ドローンで偵察問題のカナダ女子代表、初戦勝利も監督がオリンピックチームから追放&職務停止処分に
2024.07.26 23:17 Fri
カナダ女子代表のプリーストマン監督はパリ五輪から去ることに
カナダサッカー協会(CSA)は25日、パリ・オリンピックに臨むカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督をチームから外すことを発表した。
カナダ女子代表は、2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得。2012年のロンドン五輪、2016年のリオ・デ・ジャネイロ五輪では銅メダルを獲得しており、4大会連続のメダルと五輪連覇が懸かる大会となっている。
しかし、大会を前にしてスキャンダルが勃発。カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるジョセフ・ロンバルディ氏がドローンを使用して初戦の対戦相手であるニュージーランド女子代表の練習を偵察。この行為が訴えられていた。
ロンバルディ氏、そしてアシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏は今回の件を受けて即帰国。また、プリーストマン監督は初戦のニュージーランド戦で指揮を執らないことが発表されていた。
そんな中、初戦は25日に行われ、カナダが2-1で逆転勝利を収めることに。しかし、試合後にCSAはプリーストマン監督をチームから外す声明を発表した。
「アシスタントコーチを務めるアンディ・スペンス氏が、2024年パリ・オリンピックの残りの間、カナダ女子代表チームを率いることになる」
なお、ドローンを使用したことによる新たな情報もCSAには入っているとのこと。その結果、プリーストマン監督を外部調査が完了するまで職務停止にしたことも発表されている。
カナダ女子代表は、2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得。2012年のロンドン五輪、2016年のリオ・デ・ジャネイロ五輪では銅メダルを獲得しており、4大会連続のメダルと五輪連覇が懸かる大会となっている。
しかし、大会を前にしてスキャンダルが勃発。カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるジョセフ・ロンバルディ氏がドローンを使用して初戦の対戦相手であるニュージーランド女子代表の練習を偵察。この行為が訴えられていた。
そんな中、初戦は25日に行われ、カナダが2-1で逆転勝利を収めることに。しかし、試合後にCSAはプリーストマン監督をチームから外す声明を発表した。
「カナダオリンピック委員会は、カナダサッカー協会による資格停止処分を受け、カナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督をカナダのオリンピックチムから除外することを決定した」
「アシスタントコーチを務めるアンディ・スペンス氏が、2024年パリ・オリンピックの残りの間、カナダ女子代表チームを率いることになる」
なお、ドローンを使用したことによる新たな情報もCSAには入っているとのこと。その結果、プリーストマン監督を外部調査が完了するまで職務停止にしたことも発表されている。
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ドローンでのスパイ行為が問題のカナダ女子代表、東京五輪の金メダルにも疑念が…コパ・アメリカでは男子も使用、慣例的に行われていた可能性が浮上
ドローンを使用したスパイ活動が問題視されているカナダ女子代表チーム。ビバリー・プリーストマン監督は、職務停止処分を受け、パリ・オリンピックチームから追放された中、新たな疑惑が浮上している。 カナダ『CBC』によれば、カナダ代表がドローンを使用することはこれまでにも慣例的にあったとのこと。カナダサッカー協会(CSA)の最高経営責任者(CEO)を務めるケビン・ブルー氏が語った。 事の発端は、22日にニュージーランド女子代表がドローンでトレーニングを撮影されていることを報告。その結果、カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるジョセフ・ロンバルディ氏がドローンを飛ばしていたことが判明。アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏と共にチームを外されることとなった。 また、その後にプリーストマン監督も調査を受けるために職務停止となり、パリ・オリンピックから追放されていた。 しかし、これは突発的に起こったことではないとのこと。ブルーCEOは、先日まで行われていたコパ・アメリカ2024で、カナダ代表チームも「ドローンの使用を試みた」とコメント。ただ、競技の公正性には影響しないと考えており、ジェシー・マーシュ監督も事後で知ったという。 「コパ・アメリカでドローンの使用が試みられた事例があることは承知している」 「事件発生後、私は監督とこの件について話したが、彼がスタッフに対してこれを慣行だと非難したことは理解している」 また、今回の事件の調査をする中で、過去何年にも遡り「逸話的なフィードバック」を受け取っているとのこと。どこまで知られていたことなのかが徹底的に調査されることになるという。 「この特定の問題について知れば知るほど、この種のことが起こるという潜在的かつ深く根付いた組織的な文化について懸念が増していく。明らかに全く容認できないことだ」 「ただ、選手たち自身はいかなる非倫理的な行為にも関与していない」 カナダ代表のチーム内に根強くある慣例的なものだとされ、今回のスパイ行為が非常に大きな問題に発展する懸念があるという。 この件は国際サッカー連盟(FIFA)も調査を開始。プリーストマン監督は東京オリンピックでもカナダ女子代表を指揮しており、金メダルを獲得していたが、どうやらその件も疑惑が浮上。決勝はスウェーデン女子代表とのPK戦でもあり、長年に亘り行われていた可能性もあるとされている。 一方で、ブルーCEOが守ったように、選手はこの行為は知らないとのこと。カナダ女子代表のレジェンドであり、東京オリンピックではキャプテンとして出場したクリスティン・シンクレアは自身のインスタグラムで言及した。 「金メダルを守ろうとする私たちの代表チームの選手たちが、スタッフの一部による非難されるべき行為の中でプレーしなければならなかったのは残念です。選手たちに、この行動は何もコントロールできません」 「私は23年間代表選手としてプレーしてきましたが、私が出席したチームや個人のミーティングで、ドローンの映像を見せられたり、そのことについて話し合ったりということは一度もないということをはっきりさせておきたいです」 また、2011年から2018年から女子、2018年から2023年は男子のカナダ代表を指揮したこともあるジョン・ハードマン監督も今回の件について言及。「オリンピックやワールドカップで監督を務めていた間、我々はそうした活動に一切関与したことがないと確信している」とコメント。自身の時代にはなかったことだとし、CSAの調査に全面協力するとした。 プリーストマン監督は2020年からカナダ女子代表を指揮。その前には、フィルン・ネビル監督時代にイングランド女子代表のアシスタントコーチを務めていた。話を総合すれば、最近のことのようにも感じられるが、どういった結末を迎えるのか調査の結果に注目が集まる。 2024.07.27 09:58 Satカナダ女子代表の人気記事ランキング
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