EL埼玉が三浦桃のWE初得点で今季2勝目! ベレーザは優勝遠のく痛い敗戦に【WEリーグ第17節】

2022.04.17 16:35 Sun
17日、「2021-22 Yogibo WEリーグ」第17節の3試合が各地で行われた。

2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザはアウェイでちふれASエルフェン埼玉と対戦。両チームともにボールを握るスタイルの中で、主導権を握ったのはベレーザ。だが、前半は相手の倍のシュートを放つも無得点に終わった。
エルフェン埼玉はベレーザの高いディフェンスラインの裏を突いてチャンスを創出する。すると、ゴールレスで迎えた50分、中盤でボールをカットした三浦桃がGKの位置を見て狙いすましたロングシュート。鮮やかな軌跡を描いてゴールに吸い込まれた。

首位追走のためには負けられないベレーザも直後から反撃を試みるが、村松智子宇津木瑠美は決定機を決め切れずにタイムアップ。ベレーザは優勝が遠のく手痛い敗戦となり、エルフェン埼玉は今季2勝目を手にしている。

マイナビ仙台レディースはクラブ初となる東京でのホームゲームを味の素フィールド西が丘で開催。アルビレックス新潟レディースを迎え撃った。育成組織出身の18歳・猪瀨結子がWEデビューを飾り、白木星や宮澤ひなたらがミドルシュートでゴールに迫ったが、ボックス内で相手に脅威を与えるまでには至らない。
新潟レディースは児野楓香や園田悠奈がフィニッシュシーンを見せると、前半の終了間際にはセットプレーから三浦紗津紀のヘディングが右ポストを叩く。

ゴールレスで迎えた後半、先にスコアを動かしたのは新潟レディースだった。右クロスのこぼれ球を園田悠奈がワントラップからボレーで狙うと、ディフレクトしたボールが道上彩花の元へ転がる。エースがこれを冷静に蹴り込み、63分に先制点を挙げるとこれが決勝点に。

新潟レディースが2試合ぶりの白星を飾り、敗れた仙台レディースは初の連敗を喫している。

前節は三菱重工浦和レッズレディースとの"さいたまダービー"を制し、8試合ぶりの勝利を手にした大宮アルディージャVENTUSはホームでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦。前日は大宮の男子チームが2-1で千葉を下しており、男女そろっての勝利にも期待がかかった。

ホームの声援を受けて攻め込む大宮VENTUSは、13分に今冬に東洋大学から加入したルーキー・林みのりのWEリーグ初ゴールで試合を動かす。内側のレーンに位置を取った有吉佐織が縦パスを入れると、ボックス右で髙橋美夕紀が石田菜々海を抜き去り、シュート性のクロス。GKが辛うじて触れるも、こぼれ球に反応した林が滑り込みながら押し込んだ。

林は39分にもカットインからボックス手前左で右足を振り抜き、右ポスト直撃のシュートを放つなど存在感を発揮。足をつって83分にピッチを札まで奮闘を続けた。

初の連勝が見え始めた大宮VENTUSだったが、86分に千葉レディースも意地を見せる。左CKを獲得すると、鴨川実歩のキックをファーで田中真理子が頭で折り返し、最後は岸川奈津希が得意のヘディングでネットを揺らして試合を振り出しに戻す。

以降は互いにゴールを奪えず、試合はそのままタイムアップ。勝ち点1を分け合った。

16日に行われたINAC神戸レオネッサvsAC長野パルセイロレディースの一戦は、田中美南の4試合連続ゴールが決勝点となり、競り勝って無敗をキープ。バセドウ病から復帰し、およそ1年ぶりにピッチへ立った京川舞がアシストを記録している。

また、サンフレッチェ広島レジーナは上野真実の2ゴールでノジマステラ神奈川相模原に勝利。8試合ぶりの白星を飾っている。

▽4月17日(日)
マイナビ仙台レディース 0-1 アルビレックス新潟レディース
大宮アルディージャVENTUS 1-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
ちふれASエルフェン埼玉 1-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ

▽4月16日(土)
INAC神戸レオネッサ 1-0 AC長野パルセイロレディース
ノジマステラ神奈川相模原 0-2 サンフレッチェ広島レジーナ

WE ACTION DAY(今節試合なし)
三菱重工浦和レッズレディース
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5BDACrPhfq/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">仲田 歩夢 [ɴᴀᴋᴀᴅᴀ ᴀʏᴜ](@ayu_nakada_13)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.27 22:55 Wed

連戦下で浦和と上位対決、新潟Lの橋川和晃監督は敗戦も選手称える「勇敢に戦ってくれた」「日程は変えられないので今できることを」

三菱重工浦和レッズレディース戦に敗れたもの、アルビレックス新潟レディースの橋川和晃監督は選手たちの健闘を称えた。 勝ち点26で3位に付ける新潟Lは23日、2023-24 WEリーグ第20節で2位浦和(勝ち点29)との直接対決を迎え、アウェイの浦和駒場スタジアムへ乗り込むも、0-2で敗れた。 当初は、浦和が女子ACLのプレ大会決勝に出場する予定だったため、前倒し開催となった一戦は、異例の平日デーゲームに。それでも、想像以上といっていい1754人の観衆が詰め掛けた。 両チームにとっては5連戦の4試合目。橋川監督はまず「平日にもかかわらず、レッズのファン・サポーターのみなさん、そして何よりもアルビのファンが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気の中で(試合を)させていただいたことに感謝したいと思います。それに伴って、選手たちも最後まで勇敢に戦ってくれたと思います。厳しい日程で本当にボロボロの状態なんですけれど、それでもそれを感じさせない勇敢に戦う姿を、かっこいいなと思いながら見ていた試合です」と、敵味方問わず、会場へ足を運んだファンへ感謝の言葉を口にし、過密日程の中で90分間走り続けた選手を称えた。 新潟Lは試合を通じて中央を閉めるコンパクトな守備ブロックを形成。浦和がどうこじ開けるかという展開の中で、新潟Lも左サイドをストロングに、時折時間を作ってボールを回すなど、速攻と遅攻を織り交ぜながら、攻守で気をうかがっていた。 ただ、徐々に新潟Lは中盤でのボールロストが増え始め、結果として守備ラインが後退。失点そのものは浮き球パスで背後を取られた形だが、「我慢する時間帯で、ラインを上げるのも対応するのも難しかったと思うが、その中で失点してしまったのは少し悔いが残るかなと思います」と、失点に至るまで過程を指揮官は悔いた。 一方で、「まったく何もできなかったわけではないですし、勇敢に戦いを挑んで、選手たちが100%、あるいは120%ファイトしてくれたゲームだったので感謝したいと思います」と選手を称えつつ、守備が悪い攻撃が悪いではなく、攻守の一体を「サイクル」というフレーズを用いて説明。それをより突き詰めていく必要があると考えている。 「前半の最初はいいサイクルで、奪ったボールをつないで奥まで攻めて、そこから守備をするから必然的に前で奪える。それを前半の途中から(中盤や後方で)ロストし始めたことで、必然的に深い位置でゴールを守ることになる、そこから(奪っても)より深いから苦しくなる」 「にわとりが先か卵が先かではないですけれど、選手たちに伝えたのは、もう一度攻撃のいいサイクルを作ろう、そしたらいい守備が前からできると、後半はすごくできたと思んです」 新潟Lは浦和戦までの直近4試合でクリーンシートを達成した一方、奪ったゴールは「3」。最終局面の質に課題を残す。この日もサイドを崩すシーンを幾度も創出したが、シュートまで至ったシーンはわずかだった。 橋川監督も、最終局面での精度は課題との認識を示しつつ、狙いを持って攻撃の形を作れるようになっていることをポジティブにとらえ、さらなる向上を目指している。 「そこはやはり、突き詰めていかなければいけないクオリティのところだと思います。ただ、あそこまでいけるようになったのは、チームの進歩だと思うんですね」 「セレッソ戦くらいから、サイドから押し込んで、圧をかけて迫力を持って(ゴール前に)飛び込むシーンは今日も何本もあった。ただ、個のクオリティをあげない限りは。それがちょっとしたレッズさんとの差なのかなと。清家さんや菅澤さんなどは、入り込み方はすごいですよね」 「ただ、ないものねだりをしても仕方がないので、我々は選手1人ずつが、少しずつのクオリティを上げてチーム全体でやっていく。それを積み上げてきているから、今この勝ち点、この順位にいる。これからも特別なことをするわけではなくて、そこを積み上げていきたいです」 2位3位の前倒し直接対決に敗れたことで、タイトル争いからは一歩後退した新潟L。ただ、開幕当初の「トップ3入り」から「本気でタイトルを目指す」ことに目標設定を変更した今、前線に踏み止まるためには次のノジマステラ神奈川相模原(30日)が非常に重要になってくる。 5連戦下のアウェイ3試合目、しかも新潟Lにとっては20日第11節に続いて敵地でのJリーグとのダブルヘッダー、ナイトゲームになる。タフな戦いを強いられる中でも、自身に目を向けて再び羽ばたいて見せると、橋川監督は力強い言葉を残した。 「背中はちょっと遠くなったんですけど、(今日の)前半すごくがんばってくれたおかげで、本気でタイトルを目指そうという決勝戦みたいな雰囲気でやってくれた。ここから切らさずに、中2日のとんでもない日程ですけれど、日程は変えられないので、自分たちで変えられることに集中して、今できることを100%して次の試合に臨みたいと思っています」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】新潟Lは善戦するも、浦和との上位直接対決に敗れる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="hxyMn4vvpt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.27 22:00 Wed

ベレーザに痛手、今季全試合出場のDF宮川麻都が左鎖骨骨折で全治3カ月…S広島R戦で転倒し負傷

日テレ・東京ヴェルディベレーザは27日、DF宮川麻都の負傷を発表した。 宮川は24日に行われた2023-24WEリーグ第12節のサンフレッチェ広島レジーナ戦に先発出場。しかし、60分にパスカットに行った宮川が中嶋淑乃と接触。その際に転倒すると左肩を強打し倒れ込んだ。 ドクターがピッチに入り治療を行うも、プレー続行不可能に。左肩を押さえた状態でしばらく中断。その後、63分に岩﨑心南と交代していた。 クラブの発表によると、宮川は左鎖骨骨折と診断されたとのこと。全治は3カ月とされている。 今シーズンの宮川は、リーグ戦では全12試合に出場。WEリーグカップでも4試合に出場していた。 2024.03.27 20:58 Wed
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