川崎F、最終節勝利もジョホールの首位通過が決定…他グループの結果待ちに《ACL2022》
2022.04.30 20:04 Sat
川崎フロンターレは30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022・グループI最終節で広州FC(中国)と対戦し、1-0で勝利した。
前節の蔚山現代(韓国)戦で初黒星を喫し、グループ首位陥落となった川崎F。この結果、突破の条件は非常に複雑となり、首位で突破する条件は、この広州戦で勝利し、同時刻で開催されるジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)vs蔚山現代(韓国)が引き分けに終わった場合のみ。広州戦に勝ったとしても、ジョホールvs蔚山の決着がついた場合、川崎Fの通過は他グループの結果次第となる。
まずは勝利が絶対条件の広州戦。前節の蔚山戦からGKチョン・ソンリョンを除くスタメン10名を変更した川崎Fは、開始直後に左サイドの宮城の仕掛けから、知念がシュートへ。GKの正面だったが、アグレッシブな入りを見せる。
そんな川崎に14分にアクシデントが発生。チャナティップが突如続行不可能となり、代わりに橘田がピッチへ送り込まれた。
ところが、その直後のプレーで、瀬古が右サイドから斜め前方にパスを入れると、小林がワンタッチで背後にフリック。これを受けた知念が相手を背負いながら上手く反転しボックス中央へ侵入し、フェイントを混ぜながら右足シュート。これがゴール左下に決まり、先制に成功した。
後半アディショナルタイムには、右からダイアゴナルに走り込む小林へ、小塚からの見事な浮き玉の対角パスが通るが、小林の胸トラップから放ったシュートはまたもGKの正面。前半は1得点にとどまった。
後半も変わらず川崎Fが主導権を握る展開に。60分過ぎのFKのシーンでは小塚が枠内にシュートを飛ばすが、GKのファインセーブに遭う。追加点の遠い川崎Fは、65分に宮城と遠野を下げてマルシーニョと脇坂を投入し、活性化を図る。
70分には小林が枠内シュートを飛ばすが、ここもGKが立ちはだかる。その直後には、ボックス手前左の脇坂がゴール前のスペースにスルーパスを出し、知念が飛び込んだが、わずかに届かなかった。
終盤には小林と小塚を下げて家長と谷口を投入し、試合を締め括りにかかる。そして、試合はこのまま終了。1点にとどまった川崎Fだが、危なげなく試合を制した。
一方、勝った方がグループ首位突破となるジョホールvs蔚山は、蔚山が元横浜F・マリノスの天野がゴールを決めた中、後半アディショナルタイムにかけては互いのシュートがポストに嫌われる壮絶な展開に。
そして、最後のプレーでジョホールの選手が上げたクロスが蔚山DFに当たってオウンゴールに。劇的な展開でジョホールが試合を2-1で制し、グループ首位突破を決めた。この結果、2位となった川崎Fは他グループの結果を待つことになった。
川崎フロンターレ 1-0 広州FC
【川崎】
知念慶(前14)
前節の蔚山現代(韓国)戦で初黒星を喫し、グループ首位陥落となった川崎F。この結果、突破の条件は非常に複雑となり、首位で突破する条件は、この広州戦で勝利し、同時刻で開催されるジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)vs蔚山現代(韓国)が引き分けに終わった場合のみ。広州戦に勝ったとしても、ジョホールvs蔚山の決着がついた場合、川崎Fの通過は他グループの結果次第となる。
そんな川崎に14分にアクシデントが発生。チャナティップが突如続行不可能となり、代わりに橘田がピッチへ送り込まれた。
ところが、その直後のプレーで、瀬古が右サイドから斜め前方にパスを入れると、小林がワンタッチで背後にフリック。これを受けた知念が相手を背負いながら上手く反転しボックス中央へ侵入し、フェイントを混ぜながら右足シュート。これがゴール左下に決まり、先制に成功した。
そこからも遠野や知念らが次々とシュートを放つなど、ハーフコートゲームを展開していく川崎F。35分にはクロスから生まれた混戦の中で塚川が右足を強振。正面に飛んだシュートをGKがこぼしたところに詰めるも、得点には至らない。
後半アディショナルタイムには、右からダイアゴナルに走り込む小林へ、小塚からの見事な浮き玉の対角パスが通るが、小林の胸トラップから放ったシュートはまたもGKの正面。前半は1得点にとどまった。
後半も変わらず川崎Fが主導権を握る展開に。60分過ぎのFKのシーンでは小塚が枠内にシュートを飛ばすが、GKのファインセーブに遭う。追加点の遠い川崎Fは、65分に宮城と遠野を下げてマルシーニョと脇坂を投入し、活性化を図る。
70分には小林が枠内シュートを飛ばすが、ここもGKが立ちはだかる。その直後には、ボックス手前左の脇坂がゴール前のスペースにスルーパスを出し、知念が飛び込んだが、わずかに届かなかった。
終盤には小林と小塚を下げて家長と谷口を投入し、試合を締め括りにかかる。そして、試合はこのまま終了。1点にとどまった川崎Fだが、危なげなく試合を制した。
一方、勝った方がグループ首位突破となるジョホールvs蔚山は、蔚山が元横浜F・マリノスの天野がゴールを決めた中、後半アディショナルタイムにかけては互いのシュートがポストに嫌われる壮絶な展開に。
そして、最後のプレーでジョホールの選手が上げたクロスが蔚山DFに当たってオウンゴールに。劇的な展開でジョホールが試合を2-1で制し、グループ首位突破を決めた。この結果、2位となった川崎Fは他グループの結果を待つことになった。
川崎フロンターレ 1-0 広州FC
【川崎】
知念慶(前14)
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