コナテがファン・ダイクから学ぶ 「いつか彼以上の存在に」

2022.07.18 10:56 Mon
Getty Images
リバプールのフランス代表DFイブラヒマ・コナテが昨シーズンを振り返りつつ、今後の目標を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

コナテは昨夏にRBライプツィヒから加入。序盤こそDFヴィルヒル・ファン・ダイク、DFジョエル・マティプに次ぐ3番手の扱いだったが、徐々に出場機会を増やすと、公式戦29試合に出場し、FAカップとチャンピオンズリーグ(CL)の決勝ではマティプを抑えて先発でプレーした。
クラブからのインタビューで昨季を振り返ったコナテは充実のシーズンだったと語りつつ、CL決勝敗退の後悔を吐露。シーズン終了直後にリバプール市内で開催されたパレードへの興奮も口にした。

「昨シーズンは素晴らしいシーズンだったけど、最後があまり良くなかったね。今シーズンは多くのものを携えて戻ってきたから、より素晴らしい結果を出したいと思っている」

「昨シーズンは四冠という大きな夢があった。そのためにたくさん働いたのだから、僕はその全てに値したと思っている。でも、昨シーズンはもう過去のことであり、今は次のシーズン、そして将来のため集中しているよ」
「パレードは信じられないものだった。始まった瞬間から、僕にとってはクレイジーだったよ。最初の20分はとても幸せで、その後も楽しかったけど、少し疲れてしまった」

「1、2時間後にディヴォク(・オリジ)やオックス(アレックス・オックスレイド=チェンバレン)と話したら、『もう満足しちゃったの? OK、待ってなよ、そのうちわかるから』って言われた。僕は『何が見られるの?』と聞いたよ。そして、最後にバスが街に着いたら…僕は本当に準備ができていなかった。あの瞬間は決して忘れないと思う」

「多分、僕の人生の中で最高の日の一つだね。ただ頭の中では、もし僕らがCLで優勝していたら…とも思っていたんだ。それでも、僕と僕の家族にとって、とてもとても素晴らしい瞬間だった。リバプールでは何度もこうして楽しみたい」

また、ファン・ダイクとセンターバックでペアを組める環境に言及。世界最高クラスの選手から多くを学べるとしつつ、いずれは追い抜きたいと意気込みを示した。

「彼と一緒にいることで、かなりの成長を感じるよ。彼を知り、プレーを見ることで、僕は彼と一緒に成長できたんだ」

「もちろん、彼だけでなく、マティプやジョー(・ゴメス)も同じポジションでプレーしていて、一緒に学ぶことができる。それでも、ヴィルヒルが世界最高のディフェンダーなのは誰もが知っており、彼のプレーや考え方、試合前に多くの選手を研究している点はよく観察しているよ」

「僕にとってはこれからがスタートだ。毎年、学んで、学んで、また学ぶことができればと思っているよ。そして、いつか彼のように、あるいはそれ以上の存在になれると良いね。それが僕の望みだ!」
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