ギリシャで現場復帰のマケレレ氏がわずか3試合で辞任を決断…選手起用をめぐり経営陣と衝突か
2024.10.08 08:00 Tue
ギリシャのアステラス・トリポリスで現場復帰を果たしたクロード・マケレレ監督(51)が、わずか3試合で辞任を決断したようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。
2023年9月にチェルシーのテクニカル・メンターを退任したマケレレ監督は、9月3日に解任されたミラン・ラスタバツ前監督の後任として、同14日にアステラス・トリポリスの指揮官に就任。
初陣から2戦連続ドローで迎えた6日のアテネ・カリテア戦(3-1で勝利)で就任後初勝利を飾ったマケレレ監督だが、この試合を機にチームを去ることを決めたという。
『フット・メルカート』によれば、マケレレ監督が辞任を決断した理由は、クラブの経営陣に課せられた方針、特にプレーシステムと選手起用に関するものだという。
すでにクラブを離れたと報じられているマケレレ監督は、イギリス『LondonWorld』のインタビューで以下のように辞任を決断した理由を語った。
「この前の試合では、彼らは重要な選手をベンチに置くよう要求した。この選手はアマチュア選手のため給料は少ないが、チームで最高の選手だ。私は彼を20分間だけ出場させましたが、彼は2アシストを決め、私たちは試合に勝つことができた。しかし、経営陣は彼にプレーしてほしくなかったようだ」
「なせなら、その選手はクラブと新たな契約を結んでいなかったからだ。だから、経営陣は彼がプレーするかしないかを自分たちでコントロールできると考えていたのだろう。しかし、私は彼のクオリティーを評価して起用すると決めたんだ」
チェルシーでビリー・ギルモアやコナー・ギャラガー、トレヴォ・チャロバーら有能な若手選手と触れ合ってきたマケレレ監督は、若い才能を積極的に取り入れることが現在のサッカーにおいて不可欠であると考えており、経営陣からの発言はとても受け入れがたいものであったようだ。
「私は若い選手が成長する姿を見守ってきた。いま、彼らがどうなっているか考えてみてほしい。彼らは時々、『コーチ、ありがとう』とメッセージを送ってくる。それはトロフィーを獲得することよりも重要なことなんだ」
2023年9月にチェルシーのテクニカル・メンターを退任したマケレレ監督は、9月3日に解任されたミラン・ラスタバツ前監督の後任として、同14日にアステラス・トリポリスの指揮官に就任。
初陣から2戦連続ドローで迎えた6日のアテネ・カリテア戦(3-1で勝利)で就任後初勝利を飾ったマケレレ監督だが、この試合を機にチームを去ることを決めたという。
すでにクラブを離れたと報じられているマケレレ監督は、イギリス『LondonWorld』のインタビューで以下のように辞任を決断した理由を語った。
「もし成績が良くないから私をクビにしたいのなら、それは構わない。それがサッカーだ。しかし、私は誰がプレーすべきか、すべきでないかを指示されたくはない」
「この前の試合では、彼らは重要な選手をベンチに置くよう要求した。この選手はアマチュア選手のため給料は少ないが、チームで最高の選手だ。私は彼を20分間だけ出場させましたが、彼は2アシストを決め、私たちは試合に勝つことができた。しかし、経営陣は彼にプレーしてほしくなかったようだ」
「なせなら、その選手はクラブと新たな契約を結んでいなかったからだ。だから、経営陣は彼がプレーするかしないかを自分たちでコントロールできると考えていたのだろう。しかし、私は彼のクオリティーを評価して起用すると決めたんだ」
チェルシーでビリー・ギルモアやコナー・ギャラガー、トレヴォ・チャロバーら有能な若手選手と触れ合ってきたマケレレ監督は、若い才能を積極的に取り入れることが現在のサッカーにおいて不可欠であると考えており、経営陣からの発言はとても受け入れがたいものであったようだ。
「私は若い選手が成長する姿を見守ってきた。いま、彼らがどうなっているか考えてみてほしい。彼らは時々、『コーチ、ありがとう』とメッセージを送ってくる。それはトロフィーを獲得することよりも重要なことなんだ」
クロード・マケレレの関連記事
アステラス・トリポリスの関連記事
ギリシャ・スーパーリーグの関連記事
記事をさがす
|
クロード・マケレレの人気記事ランキング
1
今日は何の日!7月16日は、“地球の3割をカバーする男”カンテがレスターからチェルシーへ移籍/2016年
世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日7月16日の出来事を振り返ってみよう。 今回ピックアップするのは、2016年7月16日。フランス代表MFエンゴロ・カンテが、レスター・シティからチェルシーへの完全移籍で加入した日だ。 <div id="cws_ad">◆カンテが古巣レスター相手に決めたロングシュート<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiIwSFNUbmNEaCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ◆“奇跡の優勝”の立役者の1人がステップアップ フランス2部リーグ・ドゥのカーンでの活躍を見出したレスターにより、2015年8月に引き抜かれたカンテ。豊富な運動量と相手の攻撃の芽を摘む守備センスを武器に、加入初シーズンから中盤で絶対的な存在感を示すと、レスターの“奇跡”のプレミアリーグ優勝の立役者の1人として、一気に世界最高峰の守備的MFとして評価を得た。 多くのクラブが獲得に興味を示す中、カンテの獲得に成功したのはチェルシー。推定移籍金3580万ユーロ(約44億円)でレスターからチェルシーへ移籍し、ステップアップを果たした。 ◆新天地でも変わらぬ有能さ チェルシー移籍後も、主に中盤の底で安定したパフォーマンスを見せているカンテ。当時の指揮官であるアントニオ・コンテ監督の下、加入初シーズンから活躍し、同チームのプレミアリーグ制覇に貢献。個人として2シーズン連続のリーグ優勝と共にPFA年間最優秀選手に選出されるなど、守備的MFとしての評価をさらに高めた。 マウリツィオ・サッリ監督下では、守備的MFのポジションより少し前の攻撃的なポジションでプレー。フランク・ランパード現監督には、かつての同僚でカンテと同じ元フランス代表MFクロード・マケレレ氏と比較しつつ「現代最高のMF」と絶賛され、中盤の主力選手の1人として出場機会を与えられている。また、同胞のマルセル・デサイー氏はその豊富過ぎる運動量から「地球の7割は水で、3割をカンテがカバーしている」と冗談交じりに表現している。 2020.07.16 17:30 Thu2
チェルシー新入りのカイセドが歴代先輩への憧れを明かす 「サッカーをするモチベーションに」
チェルシーのエクアドル代表MFモイセス・カイセドは歴代先輩たちの背中を見て育ったようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 昨シーズンのブライトン&ホーヴ・アルビオンでの活躍でいち躍その名を広め、今夏にチェルシー移籍を決断したカイセド。ここまでプレミアリーグ11試合に出場し、チームの中盤を支えている。 そんなカイセドはクラブのインタビューに応じ、エクアドルの路上でサッカーに興じていた少年時代や、プロになるまでの道のり、インデペンディエンテ・デル・バジェ時代、ブライトンへの移籍といった過去を回想。その中で、今夏までチェルシーに在籍した元フランス代表MFエンゴロ・カンテへの憧れを明かしている。 「ユニフォームを手に入れられるかどうか、昔の代理人に尋ねたことがあった。エンゴロ・カンテのユニフォームが欲しかったんだけど、手に入れるのがちょっと難しかったんだ。だけど彼は『買ってあげる』と言ってくれた」 「ある日、彼はエクアドルに来て『ほら、プレゼントだ』と言った。それがそのユニフォームだった。僕にとっては最高のプレゼントだったし、それからそのユニフォームを着るようになった」 「チェルシーは僕が子供の頃に見ていた最高のチームの1つだったから、モチベーションになったよ」 さらにカイセドは、カンテよりも前にチェルシーで活躍した元フランス代表MFクロード・マケレレ氏にも言及。カンテと共に中盤でプレーする際の参考にしていたようだ。 「ここにいた頃のマケレレの動画をよく見ていたよ。僕は中盤でプレーするようになってからチェルシーの動画をよく見ていたんだ」 「マケレレの動画をいくつか見たし、カンテについても同様だ。サッカーをするモチベーションになっていた。彼らはここのレジェンドだったからね」 昔からチェルシーには親しみを感じていた様子のカイセド。カンテやマケレレ氏のような圧倒的な活躍が期待される。 2023.11.28 14:41 Tue3
元ユナイテッドFWマケダがマケレレ率いるギリシャへ キャリア13クラブ目
ギリシャ・スーパーリーグのアステラス・トリポリスFCは9月30日、イタリア人FWフェデリコ・マケダ(33)の加入を発表した。 かつてマンチェスター・ユナイテッドで華々しいデビューを遂げ、その名を轟かせたマケダ。デビュー当時17歳と伸び代たっぷりの有望株だったが、レンタル移籍を繰り返しても芽が出ず、2014年夏のカーディフ・シティ行きを機にユナイテッドでのキャリアに終止符を打った。 以降はノッティンガム・フォレスト、ノヴァーラ、パナシナイコス、アンカラギュジュでプレーし、イングランド、イタリア、ギリシャ、トルコの4カ国を転々。2023年1月から半年間にわたってキプロスのAPOELにレンタル移籍し、今夏にアンカラギュジュと契約満了となった。 そうして新たなクラブとなるアステラスはクロード・マケレレ監督に率いられ、マケダにとってキャリア13クラブ目となる。 2024.10.02 14:20 Wedアステラス・トリポリスの人気記事ランキング
1
元ユナイテッドFWマケダがマケレレ率いるギリシャへ キャリア13クラブ目
ギリシャ・スーパーリーグのアステラス・トリポリスFCは9月30日、イタリア人FWフェデリコ・マケダ(33)の加入を発表した。 かつてマンチェスター・ユナイテッドで華々しいデビューを遂げ、その名を轟かせたマケダ。デビュー当時17歳と伸び代たっぷりの有望株だったが、レンタル移籍を繰り返しても芽が出ず、2014年夏のカーディフ・シティ行きを機にユナイテッドでのキャリアに終止符を打った。 以降はノッティンガム・フォレスト、ノヴァーラ、パナシナイコス、アンカラギュジュでプレーし、イングランド、イタリア、ギリシャ、トルコの4カ国を転々。2023年1月から半年間にわたってキプロスのAPOELにレンタル移籍し、今夏にアンカラギュジュと契約満了となった。 そうして新たなクラブとなるアステラスはクロード・マケレレ監督に率いられ、マケダにとってキャリア13クラブ目となる。 2024.10.02 14:20 Wed2