「このチームで優勝したかった」アジア競技大会連覇に貢献し注目浴びたS広島Rの中嶋淑乃がカップ優勝に歓喜、“広島の三笘”の愛称には「目標なので嬉しい」
2023.10.15 00:15 Sun
左サイドで何度も仕掛けた中嶋淑乃(S広島R)
サンフレッチェ広島レジーナのMF中嶋淑乃が、クラブ史上初のタイトル獲得を喜んだ。14日、2023-24 WEリーグカップ決勝のサンフレッチェ広島レジーナvsアルビレックス新潟レディースが等々力陸上競技場で行われ、0-0のまま90分、延長戦が終了。PK戦の末に4-2でS広島Rが勝利し、優勝を決めた。
2021年秋に発足したチーム。WEリーグ開幕に合わせた新規クラブとなり、過去2シーズンは中位に終わっていた。
WEリーグ、皇后杯、そしてWEリーグカップのタイトルは“3強”と呼ばれる、INAC神戸レオネッサ、三菱重工浦和レッズレディース、日テレ・東京ヴェルディベレーザが分け合っていたが、その牙城を崩すことに成功した。
見事に優勝した中嶋は試合について「ボールを持ったら強気で縦に仕掛けようと思っていて、それが何度か出せていたので良かったと思います」とコメント。新潟Lの守備に苦しんだ場面も見られたが、「最初の1枚は剥がせるとして、その後のカバーを、仲間を使って剥がすのか、自分で行くのかということを考えてプレーしました」と、2人目の選手を剥がすのに苦労したという。
また、チームの特徴でもある中盤でのインテンシティの高い守備も出せており、「前線から守備はやろうと話をしていたので、選手それぞれが声を掛け合ってどこで奪うのかということは共有できていたので、奪いどころは前半は良かったと思います」と、こちらも手応えを感じていたようだ。
ただ、ゴールはなし。「最後のところは雑になってしまっていたので、私自身もですけど、もう1つ冷静にプレーできれば良かったと思います」と、フィニッシュワークでの精度を上げる必要があることは認識済みのようだ。
スピードが特徴で、左サイドでのドリブル突破を得意とすることから、“広島の三笘”という愛称もある中嶋。そのことについては「目標にしている選手なので嬉しいですが、まだまだなので恐れ多いです」と、日本代表MF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)を手本にしているという。仕掛けについては「私的には仕掛けることはできていましたが、決定的なパスの供給や自分でシュートまではいけなかったので、そこは課題だと思います」と語り、三笘のような決定的な仕事ができなかったことを課題に挙げた。
悲願の初優勝。チーム発足時に、なでしこリーグ2部のオルカ鴨川FCから加入した中嶋。PK戦には参加しなかったが、優勝が決まった瞬間涙も見せていた。
「このチームで優勝したかったので、3年目で優勝できて本当に嬉しかったです」と語る中嶋。先日まで日本女子代表としてアジア競技大会に参加しそこでも活躍。チームの連覇に貢献しており、WEリーグカップと合わせて連続優勝を経験した。
「アジア大会で優勝して、あまりこれまで優勝する経験がなかったのでめちゃくちゃ嬉しくて、来週レジーナでもしたいなという思いが強かったので、今日は本当にそういう気持ちをプレーに出せて良かったです」と喜びを語った。
これで1つ目標は達成。続くは11月に開幕を迎える3年目のWEリーグだ。
中嶋は「リーグは本当に厳しい戦いになると思うんですけど、1試合1試合大切にしてリーグでも優勝を狙っていきたいです」と2冠を目標に掲げ、新たなシーズンに向かっていく。
2021年秋に発足したチーム。WEリーグ開幕に合わせた新規クラブとなり、過去2シーズンは中位に終わっていた。
見事に優勝した中嶋は試合について「ボールを持ったら強気で縦に仕掛けようと思っていて、それが何度か出せていたので良かったと思います」とコメント。新潟Lの守備に苦しんだ場面も見られたが、「最初の1枚は剥がせるとして、その後のカバーを、仲間を使って剥がすのか、自分で行くのかということを考えてプレーしました」と、2人目の選手を剥がすのに苦労したという。
ゴールこそ120分間生まれなかったが、チャンスは何度か作っていたS広島R。「ビルドアップでは毎回相手の動きを見ながら、ポジションを変えながらということを意識しているので、今日もビルドアップは良かったと思います」と、チームとしてボールを上手く運べていた感覚はあったようだ。
また、チームの特徴でもある中盤でのインテンシティの高い守備も出せており、「前線から守備はやろうと話をしていたので、選手それぞれが声を掛け合ってどこで奪うのかということは共有できていたので、奪いどころは前半は良かったと思います」と、こちらも手応えを感じていたようだ。
ただ、ゴールはなし。「最後のところは雑になってしまっていたので、私自身もですけど、もう1つ冷静にプレーできれば良かったと思います」と、フィニッシュワークでの精度を上げる必要があることは認識済みのようだ。
スピードが特徴で、左サイドでのドリブル突破を得意とすることから、“広島の三笘”という愛称もある中嶋。そのことについては「目標にしている選手なので嬉しいですが、まだまだなので恐れ多いです」と、日本代表MF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)を手本にしているという。仕掛けについては「私的には仕掛けることはできていましたが、決定的なパスの供給や自分でシュートまではいけなかったので、そこは課題だと思います」と語り、三笘のような決定的な仕事ができなかったことを課題に挙げた。
悲願の初優勝。チーム発足時に、なでしこリーグ2部のオルカ鴨川FCから加入した中嶋。PK戦には参加しなかったが、優勝が決まった瞬間涙も見せていた。
「このチームで優勝したかったので、3年目で優勝できて本当に嬉しかったです」と語る中嶋。先日まで日本女子代表としてアジア競技大会に参加しそこでも活躍。チームの連覇に貢献しており、WEリーグカップと合わせて連続優勝を経験した。
「アジア大会で優勝して、あまりこれまで優勝する経験がなかったのでめちゃくちゃ嬉しくて、来週レジーナでもしたいなという思いが強かったので、今日は本当にそういう気持ちをプレーに出せて良かったです」と喜びを語った。
これで1つ目標は達成。続くは11月に開幕を迎える3年目のWEリーグだ。
中嶋は「リーグは本当に厳しい戦いになると思うんですけど、1試合1試合大切にしてリーグでも優勝を狙っていきたいです」と2冠を目標に掲げ、新たなシーズンに向かっていく。
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「WEリーグの三笘」WE公式がS広島Rの中嶋淑乃に注目、異彩を放つドリブラーに「確かにこれは」「日本屈指」
サンフレッチェ広島レジーナのFW中嶋淑乃が脚光を浴びている。 2022-23 Yogibo WEリーグは現在ウインターブレイクに入っている。公式ツイッターやインスタグラムでは今季を振り返り、ここまでのハイライトや各選手のプレーをピックアップ。3日には「WEリーグの三笘」と題し、中嶋を取り上げた。 今世界で最もホットな男、プレミアリーグで活躍するブライトン&ホーヴ・アルビオンのMF三笘薫を引き合いに出し、S広島Rの背番号「11」のドリブルを紹介。細かいタッチや大胆な切り返しを駆使して相手の逆を取る突破は、本人も参考にしていると語る。 閲覧者も納得の様子で「なでしこの三笘になれる選手」、「確かにこりゃ三笘だわ」、「ボール持ったらなんかやってくれそうな雰囲気あるもん」、「ドリブルのバランスが抜群に良いですね」と太鼓判を押した。 中嶋は2018年に東海大学付属熊本星翔高校から当時なでしこリーグ2部のオルカ鴨川へ加入。2020年にはリーグ得点王に輝き、翌シーズンはWEリーグ発足に伴って新設されたS広島Rに籍を移した。 2022年7月のE-1サッカー選手権でなでしこジャパンとしても初出場。パスや運動量に主眼が置かれがちななでしこの中でも、異彩を放つドリブラーだ。 なでしこジャパンが2月に予定しているアメリカ遠征や、7月のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)へのメンバー入りを期待する声も高く、「なでしこ入って欲しいのよ」、「確かに日本屈指のドリブラー」、「なでしこで唯一無二のスタイル」、「W杯に絶対選んで欲しい」などのコメントも寄せられている。 昨シーズンのS広島Rは終盤の追い上げで6位と健闘したが、創立2年目の今季もスタートは苦しみ、2勝2分け3敗の8位と黒星が先行している。失点数「7」こそリーグ2位タイの少なさだが、得点数「6」は下から数えて3番目。突破力のある中嶋が試合を決定づける勝負強さも会得すれば、本物の三笘薫に一層近づくに違いない。 <span class="paragraph-title">【動画】WEリーグの三笘と称される中嶋淑乃のプレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CoMtxXZgBLn/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/CoMtxXZgBLn/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/CoMtxXZgBLn/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)(@we_league)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.02.04 22:10 Sat5
浦和がS日体大に苦しみながらも準々決勝へ!S広島Rは中嶋淑乃弾でC大阪下す【皇后杯】
16日、第45回皇后杯5回戦の2試合がカンセキスタジアムとちぎで行われた。 第1試合では今季のWEリーグカップ王者のサンフレッチェ広島レジーナが、2021年の皇后杯ベスト4メンバーを多数擁するセレッソ大阪ヤンマーレディースと対戦した。 互いに中盤やサイドでのせめぎ合いが続き、掻いくぐってようやくチャンスの1つ手前というこう着状態が続くなか、均衡を破ったのはS広島R。右サイド深い位置で立花葉が持ち直してから左足で折り返すと、逆サイドの中嶋淑乃が頭で合わせて試合を動かす。 追い掛ける展開となったC大阪は圧力を高め、60分過ぎにはペナルティアーク内からのFKを筒井梨香が直接狙い、78分には途中出場の白垣うのにも決定機が訪れたが、いずれも枠を捉えられず。先制後に[3-4-2-1]にシフトしたS広島Rが虎の子を1点を死守し、逃げ切り勝ちで準々決勝に駒を進めた。 第2試合では昨季のWEリーグ王者である三菱重工浦和レッズレディースが、なでしこリーグ1部に属する日体大SMG横浜の挑戦を受けた。 プロ相手にも臆することなく[3-4-2-1]でハイプレスを決行したS日体大は、20分に金子麻優のクロスに李誠雅が飛び込むチャンスを迎えたが、難を逃れた浦和がこの直後に試合を動かす。伊藤美紀からの浮き球に菅澤優衣香が抜け出すと、技ありのループシュートでネットを揺らした。 先制を許したS日体大だが、プレスの狙いははまり、32分には高い位置でのボール奪取から北沢朱美が渾身の右足。これはGK池田咲紀子に阻まれた。 ジャイアントキリングを目論む相手の前に攻めあぐねる浦和だったが61分、清家貴子の折り返しに中へ絞っていた伊藤が合わせ、好機を確実にものにする。 それでも折れないS日体大は大学勢屈指のボランチコンビ、渡部麗と森田美紗希を中心に自信を持ってボールを回し続け、後半は幾度も敵陣深くまで攻め込み浦和を苦しめたが、崩し切るには至らず。最終盤は浦和が老獪に時計の針を進め、ベスト8進出を決めている。 ◆皇后杯5回戦 ▽12月16日(土) 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 日体大SMG横浜 サンフレッチェ広島レジーナ 1-0 セレッソ大阪ヤンマーレディース ▽12月17日(日) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs ノジマステラ神奈川相模原 マイナビ仙台レディース vs 愛媛FCレディース INAC神戸レオネッサ vs ASハリマアルビオンAC 長野パルセイロ・レディース vs アルビレックス新潟レディース 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs スフィーダ世田谷FC 大宮アルディージャVENTUS vs ちふれASエルフェン埼玉 2023.12.16 20:05 Satサンフレッチェ広島レジーナの人気記事ランキング
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上野真実のループ弾でS広島Rが3連勝、首位返り咲き! 勝ち点で並ぶI神戸&首位撃破の東京NBも3連勝で追走【SOMPO WEリーグ】
5日と6日にかけて、2024-25 SOMPO WEリーグ第4節が行われた。 前節終了時点では2勝1分けの勝ち点「7」で3チームが上位に並んでいたWEリーグ。得失点差で首位に浮上したセレッソ大阪ヤンマーレディースは、2勝1敗で後を追う4位日テレ・東京ヴェルディベレーザをホームに迎えた。 C大阪は19分、ボックス手前左でキープした田中智子のカットインシュートが右ポストに直撃。すると24分、東京NBは左サイドのスローインからカットインした木下桃香がミドルを沈め、先制に成功する。 リードを奪われたC大阪だが、前節ハットトリックの矢形海優が前半アディショナルタイムに同点弾。スルーパスに抜け出してボックス内で仕掛け、ゴール右下に流し込んだ。 1-1で後半を迎えると、右サイドをドリブルで持ち上がった山本柚月が対角にシュートを決め、東京NBが49分に再びリード。終盤には樋渡百花と北村菜々美が立て続けにゴールを奪い、計4発の東京NBが3連勝。3位に浮上した一方、初黒星のC大阪は5位に後退している。 前節、首位の座を譲ったサンフレッチェ広島レジーナは、未勝利が続く10位ノジマステラ神奈川相模原と敵地で対戦。立ち上がりからセットプレーでゴールに迫るも、前半は互いに決め手を欠き0-0で折り返す。 先手を取ったのは74分のS広島R。後方からのロングボールを収めた上野真実が、飛び出してきたGKを見てループを選択。この1点を守り抜き、こちらも3連勝達成のS広島Rが首位に返り咲いている。 初代女王の3位INAC神戸レオネッサは、8位AC長野パルセイロ・レディースとのホームゲーム。試合開始3分、愛川陽菜の左サイド突破から折り返しをカルロタ・スアレスが押し込み、I神戸が幸先良く先制。そのまま1点リードで前半を終える。 後半に入ると57分にAC長野が反撃。菊池まりあのパスをボックス手前で受けた稲村雪乃が右足を振り抜き、ゴール右上に決める。 追いつかれたI神戸だったが、66分には右サイドのFKからスアレスのヘディングシュートが左ポストに当たり、跳ね返りを水野蕗奈が詰めて勝ち越し。78分には愛川陽菜が髙瀬愛実の鋭いクロスに合わせてリードを2点に広げる。 AC長野も後半アディショナルタイム、岩下胡桃がクロスを押し込んで意地を見せたが、追いつくことはできず。東京NBやS広島Rと同様に3連勝としたI神戸が2位に順位を上げた。 その他、2勝1敗で5位のジェフ千葉レディースは、7位アルビレックス新潟レディース相手の完封勝利で4位に浮上。12位マイナビ仙台レディースと11位大宮アルディージャVENTUSによる下位同士の一戦はゴールレスドローに終わり、共に未勝利ながら仙台は初の勝ち点を獲得している。 なお、第4節の三菱重工浦和レッズレディース vs ちふれASエルフェン埼玉は、浦和がAFC Women’s Champions League 2024/25出場のため11月20日に開催される。 ◆2024-25 SOMPO WEリーグ第4節 ▽10/5(土) マイナビ仙台レディース 0-0 大宮アルディージャVENTUS セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-4 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【C大阪】 矢形海優(前45+1) 【東京NB】 木下桃香(前24) 山本柚月(後4) 樋渡百花(後39) 北村菜々美(後41) ノジマステラ神奈川相模原 0-1 サンフレッチェ広島レジーナ 【S広島R】 上野真実(後29) ▽10/6(日) アルビレックス新潟レディース 0-1 ジェフ千葉レディース 【千葉L】 大澤春花(後40) INAC神戸レオネッサ 3-2 AC長野パルセイロ・レディース 【I神戸】 カルロタ・スアレス(前3) 水野蕗奈(後21) 愛川陽菜(後33) 【AC長野】 稲村雪乃(後12) 岩下胡桃(後45+5) ▽11/20(水) 三菱重工浦和レッズレディース vs ちふれASエルフェン埼玉 <span class="paragraph-title">【動画】S広島RのFW上野真実の決勝ループ弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DVyYcj-t6-M";var video_start = 102;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.06 22:43 Sun2
東京NBがS広島Rを下して首位浮上、EL埼玉もC大阪に快勝し首位に【WEリーグ クラシエカップ】
25日、WEリーグ クラシエカップの第3節が行われた。 3つのグループに分かれて行われるグループステージ。AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)を戦う三菱重工浦和レッズレディースはグループステージは免除となっている。 グループAでは勝ち点4で並ぶサンフレッチェ広島レジーナと日テレ・東京ヴェルディベレーザが対戦。試合は、互いに譲らないこう着状態で前半を終えた中、61分に東京NBはボックス内右からの青木夕菜の落としをボックス手前で木下桃香がミドルシュート。これが決まり先制する。 さらに74分には、東京NBがPKを獲得。北村菜々美が仕掛けるとボックス左からのクロスがクリアされるも、山本柚月がボックス内で拾ってシュートに行こうとすると、渡邊真衣が倒してPKに。これを山本がしっかりと決めて0-2。東京NBが首位に浮上した。 グループAのもう1試合は、大宮アルディージャVENTUSvsAC長野パルセイロ・レディースの一戦。2分の大宮Vと1分け1敗のAC長野の戦いは、13分に左サイドのFKから中野琴音がゴール前にクロス。これはクリアされるが、ボックス手前から三谷沙也加が左足一閃。強烈なミドルが決まり、AC長野が先制する。 しかし、ホームの大宮Vは反撃。27分に左サイドからのクロスをGKがファンブル。これを、北川愛莉が押し込んで同点に追いつく。追いつかれたAC長野だったが、31分にすぐに勝ち越しに成功。ボックス左の混戦のこぼれ球を宮本華乃が虚をついて狙うと、見事なシュートが吸い込まれた。 1点ビハインドの大宮Vだったが、後半に反撃。57分、左サイドを仕掛けた北川がボックス内で倒されPKを獲得。自らしっかりと決めて追いつき、2-2の引き分けに終わった。 グループBは3チームの戦いに。1勝のノジマステラ神奈川相模原と1敗のマイナビ仙台レディースが対戦。試合は18分に、敵陣でボールを奪ったN相模原はスルーパスを受けた大竹麻友がボックス内左の角度があまりないところからニアを撃ち抜いてゴール。これが決勝点となり、1-0でN相模原が勝利した。 グループCでは、1分け1敗のINAC神戸レオネッサと1勝1分けのジェフユナイテッド千葉レディースが対戦。試合は終盤にスコアが二転三転し、1点ビハインドのI神戸は73分にカルラ・モレラが同点ゴールを奪うも、千葉Lは87分に大熊環が勝ち越しゴール。しかし、I神戸が91分にカルロタ・スアレスのゴールが決まり、2-2の痛み分けとなった。 また、1分け1敗のセレッソ大阪ヤンマーレディースと1勝1敗のちふれASエルフェン埼玉の試合は0-2でEL埼玉が勝利。31分に吉田莉胡、前半アディショナルタイムに岸みのりがゴールを奪い、0-2で勝利。グループ首位に浮上した。 <span class="paragraph-sbtitle">◆WEリーグ クラシエカップ第3節</span> 【グループA】 サンフレッチェ広島レジーナ 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【東京NB】 木下桃香(後16) 山本柚月(後30) 大宮アルディージャVENTUS 2-2 AC長野パルセイロ・レディース 【大宮V】 北川愛莉(前27、後13) 【AC長野】 三谷沙也加(前13) 宮本華乃(前31) 【グループB】 ノジマステラ神奈川相模原 1-0 マイナビ仙台レディース 【N相模原】 大竹麻友(前18) 【グループC】 ジェフユナイテッド千葉レディース 2-2 INAC神戸レオネッサ 【千葉L】 オウンゴール(前44) 大熊環(後42) 【I神戸】 カルラ・モレラ(後28) カルロタ・スアレス(後45+1) セレッソ大阪ヤンマーレディース 0-2 ちふれASエルフェン埼玉 【EL埼玉】 吉田莉胡(前31) 岸みのり(前45+3) <span class="paragraph-sbtitle">◆順位表(試合数/勝ち点/得失点)</span> 【グループA】 1位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ3/7pt/+4 2位:サンフレッチェ広島レジーナ 3/4pt/0 3位:大宮アルディージャVENTUS 3/3pt/0 4位:AC長野パルセイロ・レディース 3/1pt/-4 【グループB】 1位:ノジマステラ神奈川相模原 2/6pt/+2 2位:アルビレックス新潟レディース 2/3pt/0 3位:マイナビ仙台レディース 2/0/-2 【グループC】 1位:ちふれASエルフェン埼玉 3/6pt/+1 2位:ジェフユナイテッド千葉レディース 3/5pt/+2 3位:INAC神戸レオネッサ 3/4pt/+1 4位:セレッソ大阪ヤンマーレディース 3/1pt/-4 2024.09.25 23:30 Wed3
WEリーグMVPは20ゴールで得点王の浦和FW清家貴子が受賞! ベストイレブンには連覇の浦和から最多5名、3年連続受賞者は4名
7日、「2023-24WEリーグアウォーズ」が行われ、2023-24シーズンの最優秀選手賞とベストイレブンが発表された。 三菱重工浦和レッズレディースの連覇で幕を閉じたWEリーグ。優秀選手賞30名が発表されていた中、最優秀選手に選ばれたのは浦和のFW清家貴子だった。 清家は浦和の中心選手としてリーグ戦22試合に出場し20ゴールを記録。チームの連覇に大きく貢献するとともに、WEリーグのシーズン最多得点記録を樹立し得点王に輝いた他、10試合連続ゴールという偉業も成し遂げていた。なお、来季からは海外クラブへ移籍することとなる。 また、ベストイレブンには清家を含み浦和から最多の5名が選出。DF石川璃音、DF遠藤優、MF柴田華絵、MF塩越柚歩が選出され、遠藤と塩越は嬉しい初受賞。清家、柴田は3年連続での受賞となり、石川は2年連続の受賞となった。 その他、2位のINAC神戸レオネッサからGK山下杏也加、DF北川ひかる、FW田中美南の3名が受賞し、山下と田中は3年連続、北川は初受賞となった。3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザからはMF木下桃香、FW藤野あおばの2名が受賞し、ともに2年連続での受賞。11ゴールを決め得点ランキング2位となったサンフレッチェ広島レジーナのFW上野真実も初受賞となった。 ◆2023-24 WEリーグベストイレブン GK 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)/3年連続3回目 DF 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)/2年連続2回目 遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)/初受賞 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)/初受賞 MF 柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース)/3年連続3回目 塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース)/初受賞 木下桃香(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)/2年連続2回目 FW 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)/3年連続3回目 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)/2年連続2回目 田中美南(INAC神戸レオネッサ)/3年連続3回目 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)/初受賞 <span class="paragraph-title">【動画】得点王に輝いた清家貴子の今季ゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XhbedzyOaBo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.07 19:30 Fri4
SOMPO WEリーグのキックオフカンファレンス開催! 12クラブの選手が集結、「みんなが主人公になるためにプレーする」
26日、2024-25シーズンのSOMPO WEリーグのキックオフカンファレンスがJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」で行われた。 新シーズンの開幕を前に、12クラブの代表選手が集った中、1部と2部に分かれて行われた。 第1部では髙田春奈チェアが新シーズンに向けた挨拶。また、新たにタイトルパートナーとなった「SOMPOホールディングス」のグループCEO取締役代表執行役社長の奥村幹夫氏が登壇。今回のパートナーシップ契約についての説明を行った。 髙田チェアは4シーズン目を迎えるWEリーグを前に昨シーズンを振り返り、「リーグ戦は三菱重工浦和レッズレディースが連覇と強さを見せつけたわけですが、WEリーグカップではサンフレッチェ広島レジーナが創設3年目で初タイトル、1月の皇后杯では三菱重工浦和レッズレディースをやぶって、INAC神戸レオネッサが優勝するということで、本当に色々なクラブが出てきたシーズンになったと思う」とコメントした。 「みんなが主人公になるためにプレーする」という言葉をテーマにしている新シーズンのWEリーグ。「クラブにおいてもどのクラブが主人公になってもおかしくない、色々な主人公が生まれてくると私自身もワクワクしています」と語った。 また、昨シーズンからは多くの選手が海外へと移籍していった。特になでしこジャパンの選手たちが多く移籍している。「WEリーグ寂しくなったんじゃないの?と言われることも多いですが、実際に寂しさもあります。ただ、中を見れば、あの選手がいる、この選手がいるとワクワクする選手たちが日本にはたくさんいて、その選手たちが主人公になっていくということを考えると、培った日本の女子サッカーの育成を感じますし、これから益々新しい主役を生み出していくリーグになることが求められていると思います」と、新シーズンへの想いを語った。 奥村氏は今回のタイトルパートナー契約の経緯について言及。「WEリーグの理念である、『女子サッカー、スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、1人1人が輝く社会の実現・発展に貢献する』というものと、SOMPOのパーパスである『安心・安全・健康で溢れる未来へ』という理念が共鳴し合ったのが最初のキッカケです」と語った。 その後、トークセッションが行われ、損害保険ジャパン株式会社の常務執行役員[CHRO・CCuO]の酒井香世子さん、SOMPOひまわり生命保険株式会社の執行役員 CHROである野田美智子さん、SOMPOケア株式会社の執行役員 CHROである恒松敬子さんと髙田チェア、そしてWEリーグのコミュニオーガナイザーを務める元なでしこジャパンGKの海堀あゆみさんがWEリーグとSOMPOホールディングとの協力による今後の展開について語り合った。 第2部では12クラブの代表選手が登壇。開幕節の対戦カードごとに登場し、お互いの印象やここまでのチームの完成度、自身の目標などを語った。プレゼンターは昨シーズン限りで現役を引退した元なでしこジャパンの鮫島彩さんが務め、選手たちは「2桁ゴール」、「得点王」、「タイトルを獲る」、「5ゴール5アシスト」など、具体的な目標を掲げていた。 SOMPO WEリーグの開幕は9月14日に開幕。8月31日からは WEリーグ クラシエカップが開催され、12クラブがカップ女王を目指して戦う。 ◆参加選手 マイナビ仙台レディース:廣澤真穂 三菱重工浦和レッズレディース:島田芽依 大宮アルディージャVENTUS:林みのり ちふれASエルフェン埼玉:吉田莉胡 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース:大熊環 日テレ・東京ヴェルディベレーザ:木下桃香 ノジマステラ神奈川相模原:榊原琴乃 AC長野パルセイロ・レディース:伊藤めぐみ アルビレックス新潟レディース:滝川結女 セレッソ大阪ヤンマーレディース:脇阪麗奈 INAC神戸レオネッサ:水野蕗奈 サンフレッチェ広島レジーナ:瀧澤千聖選手 2024.08.26 22:20 Mon5