「裏をもっと突けるんじゃないか」東京NB・松田紫野が狙い通りに攻撃活性化、同点弾演出は「運良くって感じです」

2024.04.19 17:15 Fri
同点ゴールを演出した日テレ・東京ヴェルディベレーザのDF松田紫野
©WE LEAGUE
同点ゴールを演出した日テレ・東京ヴェルディベレーザのDF松田紫野
途中出場で同点ゴールに関与した日テレ・東京ヴェルディベレーザのDF松田紫野が、ノジマステラ神奈川相模原戦を振り返った。東京NBは18日、2023-24WEリーグ第15節でN相模原と味の素フィールド西が丘で対戦。3-1と逆転勝ちを収めた。

ベンチスタートとなった松田は後半頭から出場し、3バックの左へ入った。ウインターブレイクが明けて以降、しばらく別メニューでの調整が続いていたが、再開後ようやく初出場。8試合ぶりのピッチに立った。
「休んでいた分、準備期間はあったのでそこでコンディションを上げて、フィジカル(トレーニング)やケアは入念にやってきたので、復帰戦でしたけどしっかりやれたと思います」と手応えを口にする。

74分にはクロスから同点ゴールを演出。「正直、クロスを上げた時にはやってしまったと思って…。もうちょっとニアを越して真ん中ぐらいへのボールを蹴りたいと思っていたんですけど、前に当たってしまって、運良くって感じです」と、狙いとは若干ずれていたことに照れながらも、結果に結び付いたことに顔を綻ばせた。
前半の戦いを見て「ウイングに(相手の)サイドバックが結構食い付くシーンがあったので、その裏をもうちょっと突けるんじゃないか」と分析。「コーチからもそこを意識して、もらったときには左でオープンで持って、(北村)菜々美さんの裏や足下の使い分けと、持った時に中のフォワードを見ることを意識して欲しいと言われました」との指示通り、サイドからの攻撃を活性化している。

「みんなも共通意識を持てている」との言葉にあるよう、新システムの中でクロスが増加傾向にある東京NB。これを元々のパスサッカーとどう組み合わせるかが、攻撃のバリエーションにもつながってくる。

クロスに至る過程でも、外外でまくる以外に、同点シーンのように中央へ人を集め、サイドのスペースを作るパターンもある。

一辺倒になるのではなく、「ベレーザの特徴でもあるパスサッカーで中央突破することも忘れずに、両方できるのが強みだと思うので、精度を上げるのはこれからの課題かなと思います」と両立や使い分けを目指しながら、次節以降へ向けても「まだまだ順位争いありますけど、まずは1つ1つの試合に集中して、みんなで戦って必ず勝利したいなと思います」と意気込みを語った。

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日テレ・東京ヴェルディベレーザは29日、MF木下桃香(21)の現役引退を発表した。 北海道出身の木下は、日テレ・東京ヴェルディメニーナから日テレ・東京ヴェルディベレーザに昇格。東京NB一筋でプレーしてきた。 WEリーグでは4シーズン目を迎え、通算71試合9得点を記録。なでしこリーグ時代には18試合で2得点を記録していた。 WEリーグカップでも13試合1得点、なでしこリーグカップでは8試合に出場。皇后杯でも16試合で1得点を記録していた。なお、メニーナ時代には皇后杯に5試合出場している。 U-16日本女子代表、U-17日本女子代表、なでしこジャパンでもプレー。東京オリンピックのメンバーにも選ばれ、通算5試合1得点を記録。WEリーグのベストイレブンには2022-23、2023-24と2年連続で選出されていた。 チームの中心選手としてプレーしていた木下はシーズン途中での電撃引退。クラブを通じてコメントしている。 「他のチームでプレーすることが考えられないぐらいベレーザ・メニーナのサッカーが大好きで、様々な最高な瞬間をこのクラブで味わうことができたことは自分にとって一生の宝物です」 「これまでサッカーのことを常に考えて生きてきましたが、自分の人生を考えた時、プロサッカー選手としてプレーすることが必ずしも1番ではない自分に気がつきました。次の道を完全に決めたわけではありませんが、サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたいという思いから、この決断に至りました」 「今シーズンこそリーグ優勝を掲げていた中、サッカーという形で恩返しすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今の自分が精一杯考えて出した答えです」 「今回、このような自分の決断を認めてくれたクラブ、そして、これまで応援してくださったファン・サポーター、パートナーの皆さま、お世話になった選手・スタッフ、サッカーを通して関わってくださった全ての皆さま、本当にありがとうございました」 <span class="paragraph-title">【写真】21歳で引退を決断‥木下桃香のキャリアを振り返る写真</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DFZ7GFuvxQI/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DFZ7GFuvxQI/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">木下桃香 / Momoka Kinoshita(@kinoshita_momoka)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2025.01.29 13:35 Wed
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上野真実のループ弾でS広島Rが3連勝、首位返り咲き! 勝ち点で並ぶI神戸&首位撃破の東京NBも3連勝で追走【SOMPO WEリーグ】

5日と6日にかけて、2024-25 SOMPO WEリーグ第4節が行われた。 前節終了時点では2勝1分けの勝ち点「7」で3チームが上位に並んでいたWEリーグ。得失点差で首位に浮上したセレッソ大阪ヤンマーレディースは、2勝1敗で後を追う4位日テレ・東京ヴェルディベレーザをホームに迎えた。 C大阪は19分、ボックス手前左でキープした田中智子のカットインシュートが右ポストに直撃。すると24分、東京NBは左サイドのスローインからカットインした木下桃香がミドルを沈め、先制に成功する。 リードを奪われたC大阪だが、前節ハットトリックの矢形海優が前半アディショナルタイムに同点弾。スルーパスに抜け出してボックス内で仕掛け、ゴール右下に流し込んだ。 1-1で後半を迎えると、右サイドをドリブルで持ち上がった山本柚月が対角にシュートを決め、東京NBが49分に再びリード。終盤には樋渡百花と北村菜々美が立て続けにゴールを奪い、計4発の東京NBが3連勝。3位に浮上した一方、初黒星のC大阪は5位に後退している。 前節、首位の座を譲ったサンフレッチェ広島レジーナは、未勝利が続く10位ノジマステラ神奈川相模原と敵地で対戦。立ち上がりからセットプレーでゴールに迫るも、前半は互いに決め手を欠き0-0で折り返す。 先手を取ったのは74分のS広島R。後方からのロングボールを収めた上野真実が、飛び出してきたGKを見てループを選択。この1点を守り抜き、こちらも3連勝達成のS広島Rが首位に返り咲いている。 初代女王の3位INAC神戸レオネッサは、8位AC長野パルセイロ・レディースとのホームゲーム。試合開始3分、愛川陽菜の左サイド突破から折り返しをカルロタ・スアレスが押し込み、I神戸が幸先良く先制。そのまま1点リードで前半を終える。 後半に入ると57分にAC長野が反撃。菊池まりあのパスをボックス手前で受けた稲村雪乃が右足を振り抜き、ゴール右上に決める。 追いつかれたI神戸だったが、66分には右サイドのFKからスアレスのヘディングシュートが左ポストに当たり、跳ね返りを水野蕗奈が詰めて勝ち越し。78分には愛川陽菜が髙瀬愛実の鋭いクロスに合わせてリードを2点に広げる。 AC長野も後半アディショナルタイム、岩下胡桃がクロスを押し込んで意地を見せたが、追いつくことはできず。東京NBやS広島Rと同様に3連勝としたI神戸が2位に順位を上げた。 その他、2勝1敗で5位のジェフ千葉レディースは、7位アルビレックス新潟レディース相手の完封勝利で4位に浮上。12位マイナビ仙台レディースと11位大宮アルディージャVENTUSによる下位同士の一戦はゴールレスドローに終わり、共に未勝利ながら仙台は初の勝ち点を獲得している。 なお、第4節の三菱重工浦和レッズレディース vs ちふれASエルフェン埼玉は、浦和がAFC Women’s Champions League 2024/25出場のため11月20日に開催される。 ◆2024-25 SOMPO WEリーグ第4節 ▽10/5(土) マイナビ仙台レディース 0-0 大宮アルディージャVENTUS セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-4 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【C大阪】 矢形海優(前45+1) 【東京NB】 木下桃香(前24) 山本柚月(後4) 樋渡百花(後39) 北村菜々美(後41) ノジマステラ神奈川相模原 0-1 サンフレッチェ広島レジーナ 【S広島R】 上野真実(後29) ▽10/6(日) アルビレックス新潟レディース 0-1 ジェフ千葉レディース 【千葉L】 大澤春花(後40) INAC神戸レオネッサ 3-2 AC長野パルセイロ・レディース 【I神戸】 カルロタ・スアレス(前3) 水野蕗奈(後21) 愛川陽菜(後33) 【AC長野】 稲村雪乃(後12) 岩下胡桃(後45+5) ▽11/20(水) 三菱重工浦和レッズレディース vs ちふれASエルフェン埼玉 <span class="paragraph-title">【動画】S広島RのFW上野真実の決勝ループ弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DVyYcj-t6-M";var video_start = 102;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.06 22:43 Sun
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東京NBがS広島Rを下して首位浮上、EL埼玉もC大阪に快勝し首位に【WEリーグ クラシエカップ】

25日、WEリーグ クラシエカップの第3節が行われた。 3つのグループに分かれて行われるグループステージ。AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)を戦う三菱重工浦和レッズレディースはグループステージは免除となっている。 グループAでは勝ち点4で並ぶサンフレッチェ広島レジーナと日テレ・東京ヴェルディベレーザが対戦。試合は、互いに譲らないこう着状態で前半を終えた中、61分に東京NBはボックス内右からの青木夕菜の落としをボックス手前で木下桃香がミドルシュート。これが決まり先制する。 さらに74分には、東京NBがPKを獲得。北村菜々美が仕掛けるとボックス左からのクロスがクリアされるも、山本柚月がボックス内で拾ってシュートに行こうとすると、渡邊真衣が倒してPKに。これを山本がしっかりと決めて0-2。東京NBが首位に浮上した。 グループAのもう1試合は、大宮アルディージャVENTUSvsAC長野パルセイロ・レディースの一戦。2分の大宮Vと1分け1敗のAC長野の戦いは、13分に左サイドのFKから中野琴音がゴール前にクロス。これはクリアされるが、ボックス手前から三谷沙也加が左足一閃。強烈なミドルが決まり、AC長野が先制する。 しかし、ホームの大宮Vは反撃。27分に左サイドからのクロスをGKがファンブル。これを、北川愛莉が押し込んで同点に追いつく。追いつかれたAC長野だったが、31分にすぐに勝ち越しに成功。ボックス左の混戦のこぼれ球を宮本華乃が虚をついて狙うと、見事なシュートが吸い込まれた。 1点ビハインドの大宮Vだったが、後半に反撃。57分、左サイドを仕掛けた北川がボックス内で倒されPKを獲得。自らしっかりと決めて追いつき、2-2の引き分けに終わった。 グループBは3チームの戦いに。1勝のノジマステラ神奈川相模原と1敗のマイナビ仙台レディースが対戦。試合は18分に、敵陣でボールを奪ったN相模原はスルーパスを受けた大竹麻友がボックス内左の角度があまりないところからニアを撃ち抜いてゴール。これが決勝点となり、1-0でN相模原が勝利した。 グループCでは、1分け1敗のINAC神戸レオネッサと1勝1分けのジェフユナイテッド千葉レディースが対戦。試合は終盤にスコアが二転三転し、1点ビハインドのI神戸は73分にカルラ・モレラが同点ゴールを奪うも、千葉Lは87分に大熊環が勝ち越しゴール。しかし、I神戸が91分にカルロタ・スアレスのゴールが決まり、2-2の痛み分けとなった。 また、1分け1敗のセレッソ大阪ヤンマーレディースと1勝1敗のちふれASエルフェン埼玉の試合は0-2でEL埼玉が勝利。31分に吉田莉胡、前半アディショナルタイムに岸みのりがゴールを奪い、0-2で勝利。グループ首位に浮上した。 <span class="paragraph-sbtitle">◆WEリーグ クラシエカップ第3節</span> 【グループA】 サンフレッチェ広島レジーナ 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【東京NB】 木下桃香(後16) 山本柚月(後30) 大宮アルディージャVENTUS 2-2 AC長野パルセイロ・レディース 【大宮V】 北川愛莉(前27、後13) 【AC長野】 三谷沙也加(前13) 宮本華乃(前31) 【グループB】 ノジマステラ神奈川相模原 1-0 マイナビ仙台レディース 【N相模原】 大竹麻友(前18) 【グループC】 ジェフユナイテッド千葉レディース 2-2 INAC神戸レオネッサ 【千葉L】 オウンゴール(前44) 大熊環(後42) 【I神戸】 カルラ・モレラ(後28) カルロタ・スアレス(後45+1) セレッソ大阪ヤンマーレディース 0-2 ちふれASエルフェン埼玉 【EL埼玉】 吉田莉胡(前31) 岸みのり(前45+3) <span class="paragraph-sbtitle">◆順位表(試合数/勝ち点/得失点)</span> 【グループA】 1位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ3/7pt/+4 2位:サンフレッチェ広島レジーナ 3/4pt/0 3位:大宮アルディージャVENTUS 3/3pt/0 4位:AC長野パルセイロ・レディース 3/1pt/-4 【グループB】 1位:ノジマステラ神奈川相模原 2/6pt/+2 2位:アルビレックス新潟レディース 2/3pt/0 3位:マイナビ仙台レディース 2/0/-2 【グループC】 1位:ちふれASエルフェン埼玉 3/6pt/+1 2位:ジェフユナイテッド千葉レディース 3/5pt/+2 3位:INAC神戸レオネッサ 3/4pt/+1 4位:セレッソ大阪ヤンマーレディース 3/1pt/-4 2024.09.25 23:30 Wed
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WEリーグMVPは20ゴールで得点王の浦和FW清家貴子が受賞! ベストイレブンには連覇の浦和から最多5名、3年連続受賞者は4名

7日、「2023-24WEリーグアウォーズ」が行われ、2023-24シーズンの最優秀選手賞とベストイレブンが発表された。 三菱重工浦和レッズレディースの連覇で幕を閉じたWEリーグ。優秀選手賞30名が発表されていた中、最優秀選手に選ばれたのは浦和のFW清家貴子だった。 清家は浦和の中心選手としてリーグ戦22試合に出場し20ゴールを記録。チームの連覇に大きく貢献するとともに、WEリーグのシーズン最多得点記録を樹立し得点王に輝いた他、10試合連続ゴールという偉業も成し遂げていた。なお、来季からは海外クラブへ移籍することとなる。 また、ベストイレブンには清家を含み浦和から最多の5名が選出。DF石川璃音、DF遠藤優、MF柴田華絵、MF塩越柚歩が選出され、遠藤と塩越は嬉しい初受賞。清家、柴田は3年連続での受賞となり、石川は2年連続の受賞となった。 その他、2位のINAC神戸レオネッサからGK山下杏也加、DF北川ひかる、FW田中美南の3名が受賞し、山下と田中は3年連続、北川は初受賞となった。3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザからはMF木下桃香、FW藤野あおばの2名が受賞し、ともに2年連続での受賞。11ゴールを決め得点ランキング2位となったサンフレッチェ広島レジーナのFW上野真実も初受賞となった。 ◆2023-24 WEリーグベストイレブン GK 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)/3年連続3回目 DF 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)/2年連続2回目 遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)/初受賞 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)/初受賞 MF 柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース)/3年連続3回目 塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース)/初受賞 木下桃香(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)/2年連続2回目 FW 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)/3年連続3回目 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)/2年連続2回目 田中美南(INAC神戸レオネッサ)/3年連続3回目 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)/初受賞 <span class="paragraph-title">【動画】得点王に輝いた清家貴子の今季ゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XhbedzyOaBo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.07 19:30 Fri
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SOMPO WEリーグのキックオフカンファレンス開催! 12クラブの選手が集結、「みんなが主人公になるためにプレーする」

26日、2024-25シーズンのSOMPO WEリーグのキックオフカンファレンスがJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」で行われた。 新シーズンの開幕を前に、12クラブの代表選手が集った中、1部と2部に分かれて行われた。 第1部では髙田春奈チェアが新シーズンに向けた挨拶。また、新たにタイトルパートナーとなった「SOMPOホールディングス」のグループCEO取締役代表執行役社長の奥村幹夫氏が登壇。今回のパートナーシップ契約についての説明を行った。 髙田チェアは4シーズン目を迎えるWEリーグを前に昨シーズンを振り返り、「リーグ戦は三菱重工浦和レッズレディースが連覇と強さを見せつけたわけですが、WEリーグカップではサンフレッチェ広島レジーナが創設3年目で初タイトル、1月の皇后杯では三菱重工浦和レッズレディースをやぶって、INAC神戸レオネッサが優勝するということで、本当に色々なクラブが出てきたシーズンになったと思う」とコメントした。 「みんなが主人公になるためにプレーする」という言葉をテーマにしている新シーズンのWEリーグ。「クラブにおいてもどのクラブが主人公になってもおかしくない、色々な主人公が生まれてくると私自身もワクワクしています」と語った。 また、昨シーズンからは多くの選手が海外へと移籍していった。特になでしこジャパンの選手たちが多く移籍している。「WEリーグ寂しくなったんじゃないの?と言われることも多いですが、実際に寂しさもあります。ただ、中を見れば、あの選手がいる、この選手がいるとワクワクする選手たちが日本にはたくさんいて、その選手たちが主人公になっていくということを考えると、培った日本の女子サッカーの育成を感じますし、これから益々新しい主役を生み出していくリーグになることが求められていると思います」と、新シーズンへの想いを語った。 奥村氏は今回のタイトルパートナー契約の経緯について言及。「WEリーグの理念である、『女子サッカー、スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、1人1人が輝く社会の実現・発展に貢献する』というものと、SOMPOのパーパスである『安心・安全・健康で溢れる未来へ』という理念が共鳴し合ったのが最初のキッカケです」と語った。 その後、トークセッションが行われ、損害保険ジャパン株式会社の常務執行役員[CHRO・CCuO]の酒井香世子さん、SOMPOひまわり生命保険株式会社の執行役員 CHROである野田美智子さん、SOMPOケア株式会社の執行役員 CHROである恒松敬子さんと髙田チェア、そしてWEリーグのコミュニオーガナイザーを務める元なでしこジャパンGKの海堀あゆみさんがWEリーグとSOMPOホールディングとの協力による今後の展開について語り合った。 第2部では12クラブの代表選手が登壇。開幕節の対戦カードごとに登場し、お互いの印象やここまでのチームの完成度、自身の目標などを語った。プレゼンターは昨シーズン限りで現役を引退した元なでしこジャパンの鮫島彩さんが務め、選手たちは「2桁ゴール」、「得点王」、「タイトルを獲る」、「5ゴール5アシスト」など、具体的な目標を掲げていた。 SOMPO WEリーグの開幕は9月14日に開幕。8月31日からは WEリーグ クラシエカップが開催され、12クラブがカップ女王を目指して戦う。 ◆参加選手 マイナビ仙台レディース:廣澤真穂 三菱重工浦和レッズレディース:島田芽依 大宮アルディージャVENTUS:林みのり ちふれASエルフェン埼玉:吉田莉胡 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース:大熊環 日テレ・東京ヴェルディベレーザ:木下桃香 ノジマステラ神奈川相模原:榊原琴乃 AC長野パルセイロ・レディース:伊藤めぐみ アルビレックス新潟レディース:滝川結女 セレッソ大阪ヤンマーレディース:脇阪麗奈 INAC神戸レオネッサ:水野蕗奈 サンフレッチェ広島レジーナ:瀧澤千聖選手 2024.08.26 22:20 Mon

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