優勝王手のINAC神戸が17試合目で初黒星、広島レジーナに敗れ戴冠は持ち越し【WEリーグ第11節】

2022.05.04 17:10 Wed
©WE LEAGUE
4日、「2021-22 Yogibo WEリーグ」第11節延期分の3試合が行われた。

引き分け以上で優勝が決まるINAC神戸レオネッサは、4月29日に顔を合わせたばかりのサンフレッチェ広島レジーナとアウェイで再戦した。
INAC神戸は先発の変更を阪口萌乃から西川彩華への1枚にとどめ、広島レジーナは5日前と同じ11人をスタメンで起用。3点のリードから1点差まで詰め寄られた前回対戦だが、この日も勢いは広島レジーナにあった。

7分にボックス右から守屋都弥がシュートを放ったINAC神戸に対し、広島レジーナは10分に中嶋淑乃、3分後に上野真実が立て続けのフィニッシュ。守備もはまって主導権を握ると、28分に先手を取る。

持ち上がった小川愛からの一本のパスで右の深い位置を取り、上野がダイレクトでクロス。大きな山なりのボールはクロスバーに当たり、跳ね返りを中嶋が流し込んでネットを揺らした。
つなぎの部分でミスが多く、前線に起点を作れないINAC神戸は前半シュート1本にとどまった。ビハインドの後半も疲労の影響か優勝へのプレッシャーか、ミスが目立ち、ボール保持のエリアは次第に前進するも、最後の局面で息が合わない。

逆に61分にはカウンターから2対4の数的不利を被るも、川島はるなのシュートはバーの上で救われるなどあわやの場面も見られた。

京川舞浜野まいかといった前線の選手を投入するも最後まで1点が遠く、INAC神戸は今季初黒星を喫して優勝は次節以降にお預けとなった。

3連敗中の5位・日テレ・東京ヴェルディベレーザはアウェイで最下位のノジマステラ神奈川相模原と対戦した。6分に藤野あおばの2試合連続ゴールで先制に成功すると、80分には菅野奏音が追加点を挙げてリードを広げ、2-0で快勝。4試合ぶりの白星を手にしている。

長野Uスタジアムでは9位・AC長野パルセイロ・レディースと4位・マイナビ仙台レディースが激突。50分にショートコーナーから奥津礼菜の今季2得点目が生まれると、これが決勝点となり、AC長野がリーグ戦再開後初勝利を飾った。

▽2021年12月18日(土)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 大宮アルディージャVENTUS

▽2022年5月3日(火・祝)
アルビレックス新潟レディース 2-4 三菱重工浦和レッズレディース

▽2022年5月4日(水・祝)
ノジマステラ神奈川相模原 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
サンフレッチェ広島レジーナ 1-0 INAC神戸レオネッサ
AC長野パルセイロ・レディース 1-0 マイナビ仙台レディース

WE ACTION DAY(今節試合なし)
ちふれASエルフェン埼玉
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連戦下で浦和と上位対決、新潟Lの橋川和晃監督は敗戦も選手称える「勇敢に戦ってくれた」「日程は変えられないので今できることを」

三菱重工浦和レッズレディース戦に敗れたもの、アルビレックス新潟レディースの橋川和晃監督は選手たちの健闘を称えた。 勝ち点26で3位に付ける新潟Lは23日、2023-24 WEリーグ第20節で2位浦和(勝ち点29)との直接対決を迎え、アウェイの浦和駒場スタジアムへ乗り込むも、0-2で敗れた。 当初は、浦和が女子ACLのプレ大会決勝に出場する予定だったため、前倒し開催となった一戦は、異例の平日デーゲームに。それでも、想像以上といっていい1754人の観衆が詰め掛けた。 両チームにとっては5連戦の4試合目。橋川監督はまず「平日にもかかわらず、レッズのファン・サポーターのみなさん、そして何よりもアルビのファンが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気の中で(試合を)させていただいたことに感謝したいと思います。それに伴って、選手たちも最後まで勇敢に戦ってくれたと思います。厳しい日程で本当にボロボロの状態なんですけれど、それでもそれを感じさせない勇敢に戦う姿を、かっこいいなと思いながら見ていた試合です」と、敵味方問わず、会場へ足を運んだファンへ感謝の言葉を口にし、過密日程の中で90分間走り続けた選手を称えた。 新潟Lは試合を通じて中央を閉めるコンパクトな守備ブロックを形成。浦和がどうこじ開けるかという展開の中で、新潟Lも左サイドをストロングに、時折時間を作ってボールを回すなど、速攻と遅攻を織り交ぜながら、攻守で気をうかがっていた。 ただ、徐々に新潟Lは中盤でのボールロストが増え始め、結果として守備ラインが後退。失点そのものは浮き球パスで背後を取られた形だが、「我慢する時間帯で、ラインを上げるのも対応するのも難しかったと思うが、その中で失点してしまったのは少し悔いが残るかなと思います」と、失点に至るまで過程を指揮官は悔いた。 一方で、「まったく何もできなかったわけではないですし、勇敢に戦いを挑んで、選手たちが100%、あるいは120%ファイトしてくれたゲームだったので感謝したいと思います」と選手を称えつつ、守備が悪い攻撃が悪いではなく、攻守の一体を「サイクル」というフレーズを用いて説明。それをより突き詰めていく必要があると考えている。 「前半の最初はいいサイクルで、奪ったボールをつないで奥まで攻めて、そこから守備をするから必然的に前で奪える。それを前半の途中から(中盤や後方で)ロストし始めたことで、必然的に深い位置でゴールを守ることになる、そこから(奪っても)より深いから苦しくなる」 「にわとりが先か卵が先かではないですけれど、選手たちに伝えたのは、もう一度攻撃のいいサイクルを作ろう、そしたらいい守備が前からできると、後半はすごくできたと思んです」 新潟Lは浦和戦までの直近4試合でクリーンシートを達成した一方、奪ったゴールは「3」。最終局面の質に課題を残す。この日もサイドを崩すシーンを幾度も創出したが、シュートまで至ったシーンはわずかだった。 橋川監督も、最終局面での精度は課題との認識を示しつつ、狙いを持って攻撃の形を作れるようになっていることをポジティブにとらえ、さらなる向上を目指している。 「そこはやはり、突き詰めていかなければいけないクオリティのところだと思います。ただ、あそこまでいけるようになったのは、チームの進歩だと思うんですね」 「セレッソ戦くらいから、サイドから押し込んで、圧をかけて迫力を持って(ゴール前に)飛び込むシーンは今日も何本もあった。ただ、個のクオリティをあげない限りは。それがちょっとしたレッズさんとの差なのかなと。清家さんや菅澤さんなどは、入り込み方はすごいですよね」 「ただ、ないものねだりをしても仕方がないので、我々は選手1人ずつが、少しずつのクオリティを上げてチーム全体でやっていく。それを積み上げてきているから、今この勝ち点、この順位にいる。これからも特別なことをするわけではなくて、そこを積み上げていきたいです」 2位3位の前倒し直接対決に敗れたことで、タイトル争いからは一歩後退した新潟L。ただ、開幕当初の「トップ3入り」から「本気でタイトルを目指す」ことに目標設定を変更した今、前線に踏み止まるためには次のノジマステラ神奈川相模原(30日)が非常に重要になってくる。 5連戦下のアウェイ3試合目、しかも新潟Lにとっては20日第11節に続いて敵地でのJリーグとのダブルヘッダー、ナイトゲームになる。タフな戦いを強いられる中でも、自身に目を向けて再び羽ばたいて見せると、橋川監督は力強い言葉を残した。 「背中はちょっと遠くなったんですけど、(今日の)前半すごくがんばってくれたおかげで、本気でタイトルを目指そうという決勝戦みたいな雰囲気でやってくれた。ここから切らさずに、中2日のとんでもない日程ですけれど、日程は変えられないので、自分たちで変えられることに集中して、今できることを100%して次の試合に臨みたいと思っています」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】新潟Lは善戦するも、浦和との上位直接対決に敗れる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="hxyMn4vvpt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.27 22:00 Wed

ベレーザに痛手、今季全試合出場のDF宮川麻都が左鎖骨骨折で全治3カ月…S広島R戦で転倒し負傷

日テレ・東京ヴェルディベレーザは27日、DF宮川麻都の負傷を発表した。 宮川は24日に行われた2023-24WEリーグ第12節のサンフレッチェ広島レジーナ戦に先発出場。しかし、60分にパスカットに行った宮川が中嶋淑乃と接触。その際に転倒すると左肩を強打し倒れ込んだ。 ドクターがピッチに入り治療を行うも、プレー続行不可能に。左肩を押さえた状態でしばらく中断。その後、63分に岩﨑心南と交代していた。 クラブの発表によると、宮川は左鎖骨骨折と診断されたとのこと。全治は3カ月とされている。 今シーズンの宮川は、リーグ戦では全12試合に出場。WEリーグカップでも4試合に出場していた。 2024.03.27 20:58 Wed

「得点すればチームは負けない」WEリーグ新記録の6戦連発、浦和FW清家貴子「自分がやるしかない」とメンタリティを変えた2人の不在

WEリーグ新記録となる6試合連続ゴールを記録した三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンFW清家貴子が想いを語った。 27日、2023-24WEリーグ第20節の三菱重工浦和レッズレディースvsアルビレックス新潟レディースが浦和駒場スタジアムで行われた。 この試合は、AFC女子チャンピオンズリーグのプレ大会として開催されていたAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)の決勝のために前倒しで開催されたが、決勝は突然の中止となる異例の事態に。前節から中2日という中で、試合は行われた。 1試合の引き分けを挟んで7連勝中の浦和と、リーグ再開後は5連勝中の新潟Lの一戦。好調同士の対戦は、その中でも飛び抜けて結果を残している清家が34分に6試合連続となるゴールを記録し浦和が先制。後半は清家のクロスから菅澤優衣香のゴールが決まり、2-0で浦和が勝利。1試合消化が多い中で首位に浮上した。 試合後のメディア取材に応じた清家。6試合連続ゴールはWEリーグ新記録だが「試合を終わってみたら点が入っていたという感じですね(笑)」と、ここまで積み上げたものを振り返った。 ゴールは自陣の栗島朱里からのロングフィードに相手と上手く入れ替わって抜け出し、落ち着いて流し込んだが「あそこはチームとして共有していた場所です」と、裏を狙っていたとし、「栗島選手と直接目があったとか、合図があったとかではなく、初めから打ち合わせした場所だったので、狙い通りでした」と、思い描いた通りの形でのゴールだったと振り返った。 中2日での試合。「みんな体がキツい中で2-0という結果的に完璧な試合運びができて凄く嬉しいです」と勝利を振り返った清家。立ち上がりは難しい展開となったが「やっぱりちょっとみんな身体が重かったというか、中2日でこれだけ試合をやってきていれば当たり前なので、そこは前半見えた部分はありますけど、そこで踏ん張れるのがレッズレディースの強みです」とコメント。「後半は相手が緩めてきた20分以降から、こちらも掴めてきて、良い距離感でパスを回せて、こちらが主導権を握れたことは大きかったかなと思います」と、耐えながらペースを掴めたことが良かったとした。 ゴールだけでなくアシストでも貢献した清家は「2人とも抜け出していましたし、菅澤選手の強みもわかっていますし、低いボールでふかさないようにということを意識して蹴れたので入るなと思いました」とコメント。「クロス入れた時点で絶対入るなと思ったので、喜んじゃいました」と、ゴールが決まる前に喜んでいた理由を明かした。 クロスについては「あの形というのは自分がサイドバックの時に培ってきたクロスの力だと思います」と語る清家。「最近は菅澤選手が出ていなくて、自分が中でポイントゲッターになることが多かったですけど、菅澤選手がいると自分はサイドで生きるので、そこはクロスということは意識していましたし、上手い形でゴールを取れて良かったです」と、本来のポジションであるサイドでのチャンスメイクにも手応えを感じているようだ。 「伸び伸びプレーできています」と周りの選手に感謝する清家。圧倒的な結果を残せるようになった要因の1つについては、皇后杯で長期離脱となったMF猶本光、FW安藤梢の存在だと語った。 「今まで光さん、梢さんに頼ってしまっていた部分、2人がどうにかしてくれることも多かったので、そういう気持ちの甘えみたいなものが今思えばどこかあったのかなと思いますし、居ないので自分がやるしかない。自分がボールを受けて前に運んでシュートを打つしかないという、そういう気持ちの面も大きいかなと思います」 メンタル面も大きく影響していると語る清家。パリ・オリンピック行きも決定し、残りの期間、出場のためやっておきたい部分については「得点力は自分の強みですし、そこは残しておきたいというか、ベースとして持っておくのは当たり前です。その上で守備だったり、ゲームの組み立てはレッズレディースでしっかり伸ばしたいです」と、更なる成長と結果を残すことを誓い「良い選手がいるので引っ張ることはできないですけど、得点で貢献はできると思うので、チームに迷惑をかけないようにやっています 。得点すればチームは負けないので」と、ゴールで貢献すると語った。 また90分間動き続ける“走力”についても「守備の部分、攻撃で受ける部分だったり、常に動き続けるということを意識しています。それで走力が自然と伸びていると思います」とコメント。ゴール感覚、そして攻守のハードワークはWEリーグ連覇、そしてパリ五輪に向けても大きな原動力になりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】清家貴子がWEリーグ新記録の6試合連続ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="hxyMn4vvpt8";var video_start = 10;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.27 19:10 Wed
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