦相手の印象について問われた指揮官は、「ルヴァンで対戦してみても、強度という意味で、やっぱりトップレベルだなと。今まで対戦した中で言えば、それこそ町田と同じぐらいのレベルがあり、広島が今のJリーグを牽引するチームであることは間違いない」、「ボールを奪ってからのスピード感であったり、湧き出てくる人数であったり、局面の強さであったり、カウンターの精度というのは、本当にこういうチームが優勝候補と言われるチームなんだろうなと。観察していても対戦してみても改めて思います」と、称賛の言葉を並べた。 さらに「Jリーグでトップレベル、優勝を争うようなチームというのがどのレベルなのかというのは、ここまで経験してきているので、そこに打ち勝つためのポジションの準備だったり、バトルの準備だったり、セカンドの準備だったり、あるいは予測だったり、カバーの意識だったりというところを、もうワンランク上げないと、勝ち点を持ち帰ってくるというのは難しいと思っています」と、前回対戦を踏まえた上でのチームの改善点を指摘。 ただ、野心的な指揮官は「こういうチームに対して、互角以上の戦いをすること。勝ち点3を取ることというのが、おそらく我々のチームを新しいステージに導いていくことになるんだろうなと思っているので、我々が志向するサッカーで、アウェイではありますけど、勝ち点3を取りにいくという姿勢を見せることが、このチームの今の現在地というのを測れるいい機会だと思うので、臆せずチャレンジングな試合をしたい」と、J1残留以上のサプライズを目指す中で強豪撃破へ意気込む。 広島の元指揮官で、日本代表を率いる森保一監督が先日のシリア代表戦で広島念願のサッカー専用スタジアム“Eピース”への思いを語ったことが記憶に新しいが、同じく2018年から2021年途中まで4年に渡ってクラブを率いた城福監督にとっても、新スタジアムで戦う一戦は特別な思いをもっての試合になる。 新スタジアムで戦う広島の地での古巣対戦について63歳の指揮官は「僕は4年いましたけど、自分が就任した時には、スタジアムができるかどうかわからなかったです。非常に難しい時期でした。その機運は高まってましたけれども、『作りたい』、『でも実現するのか』というところと、場所はいくつかの候補があって、そこが絞り込まれていくプロセスにあったというふうに思います。本当に先人の方の思い、苦労や成果があって、スタジアムが中央公園という本当に町の中心部のところにできるということが決まったのが、ちょうどコロナ禍だったんですけど、それはクラブにとって、あるいは広島にとってものすごく大きなことでした。僕はその時インサイドにいましたけど、みんながそこの近い将来に向けての期待感のある中で、自分は目の前の現実と戦っていた。そんな思い出もあります」と、感慨深げに当時を回想。 また、この一戦の目標として「いい試合をして勝ち点を持ち帰ること」と共に、試合後に改めて古巣のファン・サポーターに挨拶をしたいと、自身にとって「特別」なクラブへの思いを語った。 「4年間いたので、やはり広島への思いは特別ですし、選手とスタッフ、ファン・サポーターに4年間いて、ちゃんとした挨拶ができずに、東京に戻ってきたので、この前のルヴァンの時に何人かの選手とは会えて、あれ以来ぶりに話ができたことはよかったですけど、何よりもファン・サポーターに挨拶できていないというのが、自分はすごく心残りなので、自分のやれることはあのスタジアムでいい試合をすること。それとその後でしっかりファン・サポーターに挨拶をすること。これは自分の中で強い思いがあります。ただ、それは自分の思いなので、とにかくチームが最大値を出して、選手を躍動させて悔いのない戦いをする。これに集中したいなと思います」 2024.06.14 19:30 Fri

日本のS級ライセンスで欧州の監督ができるかも/六川亨の日本サッカー見聞録

日本時間の12日朝9時から、U-23日本対U-23アメリカの親善試合をテレビで観戦した。日本は藤尾翔太のPKと細谷真大の追加点で2-0の勝利を収めたが、意外だったのは、あまりに低調なアメリカの試合ぶりだった。 プレスはその場しのぎで連動性はなく、間延びした陣形に、日本は左MFの斉藤光毅が得意のドリブルで対戦相手を翻弄した。アメリカはOA枠の選手も加わっていたものの、意図的に手の内を見せないよう“手抜き“をしているのではないかと疑ったほど酷い試合内容だった。 それでも2度ほどカウンターからチャンスをつかみかけた。相手はかなりの俊足だったのか、それとも日本のCB西尾隆矢と高井幸大はあまり足が速くないのか。本大会に向けて後者でないことを祈るばかりだ。 そしてこのピンチを救ったのがGK小久保怜央ブライアンだった。迷うことなく果敢にペナルティーエリアを飛び出すと、最初は左足で相手のドリブルをストップ、次は相手より先にボールに到達してクリアした。ミャンマー戦とシリア戦に招集されたGK3人は現状横並びの状態だろうが、U-23日本代表は小久保怜央ブライアンが正GKにふさわしい活躍をU-23アジアカップから見せていると言っても過言ではないだろう。 さて13日はJFAの技術委員会が開催され、終了後に影山雅永技術委員長がメディアブリーフィングを実施した。そこで影山技術委員長は、「早ければ来年にも」日本のS級ライセンスでヨーロッパ5大リーグの監督が務められるようになる「可能性がある」と明かした。 これまでヨーロッパの5大リーグで監督を務めた日本人は、84-85シーズンに当時西ドイツのブンデスリーガ1部、アルメニア・ビーレフェルトを率いた鈴木良平氏しかいなかった。鈴木氏は73年に東海大学を卒業後、元三菱と日本代表監督の二宮寛氏の勧めもありボルシア・メンヘングラッドバッハにコーチとして留学。現地ではヘネス・バイスバイラー監督(後にバルセロナや1FCケルンの監督を歴任)の薫陶を受け、ドイツのS級ライセンスを日本人として初めて取得。一度は帰国したものの、ビーレフェルトからの要請があり、ブンデスリーガの監督となった。 しかし近年では多くの日本人選手がヨーロッパに渡り、5大リーグでレギュラーとして活躍している選手も増えてきた。そこで「指導者養成をどうするか」(影山技術委員長)というのが次のテーマになったという。そして「近年はUEFAとAFCの互換性が認められつつある」として、AFCでプロライセンス制度を導入しているのは47協会中16協会しかなく、その16協会すべてをUEFAは認めないだろうが、AFCより先にプロのライセンス制度をスタートさせた日本協会のS級ライセンスはUEFAにも認可される可能性が高いという。 実際、アンジェ・ポステコグルーはオーストラリア人として初めてプレミアリーグの監督になったが、彼の場合はUEFAの面談を受け、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるとしてスパーズの監督に就任することができた。影山技術委員長は「日本でS級を取れば、アジアのどの国でも監督はできる」と現状を解説しつつ、5大リーグのクラブから「オファーがなければ監督にはなれない」と厳しい現実も説明した。 その上で、「風穴を開けるのに、最初に頑張ってくれる人がいたらいいなあ」と正直な感想を漏らしていた。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.14 11:30 Fri

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