元独代表シュティンドルが今季引退…「素晴らしく濃密な時間だった」 “原点の地“に戻って1年後の決断に

2024.03.29 15:30 Fri
カールスルーエでプレーするシュティンドル。
Getty Images
カールスルーエでプレーするシュティンドル。
元ドイツ代表MFラルス・シュティンドル(35)が28日、所属先のカールスルーエを通じて、今季限りでの現役引退を表明した。

カールスルーエ、ハノーファーボルシアMGでキャリアを紡ぎ、ブンデスリーガ通算376試合(85得点71アシスト)に出場のシュティンドル。かつて清武弘嗣酒井宏樹板倉滉とも共闘した過去もあり、2015年夏からボルシアMGに移ると、通算271試合の出場数(83得点62アシスト)をマークした。

そのボルシアMGではキャプテンを務める中心選手だったが、在籍8シーズンを経て、昨季限りで退団。今季からキャリアの原点である2.ブンデスリーガのカールスルーエに戻り、公式戦17試合で4得点5アシストを記録中だが、今年1月中旬のふくらはぎ負傷から欠場が続く。
ドイツ代表としても2017年のデビューから11試合のキャップ数を積み上げ、一時は国際舞台にも活躍の場を広げたシュティンドルは「信じられないほど美しく、濃密な時間だった」とこれまでを振り返りながら、今季限りで現役生活に終止符を打つと報告した。

「最高の瞬間もたくさんあったけど、まったく楽ではないときもあった。僕にとって、昨夏に故郷クラブに戻り、新しいヴィルトパルクでプレーし、そこで最初のゴールを決めたのは夢のような出来事だったよ」
「それらのすべてを可能にしてくれた関係者のみんなに深く感謝している。この1年間は信じられないほど特別なものだった。これからの数週間もできる限りを尽くす。カールスルーエが再び立つべき場所のために」

ラルス・シュティンドルの関連記事

ボルシアMGは19日、ドイツ代表MFヨナス・ホフマンが負傷したことを発表した。 ホフマンは18日に行われたDFBポカール2回戦のダルムシュタット戦に先発出場したが、前半で肩を負傷すると、ハーフタイムでMFラルス・シュティンドルと交代していた。 そして検査の結果、肩の脱臼と診断されたようだ。なお、詳細な離脱期 2022.10.20 10:55 Thu
ボルシアMGの元ドイツ代表MFラルス・シュティンドルが負傷離脱するようだ。ドイツ『キッカー』が伝えている。 シュティンドルは21日のトレーニング中にヒザを負傷。翌日に行われたブンデスリーガ第20節のウニオン・ベルリン戦ではメンバー外となっていた。 アディ・ヒュッター監督が試合後、ドイツ『スカイ』のインタビュ 2022.01.24 15:15 Mon
日本代表MF遠藤航が今シーズンのリーグ戦3ゴール目を挙げた。 遠藤が所属するシュツットガルトは15日、ブンデスリーガ第33節でボルシアMGと対戦。遠藤は[3-4-2-1]のダブルボランチの一角で33試合連続スタメンとなった。 試合はホームのボルシアMGがやや押し込む展開で推移すると、前半終了間際にMFラルス 2021.05.16 13:30 Sun
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は、ボルシアMGの元ドイツ代表MFラルス・シュティンドルが決めたゴールだ。 ◆豪快シュートがネット上部に 2021.03.27 08:00 Sat
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は、ボルシアMGの元ドイツ代表MFラルス・シュティンドルが決めたゴールだ。 ◆足に吸い付いたような神トラ 2021.03.16 10:00 Tue

ハノーファーの関連記事

ハノーファーは23日、バイエルンのU-23韓国代表MFイ・ヒョンジュ(21)をレンタル移籍で獲得することを発表した。背番号は「11」となる。 浦項スティーラースの下部組織育ちのイ・ヒョンジュは、2022年1月にバイエルンⅡにレンタル移籍。2022年8月に完全移籍で加入した。 U-20日本代表MF福井太智(ポ 2024.06.24 00:30 Mon
シュツットガルトを退団した元日本代表MF原口元気(33)だが、古巣が獲得に関心を寄せているようだ。 浦和レッズの下部組織で育った原口は、そのままトップチームに昇格すると、2014年7月にヘルタ・ベルリンに完全移籍。その後はドイツでのキャリアを続けている。 ヘルタからフォルトゥナ・デュッセルドルフへとレンタル 2024.06.10 12:45 Mon
水戸ホーリーホックは5日、ハノーファーへ期限付き移籍しているU-20日本代表DF松田隼風(20)の期間延長を発表した。移籍期間は2025年6月30日までとなる。 松田は北海道出身で、JFアカデミー福島から水戸に加入。2023年7月にハノーファーへと期限付き移籍し、レギオナルリーガ(ドイツ4部)を戦うU-23チーム 2024.06.05 21:27 Wed
ハノーファーの元日本代表DF室屋成が復帰戦でゴールだ。 2.ブンデスリーガで5位につけるハノーファーは3月31日の第27節でマクデブルクのホームに乗り込み、3-0で勝利。5戦ぶりの白星を掴み、上位を追走した。 室屋は今年2月9日に行われた第21節のハンブルガーSV戦で右太もも裏を痛め、離脱が続いたが、6戦ぶ 2024.04.01 10:20 Mon
ハノーファーは12日、DF室屋成の負傷離脱を発表した。 クラブの発表によると、室屋は9日に行われた2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第21節のハンブルガーSV戦で負傷したとのことだ。 室屋は試合終了間際に相手のタックルを受けるとそのままプレー続行不可能。試合終了前にピッチを離れることとなっていた。 クラ 2024.02.12 22:15 Mon

ブンデスリーガの関連記事

前節は日本人対決2試合が行われ、マインツvsボルシアMGは譲らずドロー、シュツットガルトvsホルシュタイン・キールはシュツットガルトが勝利した。迎える第9節、金曜にDFチェイス・アンリの8位シュツットガルト(勝ち点12)が3位レバークーゼン(勝ち点15)と対戦する。 シュツットガルトは前節キール戦、チェイス・アン 2024.11.01 06:55 Fri
バイエルンのフランス代表MFマイケル・オリーズのスパイク選びが注目を集めている。 今夏クリスタル・パレスからバイエルンへ移籍したオリーズ。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)に初挑戦のシーズンとなっているが、ここまで公式戦12試合で7ゴール3アシストと好パフォーマンスを見せている。 そんななか、注目 2024.10.31 19:30 Thu
レッドブルグループのグローバルサッカー部門の責任者に2025年1月から就任するユルゲン・クロップ氏。かつて自身が指揮したクラブのファンから猛反発を受けたが、その胸の内を語った。 9日、レッドブルは昨シーズン限りでリバプールの監督を退任したクロップ氏が幹部に就任することを発表した。 オーストリアのレッドブル・ 2024.10.30 23:55 Wed
ドルトムントのスポーツ・ディレクター(SD)であるセバスティアン・ケール氏が、ヌリ・シャヒン監督の解任を否定した。 今夏に就任したシャヒン監督の下でシーズンをスタートさせたドルトムントだったが、ブンデスリーガでは8試合4勝1分け3敗と思うような成績は残せておらず。チャンピオンズリーグ(CL)でも開幕から連勝を飾っ 2024.10.30 11:10 Wed
ドルトムントのヌリ・シャヒン監督が、延長戦の末に敗れたヴォルフスブルク戦を振り返った。 ドルトムントは29日、敵地で行われたDFBポカール2回戦でヴォルフスブルクと対戦。延長後半にFWヨナス・ヴィンドに決められたゴールによって0-1の敗戦を喫し、2回戦での敗退となった。 レアル・マドリー戦での衝撃的な2-5 2024.10.30 09:02 Wed

記事をさがす

ハノーファーの人気記事ランキング

1

アシスト、そして攻撃の起点として機能したDF室屋成、MF伊東純也との関係は「特徴は知っている」

日本代表は30日、6月の国際親善試合とカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けたトレーニングキャンプを行った。 28日のミャンマー代表戦で最終予選の切符を手にした日本代表。明日からはU-24日本代表の活動に半数以上のメンバーが移り、週末のJリーグを終えた国内組が合流することとなる。 トレーニングを前にDF室屋成(ハノーファー)がオンラインのメディア取材に応じ、ミャンマー戦や右サイドのコンビについて語った。 室屋は28日のミャンマー戦で後半頭からDF酒井宏樹(マルセイユ)に代わって出場。右サイドバックとしてプレー。2つのアシストを記録した。 ミャンマー戦を振り返って「前半から試合はほとんど決まっていたので、評価しづらい試合ですが、その中で数字を残せたのは良かったと思います」とコメント。大勝した中でもアシストを記録できたことは良かったとした。 6月は酒井がU-24日本代表に合流するため、出場機会が増えることが予想。ポジション争いはDF山根視来(川崎フロンターレ)とになるが「自分のプレースタイルというか、そういったものを出し続けることで、監督が必要とするかどうかだと思います。何かを変える必要はないと思いますし、自分の特徴やプレースタイルをチームと同じパフォーマンスを代表で出すことが大事だと思います」と語り、自分が変わるのではなく、自分の特徴を出し続けることが重要だとした。 ブンデスリーガに行って自身の特徴の変化については「基本的には変わっていないですし、自分はヨーロッパでもそこで勝負したいと思っていたので、何かが変わったとかは特にないです」とコメント。FC東京時代に見せていた一対一の突破や攻撃に絡む縦への推進力は失われていないと語った。 ドイツに渡り1年。自身の進歩した点については「進歩はわからないですが、自分がやっているリーグのサッカーに適応する1年だったので、ドイツ2部のサッカーにうまく適応できたことが成長かなと思います」とコメント。適応する工夫については「違う戦術だったりとか、サッカーの中で自分の特徴を出しつつ、味方とコミュニケーションをとりながら、うまくチームに馴染めたと思います」と、コミュニケーションをとって馴染めたと語った。 また、ドイツで自分のプレーの幅が広がった点については「Jリーグにいた時はもっと組織的なサッカーをしていましたが、戦っているリーグは自分から個人でボールを奪いにいったりということが求められますし、前からプレスかけることを求められるので、そこが変わったところかなと思います」と語り、より個のところのレベルは上がったと感じているようだ。 ミャンマー戦では、同じ右サイドのMF伊東純也(ヘンク)とのコンビネーションもよく、伊東のアシストをお膳立てするパスや、オーバーラップからのアシスト、アンダーラップでの深さを取るプレーなど、高い連携を見せた。 伊東との関係については「話し合ってはいないですが、特徴は知っているので、一対一だったらサポートに行く必要はないので、中に受けにいったり。タイミングよくアシストしたシーンも純也くんから良いボールが来たり、常に相手が嫌がるポジションを取りたいと思います」とコメント。イメージが共有できていることが大きいと語った。 また、攻撃の起点になっていたことについても「変わったとかは意識していないですが、縦に早くつけるとか、森保さん自身が練習から落とし込んでいたので、チャンスがあればどんどん前に当てたりということは意識していました」とし、チームの指示として実行したと語った。 ワールドカップに向けては来シーズンもハノーファーでプレーするとなるとブンデスリーガ2(ドイツ2部)でのプレーとなる。1年間戦っての難しさについては「Jリーグほどの細かさがないというのは、サイドバックとしては最初は特に難しかったです」とコメント。「1人でどうにかしなきゃいけないシーンがあったので、勉強というか自分のためになると思っていました」と語り、やはり個の部分での要求が高いリーグになっているようだ。 また「この1年間で結構選手とのコミュニケーションは取れるようになったし、仲の良い選手もたくさんできたので、普段の生活は元気くんなしでも大丈夫です」とチームメイトだったMF原口元気の退団も影響はないとコメント。「サッカーの部分では良い成績を残せなかったので、来シーズンはもっと良いチームになっていきたいと思います」と語り、自身でもっと成績を残したいと意気込みを語った。 2021.05.30 14:45 Sun
2

ハノーファー、今季3Gを挙げる室屋成と2025年まで契約延長

ブンデス2部のハノーファーは30日、元日本代表DF室屋成(28)との契約延長を発表した。新たな契約期間は2025年6月30日までとなる。 新契約にサインした室屋は、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「僕にとってハノーファー96への移籍は大きなステップでした。母国を離れ、遠い異国の地で自分の居場所を見つけなければならなかった。でも、ここは初日から非常に取り組みやすい環境でした」 「ハノーファーで家族も僕も、とてもくつろぐことができている。はっきりしているのは、ハノーファーが僕にとって、本当に特別なクラブになったということだ。ここからの数年間が楽しみだよ」 大阪府出身の室屋は青森山田高校から明治大学に進学後、大学在学中の2016年2月にFC東京とプロ契約。主力右サイドバックとしてJ1リーグ通算107試合を誇り、2019年にはJリーグベストイレブンに選出された。 その後、2020年の夏にハノーファーへ完全移籍を果たすと、ここまで公式戦82試合に出場。在籍3年目を迎えた今季は右サイドバックに加え、ウィングバックとしても活躍し、8月19日のマクデブルク戦で移籍後初ゴールをマーク。ここまで公式戦18試合で3ゴール3アシストを記録している。 また、代表キャリアにおいては世代別代表として2016年のリオ・デ・ジャネイロ オリンピックを戦うメンバーに選ばれ、2017年にA代表デビュー。通算16キャップを刻んでいる。 2022.12.31 01:51 Sat
3

バイエルンの韓国人MFイ・ヒョンジュがハノーファーに武者修行! 室屋成の同僚に…ロールモデルは「イニエスタとアザール」

ハノーファーは23日、バイエルンのU-23韓国代表MFイ・ヒョンジュ(21)をレンタル移籍で獲得することを発表した。背番号は「11」となる。 浦項スティーラースの下部組織育ちのイ・ヒョンジュは、2022年1月にバイエルンⅡにレンタル移籍。2022年8月に完全移籍で加入した。 U-20日本代表MF福井太智(ポルティモネンセ)と同じチームでプレーしていた中、2023-24シーズンは2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のヴェーエン・ヴィースバーデンにレンタル移籍。リーグ戦28試合で4ゴールを記録していた。 攻撃的な中盤のポジションを主戦場とするイ・ヒョンジュは、韓国でも高く評価されており、この世代では最も優れた才能を持った1人とされ、世代別の韓国代表にも選出され続けている。 ロールモデルについてイ・ヒョンジュは「アンドレス・イニエスタとエデン・アザール」としており、「彼らの攻撃的なプレーは本当に凄かった、そこから何かを学ぶことができる。小さい頃から、彼らの試合をよく見ていた」とコメントしている。 ハノーファーにはDF室屋成が所属。セカンドチームには水戸ホーリーホックからレンタル移籍中のU-20日本代表DF松田隼風が所属している。 <span class="paragraph-title">【動画】バイエルンから加入したイ・ヒョンジュの圧巻プレー集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="de" dir="ltr">Darauf freuen wir uns im <a href="https://twitter.com/hashtag/H96?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#H96</a>- <a href="https://t.co/m9V2sE8mUP">pic.twitter.com/m9V2sE8mUP</a></p>&mdash; Hannover 96 (@Hannover96) <a href="https://twitter.com/Hannover96/status/1804843046862836130?ref_src=twsrc%5Etfw">June 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.24 00:30 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly