【超WS選定ロシアW杯ワーストイレブン】連覇逃したドイツから最多4選手…ポーランドのエースFWも
2018.07.13 18:01 Fri
▽ロシア・ワールドカップの準決勝が終了し、残すは決勝と3位決定戦の2試合のみに。超WS編集部が今大会を通じて期待を大きく裏切ったワーストイレブンを紹介する。
◆寸評
GKダビド・デ・ヘア(スペイン)
▽ユナイテッドとは別人の低調な出来に。ユナイテッドでは聖ダビドと評される圧巻のパフォーマンスを披露するデ・ヘアだが、ラ・ロハでは大会直前からミスが目立つと、ポルトガル戦では失点に絡む痛恨のミスを犯した。その後も細かいミスが目立つ一方、ユナイテッドで見せるような神通力は一度も発揮できず、多くの批判に晒される中で大会を終えることに。アルゼンチンGKカバジェロも酷かったが、期待値を考えればワーストはスペインの守護神で致し方ない。
DFジェローム・ボアテング(ドイツ)
▽コンディション不良顕著で精彩欠く。バイエルンでのシーズン終盤に痛めた筋肉系のケガの影響か、メキシコ戦、スウェーデン戦共に無理が利かない様子が散見。加えて、前線や中盤の守備のリスク管理の甘さから難しいカウンターへの対応を強いられ、スウェーデン戦では退場する散々な内容だった。
DFチャン・ヒョンス(韓国)
▽最終節で意地を見せたが低調なパフォーマンスで批判の的に。センターバックでプレーした初戦と第2戦では不用意なハンドによるPK献上など、著しく安定感を欠くプレーで戦犯に。中盤でプレーした最終節のドイツ戦ではまずまずのプレーを見せたが、全体的なパフォーマンスを考えれば厳しい評価は避けられないところだ。
DFニコラス・タグリアフィコ(アルゼンチン)
▽サンパオリ監督の抜擢に応えられず。今大会全試合でプレーをしたものの、攻守両面で説得力のあるパフォーマンスを見せることができなかった。なかなか特長が分かり辛かった中、ラウンド16のフランス戦では対面のムバッペに為すすべなく蹂躙された。
▽攻守両面でクオリティを欠く。前回大会の主力として大きな期待を集めたものの、攻守両面で低調なプレーに終始。ボールを持てばミスや意図のないプレーが目立ち、守備では切り替えやリスク管理を怠るプレーで最終ラインに余計な負担をかけるなど、チームの足を大いに引っ張った。
MFハビエル・マスチェラーノ(アルゼンチン)
▽気迫を見せるも身体と技術が付いてこなかった。今大会のためにバルセロナを離れて中国行きを決断したものの、レベルの落ちるリーグでプレーした影響か全盛期からは程遠いプレーに。ナイジェリア戦ではPKこそ与えたものの良いパフォーマンスを見せられたが、それ以外の試合では不用意なパスミスや相手のスピードに振り切られる場面が目立った。
MFメスト・エジル(ドイツ)
▽今大会のワーストプレーヤー。元々のコンディション不良に加え、ギュンドアンと共に起こした政治的な問題の影響で心身ともに戦える状況ではなかった。90分間存在感を示すタイプのプレーヤーではないが、消えている時間の多さに加えて攻撃面でほぼ何の見せ場も作れなかった。
MFピオトル・ジエリンスキ(ポーランド)
▽今大会のブレイク候補も全く輝けず。レヴァンドフスキと共に攻撃面の中心を担うことが期待されたものの、チーム全体の不調に引きずられる形で低調な出来に終始。持ち味のダイナミズムや攻撃センスは全く影を潜めたうえ、守備の局面での淡白さも目立った。
FWニコラ・カリニッチ(クロアチア)
▽今大会大躍進のクロアチアで蚊帳の外に。予選ではマンジュキッチと共に前線の主軸を担うもミランでの不振の影響もあって大会直前に控えに転落。そして、ナイジェリアとの初戦では交代出場を拒否して代表追放に。決勝トーナメントに入って3戦連続延長戦を戦い疲労困憊のチームにあって重要な登録枠を無駄にした罪は重すぎる。
FWロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)
▽大会得点王はおろか1ゴールも奪えず。今大会得点王候補として挙げられたものの、相手の徹底マークに遭い、グループリーグを通じてほぼ何もできなかった。もちろん、チーム全体の機能不全で孤立を強いられた面はあったが、日本DF吉田に「やる気が感じられなかった」と指摘されたように覇気のなさも目に付いた。
FWティモ・ヴェルナー(ドイツ)
▽エースストライカーの役目を果たせず。今大会でエースの役割を期待された若きストライカーだったが、スペースを必要とするプレースタイルの影響もあって徹底的に引いてスペースを消す相手の守備を前に存在感を示せず。左ウイングへのポジション変更で見せ場は作ったものの、相手に脅威を与えるようなプレーはほとんど出せなかった。
◆寸評
GKダビド・デ・ヘア(スペイン)
▽ユナイテッドとは別人の低調な出来に。ユナイテッドでは聖ダビドと評される圧巻のパフォーマンスを披露するデ・ヘアだが、ラ・ロハでは大会直前からミスが目立つと、ポルトガル戦では失点に絡む痛恨のミスを犯した。その後も細かいミスが目立つ一方、ユナイテッドで見せるような神通力は一度も発揮できず、多くの批判に晒される中で大会を終えることに。アルゼンチンGKカバジェロも酷かったが、期待値を考えればワーストはスペインの守護神で致し方ない。
▽コンディション不良顕著で精彩欠く。バイエルンでのシーズン終盤に痛めた筋肉系のケガの影響か、メキシコ戦、スウェーデン戦共に無理が利かない様子が散見。加えて、前線や中盤の守備のリスク管理の甘さから難しいカウンターへの対応を強いられ、スウェーデン戦では退場する散々な内容だった。
DFチャン・ヒョンス(韓国)
▽最終節で意地を見せたが低調なパフォーマンスで批判の的に。センターバックでプレーした初戦と第2戦では不用意なハンドによるPK献上など、著しく安定感を欠くプレーで戦犯に。中盤でプレーした最終節のドイツ戦ではまずまずのプレーを見せたが、全体的なパフォーマンスを考えれば厳しい評価は避けられないところだ。
DFニコラス・タグリアフィコ(アルゼンチン)
▽サンパオリ監督の抜擢に応えられず。今大会全試合でプレーをしたものの、攻守両面で説得力のあるパフォーマンスを見せることができなかった。なかなか特長が分かり辛かった中、ラウンド16のフランス戦では対面のムバッペに為すすべなく蹂躙された。
MFサミ・ケディラ(ドイツ)
▽攻守両面でクオリティを欠く。前回大会の主力として大きな期待を集めたものの、攻守両面で低調なプレーに終始。ボールを持てばミスや意図のないプレーが目立ち、守備では切り替えやリスク管理を怠るプレーで最終ラインに余計な負担をかけるなど、チームの足を大いに引っ張った。
MFハビエル・マスチェラーノ(アルゼンチン)
▽気迫を見せるも身体と技術が付いてこなかった。今大会のためにバルセロナを離れて中国行きを決断したものの、レベルの落ちるリーグでプレーした影響か全盛期からは程遠いプレーに。ナイジェリア戦ではPKこそ与えたものの良いパフォーマンスを見せられたが、それ以外の試合では不用意なパスミスや相手のスピードに振り切られる場面が目立った。
MFメスト・エジル(ドイツ)
▽今大会のワーストプレーヤー。元々のコンディション不良に加え、ギュンドアンと共に起こした政治的な問題の影響で心身ともに戦える状況ではなかった。90分間存在感を示すタイプのプレーヤーではないが、消えている時間の多さに加えて攻撃面でほぼ何の見せ場も作れなかった。
MFピオトル・ジエリンスキ(ポーランド)
▽今大会のブレイク候補も全く輝けず。レヴァンドフスキと共に攻撃面の中心を担うことが期待されたものの、チーム全体の不調に引きずられる形で低調な出来に終始。持ち味のダイナミズムや攻撃センスは全く影を潜めたうえ、守備の局面での淡白さも目立った。
FWニコラ・カリニッチ(クロアチア)
▽今大会大躍進のクロアチアで蚊帳の外に。予選ではマンジュキッチと共に前線の主軸を担うもミランでの不振の影響もあって大会直前に控えに転落。そして、ナイジェリアとの初戦では交代出場を拒否して代表追放に。決勝トーナメントに入って3戦連続延長戦を戦い疲労困憊のチームにあって重要な登録枠を無駄にした罪は重すぎる。
FWロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)
▽大会得点王はおろか1ゴールも奪えず。今大会得点王候補として挙げられたものの、相手の徹底マークに遭い、グループリーグを通じてほぼ何もできなかった。もちろん、チーム全体の機能不全で孤立を強いられた面はあったが、日本DF吉田に「やる気が感じられなかった」と指摘されたように覇気のなさも目に付いた。
FWティモ・ヴェルナー(ドイツ)
▽エースストライカーの役目を果たせず。今大会でエースの役割を期待された若きストライカーだったが、スペースを必要とするプレースタイルの影響もあって徹底的に引いてスペースを消す相手の守備を前に存在感を示せず。左ウイングへのポジション変更で見せ場は作ったものの、相手に脅威を与えるようなプレーはほとんど出せなかった。
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6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.25 18:00 Satオーストラリア代表が6月のW杯予選で若手をテスト? 主将は招集外濃厚、バイエルン移籍の18歳を初招集か
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