チャルハノールの鮮烈ミドルでインテルがバルセロナに先勝!《CL》
2022.10.05 06:24 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループC第3節、インテルvsバルセロナが4日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、ホームのインテルが1-0で勝利した。
一方、バルセロナはレヴァンドフスキ帰還に注目が集まったバイエルンとのアウェイゲームを0-2で落とし、今季の公式戦初黒星。それでも、こちらは直近のマジョルカ戦も1-0でしぶとく勝ち切ってリーグ6連勝を達成して首位に浮上。負傷者の多さは懸念材料も良い形で敵地へ乗り込んで来た。チャビ監督はそのマジョルカ戦から先発5人を変更。ディフェンスラインはクリステンセンを除き全員を入れ替え、エリック・ガルシア、セルジ・ロベルト、マルコス・アロンソを起用。さらに、ケシエとアンス・ファティに代えてペドリとハフィーニャの主力2人を戻した。
戦前の予想通り、アウェイのバルセロナがボールを握る入りとなったが、先にゴールへ迫ったのはホームのインテル。開始7分、相手陣内中央でルーズボールに反応したチャルハノールが鋭い右足のロングシュートを枠に飛ばすが、これはGKテア・シュテーゲンにはじき出される。
その後はバルセロナが押し込む形で幾度かボックス内でのコンビネーションで局面の打開を図るが、インテルも5バックを中心に身体を張った守備で決定機までは持ち込ませない。
前半半ばから終盤にかけても試合は拮抗。インテルはディマルコやラウタロ・マルティネス、バルセロナはペドリとデンベレの個の輝きで攻撃の糸口を掴みかけるが、いずれも相手の集中した守備を前にゴール前での決め手を欠く。
そのため、このままゴールレスで前半終了かに思われたが、ホームチームがスーパーゴールでゴールをこじ開けた。前半アディショナルタイム2分、右サイドからダルミアンが入れたクロスの流れからボックス内でラウタロが放ったボレーシュートのこぼれがボックス手前左のディマルコに渡る。ここでDFを引き付けてペナルティアーク付近のチャルハノールに冷静に横パスを送ると、トルコ代表MFがグラウンダーの鋭いミドルシュートをゴール左下隅の完璧なコースに突き刺した。
チャルハノールの鮮烈な一撃によってホームチームの1点リードで折り返した試合。後半もボールを握って攻めるバルセロナ、堅守速攻で応戦するインテルという構図は変わらず。
睨み合いの状況が続く中、インテルはホアキン・コレアを下げてターゲットマンのジェコを投入。対するバルセロナは足首を痛めたクリステンセンに代えてピケ、64分にはマルコス・アロンソ、ハフィーニャを下げてバルデ、ファティのカンテラーノコンビをピッチに送り出す。
すると、68分には右サイド深くで縦に仕掛けたデンベレのクロスがファーに流れ、このこぼれを拾ったペドリがゴールネットを揺らすが、ここはオンフィールド・レビューの結果、GKオナナと競ったファティの右手にボールが当たったとの判定でゴールは認められず。
この決定機は逃したものの、バルセロナが攻勢を強める中で消耗激しいインテルは、75分過ぎに両ウイングバックとデ・フライを下げてアチェルビ、ゴセンス、ダンフリースとフレッシュな選手をピッチに送り出す。
インテルのこの交代が機能し、守備の強度、集中力が増した中、バルセロナはエースのレヴァンドフスキが完全に封じ込められて外回りの攻撃に終始。デンベレらの仕掛けでチャンスの糸口を見いだそうとするが、ゴールが遠い。
そういった中、8分が加えられた後半アディショナルタイムにはセットプレーの際にインテルのダンフリースの手にボールが当たって土壇場でのPK奪取かに思われたが、VARの介入後もお咎めなしの判定となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、低迷打破へチーム一丸となった気迫のパフォーマンスを見せたインテルが対バルセロナ相手に5戦ぶりの白星を飾り、グループリーグ2連勝で2位に浮上した。一方、敵地で競り負けたバルセロナはバイエルン戦に続く連敗で3位に交代。クラシコが控える中で臨む次節の第2戦を、よりプレッシャーのかかる状況で戦うことになった。
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インテルは前節、ビクトリア・プルゼニに2-0の勝利を飾った今季グループリーグ初勝利を飾った。しかし、低迷するリーグ戦ではインターナショナルマッチウィークの中断を挟んでウディネーゼ、ローマに連敗を喫し、シモーネ・インザーギ監督の進退も怪しくなっている。そういった中、グループ突破を左右するバルセロナとの連戦初戦に向けてはローマ戦から先発4人を変更。アチェルビ、ダンフリース、アスラニ、ジェコに代えて、デ・フライ、ダルミアン、ムヒタリアン、ホアキン・コレアを起用した。戦前の予想通り、アウェイのバルセロナがボールを握る入りとなったが、先にゴールへ迫ったのはホームのインテル。開始7分、相手陣内中央でルーズボールに反応したチャルハノールが鋭い右足のロングシュートを枠に飛ばすが、これはGKテア・シュテーゲンにはじき出される。
その後はバルセロナが押し込む形で幾度かボックス内でのコンビネーションで局面の打開を図るが、インテルも5バックを中心に身体を張った守備で決定機までは持ち込ませない。
ビッグマッチ特有の緊迫した攻防が続く中、20分過ぎには試合の行方を左右する場面が訪れる。インテルが背後への長いボールからボックス中央のコレアの対応にあたったDFエリック・ガルシアの左手にボールが接触。オンフィールド・レビューで当該プレーが確認されたが、ここは抜け出しの時点でのオフサイドが取られてハンドでのPK獲得はならず。
前半半ばから終盤にかけても試合は拮抗。インテルはディマルコやラウタロ・マルティネス、バルセロナはペドリとデンベレの個の輝きで攻撃の糸口を掴みかけるが、いずれも相手の集中した守備を前にゴール前での決め手を欠く。
そのため、このままゴールレスで前半終了かに思われたが、ホームチームがスーパーゴールでゴールをこじ開けた。前半アディショナルタイム2分、右サイドからダルミアンが入れたクロスの流れからボックス内でラウタロが放ったボレーシュートのこぼれがボックス手前左のディマルコに渡る。ここでDFを引き付けてペナルティアーク付近のチャルハノールに冷静に横パスを送ると、トルコ代表MFがグラウンダーの鋭いミドルシュートをゴール左下隅の完璧なコースに突き刺した。
チャルハノールの鮮烈な一撃によってホームチームの1点リードで折り返した試合。後半もボールを握って攻めるバルセロナ、堅守速攻で応戦するインテルという構図は変わらず。
睨み合いの状況が続く中、インテルはホアキン・コレアを下げてターゲットマンのジェコを投入。対するバルセロナは足首を痛めたクリステンセンに代えてピケ、64分にはマルコス・アロンソ、ハフィーニャを下げてバルデ、ファティのカンテラーノコンビをピッチに送り出す。
すると、68分には右サイド深くで縦に仕掛けたデンベレのクロスがファーに流れ、このこぼれを拾ったペドリがゴールネットを揺らすが、ここはオンフィールド・レビューの結果、GKオナナと競ったファティの右手にボールが当たったとの判定でゴールは認められず。
この決定機は逃したものの、バルセロナが攻勢を強める中で消耗激しいインテルは、75分過ぎに両ウイングバックとデ・フライを下げてアチェルビ、ゴセンス、ダンフリースとフレッシュな選手をピッチに送り出す。
インテルのこの交代が機能し、守備の強度、集中力が増した中、バルセロナはエースのレヴァンドフスキが完全に封じ込められて外回りの攻撃に終始。デンベレらの仕掛けでチャンスの糸口を見いだそうとするが、ゴールが遠い。
そういった中、8分が加えられた後半アディショナルタイムにはセットプレーの際にインテルのダンフリースの手にボールが当たって土壇場でのPK奪取かに思われたが、VARの介入後もお咎めなしの判定となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、低迷打破へチーム一丸となった気迫のパフォーマンスを見せたインテルが対バルセロナ相手に5戦ぶりの白星を飾り、グループリーグ2連勝で2位に浮上した。一方、敵地で競り負けたバルセロナはバイエルン戦に続く連敗で3位に交代。クラシコが控える中で臨む次節の第2戦を、よりプレッシャーのかかる状況で戦うことになった。
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