川村拓夢がJ1初ゴール! 今季初弾のエゼキエウら交代選手が応えた広島、アウェイで鹿島に勝利!【明治安田J1第24節】

2022.08.06 20:10 Sat
©︎J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ第24節、鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島が6日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、0-2で広島が勝利した。

2位の鹿島(勝ち点40)と6位の広島(勝ち点35)による上位戦。前節の鹿島は横浜F・マリノスとの首位攻防戦に敗れ8ポイント差に。また、ここ4試合は3分け1敗と勝ちきれない状況が続いている。
対する広島もリーグ戦ここ4試合は2分け2敗と足踏み。ただ、3日に行われたルヴァンカップでは、横浜FMに3-1で快勝しており、今節は中2日ながら同じスタメンが起用されている。

キックオフ前に戦争の犠牲者への黙祷が行われた中、試合は前線の強度を生かし、ロングボールを攻撃の起点とする鹿島と、後方からパスをつないで組み立てる広島という構図に。スタメンにカイキやピトゥカ、エヴェラウドを並べた鹿島は、5分にそのピトゥカがこぼれ球をボレーで狙い初シュート。序盤から迫力のある攻撃を見せる。

ただ、先にチャンスを迎えたのは広島だった。13分、満田が右サイドでボールを奪い、そのままの推進力でボックス右まで侵攻。シュートの選択肢もあった中、選んだグラウンダーのクロスは常本にクリアされた。
続く17分にもボール奪取からカウンターを発動。敵陣中央を満田が運び、ボックス右の森島へパス。森島は右足でアウト回転をかけたシュートを放ったが、左ポストを掠めていった。

立て続けに2度のピンチを迎えた鹿島。なんとか攻勢に転じたいところだが、20分のエヴェラウドのボレーシュートは完全に対応され枠に飛ばせず。27分には混戦の中からピトゥカがシュートへ。これは枠に飛んだがGK大迫に止められた。

前半は優勢だった広島。後半に向けては一度警告を受けているベン・カリファを下げてドウグラス・ヴィエイラを投入する。その立ち上がり、広島はクロスに対応の際に、塩谷の腕に当たったとしてVARチェックの対象に。ここはお咎めなしとなったが、ややヒヤリとするシーンに。

ここで浮き足立つ広島に鹿島は51分、右サイドに流れた鈴木のクロスからカイキがヘディングシュート。枠を捉えることができなかったが、ホームチームにとってはここまで最大の決定機に。続く56分のFKのシーンでは、ボックス右角付近から入れたグラウンダーのクロスが相手に当たってゴール方向に。ここはGKにキャッチされたが、セカンドハーフは鹿島が攻勢を仕掛ける。

70分を過ぎると両チームとも立て続けに選手を交代。徐々に1点の奪い合いという様相を呈する中、エゼキエウと野上を投入した広島は79分、満田のスルーパスからドウグラス・ヴィエイラにビッグチャンス。ボックス左に抜け出し、シュートも打てた中でクロスを選択。ここに満田が飛び込んだが合わせられず。

かたや鹿島も83分に左サイドの広瀬が右足で上げたクロスに鈴木が飛び込む好機を演出。互いにゴールに近づいていく。

アウェイの広島は83分に柏を下げて川村を投入。するとその直後、エゼキエウがドリブルでボックス手前右まで持ち上がり、追い越す野上へスルーパス。ボックス右からグラウンダーのクロスが入ると、ニアのドウグラス・ヴィエイラを囮に、背後に走り込んだ川村がプッシュしネットを揺らした。

交代選手が全員絡む攻撃で先制した広島。J1初ゴールを決めた川村は、87分にもシュートを放ち、貪欲に追加点を狙いにいく。鹿島も残りの力を振り絞り攻撃を仕掛けるが、広島の止まぬプレッシングに苦戦。

すると後半アディショナルタイムも5分が過ぎようとしたところで、広島は自陣左サイドで相手のパスをカットした佐々木がすかさず前線へ足の長いスルーパスを供給。これに反応したエゼキエウがワンタッチでボックス左に抜け出し、対面する相手を半身躱したところで右足のコントロールショットを流し込み勝負あり。

広島が2位の鹿島にアウェイで勝利し、5試合ぶりの白星を手にした。

鹿島 0-2 広島
【広島】
川村拓夢(後39)
エゼキエウ(後50)
関連ニュース

トッテナムが33年ぶり来日! 神戸と対戦するポステコグルー監督「日本は私がよく知る国」

Jリーグは25日、トッテナムの今夏来日を発表した。 トッテナムはJクラブとヨーロッパの強豪クラブが対戦する『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo』の出場チームとして来日。Jリーグから出場となる昨年のJ1リーグ王者、ヴィッセル神戸と7月27日に国立競技場で対戦する。 トッテナムを率いるのはかつて横浜F・マリノスを率いたアンジェ・ポステコグルー監督。中心選手は2020―21シーズンのプレミアリーグでアジア人史上初の得点王に輝いた韓国代表FWソン・フンミンで、チームとしてはチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの真っ只中にいる。 トッテナムからもその来日決定がアナウンス。チームとして33年ぶりの来日となるなか、再び日本の地に降り立つポステコグルー監督はクラブを通じてコメントしている。 「この夏、トッテナム・ホットスパーを日本に連れて行き、ヴィッセル神戸とのエキサイティングな試合ができるのを嬉しく思う。この親善試合は2024-25シーズンに向けた準備の新たなステップになる」 「日本は私が指揮を執る頃からよく知る国。熱烈なフットボールファンで賑わっているし、選手たちが国立競技場の雰囲気を味わうだけでなく、文化に触れたり、善意をサポートしたりするのが楽しみだ」 2024.04.25 13:04 Thu

磐田が下部組織出身GK西澤翼の来季加入内定を発表、桐蔭横浜大から入団へ

ジュビロ磐田は23日、桐蔭横浜大学からGK西澤翼(21)の2025シーズン加入内定を発表した。 西澤はアスルクラロ沼津U15、磐田U-18を経て、現在は桐蔭横浜大学の4年生。クラブは「サイズを活かしたシュートストップと、リーダーシップを発揮して最終ラインをまとめあげることが最大の長所」が特長とし、紹介を続けた。 「ジュビロ磐田U-18出身で、チームへの愛着・想い入れを強く感じるプレーヤー」とし、「今年度、デンソーカップでは優勝を経験。全日本大学選抜にも選出され、守護神として安定したプレーを披露するなど、目覚ましい成長を遂げている」 来季から磐田でプロ入りが内定し、クラブを通じて喜びの思いとともに、意気込みを語っている。 「2025シーズンよりジュビロ磐田に加入することになりました、桐蔭横浜大学の西澤翼です。ユースのときにお世話になったクラブでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います」 「これまで支えてくださった全ての方に感謝し、サッカーを通して恩返しができるよう全力を尽くします。ジュビロ磐田の勝利に貢献し、ヤマハスタジアムでファン、サポーターの皆さんと喜びを分かち合えるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」 2024.04.23 18:15 Tue

2024シーズンのホームグロウン制度、12クラブが不遵守…最多は広島の15名

Jリーグは23日、各クラブの2024シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳から21歳の間、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2024シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、12クラブが不遵守となっている。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが「0人」、ザスパ群馬が「1人」となっており、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、いわてグルージャ盛岡、福島ユナイテッドFC、SC相模原、FC大阪、奈良クラブが「0人」、Y.S.C.C.横浜、カターレ富山が「1人」となっている。 不遵守となった上記クラブは、2025シーズンのプロA契約選手の「25名枠」は不足人数分減じられることとなる。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはサンフレッチェ広島で15名。続いて13名の柏レイソルと大宮アルディージャ、12名のFC東京、11名の鹿島アントラーズ、清水エスパルス、大分トリニータと続いている。 ◆明治安田J1リーグ(合計168人) 北海道コンサドーレ札幌:8人 鹿島アントラーズ:11人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:13人 FC東京:12人 東京ヴェルディ:7人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:10人 横浜F・マリノス:10人 湘南ベルマーレ:6人 アルビレックス新潟:6人 ジュビロ磐田:10人 名古屋グランパス:8人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:8人 ヴィッセル神戸:8人 サンフレッチェ広島:15人 アビスパ福岡:5人 サガン鳥栖:4人 ◆明治安田J2リーグ(合計85人) ベガルタ仙台:5人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:7人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:2人 栃木SC:4人 ザスパ群馬:1人 ジェフユナイテッド千葉:7人 横浜FC:4人 ヴァンフォーレ甲府:6人 清水エスパルス:11人 藤枝MYFC:0人 ファジアーノ岡山:2人 レノファ山口FC:3人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:6人 V・ファーレン長崎:4人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:11人 鹿児島ユナイテッドFC:3人 ◆明治安田J3リーグ(合計47人) ヴァンラーレ八戸:0人 いわてグルージャ盛岡:0人 福島ユナイテッドFC:0人 大宮アルディージャ:13人 Y.S.C.C.横浜:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:4人 AC長野パルセイロ:3人 カターレ富山:1人 ツエーゲン金沢:3人 アスルクラロ沼津:4人 FC岐阜:2人 FC大阪:0人 奈良クラブ:0人 ガイナーレ鳥取:4人 カマタマーレ讃岐:4人 FC今治:2人 ギラヴァンツ北九州:3人 テゲバジャーロ宮崎:1人 FC琉球:2人 2024.04.23 17:26 Tue

名古屋、神戸戦に吉田沙保里さんが来場 最強ゲストにサポ沸き立つ「フィジカル系のFW補強か」「CFかCBかな?」

大物ゲストの来場にサポーターが沸き上がっている。 名古屋グランパスは22日、5月3日に豊田スタジアムで開催される明治安田J1リーグ第11節ヴィッセル神戸戦に、女子レスリングの金メダリスト吉田沙保里さんが来場することを発表した。 世界選手権13連覇に、オリンピックでは2004年のアテネ大会から2012年のロンドン大会まで3大会連続の金メダル獲得。個人戦では206連勝に、紫綬褒章や国民栄誉賞も受賞と、上げればキリがない偉大な成績を残した吉田さん。2019年1月をもって現役を引退した。 三重県出身だが、愛知県大府市にある至学館大学出身であり、愛知は「第二の故郷」とのことだ。 名古屋は神戸戦にてゴールデンウィークの一大イベント『キッズワンダーランド』を開催。吉田さんはトークショーに出演し、子ども時代の話や思い描いていた夢、現在の夢などを伝える。また、キックインセレモニーへの参加を予定している。 霊長類最強女子の参戦には名古屋サポーターも興奮気味。「酒井が怪我したからフィジカル系のFW補強したか」、「どこで起用するんだろ?CFかCBかな?」、「霊長類最強が、神戸を止める!」、「試合前に神戸の選手達をこうキュッと」、「大迫、武藤を試合終了までロッカーから出さないように抑えておいてもらおう」と思い思いのコメントを残している。 吉田さんはクラブを通じてコメント。当日への意気込みと、来場を呼び掛けた。 「みなさん、こんにちは吉田沙保里です。 愛知県は私にとって夢を叶えるため、レスリング漬けの毎日を過ごした第二の故郷です」 「現役の頃はあまりサッカー観戦に行く機会がなかったのですが、引退してからはサッカーの友だちが増えて、試合観戦はもちろん私自身もサッカーに挑戦することが多くなり、最近はサッカーがとても身近な競技になっています」 「5月3日のキッズワンダーランド、今年のテーマは『スポーツ』ということでスポーツの楽しさ、魅力をお伝えしながら、みなさんと一緒に試合を盛り上げていけたらなと思っています。豊田スタジアムでお待ちしています」 <span class="paragraph-title">【動画】吉田沙保里さんから名古屋戦来場へ向けてのメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#グランパス</a> キッズワンダーランド<br>5/3(金・祝)神戸戦<br>霊長類最強女子<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B2%99%E4%BF%9D%E9%87%8C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#吉田沙保里</a> さん参戦決定<br><br>5/3(金・祝)の神戸戦に至学館大学(愛知県大府市)出身の女子レスリング金メダリスト吉田沙保里さんに、来場いただくことが決定しましたbr><br>詳細は<a href="https://t.co/DbNvmVwXBa">https://t.co/DbNvmVwXBa</a><a href="https://twitter.com/sao_sao53?ref_src=twsrc%5Etfw">@sao_sao53</a> <a href="https://t.co/Qta2F7zjPq">pic.twitter.com/Qta2F7zjPq</a></p>&mdash; 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) <a href="https://twitter.com/nge_official/status/1782247899449192470?ref_src=twsrc%5Etfw">April 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.22 21:55 Mon

【Jリーグ出場停止情報】名古屋DFハ・チャンレが浦和戦欠場、鹿島DF濃野公人はルヴァン杯町田戦が出場停止に

Jリーグは22日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 明治安田J1リーグでは名古屋グランパスのDFハ・チャンレが警告の累積により出場停止。明治安田J2リーグではブラウブリッツ秋田のDF蜂須賀孝治、水戸ホーリーホックのMF前田椋介、横浜FCのDFンドカ・ボニフェイス、藤枝MYFCのDF川島將、愛媛FCのFW松田力が出場停止となる。 また、YBCルヴァンカップでは2回戦のヴァンラーレ八戸戦で2度の警告を受け退場した鹿島アントラーズのDF濃野公人が、3回戦で出場停止となる。 【明治安田J1リーグ】 DFハ・チャンレ(名古屋グランパス) 第10節 vs浦和レッズ(4/28) 今回の停止: 警告の累積による1試合停止 【明治安田J2リーグ】 DF蜂須賀孝治(ブラウブリッツ秋田) 第12節 vs横浜FC(4/28) 今回の停止:1試合停止 MF前田椋介(水戸ホーリーホック) 第12節 vs藤枝MYFC(4/27) 今回の停止:1試合停止 DFンドカ・ボニフェイス(横浜FC) 第12節 vsブラウブリッツ秋田(4/28) 今回の停止: 警告の累積による1試合停止 DF川島將(藤枝MYFC) 第12節 vs水戸ホーリーホック(4/27) 今回の停止: 警告の累積による1試合停止 FW松田力(愛媛FC) 第12節 vsヴァンフォーレ甲府(4/27) 今回の停止: 警告の累積による1試合停止 【YBCルヴァンカップ】 DF濃野公人(鹿島アントラーズ) 3回戦 vsFC町田ゼルビア(5/22) 今回の停止:1試合停止 2024.04.22 17:25 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly