決勝懸けたホーム初戦に臨むフリック監督、公式戦3連敗中もインテルを警戒「守備も攻撃も強い」
2025.04.30 19:10 Wed
初戦勝利を目指すフリック監督
バルセロナのハンジ・フリック監督が、ホームで戦うインテルとの重要な初戦に向けた思いを語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。
バルセロナは30日、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでインテルと対戦する。
直近のコパ・デル・レイ決勝で宿敵レアル・マドリーとの延長戦までもつれ込んだ激闘を3-2で制し、今季1つ目の主要タイトルを手にしたブラウグラナ。
ラ・リーガとともに可能性を残す2つ目のタイトルに向け、重要なセミファイナル初戦に向けてドイツ人指揮官は「今はインテル戦に集中している」とコパ・クラシコ勝利の余韻に浸ることなくチーム全体が正しいメンタリティで試合に臨めると主張している。
「選手たちは良い状態だと思う。試合の展開も重要で、それも影響するが、今はインテル戦に集中している。チャンピオンズリーグ決勝に進出するチャンスがあり、最も重要な大会だ。我々は恵まれた立場にあり、トレーニングは順調に進み、マドリー戦から何を改善できるかを話し合った」
対戦相手のインテルは直近の公式戦3連敗且つ無得点と今季最も厳しい状態でカタルーニャの地に乗り込んでくる。
それでも、指揮官は「インテルは非常に手強い相手になる」と難しい戦いを覚悟している。
「彼らはヨーロッパでも屈指の守備陣を擁している。素晴らしい中盤を擁し、2人のストライカーも非常に優秀だ。それよりも、彼らのトランジションは非常に危険だ。つまり、彼らは守備も攻撃も強い。我々は万全の準備を整えなければならない」
「相手は中盤に5人を配置し、我々はスペースを守らなければならない。ボールを保持し、ミスを減らすことが非常に重要だ。彼らにはオートマティズムがあり、それは非常に重要だ。守備だけでなく、ボールにも集中しなければならない」
なお、試合日程ではインテルが中2日でのアウェイゲームとなる一方、バルセロナもマドリーと120分の激闘を戦った末の中3日のホームゲームという部分で条件はほぼ五分。
MFフェルミン・ロペスらフレッシュな選手のスタメン起用もプランの一つとして考えている指揮官だが、マドリー戦でも120分走り切った上に決勝点を奪った“鉄人”の起用に関しては全く不安を抱いていないようだ。
「ジュールは非常にプロフェッショナルな選手だ。ゴールだけでなく、守備も素晴らしい。マドリー戦では、彼が相手を止めた場面がいくつかあった。ベリンガムがヘディングシュートを決めた場面もあった。ゴール前では、彼がジャンプした時は驚いたが、ボールに手が届くのを見て嬉しくなった。彼がゴールを決めてくれることを願っている。彼は非常に重要な選手だ」
バルセロナは30日、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでインテルと対戦する。
直近のコパ・デル・レイ決勝で宿敵レアル・マドリーとの延長戦までもつれ込んだ激闘を3-2で制し、今季1つ目の主要タイトルを手にしたブラウグラナ。
「選手たちは良い状態だと思う。試合の展開も重要で、それも影響するが、今はインテル戦に集中している。チャンピオンズリーグ決勝に進出するチャンスがあり、最も重要な大会だ。我々は恵まれた立場にあり、トレーニングは順調に進み、マドリー戦から何を改善できるかを話し合った」
「選手全員が集中しており、決勝進出を望んでいる。マドリー戦での勝利は我々の精神面にとって重要であり、我々が前進し続けるための力となるだろう。我々は決勝進出できると信じている。彼らも全力を尽くしてくれるだろう」
対戦相手のインテルは直近の公式戦3連敗且つ無得点と今季最も厳しい状態でカタルーニャの地に乗り込んでくる。
それでも、指揮官は「インテルは非常に手強い相手になる」と難しい戦いを覚悟している。
「彼らはヨーロッパでも屈指の守備陣を擁している。素晴らしい中盤を擁し、2人のストライカーも非常に優秀だ。それよりも、彼らのトランジションは非常に危険だ。つまり、彼らは守備も攻撃も強い。我々は万全の準備を整えなければならない」
「相手は中盤に5人を配置し、我々はスペースを守らなければならない。ボールを保持し、ミスを減らすことが非常に重要だ。彼らにはオートマティズムがあり、それは非常に重要だ。守備だけでなく、ボールにも集中しなければならない」
なお、試合日程ではインテルが中2日でのアウェイゲームとなる一方、バルセロナもマドリーと120分の激闘を戦った末の中3日のホームゲームという部分で条件はほぼ五分。
MFフェルミン・ロペスらフレッシュな選手のスタメン起用もプランの一つとして考えている指揮官だが、マドリー戦でも120分走り切った上に決勝点を奪った“鉄人”の起用に関しては全く不安を抱いていないようだ。
「ジュールは非常にプロフェッショナルな選手だ。ゴールだけでなく、守備も素晴らしい。マドリー戦では、彼が相手を止めた場面がいくつかあった。ベリンガムがヘディングシュートを決めた場面もあった。ゴール前では、彼がジャンプした時は驚いたが、ボールに手が届くのを見て嬉しくなった。彼がゴールを決めてくれることを願っている。彼は非常に重要な選手だ」
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▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu3
メッシとC・ロナウドは似ているのか、バルセロナとレアル・マドリーからの退団の類似点と相違点
世界中で大きな話題となっているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ退団問題。様々な報道がなされ、新天地の候補もいくつか噂されている。 メッシがバルセロナを去ることになる要因についても様々なものが挙げられているものの、やはり1つのクラブで長年プレーした選手、しかも世界最高峰の選手が退団を望むということは、サッカー界にとっては事件のようなものだ。 <div id="cws_ad">◆メッシ、バルサとアルゼンチンで積み上げた700のゴール!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJpdXJXdEtuTyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> しかし、過去にもスター選手が、引退以外の形でチームを去って行くことは多くあったが、世界最高峰の選手ともなればそう多くはない。最も記憶にあるのは、やはりポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが挙げられるだろう。 世界最高の評価を分け合う2人のスターの退団に関して、類似点と相違点を改めて比較してみたいと思う。 <span class="paragraph-title">◆退団時の年齢</span> C・ロナウドとメッシの年の差は2歳。C・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドから2009年7月にレアル・マドリーへ加入。エースとしてチームを長年牽引すると、2018年7月にユベントスへと移籍。9年間の在籍でチームを去ったが、当時の年齢は「33歳」だった。 メッシは、2000年7月にニューウェルズ・オールドボーイズからバルセロナのカンテラに入団。2005年7月にファーストチームへ正式に昇格し、スター選手とプレーをしながら、自身がエースへと成長していった。今夏バルセロナを退団するとなれば、メッシも「33歳」。奇しくも、長年のライバルであったC・ロナウドと同じ年齢で、長年活躍したチームを去ることとなる。 <span class="paragraph-title">◆クラブ会長との関係</span> 類似点という意味では、選手と会長の関係も似ている部分がある。 C・ロナウドは、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長との関係に問題があり、退団時にはサラリーアップの約束が果たされていないと主張していた。当時、マドリーはC・ロナウドとの契約延長を画策していたが、自身の扱いに不満を覚え、結果的にユベントスへ売却する事となった。 一方のメッシも、クラブとの関係は何年にもわたって冷え切っている。今夏にも契約延長交渉を行うとされていたが、一転して交渉がストップ。コーチングスタッフとの確執や、言われもない責任を問われたほか、バルトメウ会長が掲げているクラブのプロジェクトにもうんざりしているとされてきた。 また、新たに就任したロナルド・クーマン監督が相棒でもあったウルグアイ代表FWルイス・スアレスに対して電話で構想外を伝えたことが決定打となったともされ、クラブの進む方向性に大きな疑念を抱いた結果が、今回の退団希望につながったようだ。 互いに会長との関係がこじれた結果、退団を希望するという状況に。その点では似ていると言えるだろう。 一方で相違点もいくつかある。 <span class="paragraph-title">◆クラブにおける存在</span> C・ロナウドとメッシの大きな違いは、クラブにおける存在価値だろう。互いに世界最高峰の選手であることは疑いの余地はないが、かたや移籍で加入した選手、かたや下部組織から育った選手だ。 前述の通り、マンチェスター・ユナイテッドから加入したC・ロナウドは公式戦438試合で450ゴール133アシストを記録。ラ・リーガ2回、チャンピオンズリーグ4回など、16のタイトルをもたらせた。 一方のメッシは現時点で20年在籍。731試合で634ゴール285アシストを記録し、ラ・リーガ10回、チャンピオンズリーグ4回など、34のタイトルをもたらせている。 タイトルの差、クラブで残した数字にも差はあるが、メッシの存在はサッカーを超えたものになっていると言える。バルセロナの人々にとっての存在の大きさは、マドリッドの人々にとってのC・ロナウドとは比較にならないだろう。 <span class="paragraph-title">◆移籍金</span> また、両者の移籍金についても差が生まれることになる。C・ロナウドは3年契約で10億ユーロの契約解除条項があったものの、最終的には1億1200万ユーロ(約140億5000万円)の移籍金でユベントスへと移籍。クラブ側がC・ロナウドの希望に沿った形となった。 一方で、メッシはクラブを自分の意思で退団できるリリース条項があったものの、クラブ側は6月10日でその期限が切れていると主張。本来であればフリーで他クラブへ移籍できたところが、この条項が適用されなければ7億ユーロ(約878億円)の契約解除金がかかる可能性も。途方も無い金額だけに、移籍金がかかるのであれば、実質メッシの移籍は不可能と考えるべきだろう。 <span class="paragraph-title">◆監督との関係</span> また、監督との関係も異なる。C・ロナウドが退団したタイミングで指揮を執っていたのはジネディーヌ・ジダン監督だ。ジダン監督はC・ロナウドを信頼しており、チームの中でも当然のことながら中心に置いて考えていた。 一方で、キケ・セティエン監督との関係もあまり良くなかったメッシだが、新たに就任したロナルド・クーマン監督はよりその間に溝を生むことに。「チームを優先する」という明確な意図を示したクーマン監督だが、メッシが気にしたのはスアレスへの扱い。自身のことよりも、チームメイトへの扱いを大きく気にしているとも言われ、今回の決断をしたとみられている。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2020.08.26 21:15 Wed4
