ハマーズは痛恨ドロー…バーンリーはウェストウッド悲劇の負傷も守護神ポープが魂のスーパーセーブ2発で勝ち点1拾う《プレミアリーグ》
2022.04.18 00:21 Mon
プレミアリーグ第33節、ウェストハムvsバーンリーが17日にロンドン・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。
前節、ブレントフォードに0-2で完敗した6位のウェストハム(勝ち点51)。しかし、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)では敵地でリヨンに3-0の完勝を収め、2戦合計4-1でのベスト4進出を決めた。さらに、今節では前日に試合を行った4位のトッテナム、5位のアーセナルがいずれも敗れたことで、逆転でのトップ4フィニッシュに向けてもチャンスが出てきている。
そして、公式戦連勝を目指す今節は10シーズンに渡ってクラブを率いていたダイチ監督を電撃解任した18位のバーンリー(勝ち点24)をホームで迎え撃った。
リヨン戦からのスタメン変更を最小限に留め、ライスやアントニオ、ソウチェク、ボーウェンら主力を起用して臨んだホームチームだが、立ち上がりはアグレッシブに入ったアウェイチームに対して、球際の攻防で劣勢を強いられる。
それでも、コルネの強引な仕掛けなど相手の拙攻もあって序盤の守勢を凌ぐと、13分には右CKのサインプレーからボーウェンが続けて放った左足のシュートの2本目がゴール前の密集を抜けてゴール右隅へ向かう。しかし、これはGKポープの見事なワンハンドセーブに阻まれる。
すると、アイルランド代表MFは足首かヒザの異変にすぐさま気が付いて周囲にアピール。周囲もただ事ではない事態にすぐに気が付き主審がプレーを止めると共にメディカルスタッフをピッチ内に呼び寄せた。その深刻な負傷を間近で確認したヴラシッチは決して自身に非はなかったものの、思わぬ涙を流した。
そして、ウェストウッドが応急処置と酸素吸入器を使用し、ストレッチャーに乗せられてピッチを後にする中、ブラウンヒルの投入と共に試合は数分間の中断の後に再開された。
ウェストウッドの悲劇にスタジアム全体に動揺の雰囲気が漂う中、先に気持ちを切り替えたバーンリーが試合を動かす。33分、右CKの場面でコルネのクロスをジェイ・ロドリゲスがドンピシャのヘッドで合わすと、これはクロスバーを叩く。だが、浮いたこぼれ球にいち早く反応したヴェグホルストが197cmの長身を生かして押し込んだ。
その後はウェストハムが前半のうちに追いつこうと前に出るが、マイク・ジャクソン暫定体制での初白星に加え、ウェストウッドに白星を捧げようと奮闘するバーンリーが粘りの守備で応対。すると、45分にはカウンターから完璧に相手の背後を取ったコルネがボックス内へ抜け出してGKファビアンスキを抜いた際に足をかけられてPKを獲得。しかし、自らキッカーを務めたコルネがGKのタイミングを完璧に外して蹴ったシュートは枠の右に外れ、絶好の追加点のチャンスを逸した。
相手のPK失敗によって辛くも1点ビハインドで試合を折り返したウェストハムは、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。サイドを起点に押し込んでランシーニやアントニオの折り返しから際どい場面を創出していく。61分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でクレスウェルの正確なクロスをゴール前のライスが頭で合わすが、これは枠の右に外れる。
その後、65分にヴラシッチを下げてベンラーマを投入したホームチームは専守防衛の構えを見せるアウェイチームを自陣深くに押し込んでいく。すると、74分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのランシーニが右足で入れたクロスを、ゴール前に飛び込んだソウチェクが身体ごと合わせてゴールをこじ開けた。
これで1-1のイーブンに戻った試合は残留圏内浮上へ勝ち点1で良しとしないバーンリーが、前に出てきたことでよりオープンな展開に。ウェストハムにも連戦の疲労が徐々に出てきて攻勢に転じる一方、相手のカウンターに引っくり返される場面も増える。
どちらにも勝ち越しゴールを奪うチャンスがある白熱の試合終盤の攻防ではウェストハムにセットプレーの流れからディオプ、カウンターからアントニオと続けてビッグチャンスが舞い込んだが、バーンリー守護神ポープが魂のスーパーセーブ2発でゴールを割らせず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、トップ4フィニッシュを目指すウェストハム、降格圏脱出を目指すバーンリーの一戦は痛み分けのドローに終わった。
前節、ブレントフォードに0-2で完敗した6位のウェストハム(勝ち点51)。しかし、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)では敵地でリヨンに3-0の完勝を収め、2戦合計4-1でのベスト4進出を決めた。さらに、今節では前日に試合を行った4位のトッテナム、5位のアーセナルがいずれも敗れたことで、逆転でのトップ4フィニッシュに向けてもチャンスが出てきている。
リヨン戦からのスタメン変更を最小限に留め、ライスやアントニオ、ソウチェク、ボーウェンら主力を起用して臨んだホームチームだが、立ち上がりはアグレッシブに入ったアウェイチームに対して、球際の攻防で劣勢を強いられる。
それでも、コルネの強引な仕掛けなど相手の拙攻もあって序盤の守勢を凌ぐと、13分には右CKのサインプレーからボーウェンが続けて放った左足のシュートの2本目がゴール前の密集を抜けてゴール右隅へ向かう。しかし、これはGKポープの見事なワンハンドセーブに阻まれる。
この決定機をキッカケにホームチームが攻勢に転じていくが、20分過ぎにバーンリーのウェストウッドに悲劇が起きる。22分、ルーズボールに反応したウェストウッドが体勢を崩しながら近くの味方にボールを繋いだ際にピッチに足がかかりつつ、後方からスライディングしてきたヴラシッチと交錯。
すると、アイルランド代表MFは足首かヒザの異変にすぐさま気が付いて周囲にアピール。周囲もただ事ではない事態にすぐに気が付き主審がプレーを止めると共にメディカルスタッフをピッチ内に呼び寄せた。その深刻な負傷を間近で確認したヴラシッチは決して自身に非はなかったものの、思わぬ涙を流した。
そして、ウェストウッドが応急処置と酸素吸入器を使用し、ストレッチャーに乗せられてピッチを後にする中、ブラウンヒルの投入と共に試合は数分間の中断の後に再開された。
ウェストウッドの悲劇にスタジアム全体に動揺の雰囲気が漂う中、先に気持ちを切り替えたバーンリーが試合を動かす。33分、右CKの場面でコルネのクロスをジェイ・ロドリゲスがドンピシャのヘッドで合わすと、これはクロスバーを叩く。だが、浮いたこぼれ球にいち早く反応したヴェグホルストが197cmの長身を生かして押し込んだ。
その後はウェストハムが前半のうちに追いつこうと前に出るが、マイク・ジャクソン暫定体制での初白星に加え、ウェストウッドに白星を捧げようと奮闘するバーンリーが粘りの守備で応対。すると、45分にはカウンターから完璧に相手の背後を取ったコルネがボックス内へ抜け出してGKファビアンスキを抜いた際に足をかけられてPKを獲得。しかし、自らキッカーを務めたコルネがGKのタイミングを完璧に外して蹴ったシュートは枠の右に外れ、絶好の追加点のチャンスを逸した。
相手のPK失敗によって辛くも1点ビハインドで試合を折り返したウェストハムは、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。サイドを起点に押し込んでランシーニやアントニオの折り返しから際どい場面を創出していく。61分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でクレスウェルの正確なクロスをゴール前のライスが頭で合わすが、これは枠の右に外れる。
その後、65分にヴラシッチを下げてベンラーマを投入したホームチームは専守防衛の構えを見せるアウェイチームを自陣深くに押し込んでいく。すると、74分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのランシーニが右足で入れたクロスを、ゴール前に飛び込んだソウチェクが身体ごと合わせてゴールをこじ開けた。
これで1-1のイーブンに戻った試合は残留圏内浮上へ勝ち点1で良しとしないバーンリーが、前に出てきたことでよりオープンな展開に。ウェストハムにも連戦の疲労が徐々に出てきて攻勢に転じる一方、相手のカウンターに引っくり返される場面も増える。
どちらにも勝ち越しゴールを奪うチャンスがある白熱の試合終盤の攻防ではウェストハムにセットプレーの流れからディオプ、カウンターからアントニオと続けてビッグチャンスが舞い込んだが、バーンリー守護神ポープが魂のスーパーセーブ2発でゴールを割らせず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、トップ4フィニッシュを目指すウェストハム、降格圏脱出を目指すバーンリーの一戦は痛み分けのドローに終わった。
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