カナダをコパ・アメリカでベスト4に導いたマーシュ監督、母国アメリカ代表からの関心に「今も将来的にも興味はない」
2024.07.13 14:40 Sat
カナダ代表のジェシー・マーシュ監督は、アメリカ代表指揮官への就任の可能性を完全否定した。『ESPN』が伝えている。
2年後にカナダ、メキシコと共同で開催する北中米ワールドカップを控えるアメリカだが、先月から開催されたコパ・アメリカ2024では母国開催ながらグループステージ敗退。アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)はこの結果を受け、2018年から指揮を執るグレッグ・バーホルター監督(50)を解任した。
後任を探すUSSFはリバプールを退任したユルゲン・クロップ氏の招へいに動くも、休養を望む同氏は拒否。USSFはなおもクロップ氏の招へいの可能性を粘り強く探りつつ、別の選択肢についても模索している。
そんな中で、候補の一人になっているのがマーシュ監督だ。これまでレッドブル・ザルツブルクやRBライプツィヒ、リーズ・ユナイテッドなどで指揮を執ってきた指揮官は、2024年5月にカナダの監督に就任。前述したコパ・アメリカではチームを準決勝まで導き、13日にウルグアイ代表との3位決定戦を控えている。
アメリカ人として母国を率いることが期待される中だが、マーシュ監督にその意向はまったくないようだ。ウルグアイ戦の前日記者会見に出席した指揮官はUSSFへの不信感を口にしており、今後も指揮を執るつもりはないと断言している。
「私は今、ここで本当に幸せだ。この組織のリーダーたちと共に働くこと、そしてこのチームと働くことについて、これ以上の幸せはないと思う」
「アメリカサッカーへのリスペクトは大きいが、私は以前に彼らとの交渉を経験した。そして、あまり詳しく話すつもりはないが、そこで私はあまり良い扱いを受けなかった」
「だから、もうそれは過去のことさ。交渉が終わった瞬間、私は『よし、前進するぞ。そして自分にとって何が正しいのかを見つけ出すんだ』と決めたんだ」
2年後にカナダ、メキシコと共同で開催する北中米ワールドカップを控えるアメリカだが、先月から開催されたコパ・アメリカ2024では母国開催ながらグループステージ敗退。アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)はこの結果を受け、2018年から指揮を執るグレッグ・バーホルター監督(50)を解任した。
後任を探すUSSFはリバプールを退任したユルゲン・クロップ氏の招へいに動くも、休養を望む同氏は拒否。USSFはなおもクロップ氏の招へいの可能性を粘り強く探りつつ、別の選択肢についても模索している。
アメリカ人として母国を率いることが期待される中だが、マーシュ監督にその意向はまったくないようだ。ウルグアイ戦の前日記者会見に出席した指揮官はUSSFへの不信感を口にしており、今後も指揮を執るつもりはないと断言している。
「私は今の職を辞めるつもりはない。そして、アメリカ代表の仕事に興味もない。そして組織に大きな変化がない限り、私は将来的にもアメリカ代表の仕事に興味は持たないだろう」
「私は今、ここで本当に幸せだ。この組織のリーダーたちと共に働くこと、そしてこのチームと働くことについて、これ以上の幸せはないと思う」
「アメリカサッカーへのリスペクトは大きいが、私は以前に彼らとの交渉を経験した。そして、あまり詳しく話すつもりはないが、そこで私はあまり良い扱いを受けなかった」
「だから、もうそれは過去のことさ。交渉が終わった瞬間、私は『よし、前進するぞ。そして自分にとって何が正しいのかを見つけ出すんだ』と決めたんだ」
ジェシー・マーシュの関連記事
カナダ代表の関連記事
記事をさがす
|
ジェシー・マーシュの人気記事ランキング
1
ドローンでのスパイ行為が問題のカナダ女子代表、東京五輪の金メダルにも疑念が…コパ・アメリカでは男子も使用、慣例的に行われていた可能性が浮上
ドローンを使用したスパイ活動が問題視されているカナダ女子代表チーム。ビバリー・プリーストマン監督は、職務停止処分を受け、パリ・オリンピックチームから追放された中、新たな疑惑が浮上している。 カナダ『CBC』によれば、カナダ代表がドローンを使用することはこれまでにも慣例的にあったとのこと。カナダサッカー協会(CSA)の最高経営責任者(CEO)を務めるケビン・ブルー氏が語った。 事の発端は、22日にニュージーランド女子代表がドローンでトレーニングを撮影されていることを報告。その結果、カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるジョセフ・ロンバルディ氏がドローンを飛ばしていたことが判明。アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏と共にチームを外されることとなった。 また、その後にプリーストマン監督も調査を受けるために職務停止となり、パリ・オリンピックから追放されていた。 しかし、これは突発的に起こったことではないとのこと。ブルーCEOは、先日まで行われていたコパ・アメリカ2024で、カナダ代表チームも「ドローンの使用を試みた」とコメント。ただ、競技の公正性には影響しないと考えており、ジェシー・マーシュ監督も事後で知ったという。 「コパ・アメリカでドローンの使用が試みられた事例があることは承知している」 「事件発生後、私は監督とこの件について話したが、彼がスタッフに対してこれを慣行だと非難したことは理解している」 また、今回の事件の調査をする中で、過去何年にも遡り「逸話的なフィードバック」を受け取っているとのこと。どこまで知られていたことなのかが徹底的に調査されることになるという。 「この特定の問題について知れば知るほど、この種のことが起こるという潜在的かつ深く根付いた組織的な文化について懸念が増していく。明らかに全く容認できないことだ」 「ただ、選手たち自身はいかなる非倫理的な行為にも関与していない」 カナダ代表のチーム内に根強くある慣例的なものだとされ、今回のスパイ行為が非常に大きな問題に発展する懸念があるという。 この件は国際サッカー連盟(FIFA)も調査を開始。プリーストマン監督は東京オリンピックでもカナダ女子代表を指揮しており、金メダルを獲得していたが、どうやらその件も疑惑が浮上。決勝はスウェーデン女子代表とのPK戦でもあり、長年に亘り行われていた可能性もあるとされている。 一方で、ブルーCEOが守ったように、選手はこの行為は知らないとのこと。カナダ女子代表のレジェンドであり、東京オリンピックではキャプテンとして出場したクリスティン・シンクレアは自身のインスタグラムで言及した。 「金メダルを守ろうとする私たちの代表チームの選手たちが、スタッフの一部による非難されるべき行為の中でプレーしなければならなかったのは残念です。選手たちに、この行動は何もコントロールできません」 「私は23年間代表選手としてプレーしてきましたが、私が出席したチームや個人のミーティングで、ドローンの映像を見せられたり、そのことについて話し合ったりということは一度もないということをはっきりさせておきたいです」 また、2011年から2018年から女子、2018年から2023年は男子のカナダ代表を指揮したこともあるジョン・ハードマン監督も今回の件について言及。「オリンピックやワールドカップで監督を務めていた間、我々はそうした活動に一切関与したことがないと確信している」とコメント。自身の時代にはなかったことだとし、CSAの調査に全面協力するとした。 プリーストマン監督は2020年からカナダ女子代表を指揮。その前には、フィルン・ネビル監督時代にイングランド女子代表のアシスタントコーチを務めていた。話を総合すれば、最近のことのようにも感じられるが、どういった結末を迎えるのか調査の結果に注目が集まる。 2024.07.27 09:58 Sat2
指揮官引き抜き噂絶えないシュツットガルト、ユース出身の青年指揮官に関心か
シュツットガルトの後任候補としてアル・アハリのマティアス・ヤイスレ氏の名前が挙がっているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 昨シーズンのブンデスリーガ2位躍進に導いたセバスティアン・ヘーネス監督は、指揮官として評価を高めており、シャビ・アロンソ監督の流出が濃厚なレバークーゼンを中心に、国内外の強豪クラブへのステップアップの可能性が取り沙汰される。 そのため、シュツットガルトもヘーネス監督の後任人事に着手しており、現状ではドイツ代表でアシスタントコーチを務めるサンドロ・ワグナー氏が筆頭に挙がっている。 しかし、『スカイ』の最新報道によれば、新たな候補として前レッドブル・ザルツブルク指揮官で、現役時代にシュツットガルトのユースチームでプレー経験がある36歳の青年指揮官が浮上しているという。 現役時代に母国のホッフェンハイムでプレーしたヤイスレ氏だが、度重なるケガの影響で25歳の若さで現役を引退。その後、師事していたラルフ・ラングニック氏のツテを使ってRBライプツィヒで指導者キャリアをスタート。 デンマークのブレンビー、ライプツィヒでのコーチを経て、2021年1月にザルツブルクのリザーブチームにあたるFCリーフェリングで監督キャリアをスタートし、翌シーズンにはジェシー・マーシュ監督の引き抜きを受け、ザルツブルクの指揮官にステップアップ。 オーストリア・ブンデスリーガ2連覇に加え、就任1年目にはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)でのベスト16進出に導く卓越した手腕を発揮。その後、2023年7月にサウジアラビアからの高額なオファーを受け、アル・アハリの新指揮官に就任。就任1年目は3位フィニッシュに導くも、今シーズンはここまで8位と苦戦している。 2024.11.17 06:00 Sun3
退場したリーズのマーシュ監督がFAから起訴…試合後に不適切な発言
リーズ・ユナイテッドのジェシー・マーシュ監督が、イングランドサッカー協会(FA)から処分を受けることとなるようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 マーシュ監督は、3日に行われたブレントフォード戦でレッドカードを受け、退席処分となっていた。 ブレントフォードのアーロン・ヒッキーが、リーズのクリセンシオ・サマーフィルに対して激しいタックル。マーシュ監督はPKが与えられなかったことに激怒した。 マーシュ監督はロバート・ジョーンズ主審に対し、オンフィールド・レビューをしろとアピールした結果、退場処分を受けることとなった。 なお、リーズはブレンフォード相手に5-2で大敗を喫することとなった。 マーシュ監督は、試合後のインタビューで「最終的にVARの確認がなかったのは、敬意の欠如だ」とコメント。これが不適切な発言だとして、FAは起訴した。異議申し立ては9日まで行える。 2022.09.07 20:23 Wed4
マッケニーのリーズ移籍迫る! ユーベ指揮官アッレグリも認める
ユベントスのアメリカ代表MFウェストン・マッケニー(24)がリーズ・ユナイテッドに移籍するようだ。 2021年夏にシャルケからユベントスに移り、公式戦90試合以上に出場するマッケニー。今季もカタール・ワールドカップ(W杯)でのプレーを挟みながら、公式戦21試合に出場して3得点2アシストを記録中だが、今冬のマーケット閉幕が近づくなか、リーズ・ユナイテッド行きの噂が浮上している。 プレミアリーグ15位で残留を争うチームと紐づく噂だが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、この移籍が決まった模様。120万ユーロ(約1億6000万円)のレンタルに3300万ユーロ(約46億5000万円)+アドオンの買取オプションで決着したという。 マッケニー本人も個人条件で合意に至っており、24時間以内にメディカルチェックを受けるためにイングランドへ。その後、契約にサインするようだ。 そんなリーズを率いるのはアメリカ人指導者のジェシー・マーシュ監督。選手にもMFブレンデン・アーロンソンとMFタイラー・アダムスのアメリカ代表勢がおり、よりアメリカ色の強いチームになりそうだ。 なお、29日にホームでセリエA第20節のモンツァ戦に臨むユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督もイタリア『スカイ』によると、マッケニーの欠場を明言。リーズとのクラブ間合意も明かして、移籍の可能性を認めている。 2023.01.29 11:30 Sun5
監督候補者にことごとく断られるリーズ、ジェラード氏を招へいか?本人は前向き
ジェシー・マーシュ監督を解任し、後任監督が決まらないまま試合を迎えることとなってしまったリーズ・ユナイテッド。現在の最有力候補はスティーブン・ジェラード氏(42)のようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えた。 6日、成績不振によりマーシュ監督の解任を発表。チームは降格圏ギリギリの17位に位置。昨シーズンは見事に残留へと導いた中、今季は期待外れの結果に終わっていた。 後任監督の候補には多くの名前が挙がっていた中、前任のマルセロ・ビエルサ監督との交渉は継続しているものの、WBAのカルロス・コルベラン監督は契約延長を果たすこととなった。 また、ラージョ・バジェカーノのアンドニ・イラオラ監督はクラブが退任を拒否。フェイエノールトのアルネ・スロット監督も続投する意思を示していた。 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督も「雑音にすぎない」と噂を気にも止めていない状況。候補者に次々とそっぽを向かれている状況だ。 そんな中で候補として残っているのが元イングランド代表のレジェンドであるジェラード氏。レンジャーズやアストン・ビラで指揮を執った経験があり、ビエルサ監督解任後にも候補に挙がっていた。 レンジャーズでは無敗優勝という偉業を達成しながらも、アストン・ビラではその手腕を発揮できずに11カ月で解任されている状況。ただ、リーズからの話には前向きだという。 1週間以上あった中で監督が決まらず、マンチェスター・ユナイテッド戦を迎えてしまったリーズ。早く監督を決めたいところだが、ジェラード氏の就任で話はまとまるのだろうか。 2023.02.12 21:50 Sunカナダ代表の人気記事ランキング
1