京都が開幕戦以来のクリーンシートで初連勝、柏は初の複数失点で連敗を喫す【明治安田J1第9節】

2022.04.17 21:09 Sun
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明治安田生命J1リーグ第9節、柏レイソルvs京都サンガF.C.が17日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、2-0でアウェイの京都が勝利を収めた。

今節はネルシーニョ監督がアキレス腱断裂のため、曹貴裁監督が新型コロナウイルス陽性反応のためにベンチに入らず、ともに指揮官不在で迎えることに。代わりに指揮を執る柏の井原正巳コーチ、京都の杉山弘一コーチはともに前節と同じ11人をチョイスした。
柏の最終ラインに対してプレスを掛け、奪えば縦に早い攻撃を展開する京都は、5分にゴール正面からのFKを山田が直接狙う。柏も京都が後方で持った際にはプレッシャーを掛けるが、アウェイチームはこれをかいくぐって13分に先制点を奪取する。

自陣ボックス内で受けたチェックを外して右サイドから突破口を開くと、山田から福岡を経由してボックス左の松田までボールが渡る。長い距離を駆け上がってきた荻原がボールを引き取って右足を振り抜くと、シュートは相手の足に当たってコースが変わり、ゴール左上に吸い込まれた。

互いの攻守が目まぐるしく入れ替わる序盤戦から次第に柏がボールを持つ時間へ変化し、34分にはボックス左の最深を取った三丸の折り返しに細谷が合わせる。
ボール保持こそ譲った京都だが、ボックス内でのシーンは許さずリードを保って試合を折り返すと、後半の立ち上がりには役者が追加点を挙げる。敵陣左サイドのFKシーンで、松田は変化を付けて中央へ短い横パスを送り、武田が受けて左足で浮き球を供給。ボックス右で川崎がキープし、角度のほとんどないところから右足で狙うと、GKキム・スンギュが弾いたボールにピーター・ウタカが詰めて3試合連続となるゴールでリードを広げた。

リーグ戦今季初の複数失点を喫した柏は56分、小屋松の狙いすました右足シュートに細谷のヘディングと、立て続けのフィニッシュ。58分にはYBCルヴァンカップで4得点を挙げ、絶賛売り出し中の升掛を含む3枚替えで攻勢を強める。京都もメンデスを投入して4バックから3バックへシフトチェンジし、対策を講じた。

柏は依然としてポゼッションで優位に立つものの、思うようにチャンスを作り出せず。升掛のヘディングやマテウス・サヴィオのミドルは見られたものの、枠外やブロックでGK上福元を脅かすまでには至らない。

前に出る柏に対し、京都はカウンターでけん制。ウタカ、イスマイラの前線2枚に荻原が絡み、敵陣に入れば時間を使うだけでなく、あわよくば追加点をとボックス内にも侵入する。

6分が示されたアディショナルタイムにも荻原のインターセプトから速攻に転じてウタカが狙うなど、最後まで足が止まらなかった京都。開幕戦以来となるクリーンシートを達成し、今季初の連勝を飾った。

柏レイソル 0-2 京都サンガF.C.
【京都】
荻原拓也(前13)
ピーター・ウタカ(後3)
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