ソン・フンミン
Son Heung-Minポジション | FW |
国籍 | 韓国 |
生年月日 | 1992年07月08日(32歳) |
利き足 | 左 |
身長 | 183cm |
体重 | 76kg |
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【2024-25 プレミアリーグ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手は異次元のアタッカー
◆4連覇王者不振にロンドン勢奮闘も新生レッズが独走 開幕前には5連覇を狙うマンチェスター・シティ、アーセナルと直近2シーズンに優勝を争った2強を軸にタイトルレースが繰り広げられるかに思われたが、蓋を開けてみれば1試合未消化ながら2位以下に6ポイント差を付けたリバプール(勝ち点45)が首位を独走している。 クロップ長期体制終焉に伴い、前フェイエノールトのスロット監督を新指揮官に招へいしたリバプール。昨夏の移籍市場では主力の残留に成功した一方、純粋な補強はキエーザのみと上位争いへの関与に疑いはなかったが、タイトル争いの主役を演じると見る向きは少なかった。しかし、プレミア初挑戦のオランダ人指揮官の下、攻守両面で傑出した安定感をみせたマージーサイドの雄は14勝3分け1敗、最多45得点、最少タイ17失点と圧巻のスタッツを含め首位にふさわしいパフォーマンスを披露した。さらに、並行して戦うチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズ唯一の全勝で首位、EFLカップ(カラバオカップ)でも準決勝進出と最高の前半戦を過ごした。 その首位チームに次ぐ2位は開幕前からタイトルコンテンダーに挙がっていたアーセナル(勝ち点39)。10月から11月の期間に4戦無勝利(2分け2敗)と厳しい時期を経験したが、開幕からの安定した滑り出しに年末年始の復調と上位陣において最も安定したチームのひとつだった。リバプールと並ぶリーグ最高の堅守に加え、昨季後半戦から猛威を振るうセットプレーによってしぶとく勝ち点を積み重ねてきた。現在、離脱中のサカ、不振の期間に不在だったウーデゴールと一部主力への依存度の高さ、ケガ人の多さや選手層の問題は懸念材料も、今冬の移籍市場で適切な補強ができれば、首位チームの状況次第で逆転優勝の可能性は十分にある。 リバプール同様に新指揮官の下で前半戦を4位で終えたチェルシー(勝ち点35)。昨夏の移籍市場では引き続き若手有望株を乱獲し、全体の経験不足と大きすぎるスカッドは懸念材料だったが、戦術の幅に用兵に優れたマレスカ新監督の下でここまで上位争いの主役の一角を担っている。ただ、上位陣との直接対決の戦績、年末年始での不振はやや気がかり。とりわけ、守備陣に目立つ離脱者の穴埋めやパーマー、ジャクソンの両エースの状態次第の攻撃面の改善は後半戦への課題となる。 その上位陣に引き離されて6位に甘んじるマンチェスター・シティ(勝ち点31)は、グアルディオラ体制において最も厳しい前半戦となった。開幕4連勝スタートも、9月末にバロンドーラーのロドリが長期離脱を強いられると、勤続疲労や相次ぐ離脱者も重なって大不振に。11月以降はペップ初のリーグ4連敗など、2勝2分け6敗と苦しい戦いを強いられた。プレー強度、切り替えの精度を中心に攻守両面でテコ入れが必要な部分は幅広く、稀代の名将も一時はお手上げ状態だった。今冬の移籍市場では数人の補強を行う見込みだが、財政違反の審理の影響も引き続き懸念されるなか、例年のような後半戦の無双状態に持っていくことは厳しいかもしれない。 その王者以上に厳しい前半戦を過ごしたのは11位のトッテナム(勝ち点24)、14位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点22)。ポステコグルー体制2年目で補強も行ったトッテナムだが、消耗激しいプレースタイルと、今季はヨーロッパリーグ(EL)に参戦している影響で昨季以上に負傷者が増加。センターバックの主力3人、守護神ヴィカーリオと守備陣を中心に満身創痍の状況が続く。また、リーグ2位の得点数に得失点差+13とトップ4圏内のスタッツを残しながらも、試合ごとの大きすぎる波が低迷に繋がっている。 一方、昨季FAカップを制してテン・ハグ体制を継続したユナイテッドは各ポジションに新戦力も補強。だが、スパーズ同様に負傷者の多さと指揮官のマネジメントの拙さもあり、10月末にオランダ人指揮官を解任。ファン・ニステルローイ暫定体制を挟み、11月中旬から前スポルティングCP指揮官のアモリム監督を招へい。ただ、新体制移行後も苦しい戦いは変わらず、残留争いも気になる前半戦となった。 ビッグ6以外では古豪ノッティンガム・フォレスト(勝ち点37)が3位と大躍進。前半戦の最大のサプライズチームとなった。また、シーズンが進むごとに本来の力を取り戻したニューカッスル(勝ち点32)が5位、ボーンマス(勝ち点30)やフルアム(勝ち点29)がトップハーフ入り。一方、昨季4位のアストン・ビラ(勝ち点29)は9位、MF三笘薫のブライトンは中盤戦以降の失速で10位フィニッシュ。 ボトムハーフではMF鎌田大地のクリスタル・パレス(勝ち点20)が15位、エバートンやウェストハムも苦しい戦いが続く。残留争いではDF菅原由勢を擁するサウサンプトン(勝ち点6)の最下位に、レスター・シティ(勝ち点14)、イプスウィッチ・タウン(勝ち点15)の昇格組が降格圏に沈んでいる。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWモハメド・サラー(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 得点ランキングとアシストランキングでトップ。前半戦に輝いた選手は数知れずも、前半戦のMVPは異論なく首位チームの攻撃をけん引した32歳のエジプト代表FWだ。開幕前の段階からピッチ外では契約延長問題が取り沙汰されるが、ピッチ上では開幕から圧巻の輝きを放った。 いずれもリーグトップの17ゴール13アシストを記録。特筆すべきはそのパフォーマンスの安定感で、唯一の敗戦となったノッティンガム・フォレスト戦、辛勝となったクリスタル・パレス戦の2試合を全試合でゴールかアシストを記録。前半戦の対ビッグ6の全試合でゴールを挙げる勝負強さが光った。 32歳とは思えないスピード、パワーに、アシスト数が物語るように、一時批判を浴びた利己的なプレーはほぼなくスーパーエースとして躍動した。 ★最優秀監督 ◆アルネ・スロット(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 首位快走に導く。フェイエノールト時代から優れた指揮官として評価されていたが、プレミア初采配に、クロップの後任として初めてメガクラブを指揮するオランダ人指揮官の手腕に懐疑的な見方も少なからずあった。 それでも、プレシーズンの段階から目の肥えた選手たちを納得させる指導をみせ、信頼を勝ち取ると、キャプテンを務めるファン・ダイク、中盤と前線でキープレーヤーとなったグラフェンベルフ、ガクポの同胞を中心にうまくチームがまとまった。 開幕直後こそメンバー固定に否定的な意見も出たが、交代策や試合中の修正力の高さを含めて非の打ち所がない采配によって節が進むごとにそういった批判を払拭。ルイス・ディアスのセンターフォワード起用や遠藤航の偽センターバック起用など、新たなオプションも構築。指導者としての引き出しの多さも垣間見せている。 【期待以上】 ★チーム ◆ノッティンガム・フォレスト <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦最大のサプライズ。昨季は残留圏内ギリギリの17位でフィニッシュした古豪が数多の強豪を抑えて前半戦を3位でフィニッシュ。昇格プレーオフを制して久々の復帰となった2022-23以降の2シーズンは総入れ替えに近いスカッド構築の問題で残留争いを強いられてきたが、ヌーノ体制2年目の今季は引き続き人員を入れ替えたものの、昨季後半戦をベースとした継続路線を選択した。 [4-3-3]と[3-4-2-1]を併用しながら、ポルトガル人指揮官が得意とする堅守速攻、セットプレーを軸に、ソリッドな戦いぶりで11勝4分け4敗という見事な戦績を残した。さらに、リバプールに今季唯一の黒星を付け、トッテナムやユナイテッドにも内容が伴った勝利を収めている。 個人の部分ではミレンコビッチ、アンダーソンとセンターラインに迎え入れた新戦力2人、リーグ得点ランキング上位に付けるベテランFWウッド、攻守に推進力と躍動感がある2列目のエランガ、ギブス=ホワイト、ハドソン=オドイが印象的。さらに、ムリージョとアイナの守備陣2人は強豪クラブの関心を集める躍動ぶりだった。 ★選手 ◆MFエリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で躍動の“ジョーディ・マラドーナ”。クラブOBだった祖父の影響もあり8歳からニューカッスルのアカデミーに在籍したアンダーソンは、2021年にファーストチームデビュー。昨季はトップチームに定着するも、財務違反の処分回避の目的もあって昨夏フォレストへ売却される形となった。 繊細なボールタッチと攻撃センスに優れる天才肌は、新天地でセントラルMFでプレー。ここまでチームトップの5アシストを記録するなど持ち味である攻撃センスを遺憾なく発揮。さらに、トップ下や左サイドでもプレーする攻撃に特長を持つ選手ながらも、新天地では守備面でも奮闘が光る。 昨夏移籍時に総額3500万ポンドの移籍金と報じられており、ある意味で値段に見合った活躍と言えなくもないが、フォレスト躍進の象徴の一人として選出した。 【期待外れ】 ★チーム ◆マンチェスター・ユナイテッド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 赤い悪魔の暗黒期続く。クラブの買収問題の長期化によって昨季を8位で終えたなか、ラトクリフ卿主導で初めて臨んだ移籍市場ではヨロ、デ・リフト、マズラウィ、ウガルテ、ザークツィーとセンターラインを中心に積極補強を敢行。開幕時点での期待感は大きかったが、結果的にはFAカップ優勝でテン・ハグ体制を延命させた決断が裏目に出た。 開幕から低空飛行が続いたなか、10月末にオランダ人指揮官を解任。ファン・ニステルローイ暫定で持ち直したのち、11月中旬から宿敵シティもリストアップしていたアモリム監督を招へい。だが、新体制では2勝1分け5敗という厳しい戦績で前半戦を終える形となった。 新指揮官の手腕に疑いはないものの、戦術浸透に時間を擁するタイプな上、現状のスカッドでは個人でなんとかできるタイプのタレントが少なく、過密日程のなかでチームを成熟させながら逆転でのヨーロッパ出場権獲得へ巻き返すのは至難の業だ。 ★選手 ◆DFカイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 大不振のチームとともに低調な前半戦に。ラッシュフォードやザークツィーといったユナイテッドの攻撃陣やソン・フンミン、エンケティアといった選手も厳しい前半戦となったが、フォーデンとともに絶対的な王者で不振に陥ったスキッパーを選出した。 30歳を過ぎて時期によってはパフォーマンスに波があったものの、34歳で臨んだ今季は開幕から低調な出来が続く。多くの離脱者の影響で軽傷を抱えながらプレーを続けているとの話もあるが、フィジカル的に無理が利かない以外にも集中力の欠如や責任感のないプレーも散見され、キャプテンという立場を考えれば批判は避けられない。 現状ではリコ・ルイスにファーストチョイスを奪われつつあるが、チームの後半戦の巻き返しに向けてはプレミア屈指の右サイドバックの復活が必須だ。 2025.01.09 22:24 Thu2
18歳スウェーデン代表MF決勝点のスパーズがリバプールに先勝、遠藤航は前半に緊急投入で安定感あるプレー【EFLカップ】
EFLカップ準決勝1stレグ、トッテナムvsリバプールが8日に行われ、1-0でトッテナムが先勝した。リバプールのMF遠藤航は30分からプレーしている。 準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドを下したトッテナムと、サウサンプトンを下したリバプールによる一戦。 トッテナムは1-2で敗れた4日前のニューカッスル戦のスタメンから4選手を変更。ソン・フンミン、クルゼフスキ、ベンタンクール、サールが先発となり、主力を起用した。 一方、リバプールは2-2で引き分けた3日前のユナイテッド戦のスタメンからこちらも4選手を変更。ルイス・ディアス、アレクサンダー=アーノルド、ロバートソン、コナテがベンチスタートとなり、最前線にはジョタが構えた。 開始6分、まずはトッテナムに決定機。CKの流れからソン・フンミンのシュートのルーズボールをゴール前フリーのドラグシンがプッシュ。しかしGKアリソンの好守に阻まれた。 この一連のプレーでダイビングヘッドでボールを逸らしにかかったベンタンクールが頭をピッチに強く打ちつけてしまい、プレー続行不可能に。9分の中断を経てベンタンクールは担架に運ばれ、ブレナン・ジョンソンとの交代を強いられた。 ケガ人が相次ぐトッテナムにまた不運な出来事が起きてしまった中、22分にも決定機。ボックス左で縦に仕掛けたソン・フンミンのクロスをソランケがヒールで合わせにかかったが、自分の右足に当たって枠には飛ばせず。 守勢の入りとなったリバプールは24分にサラーのミドルで牽制するも、27分にこちらもアクシデント。クアンサーが足を痛めた様子でピッチに座り込み、そのまま遠藤と交代となった。 遠藤が右センターバックに入った中、前半半ば以降は主導権争いに。徐々にリバプールがポゼッションを増し、追加タイム5分にはガクポがミドルでGKを強襲。11分の追加タイムを経てハーフタイムに入った。 ゴールレスで迎えた後半、主導権争いで立ち上がった中、56分にトッテナムに決定機。ベリヴァルのGKアリソンへのハイプレスでミスを誘い、ポロが立て続けにシュート。しかしファン・ダイクのカットに阻まれ、ルーズボールを拾って放ったループシュートは枠を捉えきれなかった。 ピンチを凌いだリバプールは3枚替えを敢行。ルイス・ディアス、アーノルド、ヌニェスを投入した。すると62分、そのヌニェスがヘディングシュートでオンターゲットを記録。 ここから圧力を強めたリバプールは69分に決定機。サラーのスルーパスでボックス右に抜け出したヌニェスがシュートに持ち込んだが、GKキンスキーのセーブに阻まれた。 さらに71分、左クロスが流れたところをボックス右のアーノルドがボレー。綺麗に捉えた弾道のシュートが枠を捉えたが、ゴールライン前のドラグシンにカットされた。 守勢のトッテナムは76分、試合を動かしかける。ポロのフィードでディフェンスライン裏を取ったソランケがネットを揺らしたがVARの末、わずかにオフサイドに阻まれた。 その後、コナテを投入したリバプールが遠藤を中盤アンカーに上げた中、86分にトッテナムが正真正銘のゴールを挙げる。ロングボールに抜け出したソランケがボックス右でボールを収め、ラストパス。走り込んだベリヴァルがダイレクトで蹴り込んだ。 18歳スウェーデン代表MFの移籍後初ゴールで試合を動かしたトッテナムは追加タイム4分、ヌニェスのボレーをGKキンスキーが好守で阻み、1-0で先勝としている。2ndレグは来月6日にアンフィールドで行われる。 トッテナム 1-0 リバプール 【トッテナム】 ルーカス・ベリヴァル(後41) 2025.01.09 07:08 Thu3
スパーズが5部相手に延長戦まで持ち込まれる失態も4回戦進出…週明けNLダービーへ弾みはつかず【FAカップ】
トッテナムは12日、アウェイで行われたFAカップ3回戦でタムワースと対戦し、延長戦の末に3-0で勝利した。 直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグで絶好調のリバプールを1-0で破り、2025年初白星を挙げたトッテナム。週明けの15日にアーセナルとのノースロンドン・ダービーを控えるなか、今季のFAカップ初戦ではナショナルリーグ(5部)のタムワースとのアウェイゲームに臨んだ。 ポステコグルー監督は格下との一戦に向けて大幅なターンオーバーも予想されたが、サスペンション明けで休養十分のマディソン、サールが起用され、レギロンやムーアを除いてほぼリーグ戦の主力が起用された。 開始直後には左サイドで馬力のある仕掛けを見せたエノルにいきなり決定的なシュートを打たれるが、GKキンスキーの好守で事なきを得たトッテナム。序盤は慣れない人工芝、出足鋭い相手の戦い方に適応するための時間に。 16分にはマディソンが巧みな切り返しからの左足シュートで最初の決定機を作り出したが、ここから完全に主導権を掌握するまでには至らず。逆に、相手の縦に速い攻撃とトンクスのロングスローに手を焼く。 前半半ばから終盤にかけても8割近いボール支配率を記録するものの、アタッキングサードで攻めあぐねる場面が目立つ。ブレナン・ジョンソンやペドロ・ポロのクロスも人工芝の影響か精度を欠く。38分にはボックス内でのヴェルナーとのパス交換でマディソンに決定機も、ゴール至近距離からのシュートはGK正面を突いた。 格下相手にゴールレスで試合を折り返したトッテナム。後半も同じメンバーで臨むと、立ち上がりにはボックス内のマディソンのシュート、55分にはムーアの深い位置でのクロスからファーでフリーのヴェルナーがヘディングシュートを枠に飛ばすが、いずれも相手守備陣の好守に遭う。 その後、64分にはジョンソンのスルーパスに抜け出したヴェルナーにGKと一対一のビッグチャンスが訪れるも、これをビッグセーブで阻まれて先制点を逃したトッテナム。直後にはムーア、サールを下げてソランケ、ベリヴァルを同時投入。攻撃に変化を加えていく。 エースストライカーの投入で即先制という展開に持ち込みたいところだったが、時間の経過とともに攻撃が停滞。時間だけが過ぎていく。逆に、後半アディショナルタイムには相手のセットプレーからの波状攻撃を浴びてあわや5部相手の敗戦という危機を迎えたが、ここはGKキンスキーの冷静なセーブで凌いだ。 アーセナル戦を控えるなか、最も避けたい延長戦に持ち込まれたスパーズは3枚替えを敢行。マディソン、ドラグシン、ヴェルナーを下げてスペンス、ソン・フンミン、クルゼフスキと主力を投入する形に。 そのソン・フンミンを起点に攻勢を強めると、延長前半の101分にはボックス手前で得たFKの場面でサインプレーからボックス右でポロのパスを受けたジョンソンが折り返すと、ソランケの手前でクリアを試みたDFに当たったボールがゴールネットに吸い込まれた。 幸運な形で辛くも先制に成功したトッテナムはやや士気が落ちた相手に畳みかける。延長後半の立ち上がりに左サイドでサイドチェンジを受けたソン・フンミンがポケットに走り込むクルゼフスキにショートパスを通すと、スウェーデン代表MFが腰の捻りを利かせた左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。 さらに、延長後半終了間際にはボックス中央でボールを受けたジョンソンがゴールhぢあり隅へ右足シュートを突き刺し、トドメの3点目とした。最終的には3-0も、5部相手に延長戦まで持ち込まれたトッテナムは4回戦進出を決めるも、ノースロンドン・ダービーへ弾みを付けるには至らなかった。 タムワース 0-3 トッテナム 【トッテナム】 オウンゴール(延前11) デヤン・クルゼフスキ(延後2) ブレナン・ジョンソン(延後13) 2025.01.13 00:12 Mon4
リバプール戦で負傷交代のベンタンクールが脳震とうで2週間程度の離脱に…
トッテナムのウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールが、脳震とうで2週間程度の戦線離脱を強いられることになった。 ベンタンクールは8日に行われたEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグのリバプール戦(1-0○)に先発。開始6分のCKの際、ニアサイドにポジションを取ってヘディングでボールを逸らしにかかったところ、誰にも接触していなかったなか、ピッチに頭を強く打ちつけて倒れ込んでしまった。 約10分に渡るピッチ内での治療を受けた後、酸素吸入も受けていた同選手は担架に乗せられてピッチを後に。代わってFWブレナン・ジョンソンが投入された。そのまま救急車両にて地元の病院に搬送されたが、意識があり会話ができる状態であることがクラブ公式SNSで報告されていた。 そんななか、トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は12日に控えるFAカップ3回戦のタムワース戦に向けた最新のチームニュースとしてウルグアイ代表MFの状態を説明。脳震とうとの診断結果が下され、少なくとも復帰までに2週間程度が必要になるとの見通しを明らかにした。 「脳震とうのようだが、それ以上のものではない」 「彼は当然病院にいて、検査のためにあらゆる検査を受け、すべてが問題ないことを確認した」 「そしてすべてが順調だ。彼は自宅に戻り元気だし、気分が良いと話している。我々は当然これからプロトコルに従う。すべてが問題ないことを確認するのに数週間かかると思う」 ベンタンクールは、昨年6月の同僚ソン・フンミンに対する人種差別的な発言による出場停止処分で11月のインターナショナルマッチウィーク明けから7試合を欠場。復帰から3試合後のニューカッスル戦も累積警告で欠場となったなか、今回のケガによってリーグ次節のノースロンドン・ダービーなど数試合を欠場することになった。 2025.01.10 22:03 Fri5
トッテナムが主将FWソン・フンミンの契約延長OP行使! 2026年6月までに
トッテナムは7日、韓国代表FWソン・フンミン(32)の契約延長オプションを行使し、期間が2026年6月まで延長されたと発表した。 2015年8月にレバークーゼンからトッテナムへ移籍し、10シーズン目を過ごしているソン・フンミン。2021-22シーズンにはプレミアリーグ得点王に輝き、2023年夏からはキャプテンも務めている。 クラブ通算出場数は431試合に上り、169ゴールはクラブ歴代4位の数字。今シーズンはここまで公式戦23試合で7ゴール6アシストの成績を残しており、2024年12月に行われたプレミアリーグ第16節のサウサンプトン戦ではリーグ戦通算68アシスト目を記録。クラブ最多記録を塗り替えた。 一方で契約は最終年に突入。1年の契約延長オプションが行使されるとみられていたなか、年明け早々の公式発表となった。 2025.01.07 21:33 Tueソン・フンミンの移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
2015年8月28日 | レバークーゼン | トッテナム | 完全移籍 |
2013年7月1日 | ハンブルガーSV | レバークーゼン | 完全移籍 |
2010年7月1日 | Hamburg U19 | ハンブルガーSV | 完全移籍 |
2009年7月1日 | Hamburg U17 | Hamburg U19 | 完全移籍 |
2008年8月1日 | 無所属 | Hamburg U17 | 完全移籍 |
2008年5月1日 | FCソウルU18 | 無所属 | - |
2008年1月1日 | Dongbuk MS | FCソウルU18 | 完全移籍 |
2007年7月1日 | Yukminkwan MS | Dongbuk MS | 完全移籍 |
2007年1月1日 | Yukminkwan MS | 完全移籍 |
ソン・フンミンの今季成績
プレミアリーグ | 17 | 1242’ | 5 | 0 | 0 |
UEFAヨーロッパリーグ | 4 | 283’ | 1 | 0 | 0 |
合計 | 21 | 1525’ | 6 | 0 | 0 |
ソン・フンミンの出場試合
プレミアリーグ |
第1節 | 2024年8月19日 | vs | レスター・シティ | 90′ | 0 | ||||
A 1 - 1 |
第2節 | 2024年8月24日 | vs | エバートン | 90′ | 2 | ||||
H 4 - 0 |
第3節 | 2024年9月1日 | vs | ニューカッスル | 90′ | 0 | ||||
A 2 - 1 |
第4節 | 2024年9月15日 | vs | アーセナル | 90′ | 0 | ||||
H 0 - 1 |
第5節 | 2024年9月21日 | vs | ブレントフォード | 90′ | 0 | ||||
H 3 - 1 |
第6節 | 2024年9月29日 | vs | マンチェスター・ユナイテッド | メンバー外 | ||
A 0 - 3 |
第7節 | 2024年10月6日 | vs | ブライトン&ホーヴ・アルビオン | メンバー外 | ||
A 3 - 2 |
第8節 | 2024年10月19日 | vs | ウェストハム | 70′ | 1 | ||||
H 4 - 1 |
第9節 | 2024年10月27日 | vs | クリスタル・パレス | メンバー外 | ||
A 1 - 0 |
第10節 | 2024年11月3日 | vs | アストン・ビラ | 56′ | 0 | ||||
H 4 - 1 |
第11節 | 2024年11月10日 | vs | イプスウィッチ・タウン | 90′ | 0 | ||||
H 1 - 2 |
第12節 | 2024年11月23日 | vs | マンチェスター・シティ | 63′ | 0 | ||||
A 0 - 4 |
第13節 | 2024年12月1日 | vs | フルアム | 90′ | 0 | ||||
H 1 - 1 |
第14節 | 2024年12月5日 | vs | ボーンマス | 33′ | 0 | ||||
A 1 - 0 |
第15節 | 2024年12月8日 | vs | チェルシー | 90′ | 1 | ||||
H 3 - 4 |
第16節 | 2024年12月15日 | vs | サウサンプトン | 45′ | 1 | ||||
A 0 - 5 |
第17節 | 2024年12月22日 | vs | リバプール | 82′ | 0 | ||||
H 3 - 6 |
第18節 | 2024年12月26日 | vs | ノッティンガム・フォレスト | 81′ | 0 | ||||
A 1 - 0 |
第19節 | 2024年12月29日 | vs | ウォルバーハンプトン | 64′ | 0 | ||||
H 2 - 2 |
第20節 | 2025年1月4日 | vs | ニューカッスル | 28′ | 0 | ||||
H 1 - 2 |
UEFAヨーロッパリーグ |
リーグフェーズ第1節 | 2024年9月26日 | vs | カラバフ | 71′ | 0 | ||||
H 3 - 0 |
リーグフェーズ第2節 | 2024年10月3日 | vs | フェレンツヴァーロシュ | メンバー外 | ||
A 1 - 2 |
リーグフェーズ第3節 | 2024年10月24日 | vs | AZ | メンバー外 | ||
H 1 - 0 |
リーグフェーズ第4節 | 2024年11月7日 | vs | ガラタサライ | 45′ | 0 | ||||
A 3 - 2 |
リーグフェーズ第5節 | 2024年11月28日 | vs | ローマ | 77′ | 1 | ||||
H 2 - 2 |
リーグフェーズ第6節 | 2024年12月12日 | vs | レンジャーズ | 90′ | 0 | ||||
A 1 - 1 |