スパイスを欠いた福岡、10人の湘南を崩し切れずゴールレスドロー【明治安田J1第12節】

2022.05.07 19:05 Sat
明治安田生命J1リーグ第12節、アビスパ福岡vs湘南ベルマーレが7日にベスト電器スタジアムで行われ、ゴールレスドローに終わった。

前節は大勝と大敗という、対照的な結果を迎えた両チーム。得点力不足が嘘のような5-1でFC東京を粉砕した福岡は、加入後リーグ戦初ゴールを挙げたルキアンが先発に復帰。中3日の日程も考慮してか、計6人のスタメンを入れ替えて臨んだ。
清水エスパルスに1-4で敗れた湘南もスタメンを7人変更。舘が9試合ぶりの先発となり、永木が7試合ぶりにベンチ入りを果たした。

YBCルヴァンカップでも同組の両者は、互いのホームで勝利を収めているが、この試合では序盤から湘南が積極的に仕掛ける。4分、速攻から茨田の右ミドルはわずかに枠の右へそれた。

中盤で引っ掛けて素早い攻撃に移行したい福岡は、奪った後のパスに精度を欠く。互いにボールを保持しての組み立てではくさびのパスを警戒され、思うような攻撃の形に持ち込めないなかで、33分には湘南がセットプレーから瀬川にチャンスが生まれた。
福岡も39分にFKの見せ場が訪れる。ルキアンと杉岡が互いにユニフォームを引っ張り合いながら競り合い、シュートモーションに入ったルキアンがペナルティアーク内のゴールやや左で転倒。だが、ジョルディ・クルークス得意の左足は、壁に当たってしまう。

このまま前半終了かと思われたが、湘南に痛手。裏抜けで起点となっていた瀬川がルーズボールの競り合い時にドウグラス・グローリの後手を踏み、アフターでこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となった。

ハーフタイム明けの2枚替えで永木と山田を送った湘南は、[4-4-1]でセットアップ。右サイドバックに畑、左のサイドバックに杉岡を置いた。

だが、52分には安易なビルドアップがミスになり、あわやの場面を迎える。自陣に押し込まれて柳のクロスから山岸に決定機を作られたが、畑のゴールカバーで辛うじてしのいだ。

後半も10分も過ぎると、福岡が次第にサイドをえぐり始め、61分には左深い位置からFKを獲得。クルークスのキックに宮が飛び込めば、69分には北島が角度のほぼない位置からGK谷の意表をついてニアを直接狙う。だが、攻め込む時間は増えるものの、決定打を欠いた。

85分には湘南に後半唯一と言ってもいいビッグチャンスが到来。左サイドで時間を作ると、杉岡の右足クロスにウェリントンが飛び込んだが、ヘディングシュートはわずかに右へ外れた。

数的優位のホームで何としても勝ち切りたい福岡は最終盤にグローリを最前線へ上げてパワーを掛けるも、湘南の守備を崩し切れずにタイムアップ。明暗分かれる痛み分けとなった。

アビスパ福岡 0-0 湘南ベルマーレ
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