ナポリ指揮官がクラブ史上初のCLベスト8進出に意気込み 「可能性は50-50。大いなる挑戦だ」

2023.03.15 14:55 Wed
Getty Images
ナポリのルチアーノ・スパレッティ監督がチャンピオンズリーグ(CL)ベスト8進出に向けて意気込んだ。クラブの公式サイトが伝えている。
PR
ナポリは15日にホームで行われるラウンド16・2ndレグでフランクフルトと対戦。アウェイでの1stレグでは0-2で勝利しており、クラブ史上初のベスト8に向け、非常に優位な立場で迎えることができる。
今季はセリエAでも首位を独走し、33年ぶりのスクデットをほぼ手中に収めたと言っても過言ではないナポリだが、百戦錬磨のスパレッティ監督に気の緩みはなし。前日会見では選手に1stレグ同様の出来を要求した。

「可能性は50-50だ。多少の誤差もない。フランクフルトはタフで強い相手だ。アウェイでの素晴らしい試合を繰り返さねばならない」

「大いなる挑戦に直面している。今季初めての決勝戦であるかのようだ。ベスト8に到達すれば非常に名誉だが、すでにそれを掴んでいるなどとは思っていない。我々には特別なプレッシャーがのしかかっている」
一方で、チームのメンタリティには自信。「ベスト8でフランクフルトを上回る強豪との戦いを見据えているか」という記者の質問に対しては、目の前の一戦に集中していると鋭く切り返した。

「このチームは今回のような緊張感と外部からの大きな期待を経験済みだ。それらに対し、我々はピッチ上で期待に応えてきた。明日に向けてのメンタリティに問題はない」

「我々はどこが相手だろうと臆病になったりしないさ。大事なのは、目の前の一戦に正しい姿勢で臨むことだ。今考えていることは1つだけ…タフで困難な明日の試合だ。仮想の対戦相手に想像を巡らすことはできない」

PR
関連ニュース

下位エンポリに無得点敗戦の不調ナポリ…指揮官がファンに謝罪「軟弱で臆病だった」

ナポリのフランチェスコ・カルツォーナ監督が敗戦の弁を述べた。クラブ公式サイトが伝えた。 巻き返してのヨーロッパ出場圏内を目指す8位ナポリは、セリエA第32節のフロジノーネ戦を2-2のドローに持ち込まれていた中、20日の第33節でエンポリと対戦。ホームチームに立ち上がりに先制を許すと、その後は攻め込みながらも決定機を作れず、0-1の敗北を喫した。 2試合勝利なしと失速の状況にカルツォーナ監督は落胆。自チームのパフォーマンスの悪さを指摘すると同時に、ファンに謝罪の意を示した。 「ナポリのファン、そして我々をサポートしてくれるファン全ての謝罪する」 「エンポリが激しい試合を展開したのに対し、我々は軟弱で臆病だった。我々の態度は不可解だったし、その責任は私にある。明らかなのは私がチームに正しいメンタリティを伝えられなかったということだ」 また、カルツォーナ監督はチームの攻撃がうまく機能していない点にも言及。シーズン全体を通しての苦戦が選手たちに影響を及ぼしているとも考えている。 「正直なところ、このようにプレーしていたら目標を達成するのは難しい。今日、我々は当惑するような事実を目の当たりにした。我々は最初の15分間で最も得点が少ないチームだ。これは我々のアプローチが適切でないことを意味する」 「ボールを奪い返すのに苦労している。前線のクオリティは高いが、ボールを回収して持ち上がることができない。私は長い間、選手たちにピッチ上での動き方を伝えてきたが、まだ結果は出ていない」 「非難されるべきは私だし、責任も私にあると繰り返し言う。今シーズン、チームはネガティブなことをあまりにも多く経験し過ぎたのかもしれない。だが、我々はもっとやらなければならないし、ユニフォームに敬意を示さなければならない」 2024.04.21 14:09 Sun

攻撃陣沈黙のナポリ、エンポリにウノゼロ敗戦【セリエA】

ナポリは20日、セリエA第33節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、0-1で敗れた。 前節フロジノーネに引き分けに持ち込まれた8位ナポリ(勝ち点49)はオシムヘン、クワラツヘリア、ポリターノの3トップで臨んだ。 17位エンポリ(勝ち点28)に対し、ナポリは開始4分に失点。ギャシにボックス右ポケットからクロスを送られ、チェッリにヘディングで合わせられた。 早々に追う展開となったナポリがボールを持つものの、なかなかシュートに持ち込めずにいると、35分にはピンチ。チェッリの負傷により緊急投入されたニアンのラストパスを受けたカンビアギに決定的なシュートを許したが枠を外れて助かった。 ハーフタイムにかけても好機を作れなかったナポリは1点ビハインドで前半を終えた。 迎えた後半も敵陣でのプレーを続けたナポリだったが、やはり好機を作るには至らない。 72分にクワラツヘリアとポリターノを諦めてラスパドーリとウンゴニエを投入するも、終盤にかけても攻撃陣は沈黙。シャットアウト負けでウノゼロ敗戦となった。 2024.04.21 02:53 Sun

昨夏も現職も...“A代表監督"が大好きなデ・ラウレンティス会長、ナポリの新指揮官候補にモンテッラ氏

ナポリがトルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督(49)もリストアップだ。 昨季スクデットも今季は開幕から低空飛行。現在は今季3人目の指揮官として、スロバキア代表のフランチェスコ・カルツォーナ監督に暫定的な兼任指揮をお願いしているナポリ。 ただ、ユーロ2024のほうが大事なカルツォーナ監督は来季もナポリに残る選択肢なし。ナポリ上層部はアウレリオ・デ・ラウレンティス会長を筆頭に、水面下で来季の新指揮官を探す。 候補は現時点でも多数。“タイトル請負人”アントニオ・コンテ氏(54)、フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)、トリノのイバン・ユリッチ監督(48)、前ウルブス指揮官のフレン・ロペテギ氏(57)、ここ数日でミランのステファノ・ピオリ監督(58)も浮上してきた。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、デ・ラウレンティス会長の脳内にはもう1人。昨秋からトルコ代表を率い、現職カルツォーナと同様、今夏ユーロを控えるモンテッラ監督だ。 モンテッラ監督は現役時代の古巣ローマで下部組織から指導者キャリアをスタートし、トップチームの暫定指揮を経験。カターニア、フィオレンティーナ、ミラン、セビージャ、アダナ・デミルスポルの指揮を経て、トルコリーグ経験を買われて昨秋からA代表指揮を仰せつかる。 デ・ラウレンティス会長は昨夏、当時まだイタリア代表を率い、秋に突然中東サウジへ行くなど誰も予想しなかったロベルト・マンチーニ監督をイタリアサッカー連盟から引き抜こうと画策し、関係者・メディアから大顰蹙を買ったことが。 同時期には前スペイン代表指揮官ルイス・エンリケ氏(現PSG)の招へいも画策。現職カルツォーナもスロバキア代表監督。デ・ラウレンティス会長は「A代表監督経験者」が好きなのだろうか。 そういえば、コンテ氏とロペテギ氏も元A代表監督だ。 2024.04.19 18:05 Fri

現職は続投に興味ナシ…ナポリの来季新監督は誰に? まことしやかに囁かれ出したピオリ説

ナポリの来季新監督は一体誰に…。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 昨季スクデットの立役者であるルチアーノ・スパレッティ監督(現イタリア代表)を、契約を巡るいざこざから手放したナポリ。結果的にそれはロッカールームの雰囲気悪化を招くことに。 今季開幕時のボスだった後任指揮官、ルディ・ガルシア監督は選手の信任を得られず5カ月で解任。今季2人目の指揮官として10年ぶりに再登板したワルテル・マッツァーリ監督も3カ月で解任…現在は元コーチのフランチェスコ・カルツォーナ氏がスロバキア代表監督との兼任で指揮を執る。 ただ、指導者人生最大の大舞台としてユーロ2024が控えるカルツォーナ氏。あくまで今季終了までの暫定指揮で合意したナポリとは、契約延長にいっさい興味を示していない。ナポリは水面下で来季からの新監督を探す日々だ。 現地イタリアではタイトル請負人の“超リアリスト”アントニオ・コンテ氏(54)、好戦的サッカーで名門フィオレンティーナに再び命を吹き込んだヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)、“しぶといトリノ”のイバン・ユリッチ監督(48)が候補に挙がり、地元ナポリだと前ウォルバーハンプトン監督のフレン・ロペテギ氏(57)も噂レベルではあるが取り沙汰される。 そこへミランのステファノ・ピオリ監督(58)。2021-22シーズンのスクデットでイタリア人名将の仲間入りを果たしたピオリ監督だが、特に今季は何かと批判されがちで、指揮官としての能力云々よりも、そろそろミランで“潮時”といったところか。今季限りでのお役御免が濃厚とされる。 こちらも現段階で噂レベルにすぎないものだが、「ピオリがナポリへ?」に対するネット上のナポレターニ(ナポリ人)の反応はさほど悪くない。 「ピオリならアウレリオ・デ・ラウレンティス(会長)と上手に付き合うだろう」「ロペテギはリスク。ロペテギよりピオリ」「全然いいんじゃないか」「少なくともピッチでナポリを攻略する術は持っている」 昨夏もポスト・スパレッティを巡って混迷を極め、結果的に次点ですらなかったルディ・ガルシア氏に落ち着いてしまったナポリ。今夏の指揮官人事はどのように推移するだろうか。その「過程」も大事になりそうだ。 2024.04.18 13:15 Thu

ナポリが新戦力確保か 1月ユナイテッド行きも浮上のギド・ロドリゲスと交渉成立、ジエリンスキの後釜に

ナポリがレアル・ベティスのアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス(30)を新戦力として確保した模様だ。 今年1月のマンチェスター・ユナイテッド行きも浮上していたギド・ロドリゲス。母国アルゼンチンは名門リーベル・プレートからメキシコ経由で欧州上陸を果たしたセントラルハーフだ。 2020年1月にクラブ・アメリカからベティス入りすると、すぐに中心選手として活躍し始めた一方、アルゼンチン代表にも定着するようになり、2022年カタールW杯の優勝メンバーに。中盤のバックアッパーとして通算29キャップを積む。 ベティスとの契約は今季限りで、イタリア『カルチョメルカート』によると、来季ナポリへのフリー移籍が水面下で交渉成立。ナポリはポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)の契約満了が確実で、ベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(29)も現状、保有元アストン・ビラへローンバックする見通しとなっている。 アルゼンチン『Tyc Sports』いわく、ギド・ロドリゲスのゼロ円獲得に向けては、バルセロナとユベントスも接触。ただ、母国メディアも同選手のナポリ行きは「限りなく濃厚」と伝えている。 昨季のスクデットから一転、今季苦しいナポリは現在セリエAで8位。少なくともヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保することにより、今後の補強にも役立てたいと考えているようだ。 2024.04.18 12:30 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly