マティッチら存在感も名古屋守備陣健闘でローマ初戦はドロー!《EUROJAPAN CUP》
2022.11.25 21:31 Fri
『EUROJAPAN CUP 2022』の名古屋グランパスvsASローマが25日に豊田スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。
3年ぶりの開催となる『EUROJAPAN CUP』。今大会ではイタリア屈指の名門で、昨シーズンのUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の初代王者であるローマを迎え、名古屋と横浜F・マリノスというJリーグ勢と対戦する。
イタリアの名門を本拠地に迎えた今季J1で8位の名古屋は[3-5-2]を採用。GKにランゲラック、3バックに藤井陽也、チアゴ、中谷進之介。中盤は石田凌太郎と内田宅哉のウイングバック、仙頭啓矢、重廣卓也、永木亮太を中央に配置。2トップにマテウス・カストロ、永井謙佑が並んだ。
一方、2004年以来の来日となった今季セリエA7位のジョゼ・モウリーニョ率いるチームは、一部負傷者やワールドカップ参戦中の選手を除く選手が遠征に帯同。この初戦ではGKにスヴィラール、3バックにクンブラ、スモーリング、イバニェス。ウイングバックにミッソーリとエル・シャーラウィ、中央にマティッチ、ボーヴェ、タヒロビッチ。2トップにエイブラハムとトップチーム未デビューのケルビーニを配した。
立ち上がりは来日3日目で身体が重いローマに対して、アグレッシブに圧力をかける名古屋が守備からリズムを作っていく。ただ、マイボール時は相手の構えたブロックを前にボールを動かすのに留まる。
前半半ばから終盤にかけてはローマが完全にボールの主導権を握り、エイブラハムやマティッチが個人技でスタンドを沸かせる場面を作るが、名古屋の堅守を前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。
37分にはボックス左の得意の角度で受けたエル・シャーラウィにシュートチャンスも、ここはうまくミートできず。GKランゲラックが難なく対応する。さらに、42分にはマティッチ、タヒロビッチと繋いでボックス左に走り込むエル・シャーラウィにスルーパスが通るが、ランゲラックにうまく間合いを潰されてチップキック気味に放った右足アウトのシュートは好守に遭う。
名古屋の健闘光り、中盤での攻防がメインとなる渋い展開の前半を経て試合は後半に突入。名古屋は永井、重廣を下げてレオナルド、長澤和輝を、ローマはケルビーニとミッソーリの若手2人に代えてショムロドフ、チェリクを投入した。
ハーフタイムの修正と準主力の投入で後半は立ち上がりからローマが押し込む。開始直後に得たFKでエル・シャーラウィがGKラングラックに好守を強いると、以降もボックス内でエイブラハム、ショムロドフと続けて惜しいフィニッシュを見せる。
さらに、畳みかけるモウリーニョのチームは56分にタヒロビッチの強烈なミドルシュートをGKランゲラックが弾いたところに詰めたイバニェスにビッグチャンスも、このシュートはクロスバーを叩く。
一方、持ち味の堅守で猛攻を耐え切った名古屋も60分過ぎにビッグチャンス。ボックス手前でのマテウスの仕掛けのこぼれ球に詰めたレオナルドがGKと一対一を迎えるが、ここはスヴィラールにうまく間合いを詰められてゴールとはならず。
その後、名古屋が4枚替えを敢行したこともあり、ここから試合はよりオープンな展開に。ローマはフィジカル面で優位性をもたらすショムロドフを起点に幾度も良い形を作り出すが、最後のところで粘る名古屋の守備を前に決め切るまでには至らず。さらに、マディ・カマラや新星ヴォルパートの投入で攻勢を強める。
対する名古屋は退団が決定しているレオ・シルバや来季以降の加入が内定している倍井謙、行徳瑛らを積極的にピッチへ送り出す。
互いに決着を付けようと、最後までゴールを目指す姿勢を示す中、後半アディショナルタイムにはマティッチのミドルシュートでローマがゴールに迫ったが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。
そして、試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、後半は互いに見せ場を作り合った白熱の一戦はドロー決着となった。
なお、名古屋はこれで今季の全日程を終えることになったが、ローマは28日に国立競技場で横浜FMと対戦する。
名古屋グランパス 0-0 ASローマ
3年ぶりの開催となる『EUROJAPAN CUP』。今大会ではイタリア屈指の名門で、昨シーズンのUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の初代王者であるローマを迎え、名古屋と横浜F・マリノスというJリーグ勢と対戦する。
一方、2004年以来の来日となった今季セリエA7位のジョゼ・モウリーニョ率いるチームは、一部負傷者やワールドカップ参戦中の選手を除く選手が遠征に帯同。この初戦ではGKにスヴィラール、3バックにクンブラ、スモーリング、イバニェス。ウイングバックにミッソーリとエル・シャーラウィ、中央にマティッチ、ボーヴェ、タヒロビッチ。2トップにエイブラハムとトップチーム未デビューのケルビーニを配した。
立ち上がりは来日3日目で身体が重いローマに対して、アグレッシブに圧力をかける名古屋が守備からリズムを作っていく。ただ、マイボール時は相手の構えたブロックを前にボールを動かすのに留まる。
一方、15分を過ぎた辺りからギアが上がり始めたローマは、アンカーのマティッチを起点にボールを循環させながら前線のエイブラハムに縦パスを当てつつ、左のエル・シャーラウィの突破でチャンスを窺う。
前半半ばから終盤にかけてはローマが完全にボールの主導権を握り、エイブラハムやマティッチが個人技でスタンドを沸かせる場面を作るが、名古屋の堅守を前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。
37分にはボックス左の得意の角度で受けたエル・シャーラウィにシュートチャンスも、ここはうまくミートできず。GKランゲラックが難なく対応する。さらに、42分にはマティッチ、タヒロビッチと繋いでボックス左に走り込むエル・シャーラウィにスルーパスが通るが、ランゲラックにうまく間合いを潰されてチップキック気味に放った右足アウトのシュートは好守に遭う。
名古屋の健闘光り、中盤での攻防がメインとなる渋い展開の前半を経て試合は後半に突入。名古屋は永井、重廣を下げてレオナルド、長澤和輝を、ローマはケルビーニとミッソーリの若手2人に代えてショムロドフ、チェリクを投入した。
ハーフタイムの修正と準主力の投入で後半は立ち上がりからローマが押し込む。開始直後に得たFKでエル・シャーラウィがGKラングラックに好守を強いると、以降もボックス内でエイブラハム、ショムロドフと続けて惜しいフィニッシュを見せる。
さらに、畳みかけるモウリーニョのチームは56分にタヒロビッチの強烈なミドルシュートをGKランゲラックが弾いたところに詰めたイバニェスにビッグチャンスも、このシュートはクロスバーを叩く。
一方、持ち味の堅守で猛攻を耐え切った名古屋も60分過ぎにビッグチャンス。ボックス手前でのマテウスの仕掛けのこぼれ球に詰めたレオナルドがGKと一対一を迎えるが、ここはスヴィラールにうまく間合いを詰められてゴールとはならず。
その後、名古屋が4枚替えを敢行したこともあり、ここから試合はよりオープンな展開に。ローマはフィジカル面で優位性をもたらすショムロドフを起点に幾度も良い形を作り出すが、最後のところで粘る名古屋の守備を前に決め切るまでには至らず。さらに、マディ・カマラや新星ヴォルパートの投入で攻勢を強める。
対する名古屋は退団が決定しているレオ・シルバや来季以降の加入が内定している倍井謙、行徳瑛らを積極的にピッチへ送り出す。
互いに決着を付けようと、最後までゴールを目指す姿勢を示す中、後半アディショナルタイムにはマティッチのミドルシュートでローマがゴールに迫ったが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。
そして、試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、後半は互いに見せ場を作り合った白熱の一戦はドロー決着となった。
なお、名古屋はこれで今季の全日程を終えることになったが、ローマは28日に国立競技場で横浜FMと対戦する。
名古屋グランパス 0-0 ASローマ
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