マネ&デ・リフトがデビュー弾! バイエルンが米ツアー初戦で圧勝《PSM》

2022.07.21 15:30 Thu
Getty Images
バイエルンは20日、アメリカで開催されているアウディ・フットボール・サミット初戦でD.C.ユナイテッドと対戦し、6-2で快勝した。
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ユリアン・ナーゲルスマン体制2年目でブンデスリーガ11連覇と共に、チャンピオンリーグ(CL)制覇を掲げるドイツの盟主。今夏の移籍市場では主砲レヴァンドフスキの退団により、攻撃面を不安視されるところだが、今回のアメリカツアー初戦ではそれを払しょくする大勝を飾った。
注目の初陣では[4-4-2]の布陣を採用。GKにノイアー、4バックに右から新戦力マズラウィ、タング・ニアンズ、ウパメカノ、アルフォンソ・デイビス。中盤は右からニャブリ、ザビッツァー、ヴィドビッチ、サネ。2トップは新戦力マネと若手FWコパドが起用された。

試合は開始早々に動く。5分、コパドの果敢な仕掛けで得たPKをキッカーのマネがGKにコースを読まれながらもパワフルな一撃でねじ込み、デビューからわずか5分で初ゴールを記録した。

さらに、畳みかけるチームは12分にもペナルティアーク付近でニャブリのパスを受けたザビッツァーが豪快な右足のミドルシュートを突き刺す。以降は相手に攻め込まれる場面も幾度かあったものの、要所を締める守備でゴールを割らせない。
前半終了間際の44分にはボックス左に抜け出したマネからの丁寧な折り返しを、逆サイドに走り込んだニャブリが冷静に流し込み、3-0のスコアで試合を折り返した。

後半はメンバー全員を入れ替え、[4-3-3]の布陣に変更。キミッヒやコマン、ミュラー、パヴァールらと共に、デ・リフト、グラフェンベルフの新戦力が起用された。

すると、マネ同様にデ・リフトがいきなり魅せる。後半開始直後の47分、キミッヒの右CKをニアのミュラーが頭でフリック。ファーに流れた浮き球のボールをデ・リフトが豪快な左足ボレーで叩き込んだ。

その後、51分にはミュラー、コマンのアタッカー陣の見事な連携からザークツィーにもゴールが生まれ5点差としたが、以降はやや疲労や気の緩みが出てしまい、相手の反撃を許す。

54分にはデ・リフトのクリアミスの流れから、83分には波状攻撃から失点を重ねる。それでも、試合終了間際の92分にはカウンターから相手陣内を独走したミュラーがトドメの6点目を叩き込み、最後は良い形で試合を締めくくった。

新戦力2人のデビューゴールを含め6ゴール大勝のバイエルンは、24日にマンチェスター・シティとのビッグマッチに臨む。

D.C.ユナイテッド 2-6 バイエルン
【DCユナイテッド】
レフランド(54分)
ク=ディピエトロ(83分)
【バイエルン】
マネ(5分[PK])
ザビッツァー(18分)
ニャブリ(44分)
デ・リフト(47分)
ザークツィー(54分)
ミュラー(90分+2)

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