FC東京がPK2本含む3発で札幌下し4試合ぶり白星【明治安田J1第20節】

2022.07.06 21:27 Wed
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明治安田生命J1リーグ第20節、FC東京vs北海道コンサドーレ札幌が6日に味の素スタジアムで行われ、ホームのFC東京が3-0で勝利を収めた。

FC東京は前節のアビスパ福岡戦をドローで終え、連敗はストップした。ただ、小川の移籍によって空いたサイドバックの一枠を埋めた中村が、開始10分で負傷交代となり、代わって入ったバングーナガンデが今節は頭から登場。また、18歳の梶浦がスタメンで起用され、Jリーグデビューを飾った。
対する札幌は、京都サンガF.C.戦を数的不利の中で善戦したが惜敗。今節は出場停止のGK菅野に代わってGK大谷が6試合ぶりに出場。青木も2試合ぶりに先発で起用された。

FC東京は開始1分も経たないうちに流れるようなパスワークからレアンドロが決定機を迎えた。だが、札幌はGK大谷が触れて右ポストにも助けられると、こちらもチャンスシーンを創出。左クロスからガブリエル・シャビエルが頭で合わせた。

しかし、着地の際に足を痛めたか、シャビエルは直後に自ら交代を要求。15分に興梠との交代を余儀なくされた。
足の長いパスを効果的に使い、松木のフィニッシュやアダイウトンのボレーでゴールに迫るFC東京は、紺野の左足シュートが菅のハンドを誘発し、PKを獲得。これをレアンドロが左隅にきっちり沈め、36分に試合を動かす。

ホームチームは前半のアディショナルタイムにも再びPKのチャンスを迎える。ボックス手前で得たFKをレアンドロが直接狙うと、荒木主審は興梠のブロックが手に当たったとしてハンドと判定。ここではアダイウトンがキッカーを務め、GK大谷の逆を突いて左に沈めた。

アンラッキーな側面もありながら2点のビハインドとなった札幌は、ハーフタイムに福森を下げて宮澤を投入。中盤に置き、高嶺を最終ラインに下げた。

だが、次のゴールを奪ったのもFC東京だった。センターサークル内左で荒野のパスをブロックしたアダイウトンはこぼれ球を拾ってルックアップすると、高いポジションを取っていたGKの位置を見て距離はありながらもループシュート。鮮やかな一撃を沈めて札幌を突き放した。

札幌はサイドから反撃の糸口を見いだそうとするものの、時間の経過とともにミスも目立ち始め、もどかしい展開が続くことに。西とミラン・トゥチッチを送り込み、活性化を図るも思うようにチャンスを作れないまま時計の針が進む。

最終盤にはカウンターから青木がボックス左まで持ち込み、左足のフィニッシュを見せるも、GKヤクブ・スウォビィクに阻まれて勝負あり。PK2本を生かしたFC東京が4試合ぶりの白星をつかみ、札幌はまたしても大量失点での黒星を喫した。

FC東京 3-0 北海道コンサドーレ札幌
【FC東京】
レアンドロ(前35)
アダイウトン(前49)
アダイウトン(後6)


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