「公式戦では初めて」CBで先発の浦和L・安藤梢、今季初のクリーンシートで期待に応える「面白さもあったし自信にも」

2022.12.04 20:50 Sun
【動画】大宮V vs 浦和Lのハイライト



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「自分が引っ張っていきたい」浦和の守備支える石川璃音、今季初ゴールへも意欲「絶対に決めたいです」

三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンDF石川璃音が持つポテンシャルには舌を巻くばかりだ。 2023-24WEリーグも佳境を迎え、首位に立つのは浦和。1試合消化数の多い中で、2位INAC神戸レオネッサに勝ち点「7」差を付け、順位表の最上位に位置している。 クラブは残る5試合を『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』と銘打ち、選手を後押し。25日のトレーニング後には監督や選手が取材に応じ、連覇へ向けての意気込みなどを語った。 弱冠20歳にして浦和の最終ラインを支えるのが石川だ。相手コートでのプレー時間が長い浦和に対して、対戦相手は当然カウンターを狙うわけだが、そこからあわやの場面を迎える数はほぼなく、背後へのボールやクサビのパスに石川がふたをする場面は多い。 取材に応じた石川は、代表活動の経験を通じて「海外の選手と戦ってスピード+予測が大事と感じた」とのことから、守備の事前準備に一層取り組むようになったと成長の秘訣を明かす。 「代表で海外の選手と戦って、スピード+予測がすごく大事だなと感じました。そこから帰ってからは、事前に対戦相手の試合を見て、どこにボールが来そうかを頭に入れるようになって、予測を持って先に動いて跳ね返すことが出るようになってきたなと感じます」 「足下に来るボールなのか、背後に来るボールなのか、それまでは逆になって遅れてしまったこともありましたけど、だんだんとどれくらいの距離が離れていたら奪えるかがつかめてきたと思います」 これまではほぼ身体能力でカバーできたことは報道陣を驚かせたが、それは同時に伸びしろの多さを意味する。昨季、今季とベテランの安藤梢とコンビを組む中で、「この間のブラジル戦では安藤さんから教えてもらったことが生きた場面があった」と、持ち味のスピードに読みや予測が加わり、代表はもとよりWEリーグでは無類の強さを発揮している。 昨季は正式加入初年度ながら全試合フル出場した石川は、今季は長嶋玲奈との組み合わせが中心で、直近2試合では新加入の後藤若葉とセンターバックコンビを組む。 「去年は自分がミスをしてもカバーしてもらったり、引っ張ってもらった部分が多かったですが、今年は自分がもっとやらなくてはとの思いもありましたし、センターバックのコンビが変わる中で、自分がリーダーというか、ディフェンスを引っ張っていこうというのはあります」との自覚も芽生えている。 また、セットプレー時は嬉々として前線へ上がり、ターゲット役としても存在感を発揮しながらも今季はここまで無得点。「個人として今年は狙っていきたいと思っていた中で、まだ結果を残していないので……」と苦笑いを浮かべながらも、「まだあと5試合あるので絶対に決めたいです」と力強く意気込みを残した。 2024.04.25 21:10 Thu

WEリーグ連覇へ、浦和・柴田華絵が感じる成熟と確かな自信「今の戦いができれば自ずと優勝が見えてくる」

三菱重工浦和レッズレディースのMF柴田華絵が、リーグ連覇へ向けての自信をのぞかせた。 2023-24WEリーグも佳境を迎え、首位に立つのは浦和。1試合消化数の多い中で、2位INAC神戸レオネッサに勝ち点「7」差を付け、順位表の最上位に位置している。 クラブは残る5試合を『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』と銘打ち、選手を後押し。25日のトレーニング後には監督や選手が取材に応じ、連覇へ向けての意気込みなどを語った。 キャプテンの柴田はこの『FINAL5』について、「盛り上がっていただけると、私たちもパワーをもらえるのはもちろんですし、それによって女子サッカー、WEリーグがもっと盛り上がってもらえれば。いつもは男子の試合しか見てないっていう方も、『レディースが優勝するなら』と、見に来てくれるきっかけにもなってもらえれば嬉しいです」と歓迎の言葉を残す。 今季は海外遠征や5連戦など、ハードなスケジュールを余儀なくされたが、柴田はリーグ戦全試合スタメン出場とフル稼働。ボランチとして、浦和の心臓として替えの効かない存在となっている。 昨季とは異なる変則的な日程の中で、ターニングポイントのようなものはあったのかという問いにも「そう言われると連戦でしたね」と、何てことのように自然回答。「確かに3月終盤は少し疲れも見えるなとは、チーム全体として感じていましたけど」と前置きしつつ、「そういった中でもしっかり勝ち切れる力があった。最初のINAC戦を引き分けただけで、あとを落とさず勝てたのは、成長もそうですし、いい経験ができたなと思います」と、これまでの戦いを振り返る。 浦和はここまで14勝2分け1敗。現在もリーグタイ記録となる9連勝中と無類の強さを誇る。その秘訣は"これ"というものではなく、全員で積み上げてきたものが形となって表れた結果だと、チームの成熟をうかがわせる。 「この何年かでちょっとずつ積み上げてきたものが、試合の運び方やメンタリティですとか、そういった部分がうまくチームとして構築できていると思います」 「(試合の)入りで相手を圧倒できて、うまくできている時に点も取れているのがチームの勢いとしてもとてもいいですし、そこで取れなくても焦ることなく、90分で(勝負を)決めればいいという心の余裕も今のチームにはあります」 「(プレス1つとっても)今出ている選手たちは、言われなくてもこうだろうなと各々が分かっている。言っているようでは遅いんですね、一瞬一瞬で(状況は)変わってしまうので。そこがもう言わなくても、行って奪えていると感じます」 優勝や連覇へは、ともすれば重圧も感じかねないが、柴田自身はプレッシャーを「特に感じていないです」と涼しい顔。だがそこにこそ、自信とタイトルへの強い意欲を感じる。 「今もそうですけど、目の前の試合を勝って、勝ち点を積み上げて積み上げたことで、いつの間にか1位に立てたなというスタンスなので、あと5試合ですけど先を見るのではなく、1試合1試合戦って勝ち点を積み上げるという今までの戦いができれば、自ずと優勝が見えてくると思います」と、冷静に、だが確かな自信を持った言葉で、終盤戦へ向けた想いを述べた。 2024.04.25 20:34 Thu

女子ACLプレ大会の決勝が一転開催に! 5月10日に浦和駒場で浦和vs仁川現代

『AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament』(AWCC)決勝のマッチスケジュールおよび、会場が決まった。日本サッカー協会(JFA)やWEリーグが発表している。 AWCCはAFC女子チャンピオンズリーグ2024(女子ACL)のプレ大会として位置づけられ、各国から計8チームが参加。日本から出場した三菱重工浦和レッズレディースがグループステージを3連勝で勝ち抜け、韓国の仁川現代スチールレッドエンジェルスとの決勝が予定される。 だが、今年3月22日にアジアサッカー連盟(AFC)から急きょの開催中止がアナウンス。JFA、WEリーグがAFCに対して白紙に至った経緯の説明を求める事態に発展していたが、AWCCの決勝は5月10日の浦和駒場スタジアムにて18時キックオフで開催される運びにとなった。 WEリーグによれば、リーグとして浦和とともに、試合を行わない判断の説明、ならびに決勝開催の再考を依頼するレターをJFAを通じて、AFCに提出。AFC、JFA、WEリーグ、浦和、韓国サッカー協会(KFA)、仁川現代で協議となり、決勝実施の方向で再考となったという。 また、会場についてはJFA、浦和、WEリーグが協議の上、参加する意志と併せてホスト国として手を上げ、正式に決勝の開催が決定したそうだ。髙田春奈チェアは次のようにコメントしている。 「世界の女子サッカーが発展していく中、アジアにおいても女子のチャンピオンズリーグが2024-25シーズンから正式に始まることが決定しています。その中で、『AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament』は非常に重要な位置づけであり、それを成功させるために日本を代表して三菱重工浦和レッズレディースさんが予選を戦っていました」 「決勝がいったん白紙になったことに驚きつつも、AFC、対戦相手である仁川現代製鉄レッドエンジェルズさん、大韓サッカー協会、そしてJFA、三菱重工浦和レッズレディースさんと協議を重ね、この度、決勝開催の運びとなりました」 「女子サッカーの発展の過程に困難はたびたび訪れますが、どんな時もその価値を信じて、諦めずに関係各所が手を携えていくことが重要であり、この大会の成立も一つのチャレンジだったと思います。まずはこの大会を成功させるべく、関係各所と共に準備を進め、これからもアジアの女子サッカーをけん引して行く存在としてWEリーグの強さを示していけるよう、クラブの皆様と邁進してまいります」 2024.04.25 12:30 Thu

赤い稲妻、浦和の清家貴子が驚愕の10試合連続ゴールで国内単独トップに!WE通算得点「30」も歴代No.1に

三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンMF清家貴子が、さらに記録を更新した。 浦和は21日、2023-24WEリーグ第16節となるマイナビ仙台レディース戦を敵地で行い、3-0で勝利を収めた。 9試合連続得点中、この日も期待が掛かる清家は[4-2-3-1]の右サイドハーフで先発出場。2-0とリードして迎えた74分に見事結果を残した。 シンプルな浮き球パスを右サイド中盤で受けると、ワンタッチで田畑晴菜と入れ替わり、ボックス内へ独走。渾身の右足フィニッシュは相手に当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。 これで自らの連続得点記録を「10」に更新。Jリーグでは元スペイン代表FWフリオ・サリナスが横浜マリノス時代にシーズンを跨いで8試合連続ゴールを記録。Jリーグ記録は2015年のJ3でレノファ山口FCの岸田和人が9試合連続ゴールを記録していたが、これで日本のトッププロリーグ史上単独トップとなった。 WEリーグ通算得点も「30」に。「29」で並んでいた菅澤優衣香を上回り、こちらも単独トップに躍り出ている。 <span class="paragraph-title">【動画】清家貴子が恐るべき10試合連続ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ついにJリーグ記録を超える10試合連続弾<br>浦和L <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B8%85%E5%AE%B6%E8%B2%B4%E5%AD%90?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#清家貴子</a> が偉業達成<br>\<br><br>個人技からドリブルで持ち上がり右足一閃<br><br>これで10試合連続ゴール<br><br>ついにJリーグの連続試合ゴール記録も塗り替えた<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/WE%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WEリーグ</a> 第16節<br>マイ仙台×浦和<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/seikekiko?ref_src=twsrc%5Etfw">@seikekiko</a><br> <a href="https://twitter.com/REDSLADIES?ref_src=twsrc%5Etfw">@REDSLADIES</a> <a href="https://t.co/TtmQJ3qiPE">pic.twitter.com/TtmQJ3qiPE</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1781922421961879825?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.21 20:35 Sun

清家貴子が10試合連続得点の浦和、リーグ記録タイの9連勝で首位堅持!C大阪vs東京NBにはWE歴代2位の6651人が来場【WEリーグ】

21日、2023-24WEリーグ第16節の6試合が各地で行われた。 前節から中2日で行われる3連戦の最終戦。首位の三菱重工浦和レッズレディースは9位マイナビ仙台レディースとアウェイで対戦し、3-0で勝利を収めた。 15分に栗島朱里のWE初ゴールで試合を動かすと、50分には伊藤美紀が7試合ぶりのゴールを決めてリードを広げる。 74分には清家貴子が記録更新となる10試合連続ゴールを挙げ、首位堅持の9連勝。昨季浦和自身が残したWEリーグ記録に並んだ。 直近2試合を1分け1敗で浦和との勝ち点差が「7」にまで開いた2位INAC神戸レオネッサは、未勝利続く最下位ノジマステラ神奈川相模原の敵地に乗り込み、3試合ぶりの白星を手にした。 大賀理紗子負傷の隙を突いて37分に守屋都弥が試合を動かすと、折り返しての67分には2列目から飛び出した成宮唯が追加点を奪い、73分には髙瀬愛実がPKを沈めて3-0で勝利を収めた。 一方、N相模原はワーストタイとなる今季2度目の5連敗。昨季から24試合勝利なしと苦境が続いている。 逆転優勝に望みをつなげたい3位アルビレックス新潟レディースは、道上彩花のPKを皮切りに、石田千尋と園田瑞貴には今季初ゴールが誕生。WE参入後はクラブ最多タイとなる4得点を挙げ、11位AC長野パルセイロ・レディースに4-1と快勝。3点差を付けての勝利も、クラブにとっての最大点差となった。 敗れたAC長野はクラブワースト更新の8試合未勝利と、N相模原同様、こちらも苦しいシーズンを送っている。 ヨドコウ桜スタジアムで行われた10位セレッソ大阪ヤンマーレディースvs4位日テレ・東京ヴェルディベレーザには、WE歴代2位の6651人が来場。押し込み続けた東京NBが鈴木陽のゴールで75分に均衡を破ったが、C大阪もその4分後にキャプテン脇阪麗奈が意地のヘディング弾を挙げ、1-1の引き分けに終わった。 堅守速攻にポジショナルプレーを加え、進化を続ける7位ちふれASエルフェン埼玉は、新加入選手の早期フィットで調子を上げる6位サンフレッチェ広島レジーナとホームで対戦。 EL埼玉が吉田莉胡のPKで29分に試合を動かせば、S広島Rも55分に小川愛のリーグ戦初ゴールで同点に追い付く。 決勝点は76分、左ウイングバックで先発し、後半からは3ボランチの一角へ入った金平莉紗のスルーパスに吉田が抜け出し、一対一を制した。 また、5位大宮アルディージャVENTUSvsジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦はゴールレスドローに終わっている。 ◆2023-24WEリーグ第16節 セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-1 日テレ・東京ヴェルディベレーザ マイナビ仙台レディース 0-3 三菱重工浦和レッズレディース アルビレックス新潟レディース 4-1 AC長野パルセイロ・レディース ちふれASエルフェン埼玉 2-1 サンフレッチェ広島レジーナ ノジマステラ神奈川相模原 0-3 INAC神戸レオネッサ 大宮アルディージャVENTUS 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース <span class="paragraph-title">【動画】清家貴子の10試合連続得点含む3ゴールで浦和が快勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8puvhlvZqa0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 17:25 Sun