ウェストハムにも後任人事の動き…モイーズ監督の去就決定は今季終了後

2024.04.27 12:55 Sat
ウェストハムを率いるモイーズ監督。
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ウェストハムを率いるモイーズ監督。
ウェストハムデイビッド・モイーズ監督(61)は今季終了後に進退が決まるようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

ウェストハムでは2017年11月に一次政権を築き、2019年12月の再任から現在に至るモイーズ監督。マンチェスター・ユナイテッド時代に評判を大きく下げたキャリアだが、ウェストハムでは2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではタイトルに導き、長期政権を築く。
そんなモイーズ監督は今季が契約最終年だが、交渉が進まず。最近ではウェストハムの動きとして、フレン・ロペテギ氏の名も挙がるなか、スポルティングCPのルベン・アモリム監督との会談が報じられる。

渦中のモイーズ監督は5月19日に行われるプレミアリーグ最終節のマンチェスター・シティ戦が終わり次第、首脳陣と話し合う見通しを明かした。

「最も大事なのは私とクラブの間で物事が正しく行われる必要があるということ。それが正しく行われれば、何かしらが起こるはず。だが、それはシーズンが終わってからだろう」
「そのときにまた質問してもらって結構だし、喜んで受ける。だが、軌道修正したわけではない。これまでもシーズン終了後に決めると言っているし、私が知る限り、変わっていないよ」

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ウェストハムがロペテギ新監督招へいを発表…「このクラブに名を刻めるよう努力する」

ウェストハムは23日、フレン・ロペテギ氏(57)の新監督就任を発表した。同氏は7月1日から正式にクラブを率いることになる。 昨シーズンはクラブ史上初のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)制覇を成し遂げたウェストハム。しかし、今シーズンのプレミアリーグでの9位という戦績や、74失点という脆弱な守備といった振るわないチームパフォーマンスを鑑みて、デイビッド・モイーズ監督の今季限りでの退任を決断。 その後任に関しては一時スポルティングCPのルベン・アモリム監督が最有力候補に挙がっていたが、最終的には前ウォルバーハンプトン指揮官となった。 これまでポルトやスペイン代表、レアル・マドリー、セビージャなどの指揮官を歴任したロペテギ氏は、2023年8月まではウルブスを指揮。しかし、今シーズンはフリーの状態が続き、今夏はステファノ・ピオリ監督の後任として、ミランが招へいに動いていたが、ミラニスタの強い反発も影響して交渉は破談に終わっていた。 紆余曲折の末に1年ぶりにプレミアリーグで指揮を執ることになったスペイン人指揮官は、クラブ公式チャンネルを通じて意気込みを語った。 「まず第一に、このビッグクラブの未来の一部になれることをとても嬉しく思っている。我々はこのクラブに名を刻めるよう努力するつもりだ」 「我々は素晴らしいプラットフォームを持っていると感じている。もちろん、ここ数年はこの基盤を築くのに非常に良い時期だったと思う。監督としての私の野心は常により強く、より多く、より大きな目標を達成し、プレーヤー、チームを成長させ、フットボールの本質である競争に勝つことだ。我々は、とりわけこの部分に関して非常に野心的だ」 「私は自分が行きたい場所にいる。ここに今いるのは、ここにいたいと思ったからだ。契約を結んだ日は、我々にとって素晴らしい日となった。なぜなら、我々はここに来ることへの100%の決意を抱いているからだ。他にもチャンスはあったが、ウェストハムが私を選んでくれたのはとても嬉しいし、私もウェストハムを選んだのだから、本当に嬉しいよ」 「我々は大きな衝撃を与えるというアイデアを持ってここに来た。それこそここに来た理由であり、この挑戦に興奮している。もちろん、クラブとチームが最高のレベルを達成し、目標を達成できるよう全力を尽くす。また、彼らが我々のすべての成果のカギとなることをファンに保証する」 なお、ロペテギ新体制の始動は7月上旬のプレシーズントレーニングからとなり、同月下旬にはアメリカのフロリダへプレシーズンツアーに赴き、同地で指揮官の古巣ウルブスやクリスタル・パレスと対戦予定だ。 2024.05.23 19:47 Thu

ウェストハム、3月セレソンデビューの28歳CB獲得に迫る

ウェストハムが、ブラジル代表DFファブリシオ・ブルーノ(28)の獲得へ順調に交渉を進めているようだ。 ファブリシオ・ブルーノはクルゼイロ、シャペコエンセ、レッドブル・ブラガンチーノでプレーした後、2022年初めにフラメンゴへ完全移籍で加入。加入1年目は出場機会に恵まれずにいたが、翌シーズンに主力へ定着した。 そして、数人の負傷者の影響で今年3月のインターナショナルマッチウィークでセレソン初招集となると、イングランド代表とスペイン代表との国際親善試合でいずれもフル出場。192cmの恵まれた体躯を活かした対人の強さに加え、サイズを感じさせないスピードでも欧州クラブのスカウトを驚かせた。 この活躍もあって一気に評価を高めた28歳DFは、今夏のヨーロッパ移籍の可能性が取り沙汰されていた。 そういったなか、ブラジル『グローボ・エスポルチ』はフラメンゴとウェストハムの間で、ファブリシオ・ブルーノを巡る交渉が行われており、1500万ポンド(約29億9000万円)程度の金額で交渉が完了する見通しであると報じた。 選手自身も以前からヨーロッパ挑戦へ前向きな姿勢を示しており、ウエストロンドン行きの可能性は高いようだ。 デイビッド・モイーズ監督の退任によって大幅なスカッド刷新も見込まれるハマーズは、今季リーグ74失点の守備改善が急務となっており、名門フラメンゴのザゲイロの活躍は重要となるはずだ。 2024.05.23 15:40 Thu

「あと1試合勝たなければ」前人未到の4連覇に王手、グアルディオラ監督は最終節まで気を抜かない「まだ終わっていないことは分かっている」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、トッテナム戦の勝利を振り返理、4連覇へ意気込んだ。クラブ公式サイトが伝えた。 14日、プレミアリーグ第34節延期分でシティはアウェイでトッテナムと対戦した。 1試合消化が少ない状況で首位のアーセナルを勝ち点差1で追いかけているシティ。勝利すれば最終節を残して首位に浮上することが可能。自力優勝のチャンスを残したい一戦となった。 プレッシャーもかかるなか、4位フィニッシュを目指すトッテナムとの一戦は前半こそゴールレスだったが、51分にアーリング・ハーランドのゴールで先制すると、後半アディショナルタイムにもハーランドがPKを決めて0-2で勝利。これでアーセナルを追い抜き、首位に浮上し最終節を迎えることとなった。 大事な試合で大きな勝利を収めたシティ。グアルディオラ監督は結果を喜びながらも、まだ何も終わっていないとし、最終節へ意気込みを語った。 「彼らがロッカールームでとても幸せだったことは嬉しいことだが、彼らもまだ終わっていないことは分かっている」 「追加された祝賀会は見られなかった。彼らは厳しいものになることを完全に理解している」 「人々は難しいと理解した上で、日曜日の15時にエティハド・スタジアムにやって来なければならない。彼らは家族と一緒に訪れ、エネルギーを持ち、隅から隅まで、あらゆる距離感でかち、その試合に勝つ資格を手にしなければならない」 「その試合に勝つだけだ。その可能性を生きるチャンスがあるということは、我々にとってとても幸運なことだ」 最終節は難敵ウェストハム。デイビッド・モイーズ監督のラストマッチとなる試合であり、簡単な試合にはならない。 アーセナルとの勝ち点差は「2」。勝利すれば文句なしだが、引き分け以下に終わり、アーセナルが勝利した場合は逆転優勝を強請ることとなる。 一方で、シティも過去に何度も最終節のドラマを生み出してきたチーム。2021-22シーズンも最終節のアストン・ビラ戦で0-2と劣勢に追い込まれ、リバプールに逆転優勝を明け渡しかけたが、70分以降に3ゴールを記録ししっかり勝利していた。 グアルディオラ監督はリカバリーしてからウェストハム戦のことを考えるとコメント。過去、チームが見せた最後の粘りを信じ、しっかりと優勝を掴みたいとした。 「今は集中してリラックスして、1日休んでリカバーりし、2日で準備をする。感情や難しさの点では、アストン・ビラとの時とかなり似ていると思う」 「私は選手がどうプレッシャーに対処するのかを知っている。試合に残らなければならない。それをやらなければならない」 「明日からウェストハムのことを考え始める。もちろん、アーセナルのような優勝候補を相手に、守るチャンスがあると言うのは喜ばしいことだ」 「我々はアストン・ビラ戦で、2-0で負けていた70分以降の試合に何が起きたかを経験している。我々のクラブの最も有名なゴール、セルヒオ・アグエロがQPR戦の93分20秒に決めたものだが、90分を過ぎた時点で、我々は1-2で劣勢だった」 「今度はマイケル・アントニオ、ジェームズ・ウォード=プラウズとの対戦となり、セットプレーを考えて完璧に集中する。タイトルを守るためには、あと1試合勝たなければならない」 「今シーズンはケビン・デ・ブライネが半年離脱、アーリングが離脱という3冠を達成した後に問題を抱えたが、それでも我々はそこにいる。トレーニング、選手たちのメンタリティ、生き方、考え方には何かがある」 <span class="paragraph-title">【動画】明暗分ける大一番!トッテナムvsシティ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_lnrJU187HQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.15 09:27 Wed

ウェストハムがモイーズ監督の今季限りでの退任を発表

ウェストハムは6日、今シーズン限りでデイビッド・モイーズ監督(61)が退任することを発表した。 ウェストハムでは2017年11月に一次政権を築き、2019年12月の再任から現在に至るモイーズ監督。マンチェスター・ユナイテッド時代に評判を大きく下げたキャリアだが、ウェストハムでは2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)でフィオレンティーナを下し、43年ぶりにクラブにタイトルをもたらした。 今シーズン限りでの退任の決まったモイーズ監督は、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「ウェストハムでの4年半は素晴らしいものだった。クラブは、私が2019年に復帰したときよりも強くなっている」 「私がウェストハムに復帰したとき、クラブは降格圏の1つ上に位置していたが、そこから3シーズン連続でヨーロッパに進出することができたのは、素晴らしい結果だ」 「クラブを残留に導いた後、チームをプレミアリーグで6位、7位に導き、昨年6月にヨーロッパ・カンファレンスリーグのタイトルを獲得したときは、クラブにとって43年ぶりとなるビッグタイトルを手にすることができ、とても嬉しかった」 「この4年半を支えてくれた選手たち、そして彼らが成し遂げたすべての成功に感謝したい、私は皆と一緒に仕事をするのが本当に楽しかった」 「私の後任者、会長、選手、スタッフ、ファン、そしてウェストハムのすべての人たちの未来が素晴らしいものになるよう祈っている」 なお、後任についてクラブは“選考を始めている”とのコメントにとどめたが、イギリス『BBC』は昨年8月までウォルバーハンプトンを指揮していたフレン・ロペテギ氏(57)と監督就任で合意に至ったと報じていた。 2024.05.07 07:00 Tue

ロペテギ氏がウェストハムと監督就任で合意報道、モイーズ監督は退任へ

ウェストハムが監督交代に踏み切ることになったようだ。 5日、ウェストハムはプレミアリーグ第36節でチェルシーと対戦。ロンドン・ダービーとなった一戦は、5-0でチェルシーが圧勝を収めた。 リーグ戦4試合勝利から遠ざかっているウェストハムは9位に後退。今シーズン限りで契約が切れるデイビッド・モイーズ監督の去就が、さらに騒がしくなっていた。 そんな中、イギリス『BBC』によれば、監督交代に踏み切るとのこと。噂に浮上していたフレン・ロペテギ氏(57)と監督就任で合意に至ったという。 スペイン代表やレアル・マドリーなどで指揮したロペテギ氏は、2023年8月まではウォルバーハンプトンを指揮。しかし、今シーズンはフリーの状態が続いていた。 そんな中、今夏はステファノ・ピオリ監督の後任として、ミランが招へいに動いていたが、ミランファンがこの噂に大反対。ロペテギ氏もミランの監督就任に難色を示していた。 モイーズ監督はクラブ史上初となる3年連続でのヨーロッパの大会でしき。2022-23シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグでフィオレンティーナを下し、43年ぶりにウェストハムにトロフィーを持ち帰っていた。 一方で、多くのファンはモイーズ監督の戦い方が消極的であるとして批判的な見方をしており、結果も落ち込んだことから交代を決断したようだ。 2024.05.06 22:50 Mon

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【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

ハマーズ在籍9年のオグボンナが退団…ベン・ジョンソンら2選手と延長交渉中

ウェストハムは5日、元イタリア代表DFアンジェロ・オグボンナ(36)の今シーズン限りでの退団を発表した。 2015年7月にユベントスから完全移籍で加入したオグボンナは、在籍9年間で公式戦通算249試合に出場。昨シーズンは公式戦30試合に出場し、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝にも貢献していた。 “アンジェおじさん”の愛称でクラブやファン・サポーターの間で尊敬を集めるディフェンスラインの重鎮だったが、フレン・ロペテギ新体制移行で刷新を図るチームに居場所はなく今季限りでの退団が決定した。 また、クラブ生え抜きのイングランド人GKジョセフ・アナン(23)も同じく契約満了での退団が決定したが、イングランド人DFベン・ジョンソン(24)とU-20イングランド代表FWディヴィン・ムバマ(19)の2選手は契約延長に向けた話し合いを行っている段階にあるという。 2024.06.06 06:00 Thu

ウェストハムがベテランDFクレスウェルと2025年まで契約延長

ウェストハムは5日、元イングランド代表DFアーロン・クレスウェル(34)との契約を2025年6月30日まで延長したことを発表した。 11シーズン目となる契約にサインしたクレスウェルは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「私にとってこのクラブでの10年間は本当に思い出深いもので、この1分1秒を大切に過ごしてきた」 「少なくとももう1シーズンはここでプレーできることになり、嬉しく思っている。僕と家族はここでとても幸せに暮らしている。息子も娘もこの街で生まれ、その息子はウェストハムが大好きなんだ」 「イーストロンドンとリバプールには、ハードワーク、献身、全力を尽くすという環境面で共通点があると思うし、僕はここでのプレーでそれを示すことができたと思う」 「ジャージを着るたびに、クラブを代表することに大きな意味がある。今年はちょっと役割が変わって、あまりプレーしていないけど、毎週プレーすることよりも大きな目標があることを理解しながら、長い間サッカーをやってきた。プレーしていないときも、チームや若手をサポートしながら、うまくやってきたと思うよ」 「もちろん、まだプレーしたいし、チームのためにいい仕事ができる体力と気力があると思っていたから、契約にサインしたんだ。僕はキャリアの中で怪我をすることなく幸運でしたし、ピッチの外では、よく食べてよく眠り、毎日一生懸命トレーニングし、高い水準を維持するなど、常に正しいことをしようと努めてきたんだ」 イングランド代表として3試合の出場歴を持つ左サイドバックのクレスウェルは、2014年7月にイプスウィッチからウェストハムに加入。ウェストハムでは公式戦349試合に出場して11ゴール37アシストを記録。2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝にも貢献した。 2024.06.06 00:30 Thu

パウメイラスが誇るもう1人の逸材はウェストハム移籍か…ギリェルメ巡るクラブ間交渉が最終段階に

パウメイラスが誇るもう1人の逸材はイングランドでの挑戦に近づいているようだ。 ブラジルの名門パウメイラス。そのパウメイラスから今夏のレアル・マドリー入りが内定済みのブラジル代表FWエンドリッキ(17)が新星として注目されるが、同じくU-20ブラジル代表でもプレーするMFルイス・ギリェルメ(18)ももう1人の逸材として将来が期待される。 鋭いカットインが持ち味のウィンガーを巡ってもエンドリッキと同じく欧州の錚々たるクラブの関心が以前から取り沙汰されるが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、ウェストハム入りが迫っているという。 ウェストハムはパウメイラスとの交渉が最終段階にきており、移籍金3000万ユーロ(約51億1000万円)に将来の転売時に売却額の20%譲渡でほぼ合意に。ギリェルメとも給与や契約期間などの個人条件でも合意しているそうだ。 プレミアリーグでいうと、リバプールも目を光らせるとされるギリェルメだが、報道どおり、フレン・ロペテギ新監督が率いるウェストハムが新天地となるのだろうか。 2024.06.01 10:30 Sat

2部降格チーム並みの38試合74失点…ウェストハムがウルブスの主将CB獲得へ80億円を支払いか

ウェストハムがセンターバック獲得へ4000万ポンド(約80億円)を支払うようだ。 今季プレミアリーグ38試合74失点のウェストハム。順位こそ中堅勢力として妥当な9位で、黒星を重ねすぎたわけではないが、アーセナル戦の0-6大惨敗、3度もの5失点敗戦など、ひとたび畳みかけられると耐えられない“脆さ”が際立つシーズンとなった。 来季からは元ウォルバーハンプトン指揮官のフレン・ロペテギ氏が新監督となるなか、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、ウルブスでロペテギ氏に師事したセンターバックの獲得によって守備をテコ入れする意向。ウルブスの主将を担うイングランド人DFマキシミリアン・キルマン(27)だ。 キルマンは21歳当時の2018年夏、アマチュアリーグ(イングランド5部相当)のメイデンヘッド・ユナイテッドから1部プレミアはウルブスへと栄転。加入から3年間は満足に出場機会を得られずも、次第に信頼を掴んで今季からキャプテンに。プレミア全38試合にフルタイム出場した194cmのタフネスセンターバックだ。 ロペテギ氏は自身が積極登用したこの27歳に全幅の信頼。ウェストハム行きは同クラブとウルブス、両クラブの財政状況を鑑み、「キルマン獲得が可能と踏んだから」との見立ても。表題の通り、ウェストハムはウルブス主将の獲得へ約80億円を支払う構えとされる。 ウルブスとしては、昨夏キルマンと2028年までの長期契約を結んだばかりだが、やはりその財務状況から売却に応じなければならない可能性が高いとのこと。一方、ウェストハムはキルマンを高値で買うべく、元フランス代表DFクル・ズマ(29)を構想外として売却へ。ズマは新天地探しを許可されたとみられている。 2024.05.31 19:50 Fri

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プレミアリーグは来季もVARの運用ありに、賛成票が投じられた一方で改善要求も

プレミアリーグは6日、2024-25シーズンからのVARの運用に関しての投票を実施。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は継続されることが決定した。 世界中の多くのリーグで導入され、国際大会でもほとんどの大会で採用されているVARだが、世界最高峰と言われるプレミアリーグが是非を問う投票を行うこととなった。 VARが導入されていながらも、プレミアリーグではヒューマンエラーが大量発生。試合の結果を左右する誤審がテクノロジーではなく、運用面の問題で頻発し、多くのクラブや監督が不満を持っていた。 ウォルバーハンプトンもプレミアリーグに決議案を提出。全20クラブが6日に年次総会で集まり、2024-25シーズンの運用に関しての賛否の投票を行った中、賛成票が投じられ、継続してVARが運用されることが決まった。 ただ、正確なジャッジを可能にするものの、運用には問題があり、PGMOL、プレミアリーグ、クラブのすべてが、システムとその評判を向上させる上で重要な役割を果たしていくこととなる。 その中で、6つのポイントに重点を置くことも約束されたという。 【1】VAR介入の閾値を高く維持し、一貫性を高めて試合の流れを中断しないようにする 【2】主に半自動オフサイド テクノロジー (SAOT) の導入とVAR介入の閾値を高く維持することにより、試合の遅延を減らす 【3】遅延を減らし、VAR後の判定変更後の審判によるスタジアム内アナウンスを減らし、可能であれば、すべてのVAR介入を含む大画面リプレイの提供を強化することにより、ファン体験を向上させる 【4】PGMOLと協力して、正確性を維持しながらプロセスのスピードを重視するなど、一貫性を向上させるためのより堅牢なVARトレーニングの実装に取り​​組む 【5】VARに関する透明性とコミュニケーションの向上 (プレミア リーグ・マッチセンターからのコミュニケーションの拡大や、「Match Officials Mic'd Up」などの放送番組を通じて) 【6】ファンと関係者向けのVARコミュニケーションキャンペーンを実施し、試合におけるVARの役割を参加者とサポーターにさらに明確にすることを目指す なお、SAOTに関しては、2024年秋に導入されることがすでに確認されている。 また、プレミアリーグとPGMOL(プロ審判協会)は、VARのレビュー中にライブ映像と音声の放送を許可するため、競技規則の柔軟性を高めるようにIFAB(国際サッカー評議会)に働きかける予定だという。 2024.06.06 22:37 Thu

【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

【2023-24プレミアリーグ総括】超WSのMVPは前人未踏4連覇貢献の至宝

◆王者が三つ巴のタイトルレース制す 近年は2強の争いが続いたタイトルレースだったが、大混戦となった今シーズンはリバプール(勝ち点82)、アーセナル(勝ち点89)との三つ巴の争いを制したマンチェスター・シティ(勝ち点91)が前人未踏の4連覇を達成した。 今季もチームの骨格を大きく変えることなくDFグヴァルディオル、MFマテウス・ヌネス、FWドクと各ポジションにピンポイント補強を敢行した3連覇中の王者は開幕6連勝と最高のスタート。その後、ウォルバーハンプトン、アーセナル相手の連敗に、11月から12月中旬にかけてはアストン・ビラ相手の屈辱的に敗戦を含め勝ち点取りこぼしが目立って低迷した。それでも、得意の後半戦で一気にギアを上げると、6連勝と9連勝を含む23戦無敗という抜群の安定感によって、この間に取りこぼしたライバルを振り切って4連覇を決めた。 一方、昨季その王者にあと一歩で及ばなかったアーセナルはGKラヤ、DFティンバー、MFライス、MFハヴァーツらを積極補強。序盤戦はロンドン勢とのダービーでのドロー、ニューカッスル戦で初黒星を喫したものの上々のスタート。その後、“魔の12月”に3敗を喫する急失速によって一時優勝争いから一歩後退した。これまでであれば、ここから大きく崩れる可能性もあったが、短いウィンターブレーク期間中のドバイキャンプによってセットプレーを中心にアップデートを図ると、そこから破竹の8連勝。一気にリーグテーブルの頂に到達し、難所エティハドでの王者シティとの首位攻防戦をドローで終えて一気に悲願達成への機運が高まった。しかし、最終的にはホームで喫したアストン・ビラ戦での敗戦が痛恨の結果となり、意地の6連勝で最終節まで優勝の可能性を残したが、20シーズンぶりの悲願達成はならなかった。 その三つ巴の争いから一足早く脱落した3位のリバプールは、2015年途中から約9年続いたクロップ体制が終焉を迎えた。開幕前にMFヘンダーソン、MFファビーニョ、MFミルナー、FWフィルミノら長年チームを支えた主力が旅立ち、代わってMF遠藤航、MFマク・アリスター、MFソボスライと中盤を中心に大幅な刷新に踏み切った。シーズンを通しては王者シティに次ぐ4敗と大きな不調はなかったが、1試合平均1点以上の失点と守備面の問題を抱えた結果、10引き分けと勝ち切れなかった部分がライバルとの勝ち点差に繋がった。すでにアルネ・スロット新監督の就任が発表されている中、来季からのリスタートに期待したい。 第2グループでは大躍進のアストン・ビラがビッグ6崩しに成功し、4位フィニッシュで1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功した。エメリ監督の優れたマネジメントに加え、クラブの積極補強でヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)との二足の草鞋を履いたシーズンで常に安定したパフォーマンスを維持。とりわけ、19ゴール13アシストと圧巻のスタッツを叩き出した主砲ワトキンスがチームをけん引し、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルらを退けた。 5位のトッテナムはポステコグルー新体制で序盤戦の主役を担ったが、度重なる負傷者や後半戦でのパフォーマンス低下によって目標のトップ4フィニッシュは叶わず。GKヴィカーリオ、DFファン・デ・フェン、DFウドジェと守備陣の新戦力の健闘が光ったが、セットプレー守備の拙さや守備のリスクを攻撃で上回ることができず。来季はオーストラリア人指揮官が望むスカッド刷新を経て、シーズン序盤のような躍動感あるスタイルを見せられるか。 トッテナム以上にシーズンを通して負傷者に悩まされた6位チェルシー、7位ニューカッスル、8位マンチェスター・ユナイテッドは厳しいシーズンを過ごした。 ポチェッティーノ監督を迎えた新生ブルーズは、ベーリー体制移行後の継続路線で若手逸材を乱獲。その代わりに経験豊富な多くのベテランや中堅選手を放出した。ただ、新キャプテンのDFリース・ジェームズら既存の主力に加え、新加入のFWエンクンクやMFラヴィアら複数の選手が長期離脱を強いられ、戦術の浸透が遅々として進まず。後半戦はMFパーマーの獅子奮迅の活躍やMFギャラガー、MFカイセド、DFグストら個人の奮闘によって6位フィニッシュでのECL出場権を確保。ただ、アルゼンチン人指揮官の退団によってレスターシティを1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督の下、再びまっさらな状態で来季に臨む。 7位のニューカッスルは、久々のチャンピオンズリーグ(CL)との二足の草鞋と多くの負傷者の影響で序盤に3連敗、年末年始の4連敗など浮き沈みが激しい1年に。カップ戦敗退の終盤戦で盛り返して7位フィニッシュも、ユナイテッドのFAカップ優勝に伴い欧州出場権を逃した。それでも、MFマイリーやMFアンダーソンら若手の台頭もあり、国内一本での戦いに集中できる新シーズンへの期待は大きい。 FAカップ優勝でのヨーロッパリーグ(EL)出場権確保で帳尻を合わせたユナイテッドだが、プレミアリーグではクラブワーストの8位フィニッシュ。前述のクラブ同様に異常な負傷者の多さに加え、テン・ハグ監督のマネジメントや一部選手のプロフェッショナリズムの欠如、クラブの経営権移譲の遅れなど様々な問題を抱えた末の最終結果だ。ラトクリフ卿主導で監督交代の可能性を含めた大刷新が予想される来季に巻き返しを期す。 中位やボトムハーフではMF三笘薫を擁する11位のブライトンや16位のブレントフォードらの苦戦が目立った一方、新体制で12位のボーンマスや監督交代で一気に流れを変えた10位のクリスタル・パレス辺りがポジティブなシーズンを過ごした。 PSR違反による勝ち点剥奪などでより複雑化した残留争いでは、DF橋岡大樹が今冬加入のルートン・タウンを含め、バーンリー、シェフィールド・ユナイテッドと昇格組3チームが1年での降格となった。 なお、来季に向けてはレスター、イプスウィッチ・タウン、サウサンプトンの3チームがプレミアリーグ復帰と昇格を決めている。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティズンズの至宝が完全覚醒。ファーストチームデビュー以降、稀代の名将の薫陶を受け続けてきた生え抜きMFは、左右のウイング、インサイドハーフ、時にセンターフォワードと様々なポジションを経験。着実にプレーの幅を広げ、同じく取り組んできたフィジカル面の向上によってコンプリートプレーヤーへの進化を遂げた。キャリアハイの19ゴールに8アシストと目に見える貢献だけでなく、デ・ブライネ不在時は崩しの担い手、ゲームメーカーとしても存在感を発揮した。さらに、個人として課題に挙げる守備の貢献に関してもベルナルド・シウバら良き手本を見習って大きな改善を示した。 ★最優秀監督 ◆ウナイ・エメリ(アストン・ビラ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 41年ぶりの大舞台に導く。前人未踏の4連覇に導いたグアルディオラ監督の手腕も素晴らしかったが、やはり就任2年目でバーミンガムのクラブに1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしたスペイン人指揮官を最優秀監督に推したい。EL通算4度の優勝とカップ戦マスターとして知られる指揮官は長丁場のリーグ戦ではなかなか結果を残せずにいたが、昨季途中就任のアストン・ビラでは多士済々のタレントをうまく使い分けながら安定したパフォーマンスを維持。今季はクラブにとって久々のUEFAコンペティションとの掛け持ちで、ニューカッスルのように崩れる可能性もあったが、積極補強で後押ししたフロント陣との好連携もあって大崩れせず。ハイライン・ハイインテンシティのアグレッシブなスタイルと、上位対決では後ろ重心の割り切った戦い方を効果的に使い分けながら、大エースのワトキンスらの活躍もあってビッグ6相手に堂々と渡り合って見せた。 【期待以上】 ★チーム ◆クリスタル・パレス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グラスナー新体制移行で躍進。名伯楽ホジソン体制では6勝6分け12敗の15位と残留争いに巻き込まれたが、前フランクフルト指揮官のグラスナー新監督就任後は7勝3分け3敗と完全に立ち直って最終的に10位フィニッシュを決めた。[3-4-2-1]へのシステム変更や新たな戦術を浸透する移行期間ではトッテナム、マンチェスター・シティ相手に敗れるなど5戦未勝利の厳しい時期も経験したが、要塞アンフィールドを攻略したリバプール戦の勝利後はフルアム戦のドローを挟んだ2度の3連勝を含む7戦無敗でシーズンを終えた。この間にマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、ニューカッスルらに完勝しており、内容面を見てもその戦いぶりは称賛に値するものだった。MFエゼ、MFオリーズの両エースに加え、FWマテタの覚醒に、今冬加入で一気にイングランド代表に上り詰めたMFウォートンら個々の活躍も光った。 ★選手 ◆MF遠藤航(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 日本代表の主将がサプライズ起こす。若手ではMFパーマー、MFメイヌー、ウォートン、DFファン・デ・フェンらが大きなサプライズを起こしたが、30歳のオールドルーキーの活躍も多くのイングランドファンに驚きを与えた。日本代表やブンデスリーガを知る者以外ではほぼ無名と言っていい遠藤の獲得に対しては、“パニックバイ”と揶揄する声も多くリバプールファンを含めて加入時の評価は著しく低かった。また、加入直後はプレシーズンキャンプ不参加に初のビッグクラブ、初のリーグへの順応に戸惑ったが、ELやカップ戦での慣らしによって中盤戦から定期的にプレー機会を得ると、後半戦はブンデスリーガ時代のデュエルキングの異名通りの躍動をみせ、世界屈指の名門の中盤の底に君臨した。勤続疲労によってシーズン最終盤はパフォーマンスを落としたが、この男の存在がなければリバプールはもう少し早い段階でタイトルレースから後退していたはずだ。 【期待外れ】 ★チーム ◆マンチェスター・ユナイテッド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> クラブワーストの8位フィニッシュ。開幕前の段階からある程度苦しい戦いが予想されたシーズンではあったが、その予想を上回る散々なシーズンとなった。クラブの買収交渉の停滞もあった中、昨夏はFWホイルンド、MFマウント、GKオナナ、MFアムラバトとセンターラインを補強。ただ、プレシーズン、シーズン序盤から度重なる負傷者に悩まされた上、柔軟性を欠くテン・ハグ監督と一部選手の衝突などピッチ内外でのネガティブな話題に振り回され、シーズンを通して不安定なパフォーマンスに終始。とりわけ、負傷者が続出した守備の問題は根深く、中盤以降にフィットしたGKオナナの奮闘によって大崩れはしなかったが、被シュートは下位クラブ並み。また、若手のパフォーマンスに波があった攻撃も上位クラブとは20点以上離された。FAカップ優勝で体裁を保ち、メイヌーやFWガルナチョら若手の台頭と来季に繋がる部分は間違いなくあったが、指揮官の去就を含め新たな首脳陣の下で臨む今夏の移籍市場の振る舞い次第では再び厳しいシーズンを過ごす可能性もある。 ★選手 ◆MFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マウントやMFラヴィア、FWファティらケガの影響で期待を裏切った選手には情状酌量の余地はあるが、賭博違反による長期出場停止処分を科されたニューカッスルの目玉補強の選手には厳しい評価を下さざるを得ない。昨夏、推定7000万ユーロの巨額な移籍金でミランから加入したイタリア代表MFはアストン・ビラとの開幕戦でいきなりゴールを挙げる華々しいプレミアデビューを飾った。以降は10月半ばのクリスタル・パレス戦までほぼフル稼働し、上々のパフォーマンスを見せた。しかし、アッズーリの同僚ファジョーリを発端とした母国での違法賭博問題関与が発覚。母国で10カ月の出場停止処分、イングランドで2カ月の出場停止処分を科されて、早々にシーズン終了となった。そして、シーズンを通して深刻な負傷者に悩まされたニューカッスルは終盤戦の粘りで7位まで順位を上げたが、最終的に来季欧州出場権獲得はならず。トナーリにはギャンブル依存症克服と共に、フットボールに対して真摯に取り組み、来季こそはピッチ上でクラブ、ファン・サポーターのために献身したい。 2024.06.06 19:00 Thu

アトレティコやPSGが獲得狙うフリアン・アルバレス、シティは退団阻止の構え

マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(24)には、多くのクラブが関心を示しているようだ。 2022年夏に、リーベル・プレートからシティ入りを果たしたアルバレス。初年度からジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を得て出場機会を得ると、チームの3冠獲得に貢献した。 今シーズンも、公式戦54試合19ゴール13アシストを記録。前人未到のプレミアリーグ4連覇に尽力した一方で、アーリング・ハーランドの存在もあって常にスタメンの座を得られるわけではなく、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の2試合はいずれもベンチスタートとなった。 そんなアルバレスに対しては、今夏の移籍市場で多くのクラブが関心を示している模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、かねてより報じられているアトレティコ・マドリーだけでなく、パリ・サンジェルマン(PSG)やプレミアリーグのクラブも獲得を狙っているようだ。 PSGはキリアン・ムバッペが契約満了により退団。今夏は新たな攻撃陣の補強を模索しており、トップクラブで安定したパフォーマンスを見せるアルバレスは魅力的な存在と考えているようだ。 ただし、アルバレスとの契約を2028年6月まで残すシティに、売却の意思はなし。選手の代理人とは話し合いを続けていく意向であり、いずれのクラブも獲得は至難の業になると見られる。 2024.06.06 18:20 Thu

ストライカー探すチェルシー、キャルバート=ルーウィンも選択肢に…今季は1年通してプレー

チェルシーはエバートンのイングランド代表FWドミニク・キャルバート=ルーウィン(27)にも注目しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 今夏はセネガル代表FWニコラス・ジャクソンと争えるストライカーを探すチェルシー。筆頭にはRBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ(21)が挙がっているが、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドも狙う人気銘柄だ。 また、シェシュコの契約には解除条項が存在するが、その額はパフォーマンス次第で5950万ポンド(約118億8000万円)程度に上るとのこと。そのため、チェルシーはエバートンとの契約が残り1年を切るキャルバート=ルーウィンをより安価な選択肢として考えているという。 一時はイングランド代表まで上り詰めながら、ケガに悩むキャリアを送るキャルバート=ルーウィンだが、今シーズンは1年を通してプレー。公式戦32試合で8ゴール3アシストを記録しており、エバートンは契約更新に着手している。 なお、チェルシーはベルギー代表FWロメル・ルカク(31)やアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)を売却しての資金調達を視野に。プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)の違反を避けるべく、イングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)やイングランド人DFトレヴォ・チャロバー(24)の売却も取り沙汰されている。 2024.06.06 18:18 Thu
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