早々に10人となったラツィオ、逆境跳ね除けボローニャに逆転勝利《セリエA》

2022.08.15 03:50 Mon
Getty Images
ラツィオは14日、セリエA開幕節でボローニャをホームに迎え、2-1で逆転勝利した。
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昨季セリエA5位でサッリ体制2季目のラツィオは、新戦力でラツィアーレを公言していたロマニョーリが先発となった。
昨季13位のボローニャに対し、アグレッシブな入りを見せたラツィオだったが、開始4分に退場者を出してしまう。

GKマクシミアーノが飛び出して手を使ったプレーがわずかにボックスの外だったとしてVARの末に一発退場判定となった。

水を差される立ち上がりとなった中、GKプロベデルを投入したラツィオが引き続き攻勢をかけると、インモービレやロマニョーリがゴールに迫っていく。
しかし35分、ザッカーニが自陣ボックス内でサンソーネをボールごと蹴ってしまいPKを献上する。

これをアルナウトビッチに決められてさらに苦しくなったラツィオだったが、追加タイム4分にボローニャにも退場者。ラッツァーリがドリブルを仕掛けたところでスマオロに倒され、スマオロに2枚目のイエローカードが提示された。

10人同士の戦いとなった中、迎えた後半、ラツィオが前がかる展開で推移すると、68分に追いつく。ボックス右で仕掛けたラッツァーリが鋭いクロスを入れると、相手のオウンゴールを誘った。

そして79分、押せ押せのラツィオが逆転する。ミリンコビッチ=サビッチのスルーパスに抜け出したインモービレがシュートを決めきった。

これが決勝点となってラツィオが勝利。早々に10人となる苦しい展開だったが、白星スタートとした。

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