ユナイテッドのカゼミロ獲得に現実味? 選手本人前向きでクラブ間交渉も進展か

2022.08.19 00:01 Fri
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表MFカゼミロ(30)獲得交渉に進展が出てきているようだ。

プレミアリーグで開幕2連敗を喫し、最下位に沈んでいるユナイテッド。今夏の移籍市場ではホールディングMF獲得が優先事項の一つとなっていたが、ここまでターゲットにしている選手をことごとく逃している。獲得に近づいていたとされるフランス代表MFアドリアン・ラビオに関しては、高額なサラリーを要求されたことで破談に。再び振り出しに戻った。
現在、クラブはブライトンのエクアドル代表MFモイゼス・カイセドという現実的なターゲットの獲得に関心を示す一方、レアル・マドリーの中盤を長年支えるワールドクラスの獲得に動いている模様だ。

スペイン『アス』やイギリス『The Athletic』など複数メディアが報じるところによれば、ユナイテッドとマドリーは今週初めに同選手の獲得交渉を本格化。ユナイテッドの幹部がマドリードに渡り、すでに会談を行ったという。

現時点でクラブ間、個人間のいずれでも合意には至っていないが、現在は6000万ポンド(約97億3000万円)の移籍金で交渉が行われている模様だ。
一方、マドリーと2025年まで契約を残すカゼミロに関しては、オールド・トラッフォード行きに前向きな姿勢を示している模様。ユナイテッドが掲示する現行給与の2倍以上のオファーに関しては信ぴょう性は怪しいものの、選手自身が移籍に関心を示していることは確かなようだ。

一方、マドリーに関してはフェデリコ・バルベルデエドゥアルド・カマヴィンガ、そして今夏加入したオーレリアン・チュアメニと中盤に若手選手を揃えており、来夏にはドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムの獲得にも動く構えで、カゼミロの意向次第では適切なオファーが届いた場合、放出に踏み切る可能性もあるという。

また、カゼミロの流出の可能性を考慮してニューカッスルのブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスら代役候補の確保に動く可能性も伝えられている。

これまでユナイテッドが獲得に固執してきたバルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングと比較すると、カゼミロエリク・テン・ハグ監督の採用する戦術の相性は微妙なところ。ただ、同選手の加入によって同胞MFフレッジがセレソンで見せるハイパフォーマンスをクラブチームでも披露できる可能性も高く、その選手としての能力の高さに加えて、プラスアルファをもたらすことも期待される。
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