野々村芳和チェアマンが次期チェアマン、小野伸二氏が新たな特任理事に内定…2期目へ「成果を得ていく大事な2年間に」
2024.01.26 18:40 Fri
Jリーグは26日、臨時理事会を開催。次期チェアマン候補に野々村芳和チェアマン(51)が内定したことを発表した。
今回の臨時理事会では、2023年1月理事会にて発足した役員指名報酬委員会からの答申に基づき、次期チェアマン候補者を含む理事、監事を内定者として2024年度定時社員総会および臨時理事会の議案に含めることを承認。また、チェアマン候補者が承認されることを条件に、2024年度定時社員総会および臨時理事会以降の特任理事、執行役員についても内定者として承認された。
野々村チェアマンは、ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)、コンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)で選手としてプレー。その後、札幌で社長を務めると、会長にも就任。2022年3月にJリーグのチェアマンに就任した。
その他、理事の候補者としてクラブではいわきFCの大倉智氏、鹿島アントラーズの小泉文明に加え、新任として名古屋グランパスエイトの小西工己氏が内定した。
また、社外有識者としては新たな理事に秋山有子氏(株式会社サンリオ常務執行役員)、藤原弘治氏(株式会社みずほフィナンシャルグループ 特別顧問)、政井貴子氏(SBI 金融経済研究所株式会社 取締役理事長)が内定。監事には、新たに大金直樹氏(東京フットボールクラブ株式会社 取締役会長)が内定した。
なお、現職の馬場渉氏、平野拓也氏、森島寛晃氏、榎徹氏は、2024年3月19日(火)に開催予定の定時社員総会終結をもって退任する。
野々村チェアマンは2期目に向け意気込みを語っている。
「Jリーグやサッカーがより良くなるために改革をしてきましたが、ここからは多くの皆さんと改革を共有できている中で、しっかりと成果を得ていく大事な2年間になると思います」
「ただ、簡単に結果が出るわけでもないです。2年間良かったことは、ここだと思ったところに積極的に投資をしたこと。その感覚を持ちながら、投資するための原資をどう持つのかということが大事になってくると思います」
「2つの成長戦略をこれまで以上にしっかり進めながら、クラブ、日本のサッカーが良くなっていると実感できるような2シーズンになればと思っています」
今回の内定者は、3月19日(火)開催予定の定時社員総会および同日の臨時理事会決議をもって正式に決定する。
◆理事・監事・特任理事 一覧(敬称略)
チェアマン:野々村芳和
(公益社団法人日本プロサッカーリーグチェアマン)
理事:大倉智
(株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役社長)
理事:小泉文明
(株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長、株式会社メルカリ取締役会長)
※理事:小西工己
(株式会社名古屋グランパスエイト代表取締役社長)
理事:杉本勇次
(ベインキャピタル・プライベート・エクイティ・ジャパンLLC日本代表)
理事:元榮太一郎
(弁護士ドットコム株式会社代表取締役社長、弁護士法人Authense法律事務所代表弁護士CEO)
※理事:秋山有子
(株式会社サンリオ常務執行役員、グローバルデジタルマーケテイング本部本部長)
※理事:藤原弘治
(株式会社みずほフィナンシャルグループ特別顧問)
※理事:政井貴子
(SBI金融経済研究所株式会社取締役理事長)
監事:鈴木秀和
(公益社団法人日本プロサッカーリーグ常勤監事)
監事:小林久美
(TokyoAthletesOffice株式会社代表取締役、株式会社スポカチ取締役、小林公認会計士事務所代表)
※監事:大金直樹
(東京フットボールクラブ株式会社取締役会長)
特任理事:内田篤人
(公益財団法人日本サッカー協会ロールモデルコーチ、シャルケ4チームアンバサダー)
特任理事:髙田春奈
(公益社団法人日本女子プロサッカーリーグチェア)
特任理事:中村憲剛
(FrontaleRelationsOrganizer)
特任理事:夫馬賢治
(株式会社ニューラル代表取締役CEO)
※特任理事:小野伸二
(OneHokkaidoNexusOrganizer)
今回の臨時理事会では、2023年1月理事会にて発足した役員指名報酬委員会からの答申に基づき、次期チェアマン候補者を含む理事、監事を内定者として2024年度定時社員総会および臨時理事会の議案に含めることを承認。また、チェアマン候補者が承認されることを条件に、2024年度定時社員総会および臨時理事会以降の特任理事、執行役員についても内定者として承認された。
野々村チェアマンは、ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)、コンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)で選手としてプレー。その後、札幌で社長を務めると、会長にも就任。2022年3月にJリーグのチェアマンに就任した。
また、社外有識者としては新たな理事に秋山有子氏(株式会社サンリオ常務執行役員)、藤原弘治氏(株式会社みずほフィナンシャルグループ 特別顧問)、政井貴子氏(SBI 金融経済研究所株式会社 取締役理事長)が内定。監事には、新たに大金直樹氏(東京フットボールクラブ株式会社 取締役会長)が内定した。
さらに、2023シーズン限りで現役を引退した小野伸二氏が特任理事に内定。特任理事には、元日本代表の内田篤人氏、中村憲剛氏らも引き続き内定している。
なお、現職の馬場渉氏、平野拓也氏、森島寛晃氏、榎徹氏は、2024年3月19日(火)に開催予定の定時社員総会終結をもって退任する。
野々村チェアマンは2期目に向け意気込みを語っている。
「Jリーグやサッカーがより良くなるために改革をしてきましたが、ここからは多くの皆さんと改革を共有できている中で、しっかりと成果を得ていく大事な2年間になると思います」
「ただ、簡単に結果が出るわけでもないです。2年間良かったことは、ここだと思ったところに積極的に投資をしたこと。その感覚を持ちながら、投資するための原資をどう持つのかということが大事になってくると思います」
「2つの成長戦略をこれまで以上にしっかり進めながら、クラブ、日本のサッカーが良くなっていると実感できるような2シーズンになればと思っています」
今回の内定者は、3月19日(火)開催予定の定時社員総会および同日の臨時理事会決議をもって正式に決定する。
◆理事・監事・特任理事 一覧(敬称略)
チェアマン:野々村芳和
(公益社団法人日本プロサッカーリーグチェアマン)
理事:大倉智
(株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役社長)
理事:小泉文明
(株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長、株式会社メルカリ取締役会長)
※理事:小西工己
(株式会社名古屋グランパスエイト代表取締役社長)
理事:杉本勇次
(ベインキャピタル・プライベート・エクイティ・ジャパンLLC日本代表)
理事:元榮太一郎
(弁護士ドットコム株式会社代表取締役社長、弁護士法人Authense法律事務所代表弁護士CEO)
※理事:秋山有子
(株式会社サンリオ常務執行役員、グローバルデジタルマーケテイング本部本部長)
※理事:藤原弘治
(株式会社みずほフィナンシャルグループ特別顧問)
※理事:政井貴子
(SBI金融経済研究所株式会社取締役理事長)
監事:鈴木秀和
(公益社団法人日本プロサッカーリーグ常勤監事)
監事:小林久美
(TokyoAthletesOffice株式会社代表取締役、株式会社スポカチ取締役、小林公認会計士事務所代表)
※監事:大金直樹
(東京フットボールクラブ株式会社取締役会長)
特任理事:内田篤人
(公益財団法人日本サッカー協会ロールモデルコーチ、シャルケ4チームアンバサダー)
特任理事:髙田春奈
(公益社団法人日本女子プロサッカーリーグチェア)
特任理事:中村憲剛
(FrontaleRelationsOrganizer)
特任理事:夫馬賢治
(株式会社ニューラル代表取締役CEO)
※特任理事:小野伸二
(OneHokkaidoNexusOrganizer)
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ホームで劇的なJ2優勝を決めた清水、野々村芳和チェアマンが祝福「サッカー王国静岡のクラブとして、J1の舞台で躍動することを期待しています」
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次期会長選挙の行方~選挙は実施されるのか?/六川亨の日本サッカー見聞録
13日朝のこと、ネットで日刊スポーツの記事を読んでちょっと驚いた。その記事によると、当初は来年1月に予定されていたJFA(日本サッカー協会)の次期会長選挙が1カ月ずれ込み、2月に実施されるそうだ。 正式に変更を承認するための臨時評議員会が今月30日に開催されるが、その報告が13日の理事会でなされる見通しだという。こうしたJFAやJリーグの“裏話"のスクープには定評のある日刊スポーツらしい記事だと言える。そしてこの変更は、1月はカタールのドーハでアジアカップが開催されるため、「多くの幹部が訪れる」からだそうだ。 もしも来年、会長選挙が実施されれば2016年以来8年ぶり2度目のことになる。投票権を持つ幹部が不在では選挙の正当性が問われるだけに、先送りも仕方のないことだろう。 そして違和感を抱いたのは最後のセンテンス、「来年3月で任期満了となる田嶋幸三会長(65)は5期目の立候補をしないと既に明言しており、無投票再選だった過去3期を経て8年ぶりに会長選が実施されることが濃厚な情勢だ」という部分だ。 確か会長職は1期2年で、最長は4期8年と記憶している。つまり5期目は「ありえない」任期のはず。それでも日刊スポーツの記事だから信憑性は高いのではないか、もしかしたら知らないうちに規約が変わったのかと思って調べたものの、22年3月28日のJFAのHPにも「田嶋会長は4期目で、最後の任期となります」とある。 昨年の定時評議員会で承認された新役員での目玉は、第6代チェアマンに就任した野々村芳和氏が副会長に就任したことと、一度は副会長を退きシニアアドバイザーを務めていた岡田武史氏が、2度目となる副会長に返り咲いたことだった。 で、本題である。田嶋会長の任期は来年3月までとして、果たして会長選挙は実施されるのか? それ以前に、次期会長候補はいるのかという問題である。 これまでの慣例に従えば、次期会長はJFAの副会長が昇格するのが“本流"だ。 しかし、前回の選挙で田嶋会長の選挙参謀を務め、暁星高校の監督時代は大倉智(柏などで活躍。現いわきFC代表取締役)を育てた林義規氏はもう69歳を過ぎている。過去の実績は申し分ないとはいえ、年齢は気にかかるところ。 林副会長とは対照的に、今年3月にJFA専務理事に就任した宮本恒靖氏は、選手として2度のW杯に出場するなど輝かしい実績があるものの、JFAの理事・会長補佐となって1年しか経っていない。専務理事に就任して1年足らずで会長選に立候補は、さすがに時期尚早と言わざるを得ない。 となると、残る選択肢は岡田氏しかない。一度は副会長を「多忙」を理由に辞去しながら、田嶋会長の最後の任期となる4期目に、再び副会長職を引き受けたあたり、“次期会長"の含みがあったのではないかと勘ぐりたくなるのは人情というもの。 日本を初めてW杯に導いただけでなく、日本人監督として初のベスト16に勝ち進んだ実績(功績)に加え、Jリーグでも優勝経験がある。「非の打ち所がない」次期会長候補である。 そんな岡田氏に“対抗馬"は現れるのか? 個人的に、村井満元チェアマンをJFA次期会長としてかなり期待していた。Jリーグで発揮したビジネス感覚と人材育成、組織改革の手腕をJFAでも存分に発揮して欲しかった。しかし現在はバドミントン協会の会長を務め、なおかつ最近も不祥事の連続に奮闘中のようだ。残念ながら村井氏がJFAの会長選挙に立候補することは120パーセントないだろう。 代わりにと言っては失礼だが、これまた日刊スポーツが今年の3月29日、Jリーグの鈴木徳昭チェアマン室特命担当オフィサーが「会長選に出馬の意向を持っている」と報じた。同紙によると、「立候補する意向を示す文書が同日、メールなどで投票権のあるJ1各クラブの実行委員に届いた」そうだ。ただしJリーグの推薦ではなく、鈴木氏個人での出馬になるとのことだった。 鈴木氏は、日産サッカー部のマネジャー、ハンス・オフト代表監督の通訳を務め、その後は技術委員などJFAで勤務後はJリーグに転籍して今日に至る異色の経歴の持ち主でもある。慶応大学サッカー部ということで、大仁邦彌前JFA会長や野々村チェアマンとは先輩後輩の関係に当たる。 岡田氏が早稲田大学出身なのは周知の事実。村井前チェアマンや林副会長に加え、小倉純二元会長、川淵三郎元会長らOBには錚錚たるメンバーがいる。 果たして次期会長選は岡田氏と鈴木氏が立候補する“早慶戦"になるのかどうか。はたまた彼ら以外に第三者の立候補はあるのか。日本サッカーの今後を決める重要な会長選だけに、候補者を含め、もう少し活発な議論があってもいいのではないかと思った次第である。 2023.07.14 17:00 Fri5