激闘のカタール同国対決はPK戦の末にアル・ドゥハイルに軍配! フル出場の谷口は同点弾の起点に《ACL2022》

2023.02.20 06:00 Mon
Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022の西地区・ラウンド16のアル・ドゥハイル(カタール)vsアル・ラーヤン(カタール)が19日に行われ、1-1で120分を終了。PK戦の末、7-6でアル・ドゥハイルが勝利した。アル・ラーヤンの日本代表DF谷口彰悟はフル出場している。

グループDを首位で通過したエルナン・クレスポ監督が率いるアル・ドゥハイルは、元柏レイソルのFWマイケル・オルンガや韓国代表DFナム・テヒ、カタール代表MFアルモエズ・アリらが先発した。
一方、アル・ヒラルの同居したグループAを2位で通過したアル・ラーヤンは、元フランス代表MFスティーブン・エンゾンジやコートジボワール代表MFヨアン・ボリに加え、今冬に川崎フロンターレから加入した谷口も公式戦7試合連続の先発となった。

荒木友輔氏が主審を務めた一戦はゴールレスで前半を終える。迎えた後半はアル・ドゥハイルが主導権を握る展開で推移。すると59分、右クロスの流れたボールを逆サイドで拾ったエジミウソンがカットインからゴール右隅へコントロールショットを突き刺したが、VARの末にクロスの前のプレーでアルモエズ・アリのオフサイドが取られ、ゴールは取り消された。

その後も膠着状態が続く中、アル・ドゥハイルは後半終了間にも決定機を迎える。94分、バサム・アル・ラウィのロングパスでDFの裏に抜け出したナム・テヒがボックス右からラストパスを供給。これをオルンガが流し込んだが、これもナム・テヒのオフサイドを取られ、ノーゴールに。
ゴールレスで迎えた延長戦もアル・ドゥハイルが主導権を握ると、107分に右クロスの流れたボールを逆サイドで拾ったエジミウソンのクロスからムンタリがヘディングシュートをゴールに叩き込んだ。

1点を追う展開となったアル・ラーヤンは、延長後半終了間際の123分に決定機。谷口のロングフィードを前線でボリが競り合うと、こぼれ球に反応したエンゾンジがボックス右から豪快なシュートをゴールに突き刺した。

結局、試合は120分でも決着が付かずPK戦にベスト8進出の行方が委ねられた。そのPK戦では、7人全員が成功したアル・ドゥハイルに対し、4人目に谷口が登場したアル・ラーヤンは、7人目のムワファク・アワドが失敗。この結果、アル・ドゥハイルが7-6でPK戦を制しベスト8へ駒を進めた。

アル・ドゥハイル 1-1(PK:7-6) アル・ラーヤン
【アル・ドゥハイル】
ムンタリ(延後2)
【アル・ラーヤン】
エンゾンジ(延後18)
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