2戦連続枠内シュート0の低調スパーズがエリクセン再会試合で痛恨ドロー…アーセナルに抜かれて5位転落…《プレミアリーグ》

2022.04.24 03:29 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第34節、ブレントフォードvsトッテナムが23日にグリフィン・パークで行われ、0-0のドローに終わった。
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現在、4位のトッテナム(勝ち点57)は前節、ホームでブライトンに0-1の敗戦を喫して連勝が「4」でストップした。この敗戦によって延期分に勝利したアーセナルに勝ち点で並ばれた中、3連勝と好調を維持する12位のブレントフォード(勝ち点39)を相手にバウンスバックの勝利を狙った。
なお、コンテ監督は前節からレギロンに代えてセセニョンを左ウイングバックで起用した以外、同じメンバーを継続。一方、ブレントフォードでは古巣初対戦のエリクセンがスタメンを飾った。

試合は3連勝中の勢いに乗って立ち上がりからアグレッシブなプレーを見せるブレントフォードが押し込む展開に。流れの中では決定機には至らないものの、多くのセットプレーを獲得。

そして、アウェイサポーターからも親愛の拍手を受け取るデンマーク代表MFはインスウィング、アウトスウィングで正確なボールを供給し、古巣への恩返しアシストを試みる。19分にはエリクセンの左CKをトニーがドンピシャのヘディングシュートを放つが、GKロリスがわずかに触ったボールはクロスバーを叩いた。
何とか失点は免れたものの、ブライトン戦同様に攻守両面で重さが目立つトッテナムは、相手の[5-3-2]のコンパクトなブロックを前に攻撃が停滞。ソン・フンミンの個人技と左サイドのセセニョンのクロスを軸に攻め手を窺うが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。

その後、前半半ばを過ぎてベンタンクール、ケインとようやくフィニッシュの場面を作り出し、試合をイーブンの状況まで持ち込んだが、ブライトン戦に続き枠内シュート0でハーフタイムを迎えることになった。

後半はコンテ監督の激しい檄が飛んだか、立ち上がりは勢いを持って入ったトッテナムは、ボックス内でケインが続けて反転シュートに持ち込むなど、早い時間帯にフィニッシュまで持ち込む。

しかし、時間の経過と共にブレントフォードに押し返されると、66分にはセットプレーの流れからエリクセンにあわや恩返し弾という決定機を許すなど、守勢を強いられる。何とか流れを変えたいアウェイチームは74分、セセニョンを下げてダビンソン・サンチェスを投入し、ベン・デイビスを左ウイングバックにポジションチェンジ。だが、この交代後も攻撃の活性化には至らず、後半終盤に入っても決定機はおろか枠内シュート0の苦境が続く。

その後、86分にエメルソンを下げてルーカス・モウラを投入して前がかるトッテナムだが、引き分け良しとするホームチームを前にゴールが遠い。逆に、後半アディショナルタイムにはブライトン戦の再現かのようにエリクセンのFKからトニーに決定的なヘディングシュートを打たれるが、これは右ポストに救われる。

この直後にはカウンターの流れから右サイドのクルゼフスキからのクロスをボックス左のケインが見事なジャンピングボレーで合わせるが、このシュートはわずかに枠の右に外れて劇的決勝ゴールとはならず。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2戦連続枠内シュート0と低調なパフォーマンスに終始したトッテナムは、2戦連続の足踏みによって今節マンチェスター・ユナイテッドに勝利したアーセナルに2ポイント差離されて4位の座を明け渡すことになった。

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