W杯大丈夫? カタール代表がアイルランド王者に練習試合で敗戦

2022.06.22 18:30 Wed
【写真】リンフィールドがカタール代表に勝利



1 2
関連ニュース

圧巻直接FKなど開催国カタールが白星スタート! インドネシアは2人退場で苦しい敗戦に【AFC U23アジアカップ】

15日、AFC U23アジアカップが開幕。カタールで行われた今大会の開幕ゲーム(大会の2試合目)となったグループA第1節のU-23カタール代表vsU-23インドネシア代表が行われ、2-0でカタールが勝利した。 本来は2024年1月に開催される予定だったが、2023年夏に開催予定のアジアカップが1月に延期となったことを受け、4月に開催。パリ・オリンピック直前の開催となった。 3.5枠の出場権がアジアにはあり、ベスト4入りが最低条件。グループの上位2カ国が準々決勝に進むことなり、グループAはU-23日本代表がいるグループBとの対戦が決定している。 日本の直接のライバルとなる可能性もあるカタール。試合はカタールのペースで進んでいく中、インドネシアも粘り強い戦いを見せてゴールを許さない。 インドネシアも細かいパスワークで前進していくことに。近年、実力をつけてきていることを示す戦いぶりを見せていく。 互いに大きなチャンスを作れないまま時間が経過。しかし41分、カタールはビルドアップの中でGKからのロングフィードが送られると、バウンドさせたことでボックス内での競り合いに。マフディ・サレムがリスキ・リドのチャージを受けて倒れるとオン・フィールド・レビュー。その結果、カタールにPKが与えられることとなった。 カタールはこのPKをハリド・アリが豪快に蹴り込み、先制に成功。リードして前半を終えることとなった。 苦しみながらも先制に成功したカタール。互いにハーフタイムでは選手交代を行わずに後半がスタート。すると後半開始30秒でイヴァル・ジェナーが相手のヒザにスパイクを当てる行為を見せて2枚目のイエローカードをもらい退場。いきなり数的不利になってしまう。 それでも前に出ていくインドネシアに対し、リードし、数的有利のカタールは後方でしっかりとボールを繋ぎ、時間を使いながらコントロールしていく展開に。インドネシアも攻め込んではいくものの、アタッキングサードの精度が低く決定機が作れない。 すると53分、ボックス手前のやや離れた位置でモスタファ・タレクが倒されてFKを獲得。これをアーメド・アル・ラウィが直接狙うと、壁の右を抜けたシュートが右ポストを叩いてゴール右隅に決まり、カタールが追加点を奪う。 リードを広げ、数的有利でもあるカタール。その後は危なげない試合運びを見せていき、インドネシアの反撃を許さない。 VARチェックなどを含めて11分というアディショナルタイムが与えられた中、93分には再びアクシデント。カタールのモハメド・アヤシュがクリアボールを蹴り出そうとしたところ、ラマダーン・サナンタが後方から足首を完全に踏みつける行為にイエローカード。これはオンフィールド・レビューの対象となると、レッドカードに変更となり、インドネシアは2人目の退場者となってしまった。 結局そのままスコアは動かずに試合終了。開催国カタールは2-0で初戦を白星で飾った。一方のインドネシアは敗戦も去ることながら、いきなり2人を欠くという苦しいスタートとなってしまった。 U-23カタール代表 2-0 U-23インドネシア代表 1-0:45分+1 ハリド・アリ(カタール)[PK] 2-0:54分 アーメド・アル・ラウィ(カタール) 2024.04.16 11:25 Tue

アジア杯連覇のカタール代表、あのアルモエズ・アリが27歳で通算100キャップ到達

カタール代表におけるFWアルモエズ・アリ(27)の存在は絶対的だ。カタール『ガルフ・タイムズ』が伝えている。 アジア杯連覇のカタール代表、その絶対的エースと言えばアルモエズ・アリ。北アフリカのスーダンで生まれ、幼少期に移住先の中東カタールへ帰化したという経歴のストライカーだ。 所属するアル・ドゥハイルでは、キャプテンを担う一方、Jリーグでも無双したケニア代表FWマイケル・オルンガがセンターフォワードに君臨するため、アリの定位置は左ウイング。クラブ通算210試合で61ゴールと“並”のゴール数だ。 ところが、カタール代表だとそうではない。 27日、2026北中米W杯アジア2次予選第4節でクウェート代表と対戦したカタール代表。2トップの一角でフル出場したアリは、27歳にして通算100キャップ目であり、チームの全得点2ゴールを挙げ、2-1の勝利に貢献…A代表通算100試合で45ゴールだ。 「2試合1ゴール」に近いペースでネットを揺らすカタール代表でのアリ。アジア杯2023では2ゴール止まりだったが、反面チャンスメイクで奮闘して3アシスト。MVP級の活躍を披露した。また、W杯アジア2次予選では、第4節までで全チーム中最多の7ゴールを叩き出す。 『ガルフ・タイムズ』は、そんなアルモエズ・アリの“次のステップ”として、「カタールW杯では無得点…次のW杯でネットを揺らせ」と期待を寄せている。 2024.04.01 19:15 Mon

カタール代表、アジア杯連覇に導いたティンティン・マルケス監督と2026年まで契約延長

カタールサッカー協会(QFA)は24日、ティンティン・マルケス監督(62)との契約延長を発表した。契約期間は2026年のワールドカップ終了までとなる。 2023年12月に契約を解除したカルロス・ケイロス前監督の後任としてカタール代表監督に就任したマルケス監督。就任以降はここまで7戦全勝の戦績を残し、開催国として臨んだAFCアジアカップ2023ではヨルダン代表を撃破し、大会史上5カ国目となる同国の連覇に貢献した。 現役時代には地元クラブのエスパニョールなどで活躍。現役引退後は古巣エウロパで指導者キャリアをスタートし、エスパニョールのカンテラ、リザーブチーム、ファーストチームのアシスタントコーチ、監督を歴任した。 その後、ベルギーのKASオイペン、シント=トロイデンVVの2クラブの監督を経て、2018年からカタール2部のアル・ワクラSCの指揮官の就任。初年度にチームをカタール2部リーグ優勝に導くと、3年連続でカタール・スターズリーグ残留に貢献していた。 2024.02.25 08:30 Sun

日本は1つ下がるもアジアトップ、カタールが21ランク浮上! 2024年最初のFIFAランキング発表

国際サッカー連盟(FIFA)は15日、最新のFIFAランキングを発表。2024年最初のランキング発表となる。 1月はアジアカップとアフリカ・ネーションズカップ(CAN)が開催。その中で、アジアカップを制したカタールが21ランクアップの37位に浮上。CANを優勝したコートジボワールは10ランクアップし、39位に浮上した。 また、アジアカップでベスト8で敗退となった日本代表は1ランク下げて18位となったが、アジアトップはキープしている。その他、CANの準優勝となったナイジェリアは14ランク上げて28位。アジアカップ準優勝のヨルダンは17ランク上げて70位となった。 なお、試合を行なっていないトップ10の国は入れ替えなし。上位では、モロッコが12位に浮上し、アメリカが代わりに13位に転落した。 ◆全体上位 ()内=前回順位 1.アルゼンチン(1) 2.フランス(2) 3.イングランド(3) 4.ベルギー(4) 5.ブラジル(5) 6.オランダ(6) 7.ポルトガル(7) 8.スペイン(8) 9.イタリア(9) 10.クロアチア(10) 11.ウルグアイ(11) 12.モロッコ(13)↑ 13.アメリカ(12)↓ 14.コロンビア(14) 15.メキシコ(15) 16.ドイツ(16) 17.セネガル(20)↑ 18.日本(17)↓ 19.スイス(18)↓ 20.イラン(21)↑ 21.デンマーク(19)↓ 22.韓国(23)↑ 23.オーストリア(24)↑ 24.ウクライナ(22)↓ 25.オーストラリア(24) 26.スウェーデン(26) 27.ハンガリー(27) 28.ナイジェリア(42)↑ 29.ウェールズ(29) 30.ポーランド(31)↑ ◆アジア上位10カ国 18.日本(17) 20.イラン(21) 22.韓国(23) 23.オーストラリア(25) 37.カタール(58) 53.サウジアラビア(56) 59.イラク(63) 66.ウズベキスタン(68) 69.UAE(64) 70.ヨルダン(87) 2024.02.15 21:40 Thu

アジアカップ総括と日本/六川亨の日本サッカーの歩み

カタールで約1カ月にわたり開催されたアジアカップ2023は開催国カタールの連覇で幕を閉じた。これで過去9度の開催となった中東での大会は、イランやサウジアラビアなど中東勢が7回の優勝を飾っている(例外は2000年レバノン大会と2011年カタール大会で日本が優勝)。 乾燥した気候など地理的なアドバンテージに加え、母国の熱狂的な応援を受け、中東勢の選手は目の色が変わったのではないかと思うほど勝負への執念が半端ではなかった。過去のW杯予選でもヨルダンでは痛い目に遭っただけに、改めて中東で勝つことの難しさを痛感した。 前回UAE大会に続いての連覇となったカタールは、決勝トーナメントに入ってから尻上がりに攻撃陣が活性化した。前回大会の得点王でMVPだったアリモエズ・アリは、4年前ほどのスピードがなく、今大会は2ゴールにとどまった。いつスタメンから外すのかと思っていたが、マルケス監督は最後まで辛抱強く起用。ヨルダンとの決勝戦ではゴールこそなかったが、PK獲得につながるヘッドなどで勝利に貢献した。 そして4年前も優勝に貢献したアクラム・アフィフが、アリモエズ・アリの不調を補ってあまりある活躍を見せた。決勝戦ではPKによるハットトリックを達成して、得点王とアジア王者のダブルタイトルを獲得した。 そのカタールに決勝では1-3と完敗したものの、ヨルダンの躍進が大会を大いに盛り上げた。ラウンド16で日本を破ったイラクに3-2で競り勝つと、準決勝では優勝候補の一角だった韓国に2-0と完勝。韓国は2試合続けての延長戦を制してのベスト4進出だけに疲れもあったのだろう。しかしムサ・アルターマリの高速ドリブルと左足の精度の高いシュートは今大会で「最大の発見」と言える。 もしも日本がグループDを1位抜けしたら、ラウンド16でこのヨルダンと激突していた。果たして日本のDF陣でアルターマリのドリブルをストップできるのかどうか。これはこれで、見てみたい対戦ではあるが……。 さて日本である。多くのメディアが日本の敗戦を受けて敗因の分析をした。森保一監督の采配に疑問を投げかける記事も多い。潜在能力がいくら高くても、GK鈴木彩艶は経験不足だし、悪い流れを断ち切る意味でもGKを前川黛也に代えるべきではなかったか。イラン戦での久保建英の交代は早すぎたのではないか。そして彼の代わりに南野拓実を投入しても、屈強なDF陣を相手にして翻弄するテクニックもスピードもないだけに、どんな攻撃を仕掛けるのかイメージがまったくわかなかった。 この大会で明らかになったことは、攻撃は久保が仕切るということ。そして久保の良さを引き出すためには伊東純也と三笘薫、鎌田大地らが必要だということだ。イラン戦での前半の久保は左右両サイドの広大なスペースを縦横に動いて突破の糸口を探っていた。ところが彼の意図に連動して動ける選手が少なかった。 試合後のミックスゾーンでは守田英正が攻撃のアイデアのなさ、チームとしての約束事が少ないことで監督批判をした。不満があるのなら、試合中から選手同士で話し合う(あるいは怒鳴り合う)ことで改善できなかったのか。それらを率先してやるのがキャプテンである遠藤航の仕事ではないのかと疑問に感じた。果たして彼がキャプテンにふさわしいのかどうか。「熱量」があまり感じられないだけに、キャプテンは闘志を前面に出す冨安健洋か久保がいいのではないかと思ったものだ。 4年後のアジアカップはまたしても中東のサウジアラビアでの開催となる。昨年末にクラブW杯を取材した記者によると、アライバルビザで入国できるなど、規制緩和が進んでいるそうだ。カタールでは9つのスタジアムが試合会場となったが、おそらく4年後を目標にスタジアムの建設が始まるのだろうし、もしかしたら地下鉄まで作ってしまうかもしれない。オイル・マネー旋風はまだしばらく続きそうだ。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.02.13 19:00 Tue