3試合ともミス絡みでの失点に川島永嗣「2つ目を起こさないことが凄く大切」、世界と戦う上でのポイントと語る

2022.06.11 12:40 Sat
©超ワールドサッカー
日本代表のGK川島永嗣(ストラスブール/フランス)が、一夜明けて改めて初ゴールを振り返った。

10日、日本はキリンカップサッカー2022でガーナ代表と対戦した。
カタール・ワールドカップ(W杯)にも出場するガーナ。主力の一部を欠いたチームに対し、日本は立ち上がりから攻勢をかける。

29分に山根視来のゴールで先制するも44分にその山根のミスからジョルダン・アイェウに決められ同点に。嫌な空気が流れたが、前半アディショナルタイムに三笘薫のクロスが決まり2-1とリードする。

後半はガーナがギアを上げてきた中、73分に久保建英が代表初ゴールを記録。82分には前田大然が代表初ゴールを記録し、4-1で勝利を収めた。
この試合でゴールを守った川島は、1失点を喫したものの、ほとんど守備機会はなかった。試合を振り返り、「GKとしての仕事が多い試合ではなかってです。メンバーが変わっている中で、どうやって後ろから支えられるかなというのが1番の仕事でした」と守備を支えるやり方を意識していたとした。

多くのバックパスが送られ、ビルドアップも試された川島だが「今のチームは後ろからGKがビルドアップにどんどん参加することが求められますし、GKのパス1つ、どこにつけるかで次の展開が変わってきます」と語り、「昨日は難しいシーンではなかったですが、より相手がプレッシャーをかけてきたりする中で、GKがどういうプレーができるかが大事。昨日はどれだけリズムを持たせられるかというところでした」と、チームが上手くプレーするためのテンポ作りを意識していたようだ。

W杯に向けての予選では権田修一(清水エスパルス)が生守護神となっており、川島は控えの立ち位置。カタールW杯はメンバー入りすれば4度目となる。

サバイバルについては「自分としてはそんなに立場とか、どういうポジションでということは考えていないです」と語り、「まずは選手としてその立場に相応しいかどうかが一番です。その意味ではW杯でチームを勝たせられる選手でいたいですし、そういう立場でグループの中で居たいとは思います」と、性守護神の座を諦めていない様子。「ただ、日々の積み重ねがないとメンバーには入れないですし、そういう部分ではW杯に行く立場になるということでは、まだ時間はありますし、自分としては積み重ねていくだけかなと思います」と、残り5カ月の積み上げでメンバー入りしたいと意気込んだ。

これまで出場した3大会では、大会前に不安視された南アフリカ大会、ロシア大会はベスト16、一方で大きな期待が懸けられていたブラジル大会はグループステージ敗退となった。

期待値とは反する結果になっていることについて「正直、そこに答えを見出すのは難しいなというのが感想です」と語る川島。「やはり自分たちがどれだけ良い準備をしてきたと思っても上手くいかなかったブラジルのW杯もありますし、ロシアも南アフリカも上手くいかない中で大会に入ったら上手くいったこともあります。そこに答えを導き出すのは難しいと思います」と答えはないという。

ただ、「上手く行くために積み重ねるだけです。ただ、積み重ねていっても、積み重ねていることが結果につながるわけではないということを理解していなければいけないです」と、自分たちがやっていることが必ず結果につながるという保証はないと思わなければいけないとコメント。「サッカーの勝負の世界でW杯となれば、なおさらお互い最高峰のその時のパフォーマンスを出し切った結果がその時の結果です。準備をしたから結果が出るというスタンスでいてはいけないですし、最後の最後はどれだけ勝負にこだわれるか。積み重ねてきたもの以上を出せるかどうかというところです」と、準備をしっかりした上で、本番で何を出せるかが結果を分けるとした。

その中で、この時期に世界のトップであるブラジル代表と対戦できたことは非常に大きい。まだまだ課題はある一方で、一定の手応えが得られたのも事実だ。

川島は「順調に準備が進んでいると言えば進んでいるかもしれないですが、昨日の試合も自分が詰めていかなければいけないところは多々あります」とコメント。「差がつくというのは小さいところで、全体を見れば、昨日の試合もブラジルの試合もポジティブな部分、ポジティブに捉えられる部分は多かったと思いますが、勝負を分けるのは細かいところ。そこをどれだけ詰めていけるのかが大きな差になると感じています」と試合中のディテールに拘り続けなければ結果はついてこないとした。

多くの経験がある川島の見解としては「レベルが上がれば上がるほど、1つ1つのシーンでどういうことを考えるか、どういう判断をするか、準備もそうですがそこの差は勝敗を変える差になります」と強豪相手の試合の難しさがあるとのこと。「それはW杯だけではなく、チャンピオンズリーグも含め、技術、戦術面だけでなくメンタル的な面も含めてです。そこを詰めていかなければいけないです」と細かく突き詰めることが大事だとした。

今季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝の話を例に出した川島。「レアル・マドリーがチャンピオンズリーグを優勝しましたが、戦術的な面だけが優れていたかというとそうではない」とし、「自分たちが苦境に立たされた中で、どれだけ試合で盛り返せるか。勝つためには必要になるので、もっと成長していかなければいけないです」と、リバプールに押し込まれながらも耐え、隙をついて1点を奪って勝利たマドリーでさえも、細かい部分で勝敗を変えたとした。

その中では、パラグアイ戦、ブラジル戦、ガーナ戦と全てミスが絡んで1失点ずつを喫している。川島はミスについても言及。なくすことはできないものの、ミスした後の対応が全てを分けるとした。

「高いレベルの試合を観ていても、ミスがない試合はないと思います。ただ、ミスを起こった後にどう対応するかが非常に大きい。ミスが起きた時にどう切るかが大事です」

「1つ起きた後に2つ目を起こさないことが凄く大切だと思いますし、その意識は確実に持っていかないといけないです」

「1つのミスというのは、パスミスも判断ミスも起こると思いますが、それをチームとしてどうカーバしてどう対応していくかが大切かなと思います」

「昨日の試合の中でも自分たちがミスした後に、すぐにプレッシャーをかけて奪いにいくシーンもありましたし、切れるシーンもありました」

「実際に本大会になってイエローカードもあって、どうやってもらわないかということもあります」

また、守り方についても、試合中に起こる状況に合わせてしっかりと判断することが大事だと語った。

「完璧に守備をしてシュートを0本に抑えられる試合は、予選リーグ3試合、そこからトーナメントが続いていく中でシュート0本で終えられるかと言えば不可能です」

「回数を減らすことが一番で、それができた時にどう対応するのかです」

「引いた時に自分たちが対応できるか。カウンターになった時に、自分たちがスペースと人数が少ない中でどう守るかは守り方が全く違うので、出てきた試合の状況の中で、相手に崩されたのか、ミスが起きたのか、その後の対応の質を常に上げなければいけないです」
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5DpnHYtDb9/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">上田綺世/Ayase Ueda(@bee18_official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.29 10:35 Fri

伊藤洋輝が問題を抱えてドイツ帰還? 指揮官が明かすも「日曜日には十分だろう」と週末は出場か

日本代表DF伊藤洋輝が問題を抱えてドイツに戻っていたようだ。 今シーズンはシュツットガルトでブンデスリーガ18試合に出場し2アシストを記録している伊藤。急遽中止になるというトラブルもあった中、21日には2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦に左サイドバックとしてフル出場を果たしていた。 予定よりも早くチームに戻ることができた伊藤。上位を争い、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のため、残りシーズンで結果を残していきたいシュツットガルトだが、日本から帰国した伊藤は問題を抱えていたという。 31日に控えているブンデスリーガ第27節のハイデンハイム戦に向けた記者会見に臨んだセバスティアン・ヘーネス監督。代表選手の状態について語る中、伊藤にも言及した。 ケガ人がいる中で、伊藤については、腰に軽い問題を抱えながら戻ってきたとのこと。ただ、27日からランニングを開始できたようで「日曜日には十分だろう」と、ハイデンハイム戦の出場は問題ないと考えているようだ。 伊藤が北朝鮮戦で大きく痛むシーンはなかったと思われるが、いくつか接触プレーはあったのも事実。悪化しないという点では、アウェイでの北朝鮮戦が中止になったことはプラスと言えるのかもしれない。 2024.03.29 09:55 Fri

「今回もニッコニコ」もはや恒例!1人だけ笑顔の日本代表集合写真がまたも話題に「待ってました!」「いつも笑顔が素敵」

日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)が、やはり笑顔だ。 3月の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮代表との連戦に臨む予定だった日本。だが、アウェイの平壌で開催予定だった試合が中止となったことで、ホームでの1試合のみで活動を終えた。 週末の試合に向けて選手たちが各自のクラブへと戻っている中、21日に行われたホームゲームで先発していた上田も28日にインスタグラムを更新。「応援ありがとうございました!」とファンやサポーターへの感謝の思いを綴っていた。 そんな中、その上田の投稿に添えられていた1枚の写真が話題だ。 上田は、キックオフ前にスターティングメンバー11人が並んで撮影される集合写真もアップ。他の10人がいかにも試合前というようなきりっとした表情を見せる中、上田だけは満面の笑顔だった。 上田が集合写真の撮影時に笑顔を見せるのは恒例のこと。アジアカップ2023の時も度々話題となっていたが、今回はそのアジアカップ以来の代表戦ということもあり、ファンからは「綺世いつも笑ってて可愛い!!!」、「いつも笑顔が素敵」、「今回もニッコニコ」、「スマイル待ってました!」、「とびきりの笑顔で可愛い」とまたも反響が集まっている。 今回はアウェイでの試合が中止となったこともあり、上田の笑顔も並んだ集合写真はこの時だけ。6月の2次予選でも、またこのとびきりの笑顔が見られるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】1人だけ爽やかな笑顔!日本代表の集合写真(2枚目)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">上田綺世/Ayase Ueda(@bee18_official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.28 11:25 Thu
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