ユナイテッドがEL3戦連続ドロー…モウリーニョ退席のフェネルバフチェと痛み分け【EL】
2024.10.25 06:13 Fri
ユナイテッドは3戦連続ドロー
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第3節、フェネルバフチェvsマンチェスター・ユナイテッドが24日にシュクル・サラジョウルで行われ、1-1のドローに終わった。
前節、ポルトとの強豪対決を3-3-のドローで終えたユナイテッドは2戦連続ドロースタート。低迷するリーグ戦同様に厳しい船出となった。代表戦明け初戦となったブレントフォード戦に2-1で逆転勝利し、公式戦6試合ぶりの白星を飾った中、元指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督率いるトルコの強豪相手にEL初勝利を狙った。
テン・ハグ監督はこの一戦に向けて先発4人を変更。サスペンションのブルーノ・フェルナンデス代役に本職サイドバックのマズラウィをトップ下で起用し、負傷のエバンスに代えてリンデロフ、カゼミロとホイルンドに代えてウガルテとザークツィーを起用した。
圧倒的なホームアドバンテージを有するフェネルバフチェが立ち上がりの主導権争いの中で優勢に進めていく。序盤はサイドからのクロスやセットプレーを軸にチャンスを窺う。
一方、守勢の入りを強いられたユナイテッドだったが、鮮やかなロングカウンターから見事にファーストチャンスをモノにした。15分、自陣でのボール奪取から左サイドで背後を狙うガルナチョに縦パスが入ると、ボックス付近まで持ち込んでの横パスを中央のマズラウィ、ザークツィーと短く繋ぐと、ペナルティアーク付近で短い落としに反応したエリクセンの狙いすました右足シュートがゴール左隅に突き刺さった。
その後、前半終盤にかけてはホームチームがギアを上げて攻勢を強めると、37分にはタディッチのお膳立てからボックス内のエン=ネシリが連続で決定的なヘディングシュートを放つが、いずれもGKオナナが驚異的な反射神経ではじき出す。これにはモウリーニョ監督もオーバーリアクションで驚きを示した。
オナナの圧巻のビッグプレーによってアウェイチームの1点リードで折り返した試合だったが、後半はホームチームがファーストチャンスをモノにする。49分、左サイド深くでサン=マクシマンが上げたピンポイントクロスをゴール前に飛び込んだエン=ネシリが叩きつけるヘディングシュートで流し込んだ。
1-1の振り出しに戻されたユナイテッドは55分に2枚替えを敢行。リンデロフとザークツィーを下げてカゼミロ、ホイルンドを投入。これでマルティネスがセンターバック、マズラウィを左サイドバック、エリクセンをトップ下に配置換えした。
一方、攻勢を続けるフェネルバフチェではオサイ=サミュエルがボックス内で倒されたプレーを巡ってノーファウル判定に激高したモウリーニョ監督が執拗な抗議によって退席処分に。これで少し試合の流れが変わってしまう。
適材適所の人員配置でより攻撃がスムーズになったユナイテッドは、後半半ばを過ぎて攻勢を強めると、ガルナチョとラッシュフォードが前向きに仕掛ける場面も増加。相手を押し込んで厚みのある攻撃によってゴールの匂いをさせる。
その後、ラッシュフォードに代えて投入したアントニーが負傷によってIN&OUTとなるアクシデントもあった中、終盤にかけても優勢に進めたユナイテッドだったが、ホイルンドやガルナチョを中心に最後のところで仕留め切れなかった。
全体の内容を考えれば妥当な結果も、ELでは3試合連続で先制しながらもリードを守り切れなかった勝負弱い赤い悪魔は厳しい3試合連続連続ドローとなった。
フェネルバフチェ 1-1 マンチェスター・ユナイテッド
【フェネルバフチェ】
ユセフ・エン=ネシリ(後4)
【マンチェスター・ユナイテッド】
クリスティアン・エリクセン(前15)
前節、ポルトとの強豪対決を3-3-のドローで終えたユナイテッドは2戦連続ドロースタート。低迷するリーグ戦同様に厳しい船出となった。代表戦明け初戦となったブレントフォード戦に2-1で逆転勝利し、公式戦6試合ぶりの白星を飾った中、元指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督率いるトルコの強豪相手にEL初勝利を狙った。
テン・ハグ監督はこの一戦に向けて先発4人を変更。サスペンションのブルーノ・フェルナンデス代役に本職サイドバックのマズラウィをトップ下で起用し、負傷のエバンスに代えてリンデロフ、カゼミロとホイルンドに代えてウガルテとザークツィーを起用した。
一方、守勢の入りを強いられたユナイテッドだったが、鮮やかなロングカウンターから見事にファーストチャンスをモノにした。15分、自陣でのボール奪取から左サイドで背後を狙うガルナチョに縦パスが入ると、ボックス付近まで持ち込んでの横パスを中央のマズラウィ、ザークツィーと短く繋ぐと、ペナルティアーク付近で短い落としに反応したエリクセンの狙いすました右足シュートがゴール左隅に突き刺さった。
アウェイチームが早い時間帯スコアを動かしたことで、試合はよりオープンに。引き続きホームチームがボールを握りアウェイチームがカウンターで応戦するかたちとなった中、20分過ぎにはユナイテッドがラッシュフォードのカットインからの左足シュート、直後にフェネルバフチェも左サイドを崩してゴール前の混戦からタディッチのシュートと明確な決定機を作り合う。
その後、前半終盤にかけてはホームチームがギアを上げて攻勢を強めると、37分にはタディッチのお膳立てからボックス内のエン=ネシリが連続で決定的なヘディングシュートを放つが、いずれもGKオナナが驚異的な反射神経ではじき出す。これにはモウリーニョ監督もオーバーリアクションで驚きを示した。
オナナの圧巻のビッグプレーによってアウェイチームの1点リードで折り返した試合だったが、後半はホームチームがファーストチャンスをモノにする。49分、左サイド深くでサン=マクシマンが上げたピンポイントクロスをゴール前に飛び込んだエン=ネシリが叩きつけるヘディングシュートで流し込んだ。
1-1の振り出しに戻されたユナイテッドは55分に2枚替えを敢行。リンデロフとザークツィーを下げてカゼミロ、ホイルンドを投入。これでマルティネスがセンターバック、マズラウィを左サイドバック、エリクセンをトップ下に配置換えした。
一方、攻勢を続けるフェネルバフチェではオサイ=サミュエルがボックス内で倒されたプレーを巡ってノーファウル判定に激高したモウリーニョ監督が執拗な抗議によって退席処分に。これで少し試合の流れが変わってしまう。
適材適所の人員配置でより攻撃がスムーズになったユナイテッドは、後半半ばを過ぎて攻勢を強めると、ガルナチョとラッシュフォードが前向きに仕掛ける場面も増加。相手を押し込んで厚みのある攻撃によってゴールの匂いをさせる。
その後、ラッシュフォードに代えて投入したアントニーが負傷によってIN&OUTとなるアクシデントもあった中、終盤にかけても優勢に進めたユナイテッドだったが、ホイルンドやガルナチョを中心に最後のところで仕留め切れなかった。
全体の内容を考えれば妥当な結果も、ELでは3試合連続で先制しながらもリードを守り切れなかった勝負弱い赤い悪魔は厳しい3試合連続連続ドローとなった。
フェネルバフチェ 1-1 マンチェスター・ユナイテッド
【フェネルバフチェ】
ユセフ・エン=ネシリ(後4)
【マンチェスター・ユナイテッド】
クリスティアン・エリクセン(前15)
クリスティアン・エリクセン
ジョゼ・モウリーニョ
ブルーノ・フェルナンデス
ブルーノ・フェルナンデス
カゼミロ
アントニー
ユセフ・エン=ネシリ
マンチェスター・ユナイテッド
フェネルバフチェ
UEFAヨーロッパリーグ
クリスティアン・エリクセンの関連記事
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
記事をさがす
|
クリスティアン・エリクセンの人気記事ランキング
1
ゴール量産の南野拓実の同僚、モナコFWビエレスが初招集! チェルシーGKヨルゲンセンらデンマーク代表は5名が初招集【UNL】
デンマークサッカー協会(DBU)は11日、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むデンマーク代表メンバー23名を発表した。 ブライアン・リーマー監督が率いるデンマークは、UNLの準々決勝でポルトガル代表と対戦。20日にホームで、23日にアウェイで対戦する。 リーマー監督は、1月に加入後モナコで11試合10ゴールと得点を量産しているFWミカ・ビエレスが初招集。その他、GKフィリップ・ヨルゲンセン(チェルシー)、DFルーカス・ホグスベリ(ノアシェラン)、MFヴィクトル・フロホルト(コペンハーゲン)、FWコンラッド・ハーダー(スポルティングCP)も初招集となった。 その他、GKカスパー・シュマイケル(セルティック)、MFクリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド)、FWラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)らも招集されている。 <h3>◆デンマーク代表メンバー23名</h3> GK カスパー・シュマイケル(セルティック/スコットランド) マッズ・ヘルマンセン(レスター・シティ/イングランド) フィリップ・ヨルゲンセン(チェルシー/イングランド) DF ルーカス・ホグスベリ(ノアシェラン) ヨアキム・メーレ(ヴォルフスブルク/ドイツ) マッズ・ルアスレウ(ヴォルフスブルク/ドイツ) ラスムス・クリステンセン(フランクフルト/ドイツ) ヨアキム・アンデルセン(フルアム/イングランド) ヤニク・ヴェステルゴーア(レスター・シティ/イングランド) パトリック・ドルグ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) MF ヴィクトル・フロホルト(コペンハーゲン) モルテン・ヒュルマンド(スポルティングCP/ポルトガル) ピエール=エミール・ホイビュア(マルセイユ/フランス) イェスパー・リンドストローム(エバートン/イングランド) ミッケル・ダムスゴーア(ブレントフォード/イングランド) クリスティアン・ノアゴーア(ブレントフォード/イングランド) クリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) FW ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ヨナス・ヴィンド(ヴォルフスブルク/ドイツ) アンドレアス・スコフ・オルセン(ヴォルフスブルク/ドイツ) グスタフ・イサクセン(ラツィオ/イタリア) ミカ・ビエレス(モナコ/フランス) コンラッド・ハーダー(スポルティングCP/ポルトガル) 2025.03.11 23:40 Tue2
「常に選択肢にあり検討する」アヤックスがエリクセン帰還に関心
アヤックスは、マンチェスター・ユナイテッドのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(33)の復帰に興味を示している。 心停止からの復活、インテル退団、ブレントフォードを経て、2022年夏にユナイテッドと契約したエリクセン。現行の契約が今年6月までとなっているなか、今季はここまでプレミアリーグで16試合(先発:9試合)の出場にとどまっており、ルベン・アモリム監督の就任後もあまりプレーできていない状態が続いている。 そんななか、先日のイギリス『BBC』のインタビューでは「クラブからは何の連絡もないし、たぶん今季限りで契約は終了するんじゃないかな…僕はそう思っているよ」と退団の可能性を示唆。 さらに、「イングランドに留まるつもりはない。アメリカに行こうとも思わない。ヨーロッパに残りたいけど、デンマークに帰るのはまだ早いし、僕はまだいいプレーができると思っている」と、新天地に欧州クラブを希望していることを明かしていた。 その33歳司令塔の去就に注目が集まるなか、古巣アヤックスの補強責任者は獲得に関心があることを認めている。 アヤックスでスポーツディレクターを務めるマライン・ベウカー氏は、オランダ『ESPN』でアカデミー出身選手への関心を認めるとともに給与面など諸々の条件が合致した場合、帰還を阻むものはないと語った。 「彼は過去に我々と共に素晴らしいパフォーマンスを見せた選手の一人であり、我々が考えている選手だ」 「メディアには複数の名前が挙がるだろう。他にはドゥシャン・タディッチとデイリー・ブリントの名前が挙がっている」 「そのような選手は常に選択肢にあり検討する。しかし、給与体系において我々の現状に合うものでなければならない。また、若手選手の台頭を妨げたくはない。我々がそれについて検討する用意があることは明らかだ。ただ、それが将来の全体像に合うものでなければならない」 エリクセンは2008年にアヤックスのアカデミーに加入し、2年後の18歳でファーストチームデビュー。アムステルダムでは3年間を過ごし、エールディビジ3連覇を経験。トッテナムへ移籍するまで公式戦163試合に出場し、32ゴール65アシストの数字を残している。 2025.03.30 23:12 Sun3
ユナイテッド、アタランタMFへの関心再燃? 今夏メインターゲットの一人か
マンチェスター・ユナイテッドが、アタランタのブラジル代表MFエデルソン(25)への関心を再燃させているようだ。 2022年にサレルニターナからアタランタへ加入して以来、セリエA屈指のボックス・トゥ・ボックスとして評価を高め、ブラジル代表入りも果たしたエデルソン。 引き続き国内のライバルクラブやプレミアリーグを中心とする国外クラブが関心を示し、今夏のタイミングでの移籍も取り沙汰される。 そんななか、先日に行われたセリエA第33節のミラン戦ではサン・シーロにユナイテッドのスカウトの姿が確認され、イタリア代表FWマテオ・レテギとともにエデルソンを視察したとみられている。 移籍市場に精通しているジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、昨夏にも獲得に動きを見せていたユナイテッドは25歳MFを中盤のメインターゲットの一人に定めているという。 ルベン・アモリムのチームでは元ブラジル代表MFカゼミロ、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンらベテランがチームを離れることが濃厚で、手薄となるセントラルMFの補強としてエデルソンに注目しているようだ。 2025.04.25 15:30 Fri4
心臓発作を起こしたエリクセン、意識を取り戻し病院に搬送
インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(29)が意識を取り戻していたようだ。欧州サッカー連盟(UEFA)が公式サイトで発表している。 エリクセンは12日、ユーロ2020グループB第1節フィンランド代表戦に先発。43分にスローインを受けに行った際に突如ピッチに倒れ、心臓マッサージを受けていた。当初は意識が戻ったかわからない状況だったが、担架で運ばれている際に自ら呼吸器を付けている写真が撮られており、一命は取り留めた様子だ。 UEFAも容態は安定し、病院に搬送されたと伝えている。全サッカーファンの祈りが通じ、最悪の事態は回避できそうだ。 2021.06.13 02:40 Sun5
エリクセンを救ったデンマークドクター「彼は亡くなっていた」
MFクリスティアン・エリクセンを救ったデンマーク代表のチームドクターを務めるモルテン・ボーセン氏が、エリクセンが倒れた際の状況について改めて振り返った。 エリクセンは12日、ユーロ2020第1節のフィンランド代表戦に先発。43分にスローインのボールを受けにいった際に、そのままピッチへと力なく倒れ込んだ。 この緊急事態を乗り切ったボーセン氏は次のように振り返っている。 「彼が倒れた時、心臓は動いておらず亡くなっていた。心停止状態で、心肺蘇生措置を使うことになった。どの程度の確率で彼を助けられなかったかはわからないが、1度目の措置で心臓が動き出した。かなり早い蘇生だったと思う」 「これまでの検査では問題がない。彼の状態は安定しており、今後も検査を継続する。今朝、クリスティアンと話すことができ、チームメートにも挨拶をしていた」 「昨日の危機的な状況を乗り越えた代表チームとスタッフは今後も寄り添っていく。心の籠もったメッセージをたくさん頂けたことに感謝している」 2021.06.14 01:30 Monマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「特別な夜、長く待ち望んでいた夜」ケガに苦しむ中で2ゴールで勝利貢献のマウント、本拠地での初ゴールに「諦めずにやり続けてきた」
マンチェスター・ユナイテッドのMFメイソン・マウントがアスレティック・ビルバオ戦を振り返り、ゴールを喜んだ。 8日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでユナイテッドはホームにアスレティックを迎えた。 アウェイでの1stレグで0-3と圧勝していたユナイテッド。2ndレグは逆転を目指すアスレティックに先制を許すも、その後はやらせない展開に。すると72分にマウントのゴールで同点に追いつくと、カゼミロ、ラスムス・ホイルンドとゴールを重ね勝利を確実なものに。後半アディショナルタイムにはマウントが2点目を決め、4-1で勝利。2戦合計7-1で決勝進出を決めた。 途中出場から2ゴールを記録したマウントはイギリス『TNT Sports』のインタビューに応じ、チームとして不振を極めた中での決勝進出を喜んだ。 「大変だった。ここに来てから、ケガや挫折もあったけど、常にポジティブな姿勢を保ってきた。何か良いことが起こると信じて、諦めずにやり続けてきた」 マウントは2023年7月に加入してから、ケガに苦しみ、満足いくプレーができていなかった中で殊勲の2ゴール。逆転を目指すアスレティックの猛攻を乗り切っての勝利を喜び、途中出場する際の心境も明かした。 「僕たちはなんとか嵐を乗り切り、もちろん最初のゴールを決めて1-1に追いついたことで、少し落ち着くことができた」 「ただ試合に出場して影響を与えようと思っただけだ。他の控え選手たちと一緒に出場した時は、試合は接戦だったし、出場して試合を落ち着かせて、影響を与えようとした」 また、後半アディショナルタイムの自身のゴールについては「僕はMFの前にいたので、頭の中では『もしボールが僕に回ってきたら、まず触ってシュートする』とだけ考えていた」と語り、「左足で蹴る必要はなかったけど、ディフェンダーがゴールからかなり離れているのが見えたので、上手くボールに触ろうとしただけなんだ」と語り、自身のオールド・トラッフォードでの初ゴールを振り返った。 「観客の熱狂は信じられないほどだ。彼らはずっと僕たちを応援してくれた」 「僕個人としては、もちろんここで、オールド・トラッフォードで初ゴールを決めたので、特別な夜になった。長い間待ち望んでいた夜だ。今夜は僕たちにとって特別な瞬間であり、力強く終わらせたい」 決勝は同じプレミアリーグを戦うよく知るトッテナムとの対戦に。勝利をおさめ、苦しんだシーズンでチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にすることができるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】マウントが鮮やか2ゴール!ユナイテッドが無敗でEL決勝へ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TqTAAMsrbXU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.09 12:05 Fri2
【プレミアリーグ第36節プレビュー】優勝争い演じた両雄対戦に、ニューカッスルvsチェルシー!
先週末に行われた第35節はリバプール、アーセナルの2強に加え、ニューカッスルが取りこぼした一方、マンチェスター・シティ、チェルシーがトップ5争いにおいて重要な勝ち点3を挙げている。 引き続き熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに焦点が向けられるが、今節の最注目カードはリーグタイトル争いのメインキャストを担ってきた首位のリバプール(勝ち点82)と2位のアーセナル(勝ち点67)による頂上決戦だ。 リバプールは前節、MF遠藤航とMFエリオットをリーグ初先発で起用するなど大きくメンバーを入れ替えたなか、チェルシーとのアウェイゲームで1-3の敗戦。DFファン・ダイクのゴールで一矢報いたが、優勝を決めた直後の試合ということもあり、モチベーションで上回る相手に屈した。今節も引き続きいくつかのポジションでのメンバー変更が見込まれるが、ホームで2位チーム相手に初のリーグ連敗は避けたいだけに、気を引き締めての戦いとなるはずだ。 一方、前節はボーンマス相手にホームで1-2の逆転負けを喫したアーセナル。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグではパリ・サンジェルマン(PSG)に1-2で敗戦。FWサカのゴールで一矢報いたが、敵地で優勢に進めたなかで再び相手守護神ドンナルンマの再三のビッグセーブに阻まれ、連敗でのベスト4敗退。これで今季の無冠が確定した。自力でのトップ5確定に残り3ポイント、2位フィニッシュに向けても勝利が必要となる王者とのアウェイゲームでは連敗ストップも兼ねてしっかりとした戦いを見せたい。 トップ5争いの最重要カードは4位のニューカッスル(勝ち点63)と、5位のチェルシー(勝ち点63)の同勝ち点対決だ。 ニューカッスルは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を1-1のドローで終えた主導権を握られた前半に失点を喫すると、後半は攻撃の停滞を余儀なくされたが、3度目の正直で得たPKをFWイサクが決めて辛くも敗戦を回避した。ここにきてやや攻撃の勢いにかげりが見え始めており、トップ5フィニッシュへ重要なホームでの大一番ではイサクを中心に攻撃陣の奮起を期待したい。 対するチェルシーは前述のリバプール戦をMFエンソ・フェルナンデス、悩めるMFパーマーのPKによる久々のゴールなどで勝利。リーグ3連勝と絶好調だ。さらに、カンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでは16歳MFウォルシュをスタメン起用するなど大幅なターンオーバーを敢行した末にMFデューズ=バリーホールの奪ったゴールを守り抜いて1-0の勝利。ユールゴーデンを2戦合計5-1で退けてファイナル進出を決めた。準備期間では相手に分があるものの、コンディション面ではほぼ互角な状況と言えるだけに真っ向勝負でマグパイズ撃破といきたい。 リーグ4連勝で3位に浮上したマンチェスター・シティ(勝ち点64)は、最下位のサウサンプトン相手に5連勝を目指す。リーグ前節は6連勝と絶好調だったウォルバーハンプトンを相手にMFデ・ブライネのゴールを守り抜いて勝利。トップ5フィニッシュに近づくとともに、2位アーセナルも視界の端に捉えた。さらなる連勝を目指す最下位相手の一戦では勝ち点3とともに混戦のなかで重要な得失点差も意識した戦いを見せたい。そのなかでベンチに戻ってきたFWハーランドの復帰にも期待だ。 また、トップ5圏外から上位浮上を目指す6位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点61)、7位のアストン・ビラ(勝ち点60)はそれぞれ19位のレスター・シティ、8位のボーンマス相手に勝ち点3を目指す。 MF三笘薫を擁する10位のブライトンは、シティに6連勝を止められた13位のウォルバーハンプトンと対戦。前節、チームは上位のニューカッスルに善戦も三笘は腰痛の影響かベンチ外に。今節はメンバー入りが可能なようで、出場試合3試合連続ゴールとともに自身初のリーグ2桁ゴール達成も期待したいところだ。 ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を果たした15位のマンチェスター・ユナイテッド、16位のトッテナムはそれぞれ17位ウェストハムと12位クリスタル・パレスとボトムハーフの相手と対戦する。 MFマウントの2ゴールなどでアスレティック・ビルバオをホームで4-1で撃破し、2戦合計7-1で4季ぶりのELファイナル進出を果たしたユナイテッド。ただ、プレミアリーグでは2分け4敗の6戦未勝利と低調なパフォーマンスが続いており、21日の大一番を前にそろそろ勝利を取り戻したい。 一方、ボデ/グリムトに敵地で2-0の勝利を収め2戦合計5-1で41年ぶりのEL決勝進出を決めたスパーズ。ユナイテッド同様にリーグ戦では1分け3敗の4戦未勝利と低空飛行。大一番へ中盤や攻撃のオプションを増やしつつ、勝ち点3を目指す。対戦相手のクリスタル・パレスでは2試合連続スタメン出場中のMF鎌田大地の活躍にも期待だ。 《プレミアリーグ第36節》 ▽5/10(土) 《23:00》 フルアム vs エバートン イプスウィッチ vs ブレントフォード サウサンプトン vs マンチェスター・シティ ウォルバーハンプトン vs ブライトン 《25:30》 ボーンマス vs アストン・ビラ ▽5/11(日) 《20:00》 ニューカッスル vs チェルシー 《22:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム ノッティンガム・フォレスト vs レスター・シティ トッテナム vs クリスタル・パレス 《24:30》 リバプール vs アーセナル 2025.05.10 15:30 Sat3
ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに
EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu4
マウント芸術弾2発で逆転ユナイテッドが連勝で4季ぶり決勝進出! スパーズとの同国対決へ【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグ、マンチェスター・ユナイテッドvsアスレティック・ビルバオが8日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが4-1で逆転勝利。この結果、2戦合計7-1としたユナイテッドの決勝進出が決まった。 先週行われた1stレグはアウェイのユナイテッドが3-0で先勝。数的不利に陥ったアスレティックを撃破し、ファイナル進出へ王手をかけた。 望外の結果で初戦を終えたユナイテッドは、先週末のリーグ戦で大幅なターンオーバーを敢行。主力の休養を図った一方、ブレントフォードに3-4で敗戦。今回の一戦に弾みを付けるには至らなかった。アモリム監督は1stレグと全く同じスタメンを採用した。 対して厳しい形で初戦を終えたアスレティックは、先週末のリーグ戦でレアル・ソシエダとのバスク・ダービーを0-0のドローで終えた。同試合ではターンオーバーを敢行した一方、ニコ・ウィリアムズ、イニャキ・ウィリアムズのウィリアムズ兄弟が負傷離脱。さらに、ビビアンがサスペンションと主力数名を欠くなか、ジャロやウナイ・ゴメス、ウナイ・ヌニェスを代役に据えて敵地での奇跡を目指した。 立ち上がりからアスレティックがボールを保持して押し込む展開に。開始9分にはボックス中央でウナイ・ゴメスからパスを受けたベレンゲルに決定機も、右足シュートは枠を捉え切れず。 一方、3点リードもあって相手の攻撃を受け止めながらロングカウンターの形で一発を狙うユナイテッド。15分を過ぎた辺りから前線の選手に良い形でボールが収まり始めると、ガルナチョとドルグの際どいボックス内への抜け出しやブルーノ・フェルナンデスのミドルシュートとゴールを匂わせる。 ホームチームに流れが傾き始めたが、先にゴールを奪ったのはアウェイチーム。31分、ロングボールを入れた流れでDFマグワイアのミスパスを高い位置でカットしたジャロがミドルシュート。これはDFヨロのブロックに遭うが、こぼれに反応したジャウレギサルがペナルティアーク手前で放った右足ミドルシュートがGKオナナの手をはじいてゴール右隅に突き刺さった。 21歳MFの鮮烈な一撃によって試合前から余裕のムードが漂っていたオールド・トラッフォードに少し緊迫感が生まれる。 その後、少し全体のギアを上げて押し込む形も作り出したユナイテッドは、前半終盤に決定機を迎える。43分、カウンターの形からドルグの絶妙なスルーパスで完璧に背後を取ったガルナチョがGKと一対一を迎えたが、右足のチップキックは枠の左に外れて絶好機を逸した。 2戦合計3-1で折り返した後半。立ち上がりから睨み合いの状況が続くなか、赤い悪魔が冷静に時計を進めていく。 その後、両チームは60分を過ぎて積極的にメンバーを入れ替えると、マウント、アマドらを投入したユナイテッドが一気に試合を引っくり返す。 72分、波状攻撃からボックス手前で仕掛けたヨロからボックス中央で足元にパスを受けたマウントが絶妙なファーストタッチからの右足反転シュートをゴール右隅に突き刺し、公式戦2試合連続ゴールを奪取。さらに、79分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのブルーノがゴール前のスペースに送り込んだボールをニアに飛び込んだカゼミロが肩付近にうまく当てて1stレグに続く2試合連続ゴール。瞬く間に試合を引っくり返した。 これで完全に心を折られたアスレティックの隙を見逃さないユナイテッドは85分、カウンターから味方との連携で右のポケットに侵入したアマドのプルバックをゴール前でフリーのホイルンドがワンタッチで合わせて3点目。さらに、試合終了間際の91分にはエリア外に飛び出した相手GKのクリアミスを収めたマウントがハーフウェイラインを越えた辺りから見事な左足ロングシュートを無人のゴールへ突き刺し、トドメを刺した。 そして、2試合連続大勝で2戦合計7-1としたユナイテッドが2020-21シーズン以来のEL決勝進出。21日には再びサン・マメスに舞い戻り、トッテナムとの同国対決でタイトル獲得を目指す。 マンチェスター・ユナイテッド 4-1(AGG:7-1) アスレティック・ビルバオ 【マンチェスター・U】 メイソン・マウント(後27、後46) カゼミロ(後35) ラスムス・ホイルンド(後40) 【アスレティック】 ミケル・ジャウレギサル(前31) 2025.05.09 06:06 Fri5