「絶対に3連敗しない」今季3度目のリーグ戦連敗、宮市亮は前を向いて戦い続ける「ズルズルいかないことが大事」

2024.06.29 23:35 Sat
1点差に詰め寄るゴールを決めた宮市亮
©超ワールドサッカー
1点差に詰め寄るゴールを決めた宮市亮
横浜F・マリノスのFW宮市亮が、東京ヴェルディ戦を振り返った。

29日、明治安田J1リーグ第21節で横浜FMはホームの日産スタジアムに東京Vを迎えた。
開幕戦で対戦した両者。横浜FMが国立競技場で見事な逆転勝利を収めていたものの、リーグ戦はここまで低迷。12位に沈んでいた。

一方の東京Vは16年ぶりのJ1でなんとか奮闘。粘り強さを見せて11位に位置している。

試合は12分、クリアボールを拾った山見大登に強烈なミドルシュートを叩き込まれて先制を許すと、22分には右サイドを崩されるとクロスがオウンゴールとなり横浜FMは2点のリードを許す。
開幕戦同様に先行される展開となった中、前半アディショナルタイムには宮市がこぼれ球を思い切り蹴り込み1点差で後半へ。その後半は横浜FMが良いパフォーマンスを見せていくも、東京Vの粘り強い守備の前にゴールを奪えず、1-2で敗戦となった。

この試合で反撃のゴールを決めた宮市だったが「僕の数字どうこうよりも、チームとして結果が出ていないことが何よりも辛いです」とコメント。チームとして勝てていないことを悔やんだ。

試合は前半の早い段階で2失点。ミスが絡んでのゴールとなった。

「ボールがなかなかウイングに入らず、ヴェルディも凄く対策してきた感じがありました。前半は苦しかったです」と振り返った宮市。チームとしては立ち上がりから主導権を握るつもりだったという。

「チームとしては前半圧倒して、勝負を決めたいという感じで入った中で、ああいった失点で0-2でビハインドになってしまうというのは、なんでだろうというところもあります」

「2-1になって、もう一回ここで巻き返そうとハーフタイムに入り、後半はほぼ僕たちが支配していたと思いますけど、結果は結果なのでしっかり受け止めないといけないです」

2失点を喫した中、チームは選手の配置を変更。ダブルボランチに変更すると、ボールが回りだし、後半にはほとんど時間を支配したが、ゴールだけが遠い結果となった。

宮市は「立ち位置のところでやりやすくなったのは、僕は中盤の選手ではないのでなんとも言えないですけど、やりやすさを感じたのかなと思います」と語り、「結構ゴール前まで行けるシーンは多かったので、その形を前半からやらなければいけないなと思います」と、最初から高いパフォーマンスを出せなかったことを悔やんだ。

チームはリーグ戦で今季3度目の連敗。5月からの2カ月で3度も連敗という状況だ。

前節のアビスパ福岡戦もミスから失点。宮市は「どう気をつけて良いのか、僕らも手探りな状況です。前を向いてやるしかないですね」と、難しい状況であるとした。

多くの経験をしてきた宮市だが「落ち込んでいる雰囲気はなくて、前向きにやっていて、雰囲気的にどうこうというのはないです」とチームの状態について言及。次戦のサガン鳥栖戦でしっかりと勝利することが大事だとした。

「こういうことは水物ではないですが、勝つ時は勝つし、負ける時は負ける。ただ、ここで本当にズルズルいかないことが何よりも大事です」

「今シーズンは連敗が多いですけど、絶対に次は3連敗しないように食い止めて、また連勝していければ流れも変わってくると思います」

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ベガルタ仙台は1日、横浜F・マリノスのDF實藤友紀(35)の期限付き移籍加入を発表した。 移籍期間は2025年1月31日まで。背番号は「13」となり、横浜FMとの公式戦には出場できない。 實藤は川崎フロンターレやアビスパ福岡でプレーした後、2020年に横浜FMに加入。控えのCBとしてプレーしてきた。 横浜FMではJ1通算24試合3得点、リーグカップで9試合、天皇杯で3試合に出場。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では6試合で2得点を記録していた。 今シーズンはJ1の1試合の出場に終わっていた、 實藤は両クラブを通じてコメントしている。 ◆ベガルタ仙台 「横浜F・マリノスから期限付き移籍した實藤友紀です。ベガルタ仙台のJ1昇格のために覚悟をもって全力で戦います。よろしくお願いします」 ◆横浜F・マリノス 「ベガルタ仙台に期限付き移籍することとなりました。最高の仲間たちと過ごしたこの4年半は、自分にとってすごく大きな財産になりました」 「このクラブを離れるのがこれだけ寂しいと感じるのは、横浜F・マリノスを心から好きになったからだと思います。 どんな時も自分の背中を押してくれたマリノスファミリーの皆さん、本当にありがとうございました!!」 2024.07.01 11:08 Mon

横浜FM撃破で後半戦初白星の東京V…前線総入れ替えの賭けに勝った勝負師は「全員で勝ち取った勝利」とより大きな価値見いだす

東京ヴェルディが、開幕戦で敗れた横浜F・マリノス相手にリベンジを果たした。 前節、ジュビロ磐田に0-3の完敗を喫して後半戦を黒星でスタートした東京Vは29日、日産スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第21節で横浜FMと対戦した。 今シーズンの開幕戦で1-2の逆転負けを喫したライバル相手にバウンスバックを狙った中2日の一戦では、前節から先発5人を変更。その中で城福浩監督は、保有元との対戦で起用できなかった試合を除き、リーグ全試合で先発起用してきたFW木村勇大、FW染野唯月の両エースに加え、背番号10のMF見木友哉をベンチスタートとし、MF山田楓喜、FW山田剛綺、FW山見大登を前線で起用する大きな賭けに出た。 その前線のテコ入れに加え、中2日での3連戦ラストマッチ、高湿度のタフなアウェイゲームにおいてハイインテンシティのスタイルに原点回帰すると、前半はその狙いが完璧に機能。 最前線に入った山田剛がアンカーのMF喜田拓也を抑えながら、2シャドーがセンターバックを掴みに行き、そこにウイングバックの縦ズレ、3バックの両脇の横ズレで連動しながらトリコロールが得意とするボールの循環を遮断。12分に右CKの二次攻撃から山見の圧巻のミドルシュートで先制点を奪うと、22分にはDF林尚輝の見事なダイレクトスルーパスで右サイドの背後を取った山田剛のグラウンダークロスがDF上島拓巳のオウンゴールを誘発し、瞬く間にリードを広げた。 その後、前半途中に喜田の1アンカーからMF渡辺皓太を1列落としたダブルボランチの形で修正を施したホームチームの反撃を受け、徐々にポケットを取られると、前半終了間際にその後手を踏んだ形からFW宮市亮に1点を返されたが、上々の形で前半を終えた。 後半は序盤のピンチを撥ね返したタイミングで、満を持して木村、染野、見木の主力3人を同時投入。この交代によって前線でボールを収めつつ、前がかりな相手を引っくり返してカウンターで3点目を奪うプランは嵌らなかったが、守護神マテウスの2度のビッグセーブを含め守備陣の身体を張った再三の好守によって前半のリードを守り抜き、敵地で2-1の勝利を収めた。 試合後の会見では防戦一方の後半のパフォーマンス、クローズの局面での攻撃のやり方を含め課題にも言及した城福監督だったが、ハーフタイム直前の失点を除き攻守に圧倒した前半について「守備も前にアグレッシブに行き、ラインも高く保ち、奪った後も前にボールを運ぶという意味で、我々が本来、今年の開幕から目指したものを、前半しっかり出してくれた。3点目が取れるチャンスもあったし、あれぐらい畳みかけるような状況で、3点目を取るか、あるいは前半を2-0のまま終わらすことができれば、最高の前半だったかなと思います」と手応えを口に。 さらに、「持たれるのはしんどかったと思いますけど、選手はやらせてはいけないところを、みんなで共有しながら最後のところは身体を張ってくれた。普段先発で行って、後からクローザーとして出てくる選手たちが、今回は逆になりましたが、各々が期するものがあって、各々の役割を全うしてくれたことで、このアウェイで勝ち点3を取れたと思いますし、全員で勝ち取った勝利なので、非常に価値がありますし、これをしっかり次につなげたい」と、総力戦でつかみ取った勝ち点3により大きな価値を見いだした。 常々、フラットなチーム内競争を促しながらも、攻撃面で明確なストロングポイントになっている木村、染野の両エースを同時にスタメンから外すという大きな決断に関しては、「今年で最低の試合」と強い憤りを示した磐田戦の敗戦を受け、「我々が目指しているサッカーに今進んでいるのか」と自問自答の末に下した決断だった。 「これまでずっとレギュラーで出てきた選手というのは、そういう成果を出してきて、そういう努力をしてきた選手たちですけど、いつしか免除するものがあったわけではないですけれども、彼らのよさが出ているのであれば、目をつぶっていたりした自分がいた。前節の負けというのは私のせいかなと思っていました」 その上で「ここで、やはりこのチームが目指したいものが何なのかということを考えたときに、前線の3人のハードワークというのは欠かせないものなので、賭けではありましたけど、彼らの思いに託しましたし、おそらくベンチで見ていた選手も相当刺激になったと思います」と、連敗かバウンスバックの勝利かで、今後のチームの行方を左右する中での賭けに勝利した勝負師は安堵と共に晴れやかな表情で期待に応えた選手たちの仕事を称えた。 「各々が期するものがあった」と指揮官が言及していた部分では、ここ数試合で消化不良のプレーが続いた山田剛、MF稲見哲行の2選手がこの試合で見せたパフォーマンスは非常に印象的なものだった。 強度の高い守備に2点目をお膳立てした背番号27に関して指揮官は、以前からその高いポテンシャルを引き出し切れていないとの反省を口にしていたが、この一戦を通じてそのヒントを得たようだ。 「中2日ではありましたけど、我々らしく我々が目指すものを出し切って、90分戦うというところで、彼の役割というものを明確にしました。彼が先頭を切ってスイッチを入れてくれるので、あとの選手が追随してボールを追いかけるのか、しっかり締めるのか、ラインを上げるのか、下げるのかというのは非常に明確だった。いろんな状況のなかで判断させるよりも、彼は先頭を切ってプレーさせる方が攻守において、彼の良さが活きると考えていました」 一方、右ウイングバックでプレーした稲見は何度か入れ替わられる場面や繋ぎの部分での判断ミスは見受けられたものの、チーム最多の走行距離、スプリントを記録し、宮市、FWエウベルとリーグ屈指のウイングプレーヤー相手に見事な奮闘を見せた。 城福監督は「フィジカル、運動量を含めて彼のストロングというのを前面に押し出してほしいと思っていましたし、特に今日の相手は日本の中で屈指のウイングが先発でも後から出てくる選手もいるので、彼のフィジカル的なものというのを押し出してくれれば、そうやられることはないだろうと思っていましたし、彼もそこに特化して集中してやってくれた」と、その起用の意図とともに与えられた役目を完遂したダイナモの奮闘を労った。 1失点は喫したものの、磐田戦の大量失点から中2日の一戦で、守備面の修正や指揮官が求める靴一足分の寄せといった意識の改善を示した中、DF千田海人は「チームで城福さんが伝えたいことをしっかり代わって出た選手含めて全員で、前半から体現できた試合」、「磐田戦じゃ基本的なところでの走るやプレッシングするとか、そういう相手に圧力を与えるところがやっぱり少なかった。今日はしっかりそこのところで相手にプレッシング、裏に抜けて走ること、スプリントすること、プレスバック、セカンドボールの予測。そこにどれだけ出力を出せるかというところを、今日はみんなできていたと思う」と、指揮官の明確な指示の下、短期間での立て直しに満足感を示した。 ゲームキャプテンとしてチームを締めたDF谷口栄斗も「アウェイですし、開幕戦はああいう負け方をしていた相手だったので、今回勝てたことはすごく大きいですし、チームとしてまた自信になる勝利」と難敵相手のこの勝利がチームの自信に繋がると感じている。 また、木村と染野のレギュラーストライカーコンビに良い形で刺激を与えた山田剛は「チーム内で競争していけるチームがやっぱり強いチームだと思うので、一喜一憂せずにここから後半戦も始まっていくので、もっとチームの力になり、他のチームにも脅威を与えられるような選手になりたい」と、後半戦でのさらなる活躍を誓った。 クラシコでの勝利で暫定ながら9位に浮上した昇格組は、同じく開幕3戦目で敗れたセレッソ大阪をホームに迎える次節で、再びのリベンジと共に後半戦初の連勝を狙う。 2024.06.30 07:30 Sun

「残念な内容」2連敗を喫した横浜FM・キューウェル監督、前半のパフォーマンスを悔やむ「簡単なミスが多かった」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、東京ヴェルディ戦を振り返った。 29日、明治安田J1リーグ第21節で横浜FMはホームの日産スタジアムに東京Vを迎えた。 開幕戦で対戦した両者。横浜FMが国立競技場で見事な逆転勝利を収めていたものの、リーグ戦はここまで低迷。12位に沈んでいた。 一方の東京Vは16年ぶりのJ1でなんとか奮闘。粘り強さを見せて11位に位置している。 試合は12分、クリアボールを拾った山見大登に強烈なミドルシュートを叩き込まれて先制を許すと、22分には右サイドを崩されるとクロスがオウンゴールとなり横浜FMは2点のリードを許す。 開幕戦同様に先行される展開となった中、前半アディショナルタイムには宮市亮がゴールを決めて1点差で後半へ。その後半は横浜FMが良いパフォーマンスを見せていくも、東京Vの粘り強い守備の前にゴールを奪えず、1-2で敗戦となった。 これで連敗となってしまった横浜FM。キューウェル監督は試合後、前半のパフォーマンスが良くなかったとコメント。後半は大きく変化したが、ゴールが奪えなかったと振り替えった。 「前半は残念な内容であった。もちろん相手のプレスはアグレッシブさを出してきたと思うが、そういうところからの失点ではなく、自分たちのパスの正確性が前半は良くなく、簡単なミスが多かった」 「前半の中盤ぐらいに変化をつけ、しっかりコントロールし始めたと思う」 「後半は1つのチームがサッカーをしていたなと思うし、チャンスを作りながら、最後はゴールをあげることはできなかったが、後半に関しては選手たちは全てを出したと思う」 早々に2失点した中、中盤の構成をダブルボランチに変更。さらに、選手が流動性を持ち始め、アグレッシブに動くように変化し、流れを変えていった。 キューウェル監督は変更した点について「フォーメーションを変えた部分はもちろんあったが、そういうところではなく、あくまでもフォーメーションはフォーメーションだ」と語り、「動きが出ていなかったことが原因だったと思う。人が動いてボールが動けば、スペースができて、チャンスを作り出すことができる」と、戦い方の意識を変えたとした。 また「前半はそれができず、簡単なミスパスも多く、つながることがなかった。後半はいつも通りのプレーができたというだけだ」と、決して良くなったわけではないとコメント。「フォーメーションがどうこうというのは自分の中でなく、正確性、ミスが少なければ結果が出るので、2つの大きな違いは前半は良くなかった、後半は良かったということだ」と、立ち上がりの低調なプレーを悔やんだ。 2024.06.29 23:15 Sat

東京Vが横浜FMとのクラシコで意地のリベンジ! 山見大登ゴラッソなど前半2点を粘りの守備で死守【明治安田J1第21節】

明治安田J1リーグ第21節の横浜F・マリノスvs東京ヴェルディが29日に日産スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが1-2で勝利した。 前節、アビスパ福岡に2-1と競り負けて連勝がストップした12位の横浜FMは、開幕戦以来、今シーズン2度目のクラシコでバウンスバックの勝利を狙った。大幅なターンオーバーを敢行した前節から先発7人を入れ替え、松原健、喜田拓也、渡辺皓太らが復帰。3トップは右からヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、宮市亮という並びとなった。 一方、後半戦初戦でジュビロ磐田に0-3の完敗を喫した11位の東京Vは、中2日のアウェイ戦でリバウンドメンタリティを示すトリコロール相手のリベンジを狙った。城福浩監督は先発5人を変更。木村勇大、染野唯月の両エースに見木友哉をベンチスタートとし、山田楓喜、山田剛綺、山見大登を起用。前線に大胆なテコ入れを図った。 中2日での3連戦ラストマッチというタフな状況で幕を開けた伝統の一戦。立ち上がりは前線にフレッシュな選手を送り込んだアウェイチームが、ショートカウンターから山見、綱島悠斗の意表を突くロングシュートと立て続けにフィニッシュのシーンを作り出す。 開始早々のゴールとはならなかったが、前回対戦同様に前半序盤に先制点を奪い切る。12分、右CKの場面で山田楓のクロスボールがゴール前で混戦を生むと、ペナルティアーク付近でクリアボールを回収した山見が、鋭い右足のミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。 山見の15試合ぶりとなる今季2点目によって最高のスタートを切った東京V。さらに、ゴール直後には翁長聖がGKポープ・ウィリアムの前目のポジションを見極めてロングシュートを放ち、ユース育ちのGKに際どい対応を強いる。 以降も球際の勝負、集まりの速さで圧倒し続けると、22分には見事な崩しから追加点を奪取。自陣で綱島からバックパスを受けた最後尾の林尚輝が右サイドのスペースを狙う山田剛に絶妙なダイレクトスルーパスを通す。そのまま深い位置まで運んだ山田剛のグラウンダークロスはニアに飛び込んだ山見には合わずも、DF上島拓巳にディフレクトしてコースが変わってゴール左隅に決まった。 立ち上がりから良いところなく失点を重ねたホームチームは、ここから反撃態勢に。相手のプレスをかける位置が少し下がったことで、相手陣内でボールを動かす時間が長くなるが、ボールを持たされている感が否めなく、自慢の3トップもほとんど前向きでプレーできない。 また、30分過ぎには渡邊泰基が脳震とうの疑いでプレー続行不可能となり、古巣対戦の加藤蓮を同じ左サイドバックにスクランブル投入するアクシデントも発生。以降はボールを握って攻め手を窺う横浜FM、堅守速攻で応戦する東京Vという構図の下で拮抗した展開が続く。 前半アディショナルタイムにはホームチームがセットプレーの二次攻撃からエドゥアルドのボレーシュートでゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定。それでも、直後のアディショナルタイム5分には相手陣内右サイド深くでの細かい連携からポケットを取った天野純、渡辺のコンビネーションからゴール前にこぼれたボールを宮市が豪快に右足で蹴り込み、1点を返して前半を終えた。 アウェイチームの1点リードで折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。勢いを持って入った横浜FMが攻勢を仕掛ける展開が続く中、54分にはビッグチャンス。GKからのロングフィードのこぼれを中盤で繋ぎ渡辺のスルーパスで一気に背後を取ったヤン・マテウスがボックス右に抜け出すが、右足シュートは絶妙に間合いを潰したGKマテウスの好守に遭う。 守護神のビッグプレーで失点を回避した東京Vは直後の55分に3枚替えを敢行。前線で奮闘した山田剛、山田楓、山見を下げて木村、染野、見木の前線の主力を投入。さらに、61分には齋藤功佑に代えて宮原和也をボランチに投入した。 一方、喜田拓也の枠のわずか左に外れるミドルシュートで後半2つ目のチャンスを作り出した横浜FMも早いタイミングで交代カードを切る。1ゴールの宮市を下げて切り札のエウベルをピッチに送り出した。 後半半ばを過ぎてもボールを握って押し込む横浜FMの時間帯が続くが、最後の局面でしっかりと身体を張る東京Vの守備を崩し切れない。ただ、アウェイチームも主力を投入した前線のタレントを活かせず、なかなか前がかりな相手を引っくり返すことができない。 その後、膠着状態を打開したいハリー・キューウェル監督は85分に勝負の2枚替え。渡辺に代えて山根陸を入れたほか、エドゥアルドを下げて井上健太を投入。後ろを3枚にして力業でゴールをこじ開けにかかる。 4分が加えられた後半アディショナルタイムを含め、ホームチームが決死の猛攻を仕掛けたが、アンデルソン・ロペスの決定的なシュートはGKマテウスの好守に阻まれ、試合はこのままタイムアップ。 開幕戦と同じスコアでリベンジを果たした東京Vが、磐田戦の大敗を払拭する勝利で後半戦最初の白星を手にした。一方、前半の連続失点が最後まで重くのしかかった横浜FMは後半戦を連敗でスタートする形となった。 横浜F・マリノス 1-2 東京ヴェルディ 【横浜FM】 宮市亮(前45+5) 【東京V】 山見大登(前12) オウンゴール(前22) <span class="paragraph-title">【動画】東京Vの先制点は山見大登の強烈ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>こぼれ球をクールにズドン<br>\<br><br>CKのクリアボールを東京V・山見が<br>カーブをかけながら叩き込んだ<br><br>山見のゴラッソで<br>アウェイの東京Vが見事に先制<br><br>明治安田J1第21節<br>横浜FM×東京V<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#横浜FM東京V</a> <a href="https://t.co/9aZdtAsmD3">pic.twitter.com/9aZdtAsmD3</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1806998553476112586?ref_src=twsrc%5Etfw">June 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.29 21:06 Sat

【J1注目プレビュー|第21節:横浜FMvs東京V】開幕戦の再現かリベンジか、上位への足がかりとしたい“シックスポインター”

【明治安田J1リーグ第21節】 2024年6月29日(土) 19:00キックオフ 横浜F・マリノス(12位/26pt) vs 東京ヴェルディ(11位/27pt) [日産スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆苦しんだ前半戦。浮上のキッカケを【横浜F・マリノス】</span> 1試合消化が足りないため、ミッドウィークに前半戦が終わった横浜FM。しかし、アウェイでアビスパ福岡に敗れ、3連勝を逃した。 新チーム、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦い、そして大量のケガ人とエクスキューズが多すぎた前半戦は結果がついてこずに12位で終えることとなった。 その横浜FMがホームに迎えるのは開幕戦でぶつかった東京V。国立競技場での戦いは先制を許す展開も、粘りの逆転劇で勝利を収めた。 今季苦しんでいる要因の1つはミス。リスクのあるプレーを自陣でしてしまい、守り切れていない部分もある。福岡戦もミス絡みで2失点。改めて気を引き締めて上位進出に向けて勝ち切りたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ポープ・ウィリアム DF:松原健、上島拓巳、エドゥアルド、渡邊泰基 MF:天野純、喜田拓也、渡辺皓太 FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、宮市亮 監督:ハリー・キューウェル <span class="paragraph-subtitle">◆今季最悪の惨敗から立ち直れ【東京ヴェルディ】</span> 前半戦をまずまずの結果で終えた東京Vだったが、後半戦初戦ではジュビロ磐田相手に惨敗。相手の堅守を崩すことができず、黒星で後半戦をスタートした。 城福浩監督は「今年で最低の試合」とコメント。厳しさを感じた試合から、中2日でどこまで立ち直れるかが試されることとなる。 3連戦のラストはターンオーバーも考えられる状況。今一度、しっかりとチームとしての戦い方を思い出し、横浜FMに立ち向かって開幕戦のリベンジを果たしたい。 キャプテンの森田晃樹の不在が大きくのしかかる中、前線の奮起が“シックポインター”での勝利のカギとなるだろう。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:宮原和也、千田海人、谷口栄斗 MF:翁長聖、齋藤功佑、見木友哉、松橋優安 FW:山田剛綺、木村勇大、染野唯月 監督:城福浩 2024.06.29 13:15 Sat

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イングランド主審の会話力/六川亨の日本サッカーの歩み

ちょっと前の話だが、6月22日のJ1リーグ第18節、東京V対名古屋戦(1-0)の決勝点のシーンである。右サイドでカウンターを仕掛けた東京Vの選手がファウルで倒されたものの、ダレン・イングランド主審はすぐに笛を吹かずにプレーを流したことで、こぼれ球を拾った翁長聖がGKと1対1から意表をついたループシュートでゴールを決めた。ドリブルしながらのループはかなり高度なテクニックだが、翁長にとっては当り前のプレーだったのかもしれない。 そしてイングランド主審である。6月30日のJ1リーグ第21節、FC東京対福岡戦の主審を務めた。試合は中3日の3連戦目のせいもあったのか、とても低調な内容だった。スケジュール的に様々な理由があるのだろうが、梅雨入りした時期のハードな連戦は地方のクラブにとって「連戦のなか、ほとんど練習できない」と長谷部茂利監督が嘆いたように一考の余地があってもいいかもしれない。 試合について、イングランド主審はFC東京の選手の足を上げたタックルと、後ろからのチャージに迷うことなく笛を吹いた。プレーは途切れることなく続いていたので、たぶん日本人主審なら笛を吹かずにプレーを流していたことだろう。 ここが難しいところである。「海外基準で競り負けないために」とフィジカルコンタクトなど接触プレーに関して、近年のホイッスルはかなり緩くなっている印象がある。その一方で1月のアジアカップでは、「これで笛を吹くの?」とかなりルーズな(?)アジアの基準を再確認した。 天皇杯での町田対筑波大戦でのジャッジに関しても、JFAの審判委員会はノーコメントなのは、これまでの歴史から鑑みれば当然の成り行きだった。決まったジャッジを覆ることはあり得ないからだ。 話をイングランド主審に戻すと、イエローカードは福岡の選手に3枚。そのうち2枚は突破を意図的に反則でブロックしたケースで、残り1枚はアディショナルタイムに時間稼ぎをした選手の異議に対して。いずれも迷うことなくカードを出しつつ、選手とコミュニケーションを取っていたのが印象的だった。 英語で日本人選手とどこまで意思疎通ができるかどうか、こればかりは記者席から見ていてもわからない。しかしイングランド主審は前半にタックルで反則を取った中村帆高と試合中に何度かコミュニケーションを試みていた。たぶん、「次に危険なプレーをしたら警告だよ」とでもアドバイスしていたのではないだろうか。こうしたコミュニケーションもかなりの“抑止力"になると思われる。 選手と主審のコミュニケーション、できれば聞きたいものである。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカな <span class="paragraph-title">【動画】主審の判断が絶賛浴びる!!Jリーグを担当したプレミア主審のアドバンテージが決勝点に</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="A_VVJgu16gE";var video_start = 190;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.01 22:15 Mon

「マジでかっこよすぎる」「めっちゃ好き!」川崎Fのリミテッドユニフォームをファンが大絶賛! 市制100周年を祝い、川崎市のシルエットも「色合い好きすぎる」

川崎フロンターレは1日、「2024 LIMITEDユニフォーム」のデザインを発表した。 2024シーズンの1stユニフォームは、ホームタウンである川崎市市制100周年をセレブレイトするオリジナルデザインだったが、「2024 LIMITEDユニフォーム」も継続して100周年を祝うものとなる。 川崎市市制100周年記念事業の一環である「Green For All KAWASAKI 2024」をデザインコンセプトに、川崎市に由来する7種の代表的な木々の模様からインスピレーションを得た総柄のデザインを採用した。 首元と袖口は1stユニフォームと同様に、ホームタウンである川崎市のロゴにも使用されている「赤、緑、青」の光の三原色でボーダーを配置し、正面と背中部分には川崎市のシルエットがレイアウトされている。 川崎フロンターレがホームタウンである川崎市の“幹”となり、次の100年も共に歩み続けるという、繋がりと未来への意志を表現したデザインとなっている。 「2024 LIMITEDユニフォーム」は、8月17日(土)の明治安田J1リーグ第27節の横浜F・マリノス戦、9月4日(水)or8日(日)のルヴァンカップ準々決勝、9月13日(金)or14日(土)or15日(日)のJ1第30節のサガン鳥栖戦で着用される。 ファンは「いきなりきた!」、「今年もカッコ良い」、「マジでかっこよすぎる!!!」、「めっちゃ好き!」、「メッチャいいなぁ」、「色合い好きすぎる」とコメントを寄せている。 <span class="paragraph-title">【写真】ファンが絶賛する川崎Fのリミテッドユニフォーム!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C84VKRDvfIv/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C84VKRDvfIv/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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キャプテン&副キャプテンら4選手が浦和が異例の声明! 退団の経緯を説明「事実を重く受け止めております」

浦和レッズが、選手の移籍を受けて異例の声明を発表した。 今シーズンはペア・マティアス・ヘグモ監督が就任した中、前半戦は苦しい戦いに。後半戦は連勝スタートとなり、9位に位置している。 しかし、チームは夏の移籍市場で大きく動くことに。キャプテンを務めていた元日本代表DF酒井宏樹、副キャプテンで守備の要だったDFアレクサンダー・ショルツが海外移籍のために退団することが決定した。 さらに、中盤を支えたMF岩尾憲がJ2の古巣・徳島ヴォルティスに完全移籍。ローマからレンタル移籍中だったノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンも契約期間満了で退団となり、4選手がチームを去ることとなった。 一方で、オーストリア2部のSKNザンクト・ペルテンからFW二田理央(21)、クラブ・ブルージュからMF本間至恩(23)を完全移籍で獲得。攻撃陣を補強しているが、屋台骨が抜けたことには変わりない。 浦和はこの事態を受けて声明を発表。スポーツ・ディレクター(SD)の堀之内聖氏が、4選手の対談に関しての情報を発表。経緯を説明した。 「クラブからリリースがありました通り、6月末日をもって、これまで浦和レッズに大きく貢献してくれた4選手がチームを離れました」 「4選手それぞれが、ファン・サポーターのみなさまから殊更に多くのご期待、ご声援をいただいていた選手であったことに加え、シーズン途中でキャプテンおよび副キャプテンが離脱したという事実を重く受け止めております」 「スポーツダイレクターという、チームの編成責任を負う立場にある私が、個別移籍事案の背景をご説明することの是非についてはさまざまなご意見もあろうかと思いますが、事案の重大性に鑑み、守秘義務との兼ね合いから多くの情報を開示することは叶いませんが、今般の経緯を以下にご説明させていただきます」 ◆酒井宏樹 2021年6月に、リーグ・アン(フランス1部)のオリンピック・マルセイユから完全移籍で浦和レッズに加入してくれました。 当時、浦和レッズへの加入理由を「浦和レッズにはマルセイユのような特別なファン・サポーターがいて、僕に緊張感や責任感を与えてくれる」と語っていた通り、ピッチの内外を問わず自らとチームに対して良い緊張感を与え、そして情熱と責任感あふれるプレーを見せてくれました。 今回の移籍に向けた離脱については、重要な戦力であるという理由から慰留に努めましたが、「もう一度海外でプレーしたい」という本人の強い意向や、ヨーロッパを含め多くの選択肢がある中、トップフォームで浦和レッズに加入してくれたことへの感謝、これまでのチームへの貢献、そして経済面を含めたチーム全体の編成を熟考したうえで、苦渋の決断ではありましたが本人の意向を尊重することといたしました。 ◆アレクサンダー ショルツ 2021年5月に、デンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)のFCミッティランから完全移籍で浦和レッズに加入してくれました。 日本に限らず、これまでの経歴においても、異文化へのチャレンジを積極的に行う人間性は多くのファン・サポーターのみなさまがご承知のことと思いますが、選手やチームスタッフ、クラブスタッフは勿論のこと、ファン・サポーターのみなさまやメディアのみなさまなど、全ての人に対して分け隔てなく接する素晴らしい人間性とピッチ上で見せる高い技術と戦術眼、そして強いウィニングスピリッツでチームに大きく貢献してくれました。 今回の移籍に向けた離脱については、本人の異文化へのチャレンジ欲求を理解しつつも、余人をもって代えがたい不可欠な存在であるという理由から強く慰留に努めましたが、浦和レッズというクラブが現在持ち得ている全ての力をもってしても阻止することはできませんでした。 契約期間中の移籍に際しては移籍金が発生しますが、その設定金額は選手自身の価値であると同時に、選手によるクラブへの評価を表すものでもあります。 私たち浦和レッズは、今回のような移籍を回避できるクラブ、即ち経済力やブランド力等で世界と伍して闘うことのできるクラブになっていかなければならないという思いを改めて強く抱いております。 ◆岩尾憲 2022年1月に、J2リーグの徳島ヴォルティスから期限付き移籍で浦和レッズに加入し、同年11月に完全移籍での加入を果たしてくれました。 合計3人の監督のもと、ピッチ上での高いパフォーマンスに加え、高い戦術理解と言語化能力をもってチーム内の共通理解の醸成に寄与してくれました。 今回の移籍については、そうした貢献について高く評価していたため慰留に努めましたが、本人による、選手としてプレーできる時間がそれほど多く残っていない年齢となり、ピッチに立つ時間に拘りたいという意思は固く、その意向を尊重することといたしました。 ◆オラ・ソルバッケン 2024年1月に、イタリア セリエA(イタリア1部)のASローマから期限付き移籍で浦和レッズに加入してくれました。 短い契約期間にあっても、誠実にフットボールに向き合う姿勢を見せてくれましたが、加入後に複数回負傷してしまう不運などもあり、多くの時間をピッチ外で過ごすことになりました。 そうした中でも、左利きの大型ウィンガーとして高いポテンシャルを発揮する場面があり、7月以降も引き続き浦和レッズの戦力で居続けてもらう方法を模索しましたが、期限付き移籍期間中でのクラブ間合意には至らず、契約に則り6月をもって退団することとなりました。 退団した4選手の理由をそれぞれ説明した浦和。これからも前を向いて勝利を目指してチームの成長に努めるとした。 「シーズン途中で強化責任者が交代し、そしてキャプテンと副キャプテンがチームを離れるという事態により、ファン・サポーターのみなさまにはご不安を与えてしまいまして誠に申し訳ございません」 「ここまでチームは23試合の公式戦を闘ってきましたが、始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っていると言わざるを得ません」 「フットボール本部では常時、チーム、選手、スタッフを定量、定性の両面から評価し、補強、改善に取り組んでおりますが、試合毎、或いは試合の中でも時間帯によって好不調の波があるなど安定した闘いができておらず、みなさまのご期待にも応えられていないと感じております」 「ですが、来年に控えたクラブワールドカップで世界の強豪クラブに対して堂々と渡り合えるチームを作り、ファン・サポーターのみなさまに誇りに思っていただけるような闘いをお見せするその日から逆算して、闘い方の積み上げを図りながら愚直にチーム作りを継続するというクラブの取り組みに迷いはありません」 「成長のスピードを上げていく努力とそのための変化は必要であり、そのための手段を講じておりますが、成長の方向性はしっかりと継続していきたいと考えております」 「なお当然ながら、その過程において浦和レッズというクラブがフットボールと向き合う姿勢として、勝利を目指さない試合は1試合として存在しません」 「選手、スタッフ一同、今シーズン残された公式戦17試合全てにおいて勝利を目指し、最後まで走り、闘い、貫く覚悟です」 「目の前の試合にフォーカスし、勝利のために日々のトレーニングからステップアップしていくことと、クラブワールドカップから逆算した、世界の競合クラブと伍して闘うことのできるチーム作りを両輪として、引き続き強くて魅力あるチーム作りに全力を投じてまいりますので、引き続きのご声援をどうぞ宜しくお願い申し上げます」 2024.07.01 21:10 Mon

元プロ野球選手×元Jリーガー!斎藤佑樹、磯村亮太、鹿山択真がアスリートのキャリアの現実を赤裸々に語るトークイベントが開催

6月27日、株式会社シーソーゲームと株式会社マイナビ アスリートキャリア事業部の共同開催で、トークイベント「元プロ野球選手と元Jリーガーが見た “アスリートのキャリア”の現実。~栄光と挫折を知る彼らとともに考えるキャリア支援の未来とは~」が行われた。 イベントには、2010年にドラフト1位で加入した北海道日本ハムファイターズで11年間プレーし、2021年に現役を引退してからは株式会社斎藤佑樹を設立しながらシーソーゲームの取締役兼CIO(チーフイノベーションオフィサー)も務める斎藤佑樹さん、名古屋グランパス、アルビレックス新潟、V・ファーレン長崎、栃木SCでプレーし、サッカー日本代表への招集経験もある磯村亮太さん、V・ファーレン長崎と栃木SCでプレー経験のある鹿山拓真さんが登場した。 トークイベントでは、アスリートのネクストキャリアについてアスリートとともに考えサポートするメディアサイト『アスミチ』のプロジェクトオーナーを務める斎藤さんと、株式会社マイナビで『マイナビアスリートキャリア』のキャリアアドバイザーを務め、アスリートのセカンドキャリアに精通している磯村さん、鹿山さんの3人が、自身の現役時代も振り返りながらアスリートのキャリアの現実を語った。 <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/asumichi20240701_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> セカンドキャリアについての不安は現役中から「ある」と語る斎藤さん。「すごくいいことだと思う」とはしつつも、「競技を終えるまでは競技に集中しようという風潮がある」とプロ選手界隈に漂っている空気感を指摘。「引退する前からそういった情報を知ることができたら不安は取り除けるんだろうな」とセカンドキャリアなど競技以外の情報の重要性を語り、「知っているか知らないかでそのスタートは全然違うので、情報を提供していくのは我々のこれからの仕事だな」と自負していた。 その点については、サッカー界に長くいた磯村さんも感じていたようで、「(情報を) 知った上で競技に集中してもいいし、引退後のことを考えてもいいだろうし、自分で意思決定をできる状態にできたら本当にいい」と共感していた。 <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/asumichi20240701_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 一方で、アスリートならでは強みもあると口にする3人。斎藤さんは「みんなで一緒に何かを達成する力や、苦しいことを乗り越える力は、長くやってきた競技生活で得られている」と語り、「それはどの世界に行っても気持ちさえあればなんとかなる」と力強くコメントした。 また、鹿山さんもアスリートは「(試合中など)瞬間瞬間で多くの決断を重ねてきている」と毎試合厳しい環境に身を置く選手だからこそ決断することに慣れているとし、「これまでの経験」自体が強みになるとした。 <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/asumichi20240701_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 3人はセカンドキャリアを歩む現在の目標についても回答。斎藤さんは「夢として掲げていることは、少年少女専用のスタジアムを作ること」だと明かし、子どもの頃は河川敷や校庭で野球をやることも多い中、ホームランを打つ経験を「子どもたちに味わってほしい。その1球が野球人生の糧になるんじゃないかな」と語った。 磯村さんは「Jリーガーの価値を高めたい」とし、「自分がこけたらやっぱりJリーガーダメじゃんと思われてしまうので、まずは今の会社の中でしっかりと評価される人間になっていきたい」とコメントした。 一方、現役で大阪体育大学院の学生でもある鹿山さんは、「大学の先生になること」が目標。自分が多くの人のキャリアに携わっている中で、いずれは「プロ選手になった時にいろいろな視点を持つ選手を増やしていきたい」という思いが芽生えたと語った。 それぞれ異なるキャリアを歩んできた3人。野球、サッカー好きでファンからも知られ、サッカーキングやベースボールキングといったシーソーゲームの動画チャンネルにも多数出演しているMCの笹木かおりさんとともに、アスリートのキャリアの現実を赤裸々に語っていた。 <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/asumichi20240701_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.07.01 17:30 Mon

酒井宏樹&ショルツ離脱の浦和、新キャプテンに伊藤敦樹が就任! 副主将は西川周作に…「迷うことなく決断」

浦和レッズは1日、MF伊藤敦樹が新キャプテンに就任すると発表した。 今季の主将はDF酒井宏樹だったが、この夏の海外移籍で退団。それに伴って、流通経済大学から入団4年目の25歳MFが後を継ぐ運びとなり、クラブを通じて意気込みを語った。 「このたびキャプテンに指名いただき、クラブのことや自分の成長を考え、迷うことなく決断しました」 「プロとして浦和レッズに加入して、このエンブレムを背負って闘うことの責任を日々感じてきました。キャプテンとして、これまで以上の責任と覚悟をもって闘います」 「今の順位に満足している人は誰もいません。目の前の一つひとつの試合に集中して、一つずつ順位を上げていきたいと思います」 最後に、ファン・サポーターのみなさま、いつも熱いサポートありがとうございます。感謝しています。これからも共に闘ってください」 また、同じく海外移籍で退団のDFアレクサンダー・ショルツに代わる副主将はGK西川周作が務める。 2024.07.01 17:28 Mon

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東京Vが横浜FMとのクラシコで意地のリベンジ! 山見大登ゴラッソなど前半2点を粘りの守備で死守【明治安田J1第21節】

明治安田J1リーグ第21節の横浜F・マリノスvs東京ヴェルディが29日に日産スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが1-2で勝利した。 前節、アビスパ福岡に2-1と競り負けて連勝がストップした12位の横浜FMは、開幕戦以来、今シーズン2度目のクラシコでバウンスバックの勝利を狙った。大幅なターンオーバーを敢行した前節から先発7人を入れ替え、松原健、喜田拓也、渡辺皓太らが復帰。3トップは右からヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、宮市亮という並びとなった。 一方、後半戦初戦でジュビロ磐田に0-3の完敗を喫した11位の東京Vは、中2日のアウェイ戦でリバウンドメンタリティを示すトリコロール相手のリベンジを狙った。城福浩監督は先発5人を変更。木村勇大、染野唯月の両エースに見木友哉をベンチスタートとし、山田楓喜、山田剛綺、山見大登を起用。前線に大胆なテコ入れを図った。 中2日での3連戦ラストマッチというタフな状況で幕を開けた伝統の一戦。立ち上がりは前線にフレッシュな選手を送り込んだアウェイチームが、ショートカウンターから山見、綱島悠斗の意表を突くロングシュートと立て続けにフィニッシュのシーンを作り出す。 開始早々のゴールとはならなかったが、前回対戦同様に前半序盤に先制点を奪い切る。12分、右CKの場面で山田楓のクロスボールがゴール前で混戦を生むと、ペナルティアーク付近でクリアボールを回収した山見が、鋭い右足のミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。 山見の15試合ぶりとなる今季2点目によって最高のスタートを切った東京V。さらに、ゴール直後には翁長聖がGKポープ・ウィリアムの前目のポジションを見極めてロングシュートを放ち、ユース育ちのGKに際どい対応を強いる。 以降も球際の勝負、集まりの速さで圧倒し続けると、22分には見事な崩しから追加点を奪取。自陣で綱島からバックパスを受けた最後尾の林尚輝が右サイドのスペースを狙う山田剛に絶妙なダイレクトスルーパスを通す。そのまま深い位置まで運んだ山田剛のグラウンダークロスはニアに飛び込んだ山見には合わずも、DF上島拓巳にディフレクトしてコースが変わってゴール左隅に決まった。 立ち上がりから良いところなく失点を重ねたホームチームは、ここから反撃態勢に。相手のプレスをかける位置が少し下がったことで、相手陣内でボールを動かす時間が長くなるが、ボールを持たされている感が否めなく、自慢の3トップもほとんど前向きでプレーできない。 また、30分過ぎには渡邊泰基が脳震とうの疑いでプレー続行不可能となり、古巣対戦の加藤蓮を同じ左サイドバックにスクランブル投入するアクシデントも発生。以降はボールを握って攻め手を窺う横浜FM、堅守速攻で応戦する東京Vという構図の下で拮抗した展開が続く。 前半アディショナルタイムにはホームチームがセットプレーの二次攻撃からエドゥアルドのボレーシュートでゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定。それでも、直後のアディショナルタイム5分には相手陣内右サイド深くでの細かい連携からポケットを取った天野純、渡辺のコンビネーションからゴール前にこぼれたボールを宮市が豪快に右足で蹴り込み、1点を返して前半を終えた。 アウェイチームの1点リードで折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。勢いを持って入った横浜FMが攻勢を仕掛ける展開が続く中、54分にはビッグチャンス。GKからのロングフィードのこぼれを中盤で繋ぎ渡辺のスルーパスで一気に背後を取ったヤン・マテウスがボックス右に抜け出すが、右足シュートは絶妙に間合いを潰したGKマテウスの好守に遭う。 守護神のビッグプレーで失点を回避した東京Vは直後の55分に3枚替えを敢行。前線で奮闘した山田剛、山田楓、山見を下げて木村、染野、見木の前線の主力を投入。さらに、61分には齋藤功佑に代えて宮原和也をボランチに投入した。 一方、喜田拓也の枠のわずか左に外れるミドルシュートで後半2つ目のチャンスを作り出した横浜FMも早いタイミングで交代カードを切る。1ゴールの宮市を下げて切り札のエウベルをピッチに送り出した。 後半半ばを過ぎてもボールを握って押し込む横浜FMの時間帯が続くが、最後の局面でしっかりと身体を張る東京Vの守備を崩し切れない。ただ、アウェイチームも主力を投入した前線のタレントを活かせず、なかなか前がかりな相手を引っくり返すことができない。 その後、膠着状態を打開したいハリー・キューウェル監督は85分に勝負の2枚替え。渡辺に代えて山根陸を入れたほか、エドゥアルドを下げて井上健太を投入。後ろを3枚にして力業でゴールをこじ開けにかかる。 4分が加えられた後半アディショナルタイムを含め、ホームチームが決死の猛攻を仕掛けたが、アンデルソン・ロペスの決定的なシュートはGKマテウスの好守に阻まれ、試合はこのままタイムアップ。 開幕戦と同じスコアでリベンジを果たした東京Vが、磐田戦の大敗を払拭する勝利で後半戦最初の白星を手にした。一方、前半の連続失点が最後まで重くのしかかった横浜FMは後半戦を連敗でスタートする形となった。 横浜F・マリノス 1-2 東京ヴェルディ 【横浜FM】 宮市亮(前45+5) 【東京V】 山見大登(前12) オウンゴール(前22) <span class="paragraph-title">【動画】東京Vの先制点は山見大登の強烈ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>こぼれ球をクールにズドン<br>\<br><br>CKのクリアボールを東京V・山見が<br>カーブをかけながら叩き込んだ<br><br>山見のゴラッソで<br>アウェイの東京Vが見事に先制<br><br>明治安田J1第21節<br>横浜FM×東京V<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#横浜FM東京V</a> <a href="https://t.co/9aZdtAsmD3">pic.twitter.com/9aZdtAsmD3</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1806998553476112586?ref_src=twsrc%5Etfw">June 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.29 21:06 Sat
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「残念な内容」2連敗を喫した横浜FM・キューウェル監督、前半のパフォーマンスを悔やむ「簡単なミスが多かった」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、東京ヴェルディ戦を振り返った。 29日、明治安田J1リーグ第21節で横浜FMはホームの日産スタジアムに東京Vを迎えた。 開幕戦で対戦した両者。横浜FMが国立競技場で見事な逆転勝利を収めていたものの、リーグ戦はここまで低迷。12位に沈んでいた。 一方の東京Vは16年ぶりのJ1でなんとか奮闘。粘り強さを見せて11位に位置している。 試合は12分、クリアボールを拾った山見大登に強烈なミドルシュートを叩き込まれて先制を許すと、22分には右サイドを崩されるとクロスがオウンゴールとなり横浜FMは2点のリードを許す。 開幕戦同様に先行される展開となった中、前半アディショナルタイムには宮市亮がゴールを決めて1点差で後半へ。その後半は横浜FMが良いパフォーマンスを見せていくも、東京Vの粘り強い守備の前にゴールを奪えず、1-2で敗戦となった。 これで連敗となってしまった横浜FM。キューウェル監督は試合後、前半のパフォーマンスが良くなかったとコメント。後半は大きく変化したが、ゴールが奪えなかったと振り替えった。 「前半は残念な内容であった。もちろん相手のプレスはアグレッシブさを出してきたと思うが、そういうところからの失点ではなく、自分たちのパスの正確性が前半は良くなく、簡単なミスが多かった」 「前半の中盤ぐらいに変化をつけ、しっかりコントロールし始めたと思う」 「後半は1つのチームがサッカーをしていたなと思うし、チャンスを作りながら、最後はゴールをあげることはできなかったが、後半に関しては選手たちは全てを出したと思う」 早々に2失点した中、中盤の構成をダブルボランチに変更。さらに、選手が流動性を持ち始め、アグレッシブに動くように変化し、流れを変えていった。 キューウェル監督は変更した点について「フォーメーションを変えた部分はもちろんあったが、そういうところではなく、あくまでもフォーメーションはフォーメーションだ」と語り、「動きが出ていなかったことが原因だったと思う。人が動いてボールが動けば、スペースができて、チャンスを作り出すことができる」と、戦い方の意識を変えたとした。 また「前半はそれができず、簡単なミスパスも多く、つながることがなかった。後半はいつも通りのプレーができたというだけだ」と、決して良くなったわけではないとコメント。「フォーメーションがどうこうというのは自分の中でなく、正確性、ミスが少なければ結果が出るので、2つの大きな違いは前半は良くなかった、後半は良かったということだ」と、立ち上がりの低調なプレーを悔やんだ。 2024.06.29 23:15 Sat
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横浜FM撃破で後半戦初白星の東京V…前線総入れ替えの賭けに勝った勝負師は「全員で勝ち取った勝利」とより大きな価値見いだす

東京ヴェルディが、開幕戦で敗れた横浜F・マリノス相手にリベンジを果たした。 前節、ジュビロ磐田に0-3の完敗を喫して後半戦を黒星でスタートした東京Vは29日、日産スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第21節で横浜FMと対戦した。 今シーズンの開幕戦で1-2の逆転負けを喫したライバル相手にバウンスバックを狙った中2日の一戦では、前節から先発5人を変更。その中で城福浩監督は、保有元との対戦で起用できなかった試合を除き、リーグ全試合で先発起用してきたFW木村勇大、FW染野唯月の両エースに加え、背番号10のMF見木友哉をベンチスタートとし、MF山田楓喜、FW山田剛綺、FW山見大登を前線で起用する大きな賭けに出た。 その前線のテコ入れに加え、中2日での3連戦ラストマッチ、高湿度のタフなアウェイゲームにおいてハイインテンシティのスタイルに原点回帰すると、前半はその狙いが完璧に機能。 最前線に入った山田剛がアンカーのMF喜田拓也を抑えながら、2シャドーがセンターバックを掴みに行き、そこにウイングバックの縦ズレ、3バックの両脇の横ズレで連動しながらトリコロールが得意とするボールの循環を遮断。12分に右CKの二次攻撃から山見の圧巻のミドルシュートで先制点を奪うと、22分にはDF林尚輝の見事なダイレクトスルーパスで右サイドの背後を取った山田剛のグラウンダークロスがDF上島拓巳のオウンゴールを誘発し、瞬く間にリードを広げた。 その後、前半途中に喜田の1アンカーからMF渡辺皓太を1列落としたダブルボランチの形で修正を施したホームチームの反撃を受け、徐々にポケットを取られると、前半終了間際にその後手を踏んだ形からFW宮市亮に1点を返されたが、上々の形で前半を終えた。 後半は序盤のピンチを撥ね返したタイミングで、満を持して木村、染野、見木の主力3人を同時投入。この交代によって前線でボールを収めつつ、前がかりな相手を引っくり返してカウンターで3点目を奪うプランは嵌らなかったが、守護神マテウスの2度のビッグセーブを含め守備陣の身体を張った再三の好守によって前半のリードを守り抜き、敵地で2-1の勝利を収めた。 試合後の会見では防戦一方の後半のパフォーマンス、クローズの局面での攻撃のやり方を含め課題にも言及した城福監督だったが、ハーフタイム直前の失点を除き攻守に圧倒した前半について「守備も前にアグレッシブに行き、ラインも高く保ち、奪った後も前にボールを運ぶという意味で、我々が本来、今年の開幕から目指したものを、前半しっかり出してくれた。3点目が取れるチャンスもあったし、あれぐらい畳みかけるような状況で、3点目を取るか、あるいは前半を2-0のまま終わらすことができれば、最高の前半だったかなと思います」と手応えを口に。 さらに、「持たれるのはしんどかったと思いますけど、選手はやらせてはいけないところを、みんなで共有しながら最後のところは身体を張ってくれた。普段先発で行って、後からクローザーとして出てくる選手たちが、今回は逆になりましたが、各々が期するものがあって、各々の役割を全うしてくれたことで、このアウェイで勝ち点3を取れたと思いますし、全員で勝ち取った勝利なので、非常に価値がありますし、これをしっかり次につなげたい」と、総力戦でつかみ取った勝ち点3により大きな価値を見いだした。 常々、フラットなチーム内競争を促しながらも、攻撃面で明確なストロングポイントになっている木村、染野の両エースを同時にスタメンから外すという大きな決断に関しては、「今年で最低の試合」と強い憤りを示した磐田戦の敗戦を受け、「我々が目指しているサッカーに今進んでいるのか」と自問自答の末に下した決断だった。 「これまでずっとレギュラーで出てきた選手というのは、そういう成果を出してきて、そういう努力をしてきた選手たちですけど、いつしか免除するものがあったわけではないですけれども、彼らのよさが出ているのであれば、目をつぶっていたりした自分がいた。前節の負けというのは私のせいかなと思っていました」 その上で「ここで、やはりこのチームが目指したいものが何なのかということを考えたときに、前線の3人のハードワークというのは欠かせないものなので、賭けではありましたけど、彼らの思いに託しましたし、おそらくベンチで見ていた選手も相当刺激になったと思います」と、連敗かバウンスバックの勝利かで、今後のチームの行方を左右する中での賭けに勝利した勝負師は安堵と共に晴れやかな表情で期待に応えた選手たちの仕事を称えた。 「各々が期するものがあった」と指揮官が言及していた部分では、ここ数試合で消化不良のプレーが続いた山田剛、MF稲見哲行の2選手がこの試合で見せたパフォーマンスは非常に印象的なものだった。 強度の高い守備に2点目をお膳立てした背番号27に関して指揮官は、以前からその高いポテンシャルを引き出し切れていないとの反省を口にしていたが、この一戦を通じてそのヒントを得たようだ。 「中2日ではありましたけど、我々らしく我々が目指すものを出し切って、90分戦うというところで、彼の役割というものを明確にしました。彼が先頭を切ってスイッチを入れてくれるので、あとの選手が追随してボールを追いかけるのか、しっかり締めるのか、ラインを上げるのか、下げるのかというのは非常に明確だった。いろんな状況のなかで判断させるよりも、彼は先頭を切ってプレーさせる方が攻守において、彼の良さが活きると考えていました」 一方、右ウイングバックでプレーした稲見は何度か入れ替わられる場面や繋ぎの部分での判断ミスは見受けられたものの、チーム最多の走行距離、スプリントを記録し、宮市、FWエウベルとリーグ屈指のウイングプレーヤー相手に見事な奮闘を見せた。 城福監督は「フィジカル、運動量を含めて彼のストロングというのを前面に押し出してほしいと思っていましたし、特に今日の相手は日本の中で屈指のウイングが先発でも後から出てくる選手もいるので、彼のフィジカル的なものというのを押し出してくれれば、そうやられることはないだろうと思っていましたし、彼もそこに特化して集中してやってくれた」と、その起用の意図とともに与えられた役目を完遂したダイナモの奮闘を労った。 1失点は喫したものの、磐田戦の大量失点から中2日の一戦で、守備面の修正や指揮官が求める靴一足分の寄せといった意識の改善を示した中、DF千田海人は「チームで城福さんが伝えたいことをしっかり代わって出た選手含めて全員で、前半から体現できた試合」、「磐田戦じゃ基本的なところでの走るやプレッシングするとか、そういう相手に圧力を与えるところがやっぱり少なかった。今日はしっかりそこのところで相手にプレッシング、裏に抜けて走ること、スプリントすること、プレスバック、セカンドボールの予測。そこにどれだけ出力を出せるかというところを、今日はみんなできていたと思う」と、指揮官の明確な指示の下、短期間での立て直しに満足感を示した。 ゲームキャプテンとしてチームを締めたDF谷口栄斗も「アウェイですし、開幕戦はああいう負け方をしていた相手だったので、今回勝てたことはすごく大きいですし、チームとしてまた自信になる勝利」と難敵相手のこの勝利がチームの自信に繋がると感じている。 また、木村と染野のレギュラーストライカーコンビに良い形で刺激を与えた山田剛は「チーム内で競争していけるチームがやっぱり強いチームだと思うので、一喜一憂せずにここから後半戦も始まっていくので、もっとチームの力になり、他のチームにも脅威を与えられるような選手になりたい」と、後半戦でのさらなる活躍を誓った。 クラシコでの勝利で暫定ながら9位に浮上した昇格組は、同じく開幕3戦目で敗れたセレッソ大阪をホームに迎える次節で、再びのリベンジと共に後半戦初の連勝を狙う。 2024.06.30 07:30 Sun
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【J1注目プレビュー|第21節:横浜FMvs東京V】開幕戦の再現かリベンジか、上位への足がかりとしたい“シックスポインター”

【明治安田J1リーグ第21節】 2024年6月29日(土) 19:00キックオフ 横浜F・マリノス(12位/26pt) vs 東京ヴェルディ(11位/27pt) [日産スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆苦しんだ前半戦。浮上のキッカケを【横浜F・マリノス】</span> 1試合消化が足りないため、ミッドウィークに前半戦が終わった横浜FM。しかし、アウェイでアビスパ福岡に敗れ、3連勝を逃した。 新チーム、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦い、そして大量のケガ人とエクスキューズが多すぎた前半戦は結果がついてこずに12位で終えることとなった。 その横浜FMがホームに迎えるのは開幕戦でぶつかった東京V。国立競技場での戦いは先制を許す展開も、粘りの逆転劇で勝利を収めた。 今季苦しんでいる要因の1つはミス。リスクのあるプレーを自陣でしてしまい、守り切れていない部分もある。福岡戦もミス絡みで2失点。改めて気を引き締めて上位進出に向けて勝ち切りたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ポープ・ウィリアム DF:松原健、上島拓巳、エドゥアルド、渡邊泰基 MF:天野純、喜田拓也、渡辺皓太 FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、宮市亮 監督:ハリー・キューウェル <span class="paragraph-subtitle">◆今季最悪の惨敗から立ち直れ【東京ヴェルディ】</span> 前半戦をまずまずの結果で終えた東京Vだったが、後半戦初戦ではジュビロ磐田相手に惨敗。相手の堅守を崩すことができず、黒星で後半戦をスタートした。 城福浩監督は「今年で最低の試合」とコメント。厳しさを感じた試合から、中2日でどこまで立ち直れるかが試されることとなる。 3連戦のラストはターンオーバーも考えられる状況。今一度、しっかりとチームとしての戦い方を思い出し、横浜FMに立ち向かって開幕戦のリベンジを果たしたい。 キャプテンの森田晃樹の不在が大きくのしかかる中、前線の奮起が“シックポインター”での勝利のカギとなるだろう。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:宮原和也、千田海人、谷口栄斗 MF:翁長聖、齋藤功佑、見木友哉、松橋優安 FW:山田剛綺、木村勇大、染野唯月 監督:城福浩 2024.06.29 13:15 Sat
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ザヘディ&ウェリントン! 福岡が頼れるストライカー2人のゴールで横浜FMを撃破【明治安田J1第20節】

26日、明治安田J1リーグ第20節のアビスパ福岡vs横浜F・マリノスがベスト電器スタジアムで行われ、福岡が2-1と勝利した。 J1屈指の堅守を誇る4戦無敗・8位福岡と、2連勝で息を吹き返しつつある12位横浜FM。 横浜FMは16分、左サイドでの攻撃から右へ展開し、井上健太がドリブルでバイタルエリアへ侵入。マイナス気味の低いクロスに福岡は松岡大起が対応すると、クリアはゴール方向へ。あわやオウンゴールという場面だった。 福岡は19分、横浜FMのバックパスを敵陣でシャハブ・ザヘディが回収。すかさず放ったロングシュートで右CKを獲得すると、キッカーはレフティー紺野和也。内巻きのクロスにザヘディがヘディングシュートを叩き込んだ。 追いかける横浜FMは前半ラストの45+2分、セットプレーの二次攻撃から決定機。アンデルソン・ロペスがゴール前からフリーでシュート。福岡はGK村上昌謙がゴールを空けていたが、DFのブロックに遭ってしまう。 福岡は良い守備から決定機。55分、敵陣深くでボールを奪い、紺野が内巻きのアーリークロスを上げる。ファーから走ったザヘディが右足ワンタッチで合わせたシュートはクロスバーに阻まれた。追加点のチャンスを逃す。 それでも70分、ハーフスペースでボールを受けた紺野が前を向き、右サイドへ展開。ピンポイントクロスにザヘディとの交代で入った36歳ウェリントンがヘディングシュートを流し込んだ。待望の追加点だ。 試合も終盤の83分、横浜FMがようやく1点を返す。途中出場の塩貝健人がボックス右からクロスを上げ、同じく途中出場の宮市亮が中央へ折り返す。最後はやはり途中出場の天野純が左足で押し込みネットを揺らした。 それでも福岡が逃げ切り成功。頼れるストライカーの2発で横浜FMを撃破した。 アビスパ福岡 2-1 横浜F・マリノス 【福岡】 シャハブ・ザヘディ(前20) ウェリントン(後25) 【横浜FM】 天野純(後38) 2024.06.26 21:28 Wed

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横浜FMのMF吉尾海夏が韓国1部の済州ユナイテッドに期限付き移籍…今季はリーグ戦で出番なし「正直心が折れそうになった時もありました」

横浜F・マリノスは27日、MF吉尾海夏(25)がKリーグ1の済州ユナイテッドFCへと期限付き移籍することを発表した。 期限付き移籍期間は2024年12月31日までとなる。背番号は「47」に決定した。 吉尾は横浜FMの下部組織出身。ユースからトップチームへ昇格すると、これまでベガルタ仙台、FC町田ゼルビアに期限付き移籍していた。 横浜FMではJ1で30試合2得点、リーグカップで19試合2得点、天皇杯で6試合出場、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で9試合に出場していた。 今シーズンは、リーグ戦での出番がなく、天皇杯の1試合の出場と苦しいシーズンを過ごしていた。 吉尾はクラブを通じてコメントしている。 「韓国の済州ユナイテッドFCに期限付き移籍することとなりました。今シーズン、正直心が折れそうになった時もありましたが、ファン・サポーターの皆さんが、SNS上でのメッセージや手紙をくれたり、直接声をかけてくれたりしたことが、ここまでやってこられた大きな原動力になっていました」 「横浜F・マリノスのユニフォームを着てピッチに立つ自分を応援してくれている人、待っていてくれた人に恩返しができなかったことは少し悔しいですが、皆さんのもとに活躍している情報を届けられるように頑張ってきます!僕はどこに行ってもF・マリノスそしてマリノスファミリーが大好きです!行ってきます!!」 済州ユナイテッドFCは、Kリーグ1を戦っており、19試合を終えて7位に位置している。 すでに吉尾はクラブに合流。26日に行われた仁川ユナイテッド戦ではスタジアムを訪れ、ロッカールームでチームメイトとハイタッチ。連敗中のチームを鼓舞したという。 <span class="paragraph-title">【写真】済州ユナイテッドのユニフォームに身を包んだ吉尾海夏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C8tQy2gSQoQ/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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「ここ数年で1番」「今年のユニはヤバい」王座奪還目指す横浜FMの新ユニフォームは好評!2ndの配色も大人気「これは当たり」

横浜F・マリノスは13日、2024シーズンの新ユニフォームを発表した。 2023シーズンはケヴィン・マスカット監督が率いてリーグ連覇を目指した中、夏場以降は負傷者が続出。チームも徐々に調子を落としてしまい、2位フィニッシュに終わっていた。 そのマスカット監督は退任し、新たに元オーストラリア代表FWでセルティックでコーチを務めていたハリー・キューウェル監督が就任。新たな挑戦がスタートする。 新体制発表会見では、ユニフォームが初お披露目。1stは永戸勝也、2ndは山根陸、GKは飯倉大樹がモデル等とめた。 2024シーズンは王座奪還を目指すシーズンとなる中、1stユニフォームのコンセプトは、「ALWAYS TRICOLORE」。クラブの伝統、アイデンティティー、そしてシンボルでもある誇り高きトリコロールを身にまとって戦う選手たち。袖と首元には、その選手たちを支えるファン・サポーターの溢れんばかりの思いが沁み込んだ三つ編み状のトリコロールのミサンガを表現した。 シンプルでクリーンなロイヤルブルーのユニフォームに、F・マリノスの強さと美しさを表現した象徴的なディテールを施すことによって、ファン・サポーターの熱い思いを表現し、ピッチで躍動する選手たちと融合させる。 2ndユニフォームのテーマは「The Marinos」。“マリノス(MARINOS)とは、スペイン語で「船乗り」のこと。”かつての船乗りたちのスタイルをインスピレーションに、ユニフォームにはシンプルなバーティカルストライプスを採用。マリンファッションスタイルの定番であるホリゾンタルストライプスの代わりに、あえてバーティカルストライプスを採用することで、爽やかさや上品で洗練されたイメージを、ホームタウンに吹く海風や、港町の醸し出す上品な印象と重ね合わせている。 なお、GKはデザインこそ2023シーズンと同じだが、1stがイエローに変更。ブラック、レッドと用意されている。 ファンは「かっこいいわ」、「これは当たりだ」、「カッコ良い」、「今年も素敵だ」、「今年のユニはヤバい」、「ここ数年で1番だな」、「結構好きだ」、「かっちょ良すぎ」とコメントが集まっている。 <span class="paragraph-title">【動画&写真】横浜FMの新ユニフォームが大好評!シンプルさの中に確かなこだわりが話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="g_rt261z2vo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/marinos20240113_tw1.jpg" alt="横浜F・マリノスの2024シーズンユニフォーム" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/marinos20240113_tw2.jpg" alt="横浜F・マリノスの2024シーズンユニフォーム" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/marinos20240113_tw3.jpg" alt="横浜F・マリノスの2024シーズンユニフォーム" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/marinos20240113_tw4.jpg" alt="横浜F・マリノスの2024シーズンユニフォーム" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/marinos20240113_tw5.jpg" alt="横浜F・マリノスの2024シーズンユニフォーム" style="max-width: 100%;"></div> 2024.01.13 20:35 Sat
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東京Vが横浜FMとのクラシコで意地のリベンジ! 山見大登ゴラッソなど前半2点を粘りの守備で死守【明治安田J1第21節】

明治安田J1リーグ第21節の横浜F・マリノスvs東京ヴェルディが29日に日産スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが1-2で勝利した。 前節、アビスパ福岡に2-1と競り負けて連勝がストップした12位の横浜FMは、開幕戦以来、今シーズン2度目のクラシコでバウンスバックの勝利を狙った。大幅なターンオーバーを敢行した前節から先発7人を入れ替え、松原健、喜田拓也、渡辺皓太らが復帰。3トップは右からヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、宮市亮という並びとなった。 一方、後半戦初戦でジュビロ磐田に0-3の完敗を喫した11位の東京Vは、中2日のアウェイ戦でリバウンドメンタリティを示すトリコロール相手のリベンジを狙った。城福浩監督は先発5人を変更。木村勇大、染野唯月の両エースに見木友哉をベンチスタートとし、山田楓喜、山田剛綺、山見大登を起用。前線に大胆なテコ入れを図った。 中2日での3連戦ラストマッチというタフな状況で幕を開けた伝統の一戦。立ち上がりは前線にフレッシュな選手を送り込んだアウェイチームが、ショートカウンターから山見、綱島悠斗の意表を突くロングシュートと立て続けにフィニッシュのシーンを作り出す。 開始早々のゴールとはならなかったが、前回対戦同様に前半序盤に先制点を奪い切る。12分、右CKの場面で山田楓のクロスボールがゴール前で混戦を生むと、ペナルティアーク付近でクリアボールを回収した山見が、鋭い右足のミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。 山見の15試合ぶりとなる今季2点目によって最高のスタートを切った東京V。さらに、ゴール直後には翁長聖がGKポープ・ウィリアムの前目のポジションを見極めてロングシュートを放ち、ユース育ちのGKに際どい対応を強いる。 以降も球際の勝負、集まりの速さで圧倒し続けると、22分には見事な崩しから追加点を奪取。自陣で綱島からバックパスを受けた最後尾の林尚輝が右サイドのスペースを狙う山田剛に絶妙なダイレクトスルーパスを通す。そのまま深い位置まで運んだ山田剛のグラウンダークロスはニアに飛び込んだ山見には合わずも、DF上島拓巳にディフレクトしてコースが変わってゴール左隅に決まった。 立ち上がりから良いところなく失点を重ねたホームチームは、ここから反撃態勢に。相手のプレスをかける位置が少し下がったことで、相手陣内でボールを動かす時間が長くなるが、ボールを持たされている感が否めなく、自慢の3トップもほとんど前向きでプレーできない。 また、30分過ぎには渡邊泰基が脳震とうの疑いでプレー続行不可能となり、古巣対戦の加藤蓮を同じ左サイドバックにスクランブル投入するアクシデントも発生。以降はボールを握って攻め手を窺う横浜FM、堅守速攻で応戦する東京Vという構図の下で拮抗した展開が続く。 前半アディショナルタイムにはホームチームがセットプレーの二次攻撃からエドゥアルドのボレーシュートでゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定。それでも、直後のアディショナルタイム5分には相手陣内右サイド深くでの細かい連携からポケットを取った天野純、渡辺のコンビネーションからゴール前にこぼれたボールを宮市が豪快に右足で蹴り込み、1点を返して前半を終えた。 アウェイチームの1点リードで折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。勢いを持って入った横浜FMが攻勢を仕掛ける展開が続く中、54分にはビッグチャンス。GKからのロングフィードのこぼれを中盤で繋ぎ渡辺のスルーパスで一気に背後を取ったヤン・マテウスがボックス右に抜け出すが、右足シュートは絶妙に間合いを潰したGKマテウスの好守に遭う。 守護神のビッグプレーで失点を回避した東京Vは直後の55分に3枚替えを敢行。前線で奮闘した山田剛、山田楓、山見を下げて木村、染野、見木の前線の主力を投入。さらに、61分には齋藤功佑に代えて宮原和也をボランチに投入した。 一方、喜田拓也の枠のわずか左に外れるミドルシュートで後半2つ目のチャンスを作り出した横浜FMも早いタイミングで交代カードを切る。1ゴールの宮市を下げて切り札のエウベルをピッチに送り出した。 後半半ばを過ぎてもボールを握って押し込む横浜FMの時間帯が続くが、最後の局面でしっかりと身体を張る東京Vの守備を崩し切れない。ただ、アウェイチームも主力を投入した前線のタレントを活かせず、なかなか前がかりな相手を引っくり返すことができない。 その後、膠着状態を打開したいハリー・キューウェル監督は85分に勝負の2枚替え。渡辺に代えて山根陸を入れたほか、エドゥアルドを下げて井上健太を投入。後ろを3枚にして力業でゴールをこじ開けにかかる。 4分が加えられた後半アディショナルタイムを含め、ホームチームが決死の猛攻を仕掛けたが、アンデルソン・ロペスの決定的なシュートはGKマテウスの好守に阻まれ、試合はこのままタイムアップ。 開幕戦と同じスコアでリベンジを果たした東京Vが、磐田戦の大敗を払拭する勝利で後半戦最初の白星を手にした。一方、前半の連続失点が最後まで重くのしかかった横浜FMは後半戦を連敗でスタートする形となった。 横浜F・マリノス 1-2 東京ヴェルディ 【横浜FM】 宮市亮(前45+5) 【東京V】 山見大登(前12) オウンゴール(前22) <span class="paragraph-title">【動画】東京Vの先制点は山見大登の強烈ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>こぼれ球をクールにズドン<br>\<br><br>CKのクリアボールを東京V・山見が<br>カーブをかけながら叩き込んだ<br><br>山見のゴラッソで<br>アウェイの東京Vが見事に先制<br><br>明治安田J1第21節<br>横浜FM×東京V<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#横浜FM東京V</a> <a href="https://t.co/9aZdtAsmD3">pic.twitter.com/9aZdtAsmD3</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1806998553476112586?ref_src=twsrc%5Etfw">June 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.29 21:06 Sat
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「残念な内容」2連敗を喫した横浜FM・キューウェル監督、前半のパフォーマンスを悔やむ「簡単なミスが多かった」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、東京ヴェルディ戦を振り返った。 29日、明治安田J1リーグ第21節で横浜FMはホームの日産スタジアムに東京Vを迎えた。 開幕戦で対戦した両者。横浜FMが国立競技場で見事な逆転勝利を収めていたものの、リーグ戦はここまで低迷。12位に沈んでいた。 一方の東京Vは16年ぶりのJ1でなんとか奮闘。粘り強さを見せて11位に位置している。 試合は12分、クリアボールを拾った山見大登に強烈なミドルシュートを叩き込まれて先制を許すと、22分には右サイドを崩されるとクロスがオウンゴールとなり横浜FMは2点のリードを許す。 開幕戦同様に先行される展開となった中、前半アディショナルタイムには宮市亮がゴールを決めて1点差で後半へ。その後半は横浜FMが良いパフォーマンスを見せていくも、東京Vの粘り強い守備の前にゴールを奪えず、1-2で敗戦となった。 これで連敗となってしまった横浜FM。キューウェル監督は試合後、前半のパフォーマンスが良くなかったとコメント。後半は大きく変化したが、ゴールが奪えなかったと振り替えった。 「前半は残念な内容であった。もちろん相手のプレスはアグレッシブさを出してきたと思うが、そういうところからの失点ではなく、自分たちのパスの正確性が前半は良くなく、簡単なミスが多かった」 「前半の中盤ぐらいに変化をつけ、しっかりコントロールし始めたと思う」 「後半は1つのチームがサッカーをしていたなと思うし、チャンスを作りながら、最後はゴールをあげることはできなかったが、後半に関しては選手たちは全てを出したと思う」 早々に2失点した中、中盤の構成をダブルボランチに変更。さらに、選手が流動性を持ち始め、アグレッシブに動くように変化し、流れを変えていった。 キューウェル監督は変更した点について「フォーメーションを変えた部分はもちろんあったが、そういうところではなく、あくまでもフォーメーションはフォーメーションだ」と語り、「動きが出ていなかったことが原因だったと思う。人が動いてボールが動けば、スペースができて、チャンスを作り出すことができる」と、戦い方の意識を変えたとした。 また「前半はそれができず、簡単なミスパスも多く、つながることがなかった。後半はいつも通りのプレーができたというだけだ」と、決して良くなったわけではないとコメント。「フォーメーションがどうこうというのは自分の中でなく、正確性、ミスが少なければ結果が出るので、2つの大きな違いは前半は良くなかった、後半は良かったということだ」と、立ち上がりの低調なプレーを悔やんだ。 2024.06.29 23:15 Sat
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横浜FM撃破で後半戦初白星の東京V…前線総入れ替えの賭けに勝った勝負師は「全員で勝ち取った勝利」とより大きな価値見いだす

東京ヴェルディが、開幕戦で敗れた横浜F・マリノス相手にリベンジを果たした。 前節、ジュビロ磐田に0-3の完敗を喫して後半戦を黒星でスタートした東京Vは29日、日産スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第21節で横浜FMと対戦した。 今シーズンの開幕戦で1-2の逆転負けを喫したライバル相手にバウンスバックを狙った中2日の一戦では、前節から先発5人を変更。その中で城福浩監督は、保有元との対戦で起用できなかった試合を除き、リーグ全試合で先発起用してきたFW木村勇大、FW染野唯月の両エースに加え、背番号10のMF見木友哉をベンチスタートとし、MF山田楓喜、FW山田剛綺、FW山見大登を前線で起用する大きな賭けに出た。 その前線のテコ入れに加え、中2日での3連戦ラストマッチ、高湿度のタフなアウェイゲームにおいてハイインテンシティのスタイルに原点回帰すると、前半はその狙いが完璧に機能。 最前線に入った山田剛がアンカーのMF喜田拓也を抑えながら、2シャドーがセンターバックを掴みに行き、そこにウイングバックの縦ズレ、3バックの両脇の横ズレで連動しながらトリコロールが得意とするボールの循環を遮断。12分に右CKの二次攻撃から山見の圧巻のミドルシュートで先制点を奪うと、22分にはDF林尚輝の見事なダイレクトスルーパスで右サイドの背後を取った山田剛のグラウンダークロスがDF上島拓巳のオウンゴールを誘発し、瞬く間にリードを広げた。 その後、前半途中に喜田の1アンカーからMF渡辺皓太を1列落としたダブルボランチの形で修正を施したホームチームの反撃を受け、徐々にポケットを取られると、前半終了間際にその後手を踏んだ形からFW宮市亮に1点を返されたが、上々の形で前半を終えた。 後半は序盤のピンチを撥ね返したタイミングで、満を持して木村、染野、見木の主力3人を同時投入。この交代によって前線でボールを収めつつ、前がかりな相手を引っくり返してカウンターで3点目を奪うプランは嵌らなかったが、守護神マテウスの2度のビッグセーブを含め守備陣の身体を張った再三の好守によって前半のリードを守り抜き、敵地で2-1の勝利を収めた。 試合後の会見では防戦一方の後半のパフォーマンス、クローズの局面での攻撃のやり方を含め課題にも言及した城福監督だったが、ハーフタイム直前の失点を除き攻守に圧倒した前半について「守備も前にアグレッシブに行き、ラインも高く保ち、奪った後も前にボールを運ぶという意味で、我々が本来、今年の開幕から目指したものを、前半しっかり出してくれた。3点目が取れるチャンスもあったし、あれぐらい畳みかけるような状況で、3点目を取るか、あるいは前半を2-0のまま終わらすことができれば、最高の前半だったかなと思います」と手応えを口に。 さらに、「持たれるのはしんどかったと思いますけど、選手はやらせてはいけないところを、みんなで共有しながら最後のところは身体を張ってくれた。普段先発で行って、後からクローザーとして出てくる選手たちが、今回は逆になりましたが、各々が期するものがあって、各々の役割を全うしてくれたことで、このアウェイで勝ち点3を取れたと思いますし、全員で勝ち取った勝利なので、非常に価値がありますし、これをしっかり次につなげたい」と、総力戦でつかみ取った勝ち点3により大きな価値を見いだした。 常々、フラットなチーム内競争を促しながらも、攻撃面で明確なストロングポイントになっている木村、染野の両エースを同時にスタメンから外すという大きな決断に関しては、「今年で最低の試合」と強い憤りを示した磐田戦の敗戦を受け、「我々が目指しているサッカーに今進んでいるのか」と自問自答の末に下した決断だった。 「これまでずっとレギュラーで出てきた選手というのは、そういう成果を出してきて、そういう努力をしてきた選手たちですけど、いつしか免除するものがあったわけではないですけれども、彼らのよさが出ているのであれば、目をつぶっていたりした自分がいた。前節の負けというのは私のせいかなと思っていました」 その上で「ここで、やはりこのチームが目指したいものが何なのかということを考えたときに、前線の3人のハードワークというのは欠かせないものなので、賭けではありましたけど、彼らの思いに託しましたし、おそらくベンチで見ていた選手も相当刺激になったと思います」と、連敗かバウンスバックの勝利かで、今後のチームの行方を左右する中での賭けに勝利した勝負師は安堵と共に晴れやかな表情で期待に応えた選手たちの仕事を称えた。 「各々が期するものがあった」と指揮官が言及していた部分では、ここ数試合で消化不良のプレーが続いた山田剛、MF稲見哲行の2選手がこの試合で見せたパフォーマンスは非常に印象的なものだった。 強度の高い守備に2点目をお膳立てした背番号27に関して指揮官は、以前からその高いポテンシャルを引き出し切れていないとの反省を口にしていたが、この一戦を通じてそのヒントを得たようだ。 「中2日ではありましたけど、我々らしく我々が目指すものを出し切って、90分戦うというところで、彼の役割というものを明確にしました。彼が先頭を切ってスイッチを入れてくれるので、あとの選手が追随してボールを追いかけるのか、しっかり締めるのか、ラインを上げるのか、下げるのかというのは非常に明確だった。いろんな状況のなかで判断させるよりも、彼は先頭を切ってプレーさせる方が攻守において、彼の良さが活きると考えていました」 一方、右ウイングバックでプレーした稲見は何度か入れ替わられる場面や繋ぎの部分での判断ミスは見受けられたものの、チーム最多の走行距離、スプリントを記録し、宮市、FWエウベルとリーグ屈指のウイングプレーヤー相手に見事な奮闘を見せた。 城福監督は「フィジカル、運動量を含めて彼のストロングというのを前面に押し出してほしいと思っていましたし、特に今日の相手は日本の中で屈指のウイングが先発でも後から出てくる選手もいるので、彼のフィジカル的なものというのを押し出してくれれば、そうやられることはないだろうと思っていましたし、彼もそこに特化して集中してやってくれた」と、その起用の意図とともに与えられた役目を完遂したダイナモの奮闘を労った。 1失点は喫したものの、磐田戦の大量失点から中2日の一戦で、守備面の修正や指揮官が求める靴一足分の寄せといった意識の改善を示した中、DF千田海人は「チームで城福さんが伝えたいことをしっかり代わって出た選手含めて全員で、前半から体現できた試合」、「磐田戦じゃ基本的なところでの走るやプレッシングするとか、そういう相手に圧力を与えるところがやっぱり少なかった。今日はしっかりそこのところで相手にプレッシング、裏に抜けて走ること、スプリントすること、プレスバック、セカンドボールの予測。そこにどれだけ出力を出せるかというところを、今日はみんなできていたと思う」と、指揮官の明確な指示の下、短期間での立て直しに満足感を示した。 ゲームキャプテンとしてチームを締めたDF谷口栄斗も「アウェイですし、開幕戦はああいう負け方をしていた相手だったので、今回勝てたことはすごく大きいですし、チームとしてまた自信になる勝利」と難敵相手のこの勝利がチームの自信に繋がると感じている。 また、木村と染野のレギュラーストライカーコンビに良い形で刺激を与えた山田剛は「チーム内で競争していけるチームがやっぱり強いチームだと思うので、一喜一憂せずにここから後半戦も始まっていくので、もっとチームの力になり、他のチームにも脅威を与えられるような選手になりたい」と、後半戦でのさらなる活躍を誓った。 クラシコでの勝利で暫定ながら9位に浮上した昇格組は、同じく開幕3戦目で敗れたセレッソ大阪をホームに迎える次節で、再びのリベンジと共に後半戦初の連勝を狙う。 2024.06.30 07:30 Sun

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