インテルOBのベルゴミ氏はディバラのローマ移籍に否定的「彼らとピッチ内で同時に配置するのは困難だ」

2022.05.27 15:09 Fri
Getty Images
ユベントスを今シーズン限りで退団するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(28)の獲得を目指しているとされるローマ。しかし、インテルのレジェンドであるジュゼッペ・ベルゴミ氏が戦術的な観点から否定的な見解を述べた。イタリア『トゥット・スポルト』が報じている。
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先日行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝戦でフェイエノールトに1-0で勝利し、初代王者に輝いたローマ。最高の形でシーズンを締めくくったが、その一方でこれまでチームの攻撃を牽引してきた元アルメニア代表ヘンリク・ムヒタリアン(33)が契約満了に伴い今シーズン限りで退団となることが確実視されている。
そんな事情もあってか、就任1年目からクラブにタイトルをもたらしたジョゼ・モウリーニョ監督たっての希望で、ローマは今夏の移籍市場において即戦力となれるアタッカーを複数獲得したい考えと見られており、その1人がディバラだ。

ディバラ獲得を巡ってはインテルとの一騎打ちとされているが、イタリア『スカイ・スポーツ』に出演したベルゴミ氏は、ディバラとローマの現有戦力が組み合わさることは容易ではないとの見方を示した。

「ローマはどんな時でもエイブラハムのようなセンターフォワードを必要としていて、彼がいるからペッレグリーニやザニオーロら攻撃的なミッドフィルダーが幅を利かせている。彼らとディバラをピッチ内で同時に配置するのは困難だ」
「私はディバラ自身に問題があるとは思っていない。本当に強く、トッププレーヤーだ。彼は優れたストライカーと融合することで自分の良さを発揮するが、それには彼自身にとって最適なフォーメーションであることも重要だ」

ベルゴミ氏は、既存の選手たちとの共存や戦術的な観点から、ディバラにとってローマは理想的な場所ではないと説いた格好だ。

モウリーニョ監督は、来シーズンへ向けてイングランド代表FWタミー・エイブラハムとディバラの2トップを採用したい考えがあると見られているが、果たしてユベントスの象徴とも言われた稀代のファンタジスタを手中に収めることができるか。今後の動向に注目だ。

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