サラーW偉業のリバプールが年内最終戦で5発圧勝! 遠藤航は今季リーグ最長30分強の出場に【プレミアリーグ】
2024.12.30 04:11 Mon
偉業達成サラー活躍で圧勝
プレミアリーグ第19節、ウェストハムvsリバプールが29日にロンドン・スタジアムで行われ、アウェイのリバプールが0-5で圧勝した。なお、リバプールのMF遠藤航は57分から途中出場した。前節、レスター・シティに3-1の逆転勝利を収めてリーグ連勝とともにシーズン首位ターンを確定させたリバプール。3連勝で2024年白星締めを狙った年内最終戦では13位のウェストハムと対戦した。
スロット監督は中2日のアウェイゲームに向けて最前線をヌニェスからルイス・ディアスに入れ替えた以外同じメンバーを継続した。
左サイドにワン=ビサカ、エメルソンのサイドバック2枚を縦に並べる守備的な布陣で入ったウェストハムに対して、立ち上がりから攻勢を仕掛けていくリバプール。開始5分にはボックス左角のガクポから出された絶妙なラストパスにサラーが反応。だが、ゴール至近距離からのシュートはGKアレオラのビッグセーブに阻まれる。
以降もカーティス・ジョーンズやディアスの決定機はGKアレオラの好守に阻まれるが、冷静にゲームをコントロールするホームチームは前半半ば過ぎに先制に成功する。30分、バイタルエリア中央でボールを引き出したディアスのジョーンズを狙ったスルーパスはDFに引っかかるが、これを自ら回収してボックス内に持ち込んで右足の正確なグラウンダーシュートをゴール左隅へ突き刺した。
少しバタついた様子を見せたが、40分には右サイドのスペースに抜け出したディアスを起点にボックス内での鮮やかなターンで混戦を生んだサラーのお膳立てからゴール前のガクポが冷静に右足シュートを流し込み、追加点を奪取。
さらに、前半終了間際の44分には相手陣内でソレールを潰して仕掛けたショートカウンターからボックス右でジョーンズのパスを受けたサラーが左足シュートをねじ込み、リーグ3試合連続ゴールを達成した。なお、これで今季リーグ戦8試合目のゴール&アシストとなったサラーはプレミア新記録を樹立。さらに、クラブ史上初となる8シーズン連続の公式戦20ゴール達成となった。
前半終盤の畳みかける攻撃によって3点リードで試合を折り返したリバプール。ハーフタイムの2枚替えで[5-4-1]に並びを変えた相手に対して、開始直後には完璧に背後を取ったエースにビッグチャンスも、左足シュートはGKアレオラの意地のビッグセーブに阻まれる。
それでも、54分にはペナルティアーク付近でグラフェンベルフの横パスを受けたアレクサンダー=アーノルドが右足を振ると、DFキルマンの頭に当たって大きくコースが変わったシュートがゴール右隅に突き刺さり、ダメ押しの4点目が生まれた。
これで勝利を確信したスロット監督は57分にグラフェンベルフ、ガクポを下げて遠藤、ジョタを、73分にはジョーンズ、ロバートソンに代えてエリオット、ツィミカスを同時投入。完全にゲームを締めにかかる。
そのなかで今季リーグ最長のプレータイムを得た遠藤は中盤の幅広いエリアをカバーしながら持ち味のデュエルで効果的な潰しを披露。さらに、ボールを奪った後も積極的に前線へ飛び出してチャンスに絡む姿勢も示した。
その後、84分にはカウンターからサラーの丁寧なラストパスに反応したジョタがボックス左から右足シュートを難なく決め切り、トドメの5点目まで奪ったリバプールが敵地で圧勝。余力を残してのリーグ3連勝によって最高の形で2024年の戦いを締めくくった。
ウェストハム 0-5 リバプール
【リバプール】
ルイス・ディアス(前30)
コーディ・ガクポ(前40)
モハメド・サラー(前44)
トレント・アレクサンダー=アーノルド(後9)
ジオゴ・ジョタ(後39)
スロット監督は中2日のアウェイゲームに向けて最前線をヌニェスからルイス・ディアスに入れ替えた以外同じメンバーを継続した。
以降もカーティス・ジョーンズやディアスの決定機はGKアレオラの好守に阻まれるが、冷静にゲームをコントロールするホームチームは前半半ば過ぎに先制に成功する。30分、バイタルエリア中央でボールを引き出したディアスのジョーンズを狙ったスルーパスはDFに引っかかるが、これを自ら回収してボックス内に持ち込んで右足の正確なグラウンダーシュートをゴール左隅へ突き刺した。
敵地で良い時間帯に先制したリバプールは直後にハムストリングを痛めたジョー・ゴメスに代えてクアンサーのスクランブル投入を強いられ、さらにクドゥスにポスト直撃の決定機を許す。
少しバタついた様子を見せたが、40分には右サイドのスペースに抜け出したディアスを起点にボックス内での鮮やかなターンで混戦を生んだサラーのお膳立てからゴール前のガクポが冷静に右足シュートを流し込み、追加点を奪取。
さらに、前半終了間際の44分には相手陣内でソレールを潰して仕掛けたショートカウンターからボックス右でジョーンズのパスを受けたサラーが左足シュートをねじ込み、リーグ3試合連続ゴールを達成した。なお、これで今季リーグ戦8試合目のゴール&アシストとなったサラーはプレミア新記録を樹立。さらに、クラブ史上初となる8シーズン連続の公式戦20ゴール達成となった。
前半終盤の畳みかける攻撃によって3点リードで試合を折り返したリバプール。ハーフタイムの2枚替えで[5-4-1]に並びを変えた相手に対して、開始直後には完璧に背後を取ったエースにビッグチャンスも、左足シュートはGKアレオラの意地のビッグセーブに阻まれる。
それでも、54分にはペナルティアーク付近でグラフェンベルフの横パスを受けたアレクサンダー=アーノルドが右足を振ると、DFキルマンの頭に当たって大きくコースが変わったシュートがゴール右隅に突き刺さり、ダメ押しの4点目が生まれた。
これで勝利を確信したスロット監督は57分にグラフェンベルフ、ガクポを下げて遠藤、ジョタを、73分にはジョーンズ、ロバートソンに代えてエリオット、ツィミカスを同時投入。完全にゲームを締めにかかる。
そのなかで今季リーグ最長のプレータイムを得た遠藤は中盤の幅広いエリアをカバーしながら持ち味のデュエルで効果的な潰しを披露。さらに、ボールを奪った後も積極的に前線へ飛び出してチャンスに絡む姿勢も示した。
その後、84分にはカウンターからサラーの丁寧なラストパスに反応したジョタがボックス左から右足シュートを難なく決め切り、トドメの5点目まで奪ったリバプールが敵地で圧勝。余力を残してのリーグ3連勝によって最高の形で2024年の戦いを締めくくった。
ウェストハム 0-5 リバプール
【リバプール】
ルイス・ディアス(前30)
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レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue4
かつて“神童”と期待された元リバプールのMFウッドバーン、新天地はイングランド4部のサルフォード・シティに決定
かつてリバプールで“神童”と謳われ、その将来が嘱望されていた元ウェールズ代表MFベン・ウッドバーン(24)。23日に、EFLリーグ2(イングランド4部)のサルフォード・シティへの加入が発表された。 リバプールのアカデミー育ちであるウッドバーンは、2016年11月に行われたプレミアリーグに17歳と42日で出場してファーストチームデビュー。そのデビュー戦の3日後に行われたEFLカップ準決勝のリーズ戦では、クラブ史上最年少ゴール記録(17歳と45日)を樹立し、クラブやメディア、ファンから大きな期待が寄せられていた。 しかし、その後は伸び悩みファーストチームで思うような出場機会を得られず。シェフィールド・ユナイテッド、オックスフォード・ユナイテッド、ブラックプールと国内の下部カテゴリーのクラブや、スコットランドのハーツへの武者修行を繰り返すも結局リバプールではチャンスがなく、2022年夏に退団が発表された。 その後は同年夏にチャンピオンシップ(イングランド2部)のプレストンに加入すると、在籍2シーズンで公式戦通算64試合3ゴール3アシストを記録。昨シーズンはリーグ戦21試合に出場したが先発はわずか1試合にとどまり、今夏に契約満了で退団していた。 ここまで残念ながら期待されていたようなキャリアは送れていないウッドバーンだが、まだ24歳。2年契約を締結したサルフォード・シティで、再び輝く姿が期待されている。 2024.07.24 18:20 Wed5