ベンゼマ芸術弾にアザールPK弾もマドリーのアメリカ2戦目はドロー…《PSM》
2022.07.27 15:11 Wed
プレシーズンマッチのレアル・マドリーvsクラブ・アメリカが26日にサンフランシスコのオラクル・パークで行われ、2-2のドローに終わった。
アメリカでプレシーズンツアーを行う数チームが参戦している『サッカー・チャンピオンズ・ツアー』。
3日前に行われたバルセロナとのエル・クラシコを0-1で落としたマドリーは、メキシコの名門相手にプレシーズン初勝利を目指した。アンチェロッティ監督は初戦からリュディガー、ルーカス・バスケス、ヴィニシウスを除く先発8人を入れ替え、ベンゼマと控えGKルニンが初出場となった。
立ち上がりから相手の圧力を受ける形となったマドリーは、開始早々に失点を喫する。5分、中央でフリーにしたラユンにグラウンダーのミドルシュートを許すと、これをゴール前で足元に収めたエンリ・マルティンに鋭い右足のシュートを左隅に流し込まれた。
以降もプレシーズン特有のコンディション面の差を感じさせられる状況が続く中、なかなか反撃に出られないマドリー。それでも、相手の勢いのある攻撃を何とか凌ぐと、プレシーズン初登場のエースが圧巻の個人技でスコアをタイに戻す。
1-1のイーブンに戻った試合は一気にマドリーペースに傾くかに思われたが、クラブ・アメリカもアグレッシブな姿勢を崩さず。試合は一進一退の攻防が続く。その中で互いにフィニッシュまで持ち込む場面を作り出したが、41分にペナルティアーク付近で仕掛けたベンゼマの鋭いシュートがわずかに枠の右へ外れるなど、スコアは動かぬままハーフタイムを迎えた。
マドリーは後半、ベンゼマやモドリッチ、クロース、カゼミロの黄金の中盤を下げるなど、ハーフタイムに大幅なメンバー変更を敢行。前線はバルベルデ、アザール、ロドリゴのトリデンテとなった。
後半は比較的落ち着いたテンポで試合が進む中、マドリーが早い時間帯に逆転に成功する。54分、ボックス内でルーカス・バスケスが倒されて得たPKを、キッカーのアザールが冷静に左下隅へ決め切った。
幸先よくリードを手にしたマドリーは、中盤から前線が若手中心の構成となったことで、より前がかりな守備で主導権を握る。その流れからアラバやチュアメニが積極的にエリア外から足を振っていく。
その後、相手が大きくメンバーを入れ替えた中、試合はやや拮抗。65分にはチュアメニのラストパスに抜け出したセバージョス、72分にはチュアメニの抑えの利いたミドルシュートで3点目に迫るも、相手GKのファインセーブに阻まれる。
なかなか追加点を決め切れないマドリーは79分、フィダルゴのボックス内での仕掛けに対して、DFヴィニシウス・トビアスが足をかけて倒してしまい、微妙な判定ながらもPKを献上。一度はフィダルゴのシュートをGKルニンが止めたものの、キッカーが蹴る前にゴールラインを離れていたとの判定で蹴り直しに。これをフィダルゴに今度は決められて追いつかれた。
何とかプレシーズン初勝利がほしいマドリーは、試合終盤にかけて攻勢を強める。そして、ボックス付近でロドリゴ、カマヴィンガ、アラバと際どいシュートを再三放ったものの、相手GKの牙城を破ることは叶わず。
この結果、プレシーズン2戦目は2-2のドローに終わり、30日に行われるユベントス戦で初勝利を目指すことになった。
レアル・マドリー 2-2 クラブ・アメリカ
【レアル・マドリー】
ベンゼマ(22分)
アザール(55分[PK])
【クラブ・アメリカ】
エンリ・マルティン(5分)
フィダルゴ(82分[PK])
◆レアル・マドリー
GK:ルニン
DF:ルーカス・バスケス(→ヴィニシウス・トビアス)、リュディガー(→バジェホ)、ナチョ(→ミリトン)、メンディ(→アラバ)
MF:モドリッチ(→バルベルデ)、カゼミロ(→セバージョス)、クロース(→チュアメニ)
FW:アセンシオ(→アザール)、ベンゼマ(→ロドリゴ)、ヴィニシウス(→カマヴィンガ)
アメリカでプレシーズンツアーを行う数チームが参戦している『サッカー・チャンピオンズ・ツアー』。
立ち上がりから相手の圧力を受ける形となったマドリーは、開始早々に失点を喫する。5分、中央でフリーにしたラユンにグラウンダーのミドルシュートを許すと、これをゴール前で足元に収めたエンリ・マルティンに鋭い右足のシュートを左隅に流し込まれた。
以降もプレシーズン特有のコンディション面の差を感じさせられる状況が続く中、なかなか反撃に出られないマドリー。それでも、相手の勢いのある攻撃を何とか凌ぐと、プレシーズン初登場のエースが圧巻の個人技でスコアをタイに戻す。
22分、左サイドに流れてヴィニシウスやクロースと共にボールを細かく動かしたベンゼマは、ボックス内でDFを背負ったアセンシオに一度当ててリターンパスを受けると、完璧な右足のコントロールシュートをゴール左下隅に流し込んだ。DFのブラインド且つ、外側から巻く軌道の圧巻のダイレクトシュートには名手オチョアも全く反応できなかった。
1-1のイーブンに戻った試合は一気にマドリーペースに傾くかに思われたが、クラブ・アメリカもアグレッシブな姿勢を崩さず。試合は一進一退の攻防が続く。その中で互いにフィニッシュまで持ち込む場面を作り出したが、41分にペナルティアーク付近で仕掛けたベンゼマの鋭いシュートがわずかに枠の右へ外れるなど、スコアは動かぬままハーフタイムを迎えた。
マドリーは後半、ベンゼマやモドリッチ、クロース、カゼミロの黄金の中盤を下げるなど、ハーフタイムに大幅なメンバー変更を敢行。前線はバルベルデ、アザール、ロドリゴのトリデンテとなった。
後半は比較的落ち着いたテンポで試合が進む中、マドリーが早い時間帯に逆転に成功する。54分、ボックス内でルーカス・バスケスが倒されて得たPKを、キッカーのアザールが冷静に左下隅へ決め切った。
幸先よくリードを手にしたマドリーは、中盤から前線が若手中心の構成となったことで、より前がかりな守備で主導権を握る。その流れからアラバやチュアメニが積極的にエリア外から足を振っていく。
その後、相手が大きくメンバーを入れ替えた中、試合はやや拮抗。65分にはチュアメニのラストパスに抜け出したセバージョス、72分にはチュアメニの抑えの利いたミドルシュートで3点目に迫るも、相手GKのファインセーブに阻まれる。
なかなか追加点を決め切れないマドリーは79分、フィダルゴのボックス内での仕掛けに対して、DFヴィニシウス・トビアスが足をかけて倒してしまい、微妙な判定ながらもPKを献上。一度はフィダルゴのシュートをGKルニンが止めたものの、キッカーが蹴る前にゴールラインを離れていたとの判定で蹴り直しに。これをフィダルゴに今度は決められて追いつかれた。
何とかプレシーズン初勝利がほしいマドリーは、試合終盤にかけて攻勢を強める。そして、ボックス付近でロドリゴ、カマヴィンガ、アラバと際どいシュートを再三放ったものの、相手GKの牙城を破ることは叶わず。
この結果、プレシーズン2戦目は2-2のドローに終わり、30日に行われるユベントス戦で初勝利を目指すことになった。
レアル・マドリー 2-2 クラブ・アメリカ
【レアル・マドリー】
ベンゼマ(22分)
アザール(55分[PK])
【クラブ・アメリカ】
エンリ・マルティン(5分)
フィダルゴ(82分[PK])
◆レアル・マドリー
GK:ルニン
DF:ルーカス・バスケス(→ヴィニシウス・トビアス)、リュディガー(→バジェホ)、ナチョ(→ミリトン)、メンディ(→アラバ)
MF:モドリッチ(→バルベルデ)、カゼミロ(→セバージョス)、クロース(→チュアメニ)
FW:アセンシオ(→アザール)、ベンゼマ(→ロドリゴ)、ヴィニシウス(→カマヴィンガ)
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