コンテ、枠内シュート0に終わった一戦振り返る 「ブライトンは良いチームだが、我々が相手を助けた…」

2022.04.17 08:00 Sun
Getty Images
トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督が敗戦に終わったブライトン戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
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トッテナムは16日、ホームで行われたプレミアリーグ第33節でブライトンと対戦し、0-1で敗戦した。
4-0で勝利した前節のアストン・ビラ戦を含め、直近7試合連続で複数得点を記録するなど、攻撃陣が好調を維持していたトッテナム。しかし、この試合ではランチタイムキックオフ特有の重さ、相手のソリッドな守備に苦戦。幾度か際どいクロスなどはあったものの、シュート5本枠内0本と攻撃が停滞。

さらに、試合終了間際の90分に一瞬の隙を突かれ、FWレアンドロ・トロサールに決勝点を決められ、勝ち点3はおろか勝ち点1も得られない痛恨の結果となった。

コンテ監督は、リーグ連勝が「4」でストップしたブライトン戦のチームパフォーマンスが低調だったことを認めた一方、それでも最低限勝ち点1を得る必要があったと語っている。
「確かに良い結果とは言えないし、勝てない試合は負けないというのが、今日の教訓だ」

「チャンピオンズリーグを争うライバルが試合を行う前に勝ち点3を取ることはとても重要なことであり、勝ち点3を取りたかったのは理解できる。だが、時には割り切りも必要だ。今日の試合は、両者にとって戦術的なゲームで、とても難しいものだった」

「ブライトンはあらゆるスペースを塞ぐのが非常にうまかったが、我々はゆっくりとボールを動かしており、相手を助けてしまった。今日はもっとうまくやれるはずだった」

「最終的な結果は引き分けが妥当だったかもしれないが、ブライトンは良い試合をした。彼らは本当に良いチームで、素晴らしい監督によってよく組織されている。アーセナルとトッテナムにアウェイで勝ったということは、彼らが良いチームであるということだ」

また、同日行われた試合でアーセナルはサウサンプトンに敗戦したものの、マンチェスター・ユナイテッドはノリッジに競り勝ち、翌日にバーンリー戦を控えるウェストハムの結果次第ではトップ4争いはさらに混迷を極めることになる。

イタリア人指揮官はこの敗戦によるダメージの大きさを認めながらも、勝負弱さが指摘されるチームにとってプレッシャーに対処する良い機会になると前向きな姿勢を失っていない。

「勝ち点3を積み上げられないことが、試合後のダメージだ。なぜ我々が非常にスローなスタートを切ったのかを分析しなければならない。個人的には、今日見せたものよりもずっとうまくやれるような試合だったと感じている」

「我々はチャンピオンズリーグのためにこのレースを戦っていることを理解しなければならない。多くの人は我々がその立場にいないと思っていたと思うが、我々がこのレースに参加しているのは、そこに留まるに値することを示したからだ。今は、それを継続しなければならない。順位表の良い位置についたら、その位置をキープしなければならない」

「それはプレッシャーに対処する良い機会でもある。リーグ戦で優勝する上では首位に立ち、そしてプレッシャーや他の結果にも対処しなければならない。そういう意味で現状は我々にとって良い機会だと思う。なぜなら、このグループのプレーヤーたちにはそれが必要だからだ」

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