母国で監督デビューのテベス、恩師コンテもエール「ベストを尽くして」

2022.06.25 17:12 Sat
Getty Images
ロサリオ・セントラルで指導者としてのデビュー戦を迎えたカルロス・テベス氏に向けて、恩師がビデオレターを送っている。イギリス『90min』が伝えた。

テベス氏は母国の名門ボカ・ジュニアーズで頭角を現し、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、ユベントスといったヨーロッパの名だたるビッグクラブで活躍。昨夏以降は無所属の状態が続いていた中で、今月4日に現役引退を発表した。
引退後は指導者としてのキャリアを歩むことを望んでいたテベス氏だが、その夢は早くも実現。21日にアルゼンチンのロサリオ・セントラルの新指揮官に就任することが発表され、24日のヒムナシア・ラ・プラタ戦から指揮を執ることとなった。

就任直後のインタビューでは、指揮官としてのロールモデルにユベントス時代に指導を受けたアントニオ・コンテ監督の名を挙げていたテベス氏。新たな一歩を踏み出す直前に、その恩師から届いた応援のメッセージがクラブ公式ツイッターで伝えられた。

「こんにちはカルロス。君が元気であることを願っている。君は監督として新しいキャリアを始めるが、可能な限りベストを尽くしてほしいと私は考えている」
「君は素晴らしいサッカー選手だった。私は君と一緒にいる間、君を指導することに喜びと名誉を感じていた」

「君はピッチの上でその決意や、強さ、クオリティ、リーダーシップ、そして競争力を示していた」

なお、このビデオレター公開の数時間後に行われたヒムナシア戦でチームは0-1と惜敗。ただ、同氏の指導者としての道は始まったばかりであり、監督としても輝かしいキャリアを築いていくのか注目される。
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