ポステコグルー監督とCL初陣の相手レアル・マドリーの意外な関係、かつて伝説の選手と親密な仲に

2022.09.06 22:15 Tue
Getty Images
自身初のチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に臨むセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督だが、初戦で対戦するレアル・マドリーとは意外な縁があった。
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昨夏セルティックの監督に就任したポステコグルー監督は、ヴィッセル神戸から日本代表FW古橋亨梧を獲得。するとその古橋がいきなり大活躍を見せ、エースの座に躍り出る。
冬には日本代表MF旗手怜央、FW前田大然、MF井手口陽介を獲得。日本人4選手が所属することで大きな注目を集めた中、スコティッシュ・プレミアシップで優勝を果たしていた。

そのセルティックは、今シーズンのCLに出場。6日に行われるグループステージ初戦では、ホームに昨季の王者であるマドリーを迎えることとなる。

大きな注目が集まる一戦だが、ポステコグルー監督はマドリーとの意外な縁があった。
それは、国際サッカー連盟(FIFA)が選ぶ年間最優秀ゴールに与えられる賞の名前にもなっており、マドリーとハンガリーのレジェンドであるフェレンツ・プスカシュ氏との関係だ。

ポステコグルーグルー監督は、ギリシャのアテネ出身。クーデターにより国を追われ、5歳でオーストラリアに移住することとなった。

サッカー選手としてのキャリアもあるポステコグルー監督だが、選手としての経歴は特に輝かしいものではなかった。

しかし、母国のサウス・メルボルンでプレーしていた中、監督としてプスカシュ氏が就任する。

2人はオーストラリアの地で対面している中、プスカシュ氏は英語が話せなかったとのこと。ただ、ギリシャ語が喋れたため、ギリシャ出身のポステコグルー監督が通訳と運転手になったというのだ。

ポステコグルー監督にとっては世界的なスター選手のそばにいられる貴重な時間。イギリス『Four Four Two』で、マドリーとCLで対戦が決まった後に当時の思い出を語った。

「彼のレアル・マドリーでの経験全てについて、できる限り多くの質問をした。なぜなら、彼がプレーしていた機関だけでなく、それを超越して、彼らは世界最高のチームとしての地位を確立した素晴らしいチームだったからだ。彼らがプレーしたフットボールについて知りたかった」

「だから、彼がいないのはとても残念だ」

ポステコグルー監督は短い期間だったが、プスカシュ氏との親密な関係を築き、魅力的なサッカーに心を奪われ、それが今につながっているという。

その後、ポステコグルー監督は、サウス・メルボルンの監督として指導者キャリアをスタート。世代別のオーストラリア代表やAリーグのチーム、そしてオーストラリア代表を率い、横浜F・マリノスで指揮を執って来た。

自身がよく知るレジェンドが活躍した偉大なクラブとの対戦。どのような戦いを見せるか注目が集まる。




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