「ジェットコースターのよう」チェルシー、ユナイテッドを連続撃破のアーセナル、アルテタ監督はトップ4争いに「その差はとても小さい」

2022.04.24 08:07 Sun
Getty Images
アーセナルミケル・アルテタ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。アーセナルは23日、プレミアリーグ第34節でマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎えた。
熾烈なトップ4争いを繰り広げる中、5位のアーセナルと6位のユナイテッドの直接対決。消化が1試合多いユナイテッドだが、ここで勝利して望みを繋ぎたいところだった。

アーセナルは3連敗中だったものの、前節のチェルシー戦では2-4で快勝。対するユナイテッドはリバプールに0-4で完敗と対照的な結果だったが、この試合もその流れのまま入ることとなった。

開始3分、アーセナルはグラニト・ジャカのパスを受けたブカヨ・サカがシュート。GKダビド・デ・ヘアがセーブするも、ヌーノ・タヴァレスがこぼれ球を蹴り込み先制する。さらに32分には、エディ・エンケティアがネットを揺らすが、これはオフサイド。しかし、VARの結果その前にファウルがあったとしてアーセナルがPKを獲得。これをサカがしっかりと決めてリードを2点とする。
ユナイテッドは直後にクリスティアーノ・ロナウドがネットを揺らして1点を返すと、後半に入って押し込み同点に迫るシーンも。しかし、ブルーノ・フェルナンデスがPKを外しチャンスを逸すると、アーセナルは70分にジャカがボックス手前から左足一閃。強烈なミドルシュートがネットを揺らし、リードを2点に広げ、3-1で勝利を収めた。

冨安健洋も久々にベンチ入りし、後半アディショナルタイムに3カ月ぶりにピッチに立った試合。アルテタ監督は、難しい試合だったと振り返り、いくつかのターニングポイントをあげた。

「観客やファンにとっても驚異的な試合だったと思う。我々にとって、ジェットコースターのようなものだった」

「我々は本当に素早く試合を始めたかった。相手を圧倒し、問題を起こし、とても縦に早く展開し、実現することができた」

「前半は長い時間支配した。そして我々は2つのゴールを決めた。しかし、2つ目のゴールの直後に彼らが得点し、その瞬間我々は少しヒヤッとした。不安な気持ちにもなった」

「5分から10分程度の時間、何をすべきかハッキリしていなかったので震えていた」

「後半の立ち上がり、我々は再び彼らが得意とするスペースの取り方に問題があり、そこを突くだけのクオリティを相手は持っていた」

「相手がPKを外し、形を変えてゴールを決められたことが、勝因だと思う」

また、トップ4争いにしっかりと留まり、トッテナムとの熾烈な争いが続くことに。しかし、アルテタ監督はライバルはトッテナムだけではないと考えているようだ。

「どうだろうか。我々はサッカーの試合で勝つことはできるが、その差はとても小さい。そのことを強く意識しなければいけない」

「このリーグでの勝ち負け、そして現在の順位は、その僅かな差で決まる。95分を終えた時に、自分たちが望むところに行けるよう、全てを出し切らなければいけない」

アーセナルは次節は7位のウェストハムと対戦。その後、リーズ・ユナイテッド戦を挟み、5位トッテナムとの“ノース・ロンドン・ダービー”に臨む。

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応じれば欧州でもトップクラスの高給監督! アーセナルがアルテタ監督との新契約交渉へ

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アーセナルのバックアッパー・キヴィオルに恩師着任ユーベが関心…ミランは16日にポーランド代表戦を視察へ

アーセナルのポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(24)はやはりイタリア方面から人気が根強い。 アーセナル最終ラインのバックアッパー、キヴィオル。初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った今季は2月〜3月にかけて先発フル出場が続くも、やはり位置付けはサブ。周りの選手が万全なら、キヴィオルの序列は高くない。 そんなポーランド代表DFに対しては、前所属がセリエA時代のスペツィアとあってか、イタリア国内で今も評価が高く、ここ半年以上、移籍先としてミランがよく上がる。 イタリア各紙はミランがキヴィオル獲得を目指し続けていると紹介するなか、『カルチョメルカート』によると、どうやらユベントスも参戦。本腰を入れるかは不透明だが、16日に入ってこの動きが確認されたという。 ミランについては、今日現在ポーランド代表一行がユーロ2024で滞在しているドイツ・ハンブルクへリクルート班を向かわせており、16日のポーランドvsオランダをキヴィオル目的で視察するとのこと。 ユベントスは、守備陣補強としてボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを狙いつつ、キヴィオルもマーク。スペツィア時代のキヴィオルを育てたのは、21-22シーズンに同クラブを率いたチアゴ・モッタ監督だ。 キヴィオル本人はというと、ユーロ2024終了後の移籍を決意済みとも。同選手を2500万ユーロ(約42.2億円)と評価するアーセナルも、1800万〜2000万ユーロ(約30億〜33.7億円)のオファーが来れば妥協すると伝えられている。 2024.06.16 21:45 Sun

今季ヘタフェでプレーのグリーンウッドはスペイン残留希望か…バレンシアがユナイテッドにオファー

マンチェスター・ユナイテッド保有の元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)は来シーズンもスペインでのプレーを望んでいるようだ。イギリス『ミラー』が報じた。 強姦未遂などの容疑による活動停止、訴訟の取り下げを経て、今シーズンはヘタフェへのレンタル移籍で再起を図ったグリーンウッド。レギュラーとして活躍し、公式戦36試合で10ゴール6アシストの結果を残した。 今夏の去就が注目されるなか、ユベントスなどが獲得に関心。移籍金はボーナスも含めて最大4000万ポンド(約80億2000万円)程度と考えられている。 一方、スペインのクラブが獲得に動き出しているようで、バレンシアが2500万ポンド(約50億1000万円)のオファーをユナイテッドに提示。これを受け、グリーンウッドはスペインへの完全移籍を優先しているという。 スペインではバルセロナとアトレティコ・マドリーも関心を示しており、イタリアではラツィオとナポリもグリーウンドに注目。ナポリはすでにユナイテッドと交渉を行ったとみられている。 ユナイテッドとは2025年6月までの契約を結んでいるが、すでに1年の契約延長オプションが行使され、2026年6月まで契約期間が伸びたという見方も。ヘタフェも引き続きのレンタル、もしくは完全移籍を望んでいるが、来シーズンはどのクラブでプレーすることになるのだろうか。 2024.06.16 15:20 Sun

プレミア最年少指揮官が誕生!三笘のブライトンが31歳ヒュルツェラー氏の招へいを正式発表

日本代表MF三笘薫が所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンは15日、ザンクト・パウリのファビアン・ヒュルツェラー氏(31)を新監督に招へいしたことを発表した。 なお、契約期間は2027年6月30日までで、労働許可証の手続きが完了し次第、7月のプレシーズンに向けた準備に戻るチームを待たずして、すぐに仕事を始めることになるという。 バイエルンの下部組織で育ったヒュルツェラー監督は、ファーストチームに昇格はできなかったが、セカンドチームからホッフェンハイムのセカンドチームに移籍。1860ミュンヘンのセカンドチームに移ると、FCピピンスリート、アイムスビュッテラTVでプレーし、2022年12月に現役を引退した。 世代別ではU-15からU-19までドイツ代表でのプレー経験もあった中、若くして指導者に転向する意思があったとのこと。FCピピンスリートでは選手兼監督を務め、U-20ドイツ代表、U-18ドイツ代表では現役時代にアシスタントコーチも経験していた。 ザンクト・パウリでも現役時代からアシスタントコーチを務めていると、暫定監督に就任したタイミングで引退を決断。すぐに正式な監督に就任。今シーズンは2.ブンデスリーガで20勝9分け5敗の成績を残し、チームは見事に優勝。ブンデスリーガ昇格を決めるなど、若くしてその手腕が高く評価されていた。 ヒュルツェラー氏の招へいについてトニー・ブルーム会長は、公式サイトで以下のように語った。 「新しい監督を決める段階から、常にファビアンは候補の一人だった。彼はザンクト・パウリでの1年半で、素晴らしい仕事を続けており、私たちの注目していた」 「ファビアンは、我々が掲げるチームのスタイルと合致するスタイルを持っており、サポーターもそれを高く評価し、楽しめると確信している。また、彼は優れた指導者としての素質も持っており、ドイツ連盟の様々な年代レベルで働いた経験もある。来シーズンに向けて、一緒に働けることをとても楽しみにしている」 2024.06.16 07:00 Sun

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