イタリア時代を振り返るイグアイン、物議醸したユーベ移籍は「迷いなかった」

2022.06.25 21:53 Sat
Getty Images
インテル・マイアミの元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが、イタリア時代に下した決断を回顧した。イタリア『スカイ』が伝えている。

リーベルプレートから19歳でレアル・マドリーへと加わり、その後もヨーロッパの名だたるビッグクラブで活躍を続けたイグアイン。インテル・マイアミには2020年の夏から在籍しており、先日には現役引退の報道が出たものの、本人が後に否定し、35歳を迎える来季からもアメリカでプレーを続ける見込みだ。
世界最高峰のストライカーとして長年にわたって第一線で活躍を続けていたイグアインだが、最も輝きを放っていたのはナポリ時代だろう。マドリーから2013年夏に加入し初年度から主力として活躍すると、2015-16シーズンにはセリエAで36ゴールを決め、得点王に輝くとともに、最多得点記録を66年ぶりに塗り替えた。

しかし、大活躍に終わったシーズン後の2016年夏には、優勝を争ったライバルクラブのユベントスへと移籍。この“裏切り”によって、ナポリファンからは大きな反感を買うこととなったが、トリノの地でも抜群の得点感覚を披露し、3度のスクデット獲得に貢献した。

アルゼンチン『TyC Sport』のインタビューに応えたイグアインは、ユベントスへと移籍した当時の決断が間違っていなかったとコメント。加入後の活躍こそがその証明だと話した。
「僕はすべてを分かっていただけに、その決断はとても難しいものだったよ。でも、迷いは一切なかった。もっと多くの愛や幸せを求めていたから、行かない理由はなかった」

「36ゴールを挙げていたし、とても強いチームで素晴らしいサッカーをしていた。だけど、スクデットを獲得することはできなかった。そこに違和感を覚えたよ」

「9400万ユーロ(当時のレートで約111億円)もの移籍金が発生したのは、光栄なことだった。そして、1年目からチャンピオンズリーグ(CL)の決勝に出場するチャンスを得たんだ」

「人生において、悪いことをしたらすべて返ってくる。僕はナポリファンから侮辱され、多くの憎しみを向けられたけど、その後のナポリとの8試合で6ゴールを決めたんだ」
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