チェルシーのトゥヘル監督が激動のシーズンを回顧…主力の退団やオーナー交代で変化の時に
2022.05.23 14:00 Mon
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、今季の最終戦を終えて激動のシーズンを振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』がコメントを伝えている。
開始11分にケネディのクロスをMFカイ・ハヴァーツが合わせて先制したチェルシーは、終始主導権を握って試合を進めていく。ところが追加点が奪えずにいると、終盤の87分に失点。リーグ戦ここ9試合で3勝と、勝ち切れないチームの悪癖が出てしまう。
それでも後半アディショナルタイムに、チェルシー通算100試合目の出場となった途中出場のMFロス・バークリーがDFリース・ジェームズのクロスからヘディングシュートを叩き込み、土壇場で勝利を掴み取った。
トゥヘル監督もシーズンを締めくくる最終戦で価値のある勝利となったと感じている模様。ただ、優勝したマンチェスター・シティや、そこに1ポイント差まで迫ったリバプールの2強にはまだまだ及ばないとして、来季に向けて改善の余地はあると意気込みを示した。
「大なり小なり今シーズンはすでに終わっていた。その中で、出場時間の少なかった選手にもプレーの機会を与えた。そんな彼らが活躍して勝利を収められたことに満足しているよ」
「この勝利は我々にとって一貫性を保つという意味で大きな一歩となった。この1年間はトップ3に入るのがやっとだったため、良い結果だと思う。しかし、改善の余地は常にある。シティとリバプールのレベルは我々にとっては高すぎたのだ」
「我々が受け身にならざるを得ない一方で、彼らは戦力を強化しているのだから、この差を縮めることは容易ではない。だが、これが挑戦というものであり、競争力のあるチームを持つことが可能である以上、我々は迅速かつ賢くなければならない」
トゥヘル監督はまた、リュディガーやDFアンドレアス・クリステンセンの退団に伴うシステム変更の可能性について言及。結果を残してきた自信のあるシステムであることを強調しながらも、現状では不透明であると答えた。
「これがチャンスなのか転換期なのかはわからない。我々は今のシステムで非常に高いレベルを維持してきたのだから、そこに問題があるとは思わない。しかし、我々は様々な可能性に目を向けている。それでも今のシステムが選手たちに合っていると私は考えているよ」
「この構成でプレーするのには理由があり、我々は非常に成功し、高いレベルで安定していた。変えるつもりはないが、そうせざるを得ないのかもしれない。しかし、問題は受け身にならざるを得ないということだ。であるため、物事が前進し、我々がリスタートすることができれば、より正確に答えることができるだろう」
そして、オーナー交代という一つのサイクルの終焉を迎えることとなった今季のチェルシー。一時代を築いたロマン・アブラモビッチ氏政権の最後の試合を終えた中、トゥヘル監督にはまだ戸惑いがある様子だ。
「こういうことだったのかと、数日経って身に染みると思う。まだ新たな状況への適応には苦労しているが、理論的に慣れてはきている。また物事が新たに始まり、新たなシーズンがスタートした時、新時代の幕開けをより感じられるはずだ」
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すでにプレミアリーグ3位をほぼ確定させていたなか、22日に最終節のワトフォード戦に臨んだチェルシー。スタメンには出番の少なかったMFサウール・ニゲスやMFケネディが起用されたほか、今季限りで退団するDFアントニオ・リュディガーも名を連ねた。それでも後半アディショナルタイムに、チェルシー通算100試合目の出場となった途中出場のMFロス・バークリーがDFリース・ジェームズのクロスからヘディングシュートを叩き込み、土壇場で勝利を掴み取った。
トゥヘル監督もシーズンを締めくくる最終戦で価値のある勝利となったと感じている模様。ただ、優勝したマンチェスター・シティや、そこに1ポイント差まで迫ったリバプールの2強にはまだまだ及ばないとして、来季に向けて改善の余地はあると意気込みを示した。
「また同じことを繰り返すのかと思っていた。ホームで引き分けるというね。だが、リーシーとロスが我々を有利な状況にしてくれた。あれでムードを一変させることができた。最後を白星で飾れてハッピーだ」
「大なり小なり今シーズンはすでに終わっていた。その中で、出場時間の少なかった選手にもプレーの機会を与えた。そんな彼らが活躍して勝利を収められたことに満足しているよ」
「この勝利は我々にとって一貫性を保つという意味で大きな一歩となった。この1年間はトップ3に入るのがやっとだったため、良い結果だと思う。しかし、改善の余地は常にある。シティとリバプールのレベルは我々にとっては高すぎたのだ」
「我々が受け身にならざるを得ない一方で、彼らは戦力を強化しているのだから、この差を縮めることは容易ではない。だが、これが挑戦というものであり、競争力のあるチームを持つことが可能である以上、我々は迅速かつ賢くなければならない」
トゥヘル監督はまた、リュディガーやDFアンドレアス・クリステンセンの退団に伴うシステム変更の可能性について言及。結果を残してきた自信のあるシステムであることを強調しながらも、現状では不透明であると答えた。
「これがチャンスなのか転換期なのかはわからない。我々は今のシステムで非常に高いレベルを維持してきたのだから、そこに問題があるとは思わない。しかし、我々は様々な可能性に目を向けている。それでも今のシステムが選手たちに合っていると私は考えているよ」
「この構成でプレーするのには理由があり、我々は非常に成功し、高いレベルで安定していた。変えるつもりはないが、そうせざるを得ないのかもしれない。しかし、問題は受け身にならざるを得ないということだ。であるため、物事が前進し、我々がリスタートすることができれば、より正確に答えることができるだろう」
そして、オーナー交代という一つのサイクルの終焉を迎えることとなった今季のチェルシー。一時代を築いたロマン・アブラモビッチ氏政権の最後の試合を終えた中、トゥヘル監督にはまだ戸惑いがある様子だ。
「こういうことだったのかと、数日経って身に染みると思う。まだ新たな状況への適応には苦労しているが、理論的に慣れてはきている。また物事が新たに始まり、新たなシーズンがスタートした時、新時代の幕開けをより感じられるはずだ」
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