なでしこリーグ覇者のS世田谷が勝ち抜け、今季で解散のアンジュは敗れてクラブの歴史に幕《皇后杯》

2022.12.04 20:51 Sun
第44回皇后杯2回戦の10試合が、3日から4日にかけて各地で行われた。

今季のプレナスなでしこリーグで初優勝を飾ったスフィーダ世田谷FCは、来季からリーグ2部へ昇格するヴィアマテラス宮崎と対戦。リーグMVP、大竹麻友の2得点などで3-1と勝利し、3回戦進出を決めた。
今季限りで活動を終えるアンジュヴィオレ広島は東洋大学と相まみえ、0-4で敗れた。6分、大宮アルディージャVENTUSへの加入が決まっている北川愛莉に先制ゴールを許すと、以降も失点が重なって4失点。反撃を試みるも及ばず、これが最後の試合となり、クラブの歴史に幕を閉じた。

1回戦で社会人チームの福岡J・アンクラスを破った藤枝順心高校は、今季のなでしこリーグ得点女王・千葉園子を擁するASハリマアルビオンと対戦。U-17女子ワールドカップ(W杯)にも出場した久保田真生のゴールなどで、90分を終えて3-3と健闘したが、延長戦で3失点を喫し、3-6で敗れた。

また、岡山県作陽高校が大倉弓佳の決勝点で筑波大学を撃破。セレッソ大阪堺レディースが静岡SSUボニータをPK戦の末に下すなど、年上のチームを破って次のステージへ駒を進めている。
その他の結果は以下の通り。なお、WEリーグ所属チームは4回戦からの登場となる。

◆皇后杯2回戦
▽12月3日
スフィーダ世田谷FC 3-1 ヴィアマテラス宮崎
伊賀FCくノ一三重 2-0 常盤木学園高校
愛媛FCレディース 3-2 SEISA OSAレイア湘南FC
ASハリマアルビオン 6-3 藤枝順心高校
筑波大学 0-1 岡山県作陽高校
セレッソ大阪堺レディース 0-0(PK5-4) 静岡SSUボニータ
FCふじざくら山梨 0-3 ニッパツ横浜FCシーガルズ
朝日インテック・ラブリッジ名古屋 1-2 早稲田大学

▽12月4日
アンジュヴィオレ広島 0-4 東洋大学
オルカ鴨川FC 5-0 ディオッサ出雲FC

◆3回戦組み合わせ
▽12月10日
スフィーダ世田谷FC vs 東洋大学
伊賀FCくノ一三重 vs 愛媛FCレディース
ASハリマアルビオン vs 岡山県作陽高校
オルカ鴨川FC vs 早稲田大学

▽12月11日
セレッソ大阪堺レディース vs ニッパツ横浜FCシーガルズ
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18日、2023-24WEリーグ第15節の6試合が行われた。 ミッドウィーク開催となった今節。大宮アルディージャVENTUSと三菱重工浦和レッズレディースの“さいたまダービー”がNACK5スタジアム大宮で行われた。 7連勝と圧倒的な強さを見せつけて首位に立つ浦和。なでしこジャパンのFW清家貴子は8試合連続ゴールのWEリーグ新記録を更新中となっている。 試合は開始2分に伊藤美紀のゴールが決まり浦和が早々に先制すると、出鼻をくじかれて浮き足立ってしまった大宮Vを尻目に、10分、14分と島田芽依が連続ゴール。あっという間に3点のリードを奪った。 すると24分には待望のゴール。塩越柚歩のスルーパスを受けた清家がボックス内で反転し右足シュート。これがニアサイドを抜いてゴール。ついに連続ゴールを「9」に伸ばした。 なお、9試合連続ゴールは日本のトップリーグで最長記録に。Jリーグでは元スペイン代表FWフリオ・サリナスが横浜マリノス時代にシーズンを跨いで8試合連続ゴールを記録。清家はこの記録を抜いて「9」とした。なお、Jリーグ記録は2015年のJ3でレノファ山口FCの岸田和人が9試合連続ゴールを記録しており、日本記録とも並んだ。 あっという間に4点を奪った浦和は、なでしこジャパンの活動や連戦の疲労を考慮し、石川璃音を前半途中で下げる策に。また後半開始時にも、清家、島田のスコアラーと栗島朱里を下げるなど選手を入れ替えると、後半はあまり押し込むことができずに0-4のまま勝利を収め、8連勝を達成した。 2位のINAC神戸レオネッサはアウェイでサンフレッチェ広島レジーナと対戦。S広島Rは新スタジアムのエディオンピースウイング広島で初勝利を収めたい中、12分と34分に藤生菜摘が連続ゴール。I神戸はなかなかチャンスを作れずに2-0で敗戦。試合消化に差がありながら、首位の浦和との勝ち点差が「7」に開くこととなった。 3位のアルビレックス新潟レディースは、アウェイでちふれASエルフェン埼玉と対戦。34分に道上彩花のゴールで先制するも、49分に吉田莉胡のゴールで追いつかれる。1-1のまま試合が終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム2分に児野楓香のゴールが決まり、1-2で勝利を収めた。 その他、日テレ・東京ヴェルディベレーザはホームにノジマステラ神奈川相模原を迎えて3-1で快勝。ジェフユナイテッド千葉レディースvsセレッソ大阪ヤンマーレディースは0-2でC大阪が勝利。AC長野パルセイロ・レディースvsマイナビ仙台レディースは2-2の引き分けに終わった。 ◆2023-24WEリーグ第15節 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-1 ノジマステラ神奈川相模原 大宮アルディージャVENTUS 0-4 三菱重工浦和レッズレディース ちふれASエルフェン埼玉 1-2 アルビレックス新潟レディース ジェフユナイテッド千葉レディース 0-2 セレッソ大阪ヤンマーレディース AC長野パルセイロ・レディース 2-2 マイナビ仙台レディース サンフレッチェ広島レジーナ 2-0 INAC神戸レオネッサ ◆順位表 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点41/+28/16試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点34/+17/15試合) 3位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点32/+7/16試合) 4位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点29/+16/15試合) 5位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点20/-6/15試合) 6位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点19/0/15試合) 7位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点19/-3/15試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点16/-5/15試合) 9位:マイナビ仙台レディース(勝ち点15/-11/15試合) 10位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点14/-9/15試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14/-10/15試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点2/-24/15試合) <span class="paragraph-title">【動画】浦和FW清家貴子が圧巻の「9」試合連続ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="imQ1WiIeyFs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.18 21:55 Thu

小山史乃観が開幕戦で加入後初得点!タップインゴールでユールゴーデンでの初勝利も掴む

ユールゴーデンIFのU-20日本女子代表MF小山史乃観が加入後初ゴールをマークした。 2月にセレッソ大阪ヤンマーレディースからユールゴーデンへ加入した小山。AFC U20女子アジアカップを準優勝で終えて再びチームに合流し、3月24日のスウェーデン・カップで海外公式戦デビューを果たしていた。 リーグ開幕戦となった13日のダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部)、ホームでのトレッレボリ戦にも2列目で先発フル出場。早速結果も残した。 テレーズ・オースランドが29分に先制点を奪い、リードして迎えた59分、ユールゴーデンはトーヴ・アルムクヴィストが持ち運んでのミドルシュートを放つと、GKが弾いたボールに小山が詰めた。 味方のシュート後に、こぼれる可能性を考えて唯一足を止めなかった小山。ゴールシーン以外にもチャンスに絡み、クラブ公式レポートでも「試合中常に活躍しており、この試合で彼女がネットを揺らしたのは必然だった」と、評している。 このまま試合を終えたユールゴーデンは、2-0で開幕戦白星スタート。小山にとっても加入後初勝利となった。 <span class="paragraph-title">【動画】小山史乃観が開幕戦で加入後初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7j5922SUq_4";var video_start = 64;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 15:15 Mon

WEリーグ初の滋賀県開催、C大阪彦根ホーム戦に近江高校吹奏楽部が来場し演奏!昨年は3大スポーツの聖地を全制覇「ともにエネルギーを届けたいと思います!」

セレッソ大阪ヤンマーレディースは10日、14日に行われる2023-24WEリーグ 第14節のちふれASエルフェン埼玉戦に、近江高等学校吹奏楽部が来場し、演奏を披露することを発表した。 滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムで催される14日のEL埼玉戦は、C大阪にとって初となる彦根でホームゲームに。また、WEリーグとしても初の滋賀県開催となる。 C大阪はこの一戦を彦根市民招待デーに設定し、彦根市在住・在勤・在学者を対象に先着1000名を招待する。 また、サッカー部や硬式野球部、バレーボール部など、全国レベルのクラブを多数有する近江高等学校の吹奏楽部による演奏披露も実施。同校がプロサッカーの試合で演奏をするのは、今回が初めてとのことだ。 来場が決まった近江高校吹奏楽部は、C大阪の公式サイトを通じ、当日への意気込みを次のように語っている。 「こんにちは。近江高等学校吹奏楽部です。私たちは現在部員90名で活動をしています」 「座って演奏するだけでなく、歩きながら演奏をおこなうマーチング、また運動部の応援など多岐にわたる活動をおこなっています」 「昨年度は硬式野球部の応援で春夏の甲子園、バレー部の応援で春高バレーの聖地東京体育館、サッカー部が全国ベスト4まで進んだので国立競技場と、吹奏楽部が応援のできる3大スポーツの聖地を全国の高校で唯一制覇しました」 「プロのサッカーの試合で演奏させていただくのは、今回が初めてです!サポーターの皆様を盛り上げて、ともに選手にエネルギーを届けたいと思います!」 2024.04.10 18:20 Wed
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