札幌が94分青木弾でC大阪を逆転、連敗ストップでJ1残留に近づく大きな1勝に!【明治安田J1第28節】
2022.09.02 22:07 Fri
2日、明治安田生命J1リーグ第28節の北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪が札幌ドームで行われ、ホームの札幌が2-1で勝利を収めた。
14位の札幌は2連敗中でJ2降格圏がちらつく。対する6位のC大阪は前節こそ敗戦を喫するも、3位との勝ち点差は6で、試合の消化数も2試合少ない。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得に加え、J1優勝も可能性を残しているだけに、この一戦では勝ち点3を積み上げたいところだ。
最初のチャンスはそのC大阪。6分、札幌が自陣でのパス交換の呼吸が合わずにボールをロスト。これを拾ったC大阪の上門が前線をスプリントしたアダム・タガートへ鋭いスルーパス。GKとの1対1を迎えたタガートは右足つま先でゴール右上を狙うが、惜しくもポストに弾かれた。
C大阪はさらに13分、一度は攻撃が失敗に終わるも、すぐさまプレッシングをかけて札幌のビルドアップをインターセプト。左サイドを駆け上がった山中がボックス左からゴール前のジェアン・パトリッキへ低めのセンタリングを送るも、わずかに合わせられなかった。
24分にもさらなる決定機。C大阪は山中の左CKをマテイ・ヨニッチがファーサイドで折り返し、ゴール前が混戦状態に。最後はルーズボールに反応した為田がゴールを目の前に右足で狙いに行くが、バウンドにうまく合わせられず。枠の上へと外れ、千載一遇の絶好機だった。
結局、前半はゴールレスのまま終了。C大阪は再三にわたる決定機をモノに出来なかった印象が色濃く、劣勢を強いられた札幌はガブリエル・シャビエルが中心となって打開を目指したが、自陣でボールロストを繰り返し、思うように前進することができなかった。
札幌はハーフタイムに青木、キム・ゴンヒを投入し、後半立ち上がりから積極的にゴールを狙う。すると55分、敵陣でボールを繋いでバイタルエリアに接近すると、最後はボックス中央でキム・ゴンヒが右足を振り抜く。しかし、ジャストミートせず、GKに処理されたが、ここまでで最もゴールに近い位置からのシュートとなった。
C大阪も途中出場の山田が起点となって決定機を迎える。68分、山田が左サイドでボールをキープし、タッチライン沿いを走る山中へスルーパス。山中がセンタリングを供給すると、ゴール正面でフリーとなっていた上門が左足でダイレクトボレーを狙うも、ミートできずにゴール上へ外してしまう。
確実に決めなければいけないシーンを逃したC大阪。前半から続く再三の決定機逸に嫌な予感も漂わせたが、終盤に差し掛かろうとする78分にとうとう先制する。
奥埜が敵陣センターサークル付近でインターセプトし、前線の清武へピシャリと縦パス。清武は前を向いてドリブルを開始し、駒井によってボックス侵入を阻まれたが、ルーズボールが足下に転がってきた中原がボックス右隅から左足のコントロールショット。これがゴール左隅に突き刺さるビューティフルゴールとなり、C大阪が先制する。
待望の先制点を手にしたC大阪だったが、ホームで負けるわけにいかない札幌もすかさず反撃を開始。すると、85分に同点ゴールが生まれる。
自陣深い位置でC大阪の攻撃を遮断し、カウンターを発動。左サイド寄りに流れたガブリエル・シャビエルがセンターライン付近からドリブルで前進し、左足でアーリークロスを供給すると、ボックス内に駆け上がったキム・ゴンヒがC大阪DFに競り勝ってヘディングシュート。C大阪の守護神キム・ジンヒョンはこのボールを見送ることしかできず、ネットに吸い込まれた。
今夏加入のキム・ゴンヒの初ゴールで同点とした勢いのまま逆転を目指す札幌だったが、試合はアディショナルタイムを残すのみ。しかし、そのアディショナルタイムにドラマが待っていた。
アディショナルタイム4分、オープンな展開のなか、自陣から青木がドリブルを開始。バイタルエリアまで運ぶと、左サイドのスペースを駆け上がったスパチョークへ預けたが、スパチョークは仕掛けると見せかけボックスに入り、中央へリターン。折り返しをボックス手前で受けた青木が、ワントラップから迷わず右足を振り抜くと、GKキム・ジンヒョンは反応できず。青木の強烈な一撃がゴール左に突き刺さり、札幌が逆転に成功した。
再開後はすぐに試合終了のホイッスル。札幌は終盤の2得点で2-1と逆転勝利し、J1残留に向けて大きな1勝となった。一方のC大阪は前半に訪れた再三の決定機をモノに出来ていれば楽な展開にできたはずだが、結果的に今季初の連敗。上位との差を縮めることはできなかった。
北海道コンサドーレ札幌 2-1 セレッソ大阪
【札幌】
キム・ゴンヒ(後41)
青木亮太(後49)
【C大阪】
中原輝(後33)
14位の札幌は2連敗中でJ2降格圏がちらつく。対する6位のC大阪は前節こそ敗戦を喫するも、3位との勝ち点差は6で、試合の消化数も2試合少ない。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得に加え、J1優勝も可能性を残しているだけに、この一戦では勝ち点3を積み上げたいところだ。
C大阪はさらに13分、一度は攻撃が失敗に終わるも、すぐさまプレッシングをかけて札幌のビルドアップをインターセプト。左サイドを駆け上がった山中がボックス左からゴール前のジェアン・パトリッキへ低めのセンタリングを送るも、わずかに合わせられなかった。
24分にもさらなる決定機。C大阪は山中の左CKをマテイ・ヨニッチがファーサイドで折り返し、ゴール前が混戦状態に。最後はルーズボールに反応した為田がゴールを目の前に右足で狙いに行くが、バウンドにうまく合わせられず。枠の上へと外れ、千載一遇の絶好機だった。
その為田は41分に再びチャンス。タガートのポストプレーを受けて前線へ飛び出すと、GKとの1対1を迎える。しかし、シュートではなく右側を並走したジェアン・パトリッキへの横パスを選択すると、必死に戻った高嶺に阻まれ、得点を奪えない。
結局、前半はゴールレスのまま終了。C大阪は再三にわたる決定機をモノに出来なかった印象が色濃く、劣勢を強いられた札幌はガブリエル・シャビエルが中心となって打開を目指したが、自陣でボールロストを繰り返し、思うように前進することができなかった。
札幌はハーフタイムに青木、キム・ゴンヒを投入し、後半立ち上がりから積極的にゴールを狙う。すると55分、敵陣でボールを繋いでバイタルエリアに接近すると、最後はボックス中央でキム・ゴンヒが右足を振り抜く。しかし、ジャストミートせず、GKに処理されたが、ここまでで最もゴールに近い位置からのシュートとなった。
C大阪も途中出場の山田が起点となって決定機を迎える。68分、山田が左サイドでボールをキープし、タッチライン沿いを走る山中へスルーパス。山中がセンタリングを供給すると、ゴール正面でフリーとなっていた上門が左足でダイレクトボレーを狙うも、ミートできずにゴール上へ外してしまう。
確実に決めなければいけないシーンを逃したC大阪。前半から続く再三の決定機逸に嫌な予感も漂わせたが、終盤に差し掛かろうとする78分にとうとう先制する。
奥埜が敵陣センターサークル付近でインターセプトし、前線の清武へピシャリと縦パス。清武は前を向いてドリブルを開始し、駒井によってボックス侵入を阻まれたが、ルーズボールが足下に転がってきた中原がボックス右隅から左足のコントロールショット。これがゴール左隅に突き刺さるビューティフルゴールとなり、C大阪が先制する。
待望の先制点を手にしたC大阪だったが、ホームで負けるわけにいかない札幌もすかさず反撃を開始。すると、85分に同点ゴールが生まれる。
自陣深い位置でC大阪の攻撃を遮断し、カウンターを発動。左サイド寄りに流れたガブリエル・シャビエルがセンターライン付近からドリブルで前進し、左足でアーリークロスを供給すると、ボックス内に駆け上がったキム・ゴンヒがC大阪DFに競り勝ってヘディングシュート。C大阪の守護神キム・ジンヒョンはこのボールを見送ることしかできず、ネットに吸い込まれた。
今夏加入のキム・ゴンヒの初ゴールで同点とした勢いのまま逆転を目指す札幌だったが、試合はアディショナルタイムを残すのみ。しかし、そのアディショナルタイムにドラマが待っていた。
アディショナルタイム4分、オープンな展開のなか、自陣から青木がドリブルを開始。バイタルエリアまで運ぶと、左サイドのスペースを駆け上がったスパチョークへ預けたが、スパチョークは仕掛けると見せかけボックスに入り、中央へリターン。折り返しをボックス手前で受けた青木が、ワントラップから迷わず右足を振り抜くと、GKキム・ジンヒョンは反応できず。青木の強烈な一撃がゴール左に突き刺さり、札幌が逆転に成功した。
再開後はすぐに試合終了のホイッスル。札幌は終盤の2得点で2-1と逆転勝利し、J1残留に向けて大きな1勝となった。一方のC大阪は前半に訪れた再三の決定機をモノに出来ていれば楽な展開にできたはずだが、結果的に今季初の連敗。上位との差を縮めることはできなかった。
北海道コンサドーレ札幌 2-1 セレッソ大阪
【札幌】
キム・ゴンヒ(後41)
青木亮太(後49)
【C大阪】
中原輝(後33)
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