「大きな希望を抱いて試合に」アトレティコが狙うはPO回避、CLザルツブルク戦へシメオネ監督「注意を払わなければならない」

2025.01.29 19:10 Wed
アトレティコのシメオネ監督
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アトレティコのシメオネ監督
アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督が、ストレートでのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出へ意気込んでいる。スペイン『アス』が伝えた。
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公式戦の連勝が「15」でストップしたなか、CLリーグフェーズ第7節のレバークーゼン戦では2-1の逆転勝利を収めたアトレティコ。ターンオーバーしたラ・リーガ第21節のビジャレアル戦を経て、29日のCLリーグフェーズ最終節ザルツブルク戦に臨む。現在は5位につけており、勝利すればストレートでラウンド16へ進出。シメオネ監督はリーグフェーズ5連勝フィニッシュを狙う。
「この新しい形式のトーナメントが始まった時はトップ8に入ることを望んでいた。難しいことだとわかっていたし、実際に今のところは叶えられていない。それを実現するという大きな希望を抱いて明日の試合に臨む」

一方、2024年12月にペピン・リンダース監督からトーマス・レッシュ監督へ指揮官が交代したザルツブルクを警戒。対戦相手のモチベーションの高さも考慮している。
「明日の試合以外は考えていないし、自分たちが信じる最善の方法で取り組んでいる。ザルツブルクは熱意がある若いチームで、週末にはリーグ戦が始まる。チャンピオンズリーグをホームで締めくくり、できる限り良い形でそこに向かいたいだろう」

「彼らにダメージを与えられるところまで試合を持っていく必要がある。監督交代によってもたらされるものには注意を払わなければならないし、明日は目に見える変化があるだろう」

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「長期的なものとして考えなければ」右ヒザ重傷のカルバハル、復帰目標は6月のCWC…ホセルから「右SBは空けてある」と去就に含み

長期離脱しているレアル・マドリーのスペイン代表DFダニエル・カルバハルが、自身のケガやキャリアについて語った。 カルバハルは10月5日、ラ・リーガ第9節のビジャレアル戦で右ヒザを負傷。前十字じん帯、外側側副じん帯、膝窩筋腱をいずれも断裂する大ケガとなり、手術を受けた。 復帰までは1年と見込まれ、マドリーは右サイドバック補強も取り沙汰されている状況。そんななか、カルバハルが11月下旬に自宅で応じた『Esquire』のインタビューが先日公開され、自身のケガについて前向きな考えを述べている。 「これは長期的なものとして考えなければならない。そういう意味では、毎日と毎週の目標を達成できている…。松葉杖なしで歩くことができるようになったし、ジムトレーニングやサイクリングもできるようになった。屈伸もできるようになってきた…。短期的な目標だけど達成している。満足しているよ」 「僕はキャリアの中で複数のケガをしてきた。食事や休息、取り組み方についてもっと早く理解していれば、いくつのケガは避けられたかもしれない。もちろんこのケガはトラウマになった。良いタイミングでやってきてしまった。僕は副キャプテンだし、チーム内で重要な選手だった。だけど、こういったことはいつ起こるかわからない。それに、何年も大きなケガをせずに過ごせたことを神にも感謝している」 「家庭においてもクラブにおいても、僕の人生がより豊かに、充実している時に起こった。その一方で、何カ月も離脱するとわかっているから、3日おきに遠征してプレーしたりする競技上のストレスを感じないのは良いかもしれない。もしかしたら、これでキャリアが数年伸びるかもしれない」 また、負傷後には多くの励ましのメッセージが届いたとのこと。ライバルクラブであるアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督からも温かい言葉を受け取ったようだ。 「実のところ、とても愛されていると感じたよ。多くの人がメッセージをくれたり、電話をかけてくれたり、サポートや愛情を示してくれた。この機会に皆さんに感謝を伝えたいね」 「だけど、チョロ・シメオネから嬉しい驚きのメッセージがあったのも事実だ。サッカーを愛している人で、僕がとても尊敬している人だ。ライバル関係は別としてね。僕らはこのスポーツを多くの感情とともに観るというビジョンを共有していると思うし、あのメッセージは特別な瞬間として覚えている。ここから大きなハグを送るよ」 さらに、復帰目標についても語ったカルバハル。2025年6月に開催される新フォーマットのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)の出場を目指しているようだ。 「それ(CWC)が僕の目標だ。 6月上旬は手術してから8カ月になる。すべてがどう進んでいくか様子を見よう。ヒザは時間がかかる。そこを目標に設定しているけど、日が近づくにつれ実現可能かどうかがわかる」 一方で、32歳サイドバックは自身のキャリアにも言及。昨シーズンまでのチームメイトで、義理の兄弟(両者の妻が双子の姉妹)にあたるスペイン代表FWホセルが現在はカタールのアル・ガラファでプレーするが、自身も中東行きを考えているという。 「彼(ホセル)は(カタールでのプレーを)喜んでいるよ。普通とは異なる経験だ。すべてのスタジアムが近くにあるし、生活の質が非常に高い。そして、彼はキャリア終盤に華を添える多大な報酬を手にすることができる。彼自身にとっても、義理の妹にとっても、甥たちにとっても大きな幸せだ」 「(ホセルには)ここで待っている。君のために右サイドバックは空けてあると言われたよ(笑)」 「(自身の中東行きの可能性も)間違いなくある。おかしいことだとは思えない。レアル・マドリーを離れることがあれば、ヨーロッパではプレーしないし、チャンピオンズリーグでもスペインでもマドリーとは対戦しないとすでに言っている。おそらく可能性の高い行き先になるだろう」 「僕は32歳で、もう子供ではない。何が残っているだろうか? サッカーはあと4、5年くらいかな? それほど多くの時間はないし、時が経つのは早い」 2024.12.26 22:10 Thu
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ライプツィヒが19歳の主力、ベルギー代表MFフェルメーレンの完全移籍を発表! アトレティコからの買取義務OP発動

RBライプツィヒは17日、アトレティコ・マドリーからレンタル移籍加入しているベルギー代表MFアーサー・フェルメーレン(19)の完全移籍加入を発表した。 なお、今回は特定の条件を満たしたことにより、レンタル加入時に定められていた買い取り義務オプションが発動。契約期間は2029年6月までとなる。 また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2000万ユーロ(約32億1000万円)となった。 フェルメーレンは2022-23シーズン途中から母国ベルギーのアントワープでレギュラーに定着。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)優勝やチャンピオンズリーグ(CL)を経験した。 2024年1月にアトレティコへ完全移籍。しかし、ディエゴ・シメオネ監督からはほとんど起用されず、2024年8月にライプツィヒへ買い取りオプション義務付きのレンタル移籍を果たした。 ドイツでは立ち位置を確保し、ここまでブンデスリーガで15試合1アシストを記録。CLとDFBポカールも含め、公式戦22試合に出場している。 ライプツィヒに完全移籍することとなった19歳MFは、クラブを通じて喜びを語った。 「RBLに長くいられることをとても嬉しく思っている。ライプツィヒに来た初日から居心地の良さを感じていた。選手としての成長という観点では、夏の契約時にクラブが言っていた通りの展開になっている。試合にたくさん出てさらに成長し、ピッチでチームに貢献する機会を得られた」 「RBライプツィヒは大きな可能性を秘めたクラブとして評判が高い。若い選手が最高レベルで実力を証明し、自らの成長における次のステップに進むことができる。一緒に達成したいことがまだたくさんある。今後が本当に楽しみだ!」 2025.01.17 20:48 Fri

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出番限られるジンチェンコに移籍の可能性? アトレティコ&ドルトムントが今冬の獲得に関心

アーセナルのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(28)に2つのクラブが関心を寄せているという。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ジンチェンコは2022年7月にマンチェスター・シティからアーセナルに加入。ミケル・アルテタ監督の下で、変則的な4バックの左サイドバックを担い、ビルドアップ時にはインサイドに入って大きな役割を担っていた。 近年のリーグ優勝争いに大きく貢献している中、昨シーズンからケガなどもあり苦戦。今シーズンもケガで離脱した他、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ、そしてアカデミーから台頭しているDFマイルズ・ルイス=スケリーの存在もあり、プレミアリーグで8試合、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合、EFLカップ(カラバオカップ)で2試合に出場している。 出番も減っているジンチェンコは、2026年夏までの契約が残っている中で海外クラブからの関心が寄せられている。 ジンチェンコに関心を寄せているのは、アトレティコ・マドリーとドルトムントとのこと。今冬の獲得に熱心だという。 アーセナルの左サイドバックには上記の3人に加え、ケガで離脱している日本代表DF冨安健洋、スコットランド代表DFキーラン・ティアニー、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルもおり、右サイドバックを主戦場としているオランダ代表DFユリエン・ティンバーもプレー可能。ケガなどの問題がなければ、かなり層が厚い状況でもある。 現状はカラフィオーリとルイス=スケリーが起用できるが、からフィオーリは負傷明け、ルイス=スケリーはウォルバーハンプトン戦での一発退場により数試合の欠場となるため、ジンチェンコにもチャンスは訪れそうだが、どういった結末が待っているだろうか。 2025.01.27 21:35 Mon
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【ラ・リーガ第21節プレビュー】欧州リーグフェーズ最終戦控える強豪は曲者との対戦

先週末に開催された後半戦初戦ではアトレティコ・マドリー、バルセロナが痛恨の取りこぼしとなったなか、唯一快勝のレアル・マドリーが首位奪還に成功した。 チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ最終節を週明けに控えるなか、そのヨーロッパ参戦組の戦いに注目集まる第21節。 前節、ラス・パルマス相手の4-1の大勝でリーグ3連勝で首位浮上となったマドリー。勝ち点3必須だったCLではレッドブル・ザルツブルク相手にFWロドリゴ・ゴエス、FWヴィニシウス・ジュニオールのドブレーテ共演などで5-1のマニータの圧勝。1年1カ月ぶりの復帰となったDFアラバも2試合連続で途中出場し、チームの状態はすこぶる良好だ。これでプレーオフ進出確定とともにシード圏内の16位に浮上したチームは、最終節でスタッド・ブレストに勝利した場合、他チームの結果次第では逆転でのトップ8フィニッシュの可能性も残す。 そんななかで臨む今回の一戦では最下位に転落したバジャドリーとのアウェイゲームに臨む。引き続き出場停止のヴィニシウスに加え、腰か背中の違和感で途中交代したMFベリンガムら一部主力が不在となる可能性が高く、ロドリゴとFWムバッペの絶好調コンビやFWエンドリッキ、MFギュレルといった若手を組み合わせた陣容での戦いとなりそうだ。引き続き守備の改善に取り組みつつ、指揮官が全幅の信頼を与える攻撃陣の力で勝ち切りたい。 2位のアトレティコは前節、レガネス相手にFWグリーズマンのPK失敗も響いてまさかのウノセロ負け。公式戦連勝が「15」でストップするとともに、わずか1節で首位の座を明け渡す形となった。それでも、直近のCLレバークーゼン戦では見事なリバウンドメンタリティを示した。守勢の前半にMFバリオスが一発退場となり、前半終了間際に先制点を奪われたが、後半序盤にFWフリアン・アルバレスのゴールで同点に追いつくと、相手の退場で数的同数となった後半終盤に再びアルバレスがゴールをこじ開けて殊勲のドブレーテ。公式戦11連勝中だった難敵に圧巻のレモンターダ完遂となった。 その勢いに乗って臨む今節はマジョルカに4-0の圧勝を収めた5位のビジャレアルとの上位対決に臨む。数的不利で40分近く強度の高い激闘を戦っており、コンディション面では相手に分があるが、熱狂のメトロポリターノのアドバンテージを活かしながらリーグ戦でも白星を取り戻したい。そのなかで頼もしい先輩たちに救われて戦犯を免れたバリオスの奮起に期待したいところ。なお、CLでは5位に浮上し、最終節はマドリーに大敗して敗退決定済みのザルツブルクとの対戦となるため、リーグ戦にある程度全力を注げるはずだ。 3位のバルセロナは前節、試合終盤の不運な判定の影響もあって下位のヘタフェ相手に痛恨ドロー。リーグ戦では2分け2敗の4戦未勝利とラ・リーガでの苦闘は続く。ただ、アトレティコ同様にCLではベンフィカ相手にこちらも圧巻のレモンターダを達成。GKシュチェスニーが絡んだ軽率な2失点を含め、今季ワーストタイの4失点を喫して2度の2点ビハインドを背負ったが、伏兵エリック・ガルシアの土壇場での同点ゴールに、後半ラストプレーで見事なロングカウンターからFWハフィーニャが決めたドブレーテによって壮絶な打ち合いを5-4で制した。 これでトップ8フィニッシュを確定させたチームは週明けに控えるアタランタ戦は意識しながらも、リーグ戦により集中しやすい状況にあり、前節最下位を脱出した19位のバレンシア相手にリーグ5戦ぶりの白星を狙う。GKペーニャの先発復帰でディフェンスラインの連携面での問題は解決されるが、リーグ戦ではより相手のハイライン対策が進むなかで集中力を維持したい。とりわけ、紆余曲折の末に2031年までの新契約にサインしたDFアラウホのプレーに注目だ。さらに、ヘタフェ戦では決定力を欠いた攻撃陣にはベンフィカ戦同様の爆発を見せたい。 リーグ前節はセルタを2-1で下した4位のアスレティック・ビルバオだが、ELでは下位に沈むベシクタシュ相手に1-4で惨敗。依然としてトップ8圏内の3位を維持も、最終節の結果次第でプレーオフに回る可能性もわずかながらあり、気を引き締めてビクトリア・プルゼニとのアウェイゲームに臨みたいところだ。今節はアトレティコ撃破で勢いに乗る15位のレガネスと侮れない相手だけに、攻守両面でベシクタシュ戦の反省を活かしたい。 MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは、年明け3連勝からの公式戦2連敗と後半戦も安定感を欠く状況に。リーグ前節は大幅なターンオーバーの末にバレンシアに0-1で敗れると、ELのラツィオ戦ではベストメンバーで臨んだなか、前半のDFムニョスの退場も響いて1-3の完敗となった。これでEL敗退の可能性もわずかながら出てきており、PAOKとの最終節はより緊張感が増すことに。そんななか、前節バルセロナと引き分けたヘタフェとの一戦では弾みを付けるような戦いが求められる。指揮官イマノルの選手選考が大きなポイントになりそうだが、直近2試合で不完全燃焼に終わった久保にはうっ憤を晴らす活躍でチームを勝利に導く仕事を期待したい。 FW浅野拓磨を擁する6位のマジョルカは、公式戦3連敗且つ無得点と失速傾向が顕著な状況で12位のベティスとのホームゲームに臨む。ここ数試合の低調な内容を受け、メンバーのテコ入れも見込まれるなか、前節途中出場の浅野にはスタメン起用を期待しつつ、流れを変える働きを求めたい。 《ラ・リーガ第21節》 ▽1/24(金) 《29:00》 ラス・パルマス vs オサスナ ▽1/25(土) 《22:00》 マジョルカ vs ベティス 《24:15》 アトレティコ・マドリー vs ビジャレアル 《26:30》 セビージャ vs エスパニョール 《29:00》 バジャドリー vs レアル・マドリー ▽1/26(日) 《22:00》 ラージョ vs ジローナ 《24:15》 レアル・ソシエダ vs ヘタフェ 《26:30》 アスレティック・ビルバオ vs レガネス 《29:00》 バルセロナ vs バレンシア ▽1/27(月) 《29:00》 アラベス vs セルタ 2025.01.24 19:30 Fri
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逆転負けで公式戦連勝が「11」でストップ…シャビ・アロンソ監督「状況を読むことを学ばなければならない」数的優位&リード活かせずの試合運び悔やむ

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が、公式戦連勝が「11」でストップしたアトレティコ・マドリー戦での敗戦を振り返った。 レバークーゼンは21日、アウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節でアトレティコと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。 公式戦11連勝と最高の状態で敵地へ乗り込んだレバークーゼンは、機動力のあるMFネイサン・テラ、MFフロリアン・ヴィルツを前線に並べた[4-2-3-1]でスタート。相手陣内でハーフコートゲームを展開したなか、前半半ば過ぎに相手の退場で数的優位を得ると、前半終了間際にDFピエロ・インカピエのゴールで先制に成功した。 しかし、後半立ち上がりに一瞬の隙を突かれて同点に追い付かれると、以降も数的優位を活かせず。逆に、76分にはインカピエが2枚目のイエローカードをもらって退場となり、数的同数で最終盤の攻防へ。すると、試合終了間際にはFWフリアン・アルバレスに2点目を奪われ、痛恨の逆転負けとなった。 同試合後、スペイン人指揮官はスペイン『Movistar』で1-1の状況での戦い方が結果に繋がったとの見解を示した。 「カギとなった瞬間は1-1の状況だった。アトレティコの感情的な部分が流れを変え、それが我々に大きな影響を与えた。試合はオープンになり、我々は試合の読み方がわからなかった。イーブンになるまで、我々は非常に堅実な試合をしていた。ただ、我々はそれを自分たちの土俵に持ち込む方法がわからなかった。逆に、彼らはそれがとても得意だ」 後半の戦い方に関しては同点ゴールに直結した個人のミスを悔やみながらも、ハーフタイムに戦い方を共有した上で、チームとして最高レベルで戦う上での成熟度が足りなかったと語った。 「ハーフタイムに、自分たちが何を望んでいるかについて話し合った。突然、ロングボール(の対応)でミスを犯し、非常に質の高いプレーヤーであるフリアンに同点ゴールを決められた。最高レベルで成熟度が足りなかった。メトロポリターノに来て、競争したいならば、それが足りなかった」 「トップレベルでアウェイでプレーしているときは、状況を読むことを学ばなければならない。自分のエネルギーと読みを管理し、追い抜かれたときにどう反応するかを知っておく必要がある」 2025.01.22 12:20 Wed
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大詰めCL7節、感動させてくれたのは…/原ゆみこのマドリッド

「今度こそちゃんとお店を探さないと」そんな風に私が決意を固めていたのは木曜日、ようやく2日連続のCL観戦も終わり、18試合全てが統一時間帯でプレーするリーグフェーズ最終節ではレアル・マドリーとアトレティコが揃って、アウェイゲームと気づいた時のことでした。いやあ、予想によると、7節でどちらも勝った後、11位から一気に5位に躍進したシメオネ監督のチームがトップ8に入る確率は81.5%、同様に20位から10位に上がったお隣さんはたったの2.9%と、16強対決プレーオフに回る可能性がかなり高く、どちらも大波乱は起きそうにないんですけどね。 実際、今季からの改変CLでは2節でもマドリッドの両雄の日程がかぶり、いやまあ、その頃のアトレティコまだ、昨季のアウェイ弱者が治っておらず。近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)に彼らの試合を見に行く度、気分が悪くなっていた程だったため、おとなしくマドリーのリール戦を眺めていたんですけどね。その試合をアンチェロッティ監督のチームが1-0で落としたのはともかく、リスボンでは大惨劇。ベンフィカに4-0とボコボコにやられてしまったアトレティコだったとなれば、見なくて良かったてなもんですが、今度のザルツブルク戦は絶対見たい理由があって…。 それには火曜にメトロポリターノで行われたレバークーゼン戦がどんなだったかとお話しする必要があって、ええ、折しもアトレティコはリーガ前節、レガネスとの兄弟分ダービーに負け、昨年10月末から続いた、クラブ最長記録となる連勝記録が15でストップ。これまで吉と出て来たのが反転、全て凶に変わるんじゃないかと心配していたんですが、いやあ、リーグフェーズ最強の相手、ブンデスリーガ2位のチームを迎えたせいでしょうか。5人DF制の守備的な布陣を取りながら、序盤から攻め込まれてばかりのアトレティコを目にした日にはもう、どうしたものやら。 そんな中、最悪の事態が起きたのは前半25分で、ムキエレのふくらはぎをスパイクで蹴ったバリオスが最初はイエローカードを出されたものの、VAR(ビデオ審判)モニターチェックでレッドカードに。退場しちゃったから、さあ大変!うーん、レガネス戦でナスタシッチのマークについていたバリオスが、ヘッドを止められなかったのは、元々、身長181cmの彼がチームで3番目に長身という、アトレティコの高さ不足が元凶。189cmの相手をするのは難しかったという、訳のわからない理屈で責任転嫁していた某紙があったり、レバークーゼン戦前日の記者会見選手にも抜擢されたりしていたせいで、当人も少々、反省が足りなかった面があったのかもしれないんですけどね。 もっと深刻な問題は、アトレティコが残り65分以上を1人少ない状態で戦わないといけなくなったことで、だってえ、それまでだって、ドイツのチームにいいようにされていた彼らなんですよ。シメオネ監督も代わりのMFを入れなかったため、どうなるのかとヒヤヒヤしていたところ、やっぱりやられちゃいました。ハーフタイムまで残すはロスタイムの2分だけという45分、ムキエレのクロから、インカピエに頭で先制ゴールを決められてしまったとなれば、「lo veíamos un poco negro/ト・ベイアモス・ウン・ポコ・ネグロ(ちょっと黒く見えた)」(フリアン・アルバレス)どころではなかったかと。 それが後半には一気に展開が変わってしまうんですから、まったくサッカーとは不思議なもの。ええ、前半終盤に足首を痛めたガランがレイニウドに代わり、数的優勢に追い風を感じたシャビ・アロンソ監督がDFを1枚減らして、エースのシックを入れてきた後半が始まった時も、ただただ、絶望しか感じていなかった私だったんですが、何と7分、いきなりアトレティコに同点ゴールが入ったから、ビックリしたの何のって。 そのプレーは、グリーズマンが自陣から放ったボールを追ったフリアンが、いやあ、彼もこのところ、シュートに失敗することが多かったですからね。ターをかわしてエリア内に入り、グリマルドが寄せて来る前に撃って、「De la nada ha sacado un gol que muy pocos delanteros pueden/デ・ラ・ナーダ・ア・サカードー・ウン・ゴル・ケ・ムイ・ポコス・デランテーロス・プエデン(何もないところから、とても少ないFWしかできないゴールを決めた)」(アロンソ監督)時にはきっと、我が目が信じられなかったファンも多かったのでは? そのショックが如実に出たのがレバークーゼンで、ええ、アロンソ監督も後で「1-1 nos ha hecho mucho daño, no supimos recuperar sensaciones/ウノ・ウノ・ノス・ア・エッチョー・ムーチョ・ダーニョ、ノー・スピモス・レクペラル・センサシオネス(1-1にされて、ウチは大きなダメージを受けた。感覚を取り戻せなかった)」と認めていた程。逆に同点で勢いづいたアトレティコは、父曰く、「Jugamos con inteligencia/フガモス・コン・インテリヘンシア(ウチは頭脳的にプレーした)」(シメオネ監督)と言いますか、息子曰く、「El segundo tiempo estuvimos viendo quién tenía amarilla de ellos para encararlo e intentar igualar el partido/エル・セグンド・ティエンポー・エストゥビモス・ビエンドー・キエン・テニア・アマリージャ・デ・エジョス・パラ・エンカラールロ・エ・インテンタール・イグアラル・エル・パルティードー(後半、ボクらはマッチアップして、試合を対等にするよう、誰がイエローカードを持っているのかを見ていた)」(ジュリアーノ)と言いますか。 その敵戦力減退作戦が実ったのは31分、ジュリアーノがインカピエに倒されて、前半終盤に1枚もらっていた相手に2枚目を出させたんですから、賢いじゃないですか。これで10対10となったアトレティコはいよいよ42分、ジュリアーノとグリーズマンに代えて、リノと今季は土壇場のゴールづいているコレアを投入。いえまあ、逆転のゴールを挙げたのは彼じゃなかったんですけどね。45分、エリア前に落ちて来たボールをゲットしたコレアがパスをフリアンに出すと、もうこの選手、器が違いすぎ。GKコバルをかわして、角度のないところかシュートを決め、とうとうスコアを2-1にしてしまったとなれば、もう場内は狂喜乱舞ですって。 結局、そのまま逆転勝ちしたアトレティコだったんですが、こんな風に土壇場で勝利を掴むのも今季はすでに8度目。マンチェスター・シティに7500万ユーロ(約122億円)もの高額移籍金を払った価値があるのがいよいよ明らかになってきたフリアンも、「En los últimos minutos sabíamos que nos lo jugábamos todo/エン・ロス・ウルティモ・ミヌートス・サビアモス・ケ・ノス・ロ・フガバモス・トードー(最後の数分、ボクらは全てが懸かっているのをわかっていた)」と言っていた通り、笛が鳴るまで諦めない、まさにお隣さんのお株を奪うような試合ができる日が来るとは一体、誰が予見した?となれば、来週のザルツブルク戦も絶対、見逃したくないんですが、その前、今週末土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)には再び、メトロポリターノでリーガのビジャレアル戦が到来。 ガランはネンザと出場停止で出られないんですが、コパ・デル・レイ16強対決エルチェ戦でヒザを痛め、ハーフで交代したセルロートがもう戻って来れそうですしね。前節の黒星で首位をマドリーに奪われてしまったとはいえ、たったの勝ち点2差ですし、2月8日にはサンティアゴ・ベルナベウでマドリーダービーが開催。それまで距離を広げないことが今は一番、大事なんじゃないでしょうか。 そして翌水曜、それこそアトレティコの前座を務めてくれたマドリーだったんですが、いやもう、ザルツブルクはこのリーグフェーズで1勝しかしておらず、監督も交代したばかり。おまけにこれが冬季のリーグ中断期間明け最初の公式戦でしたからね。プレーオフ順位を確定させるため、勝利が必要なマドリーのgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)になるんじゃないかと誰もが思っていた通り、結果は大勝となったんですが、彼らのエンジンが温まるまでには20分程、かかったのも事実だったかと。 そう、始まりは23分、ビニシウスが左から入れたクロスをベリンガムは撃てなかったものの、ロドリゴが決めて先制すると、34分にもロドリゴが2点目をゲット。これもベリンガムがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で返したボールを撃ち込んだものだったんですが、ええ、当人も「en Champions parece que chuto y es gol y en Liga cuesta un poco más/エン・チャンピオンズ・パレセ・ケ・チュト・イ・エス・ゴル・イ・エン・リーガ・クエスタ・ウン・ポコ・マス(CLでは自分がシュートするとゴールになるように見えるけど、リーガではちょっと苦労する)」と言っていましたしね。ホントにロドリゴはCLと相性がいいような。 前半はこの2点だけで、終盤にはビニシウスがPK狙いのpiscinazo(ピシナソ/ダイブ)認定でイエローカードをもらい、リーガでのここ2試合に加え、CL最終節のブレスト戦も出場停止になる逆境もあったマドリーでしたが、大丈夫。後半3分にはエムバペが追ってきたボールをGKブラウシュビッヒが何と、エムバペに向けて蹴ってしまい、楽勝で3点目が入った後、10分にはビニシウスもゴール祭りに参加することに。まずは敵DF2人をかわして、エリア内左からシュートを決めると、30分にもバルベルデからのパスを持ち込んで、とうとう5点目を取ってしまったとなれば、fondo norte/フォンド・ノルテ(ゴール裏北側)右側の上階席を埋めたザルツブルクファンが最初から最後まで、異様に静かだったのも当然だった? それは実際、今季からザルツブルクでプレーする川村拓夢選手がピッチに入った後の40分、ビストルップが名誉の1点を挙げた時ですら、ほとんど湧いていなかったぐらいなんですが、まあこれでチームは敗退が決まってしまいましたしね。5-1で完敗した後、ミックスゾーンで話していた川村選手も「出る前、監督からの指示は何もなかった」と言っていたぐらい、相手はお手上げだったんだと思いますが、まあ、こればっかりはねえ。 ちなみに最近、ようやくヒザのケガが治って、チームに合流した川村選手によると、冬休み中に指揮官がオランダ人のリンダース監督から、ドイツ人のレッシュ監督に代わったことで、チームの公用語が英語からドイツ語に変更。専属通訳を付けてもらっていない彼も大変そうなんですが、試合後の会見で気になったのはレッシュ監督のコメントだったでしょうか。そう、大敗ながら、シュートは結構撃っていたためか、「今日は一歩前進した。アトレティコ戦ではもう一歩進む」と言っていたからですが…それは来季の大会まで取っておいてほしいかと。 一方、このホームゲーム3連戦で計14得点となり、「Nunca vamos a tener problemas en marcar goles/ヌンカ・バモス・ア・テネール・プロブレマス・エン・マルカル・ゴーレス(得点するのに問題があることはウチには決してない)」と、大多数のクラブが羨むだろう発言をしていたアンチェロッティ監督の懸念はやはり、守備界隈のよう。ええ、この日もルーカス・バスケスが出場停止で、バルベルデが急造右SBを務めていましたしね。それでもラス・パルマス戦に続き、途中出場して、同胞のザルツブルクファンたちから喝采されていたアラバも先発復帰が近そうですし、終盤にはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のDFコバルもデビュー。トップチームに定着したアセンシオもしっかりやっているため、むしろアタッカーたちにもう少し、守備意識を持ってもらうのが失点を防ぐ早道かもしれませんが…そんなの、取られたら取り返せばいい? まあ、点差のおかげでベリンガム、エムバペ、ロドリゴも途中で代わり、土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのバジャドリー戦に向けて休養できましたしね。この先は、もしCLプレーオフに進むと、コパ・デル・レイ準々決勝でレガネスに負けるなんてことでもない限り、3月第3週の各国代表戦週間まで、ずっと週2試合ペース。それだけにアンチェロッティ監督もブライム、ギュレル、エンドリックらの出番をもっと、増やしていくことになるんじゃないでしょうか。 そしてようやくコパから解放されて、フリーのミッドウィークを過ごせたマドリッドの弟分たちの今週末の予定も見ておくと、3チーム共、日曜試合で、しかも全て今週、ヨーロッパの大会を戦った相手ばかり。ラージョがエスタディオ・バジェカスに迎えるのは、水曜にミランにも1-0で負けて、CL敗退が決まったジローナで、ヘタフェは木曜にELラツィオ戦で3-1の黒星を喰らったレアル・ソシエダをサン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾート都市)に訪ねることに。 更に兄貴分に勝って意気上がるレガネスは水曜にやはり、ELでベシクタシュに4-1と負けて帰って来たアスレティックにサン・マメスで挑むんですが、これって、相手の疲れに付け込む大チャンスでは?そう、9位と安全な位置にいるラージョはともかく、レガネスは降格圏と勝ち点3の15位、前節はバルサと引分けたものの、ヘタフェも16位で、こちらはたったの勝ち点1差ですからね。どちらも2月頭のコパ準々決勝兄弟分ダービーに心おきなく臨めるよう、リーガでもう少し、余裕を作れるといいのですが…。 2025.01.24 20:00 Fri
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アトレティコに痛手…ハビ・ガランが数週間の戦線離脱へ

アトレティコ・マドリーのスペイン人DFハビ・ガランが数週間の戦線離脱となる見込みだ。 ガランは21日に行われたレバークーゼン戦に先発出場。しかし、足首のケガで前半のみの出場となっていた。 アトレティコの発表によると、ガランは足首の中程度の捻挫と診断されたという。離脱期間に関して言及はないが、スペイン『ムンド・デポルティボ』は2、3週間程度の離脱になると報じている。 なお、ガランは前節レガネス戦で通算5枚目のイエローカードをもらっており、元々今節のビジャレアル戦は出場停止だった。加えて、チャンピオンズリーグのレッドブル・ザルツブルク戦、リーグ戦のマジョルカ戦も欠場。2月8日のマドリード・ダービーでの復帰を目指すことになるようだ。 ガランは今季ここまで公式戦20試合に出場。当初の構想外から左サイドバックの1番手として活躍している。 2025.01.25 17:13 Sat

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