本田圭佑の恩師が約2億円を投じトレーニング施設を建設「少年たちがサッカーの未来を持てるように」

2022.04.15 07:45 Fri
Getty Images
ルビン・カザンのレオニード・スルツキー監督が、故郷の子供たちへ向けたスタジアム建設に尽力した。ロシア代表の指揮経験も持つ、ルビン・カザンのレオニード・スルツキー監督。CSKAモスクワやフィテッセの監督時代には本田圭佑も指導していた。
スルツキー監督は兼ねてから出身地であるヴォルゴグラードのために何かできないかと考えていたという。そのため、子供たちに向けたトレーニング施設の建設を決意。2020年に着工し、建材価格の高騰や請負業者のトラブルなどもあったが、今年4月3日にようやくオープン。子供たちは早速トレーニングに興じている。

ロシア『スポルト・エクスプレス』によれば、プロジェクトは当初6000万ルーブルと見積もられていたが、最終的には1億3500万ルーブル(約2億450万円)がかかったとのこと。もちろん寄付などもあったが、費用のほとんどはスルツキー監督が捻出し、資金不足を感じてからは広告やメディアでの活動を増やし、収入を建設費用に充てたという。

小規模ながら客席も備えているためスタジアムと呼んでも差し支えないが、スルツキー監督は「トレーニング施設であり、アカデミーの拠点」との考えを強調しているようだ。
「この施設はすでに学校に通っている子供たちと、成長著しくしてこの施設でトレーニングしたいと思う子供たちのために建てられた。我々、特に私は、ヴォルゴグラードの少年たちがサッカーの未来を確実に持てるよう、あらゆる手を尽くしたつもりだ」

1 2
関連ニュース

アーセナルやバルセロナで活躍したMFソングが現役引退「奇跡を成し遂げたと思った」

かつてアーセナルやバルセロナで活躍した元カメルーン代表MFアレクサンドレ・ソング(36)が現役引退を発表した。 元カメルーン代表DFのリゴベール・ソング氏を叔父に持つソングは、フランスのバスティアでプロキャリアをスタート。その後、アーセナルに移籍すると当時の指揮官であるアーセン・ヴェンゲル監督の下で、元々備わっていた強靭なフィジカルに加えて足元の技術も向上させ、公式戦通算204試合出場10ゴール23アシストの成績を残した。 アーセナルで不動の地位を築いていたソングだが、2012年夏にバルセロナへ移籍。しかし、スペインでは思うような結果を残せず、公式戦通算65試合出場1ゴール2アシストの成績にとどまることに。2シーズンにわたってウェストハムへレンタル移籍した後にバルセロナと契約解除すると、ルビン・カザン(ロシア)やシオン(スイス)でのプレーを経て、今シーズンはジブチにあるジブチ・プレミアリーグのアルタ・ソラール7に所属していた。 カメルーン代表としても、公式戦通算49試合に出場。2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会と、2度にわたってワールドカップ(W杯)に出場したが、ブラジル大会ではグループステージのクロアチア代表戦で背後から突如として肘打ちを食らわせて一発退場になると、これが代表最後の試合になった。 14日に自身のインスタグラムで現役引退を発表したソングは素晴らしいキャリアだったと振り返りつつ、関係者への感謝を綴っている。 「シューズを脱ぐ時が来たのは、とても悲しいことだ。子供の頃、ヤウンデで靴もなく硬い砂利の上で遊んでいたところから始まった僕の旅は、成功するための強さと勇気を与えてくれた」 「フランスに渡り、バスティアでプレーしたとき、僕は奇跡を成し遂げたと思った。しかし、これは始まりに過ぎず、僕の旅はアーセナル、バルセロナという世界有数の偉大なクラブへと続いたんだ。妻、子供たち、家族、友人、代理人、コーチ、そしてもちろんチームメイト全員が、これまで常に僕を助けてくれた。この感謝は決して忘れない」 「もちろん、チャールトンやウェストハム、ルビン・カザン、シオン、そしてアルタ・ソラール7も、常に僕の心の中に残るだろう。そして、(アンダー世代と合わせて)母国を代表する選手として60試合以上も出場できたことは大きな誇りだ。一生心に残るたくさんの素晴らしい思い出ができて、とても恵まれていると思う」 「最後に、これまで僕を応援してくれたファンのみんな、本当にありがとう。またすぐみんなに会えることを願っているよ。アレックス」 2023.11.15 10:30 Wed

セルティックがモンテネグロ代表FW獲得! 万能型アタッカーは日本人選手のライバルに

セルティックは25日、ルビン・カザンからモンテネグロ代表FWセアド・ハクシャバノビッチ(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「9」に決定。契約期間は2027年6月30日までの5年となる。 ハクシャバノビッチは、スウェーデン出身の右利きのウイング。ハルムスタッドの下部組織出身で、2015年にトップチーム昇格。2017年8月にウェストハムへ完全移籍していた。 ウェストハムではリザーブチームで主にプレー。2017-18シーズンはリーグ戦でベンチ入りを果たすも出場機会はなく、FAカップ、EFLカップで1試合ずつに出場していた。 その後、2020年夏にはレンタル先だったスウェーデンのIFKノルシェーピンに完全移籍し、昨夏にはルビン・カザンに新天地を求めたが、ロシアとウクライナ情勢の影響を受ける形に。直近はFIFAの移籍特例措置を利用してスウェーデンのユールゴーデンIFでプレーしていた。 また、スウェーデン生まれも2017年にモンテネグロ代表デビューを果たし、ここまで28試合1ゴールを記録している。 加入後のインタビューで、「僕はプレーメーカー。閃きや一対一も得意で、パワフルなシュート、スピードもある」と自身の特長を語る23歳は、左ウイングが主戦場も中盤と前線の複数ポジションでプレー可能だ。 インサイドハーフやウイングでの起用が見込まれており、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央辺りはポジション争いのライバルになるかもしれない。 2022.08.25 22:50 Thu

ヘルタがクロアチア代表DFウレモビッチを獲得、今年3月まではロシアでプレー

ヘルタ・ベルリンは5月31日、クロアチア代表DFフィリプ・ウレモビッチ(25)の獲得を発表した。契約期間は2026年までの4年間となる。 ウレモビッチはアカデミー時代を過ごしたツィバリアから、2016年夏に母国の強豪であるディナモ・ザグレブへ移籍。その後はスロベニアのNKオリンピアを経て、2018年夏からはロシアのルビン・カザンでプレーしていた。 しかし、今年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まると、国際サッカー連盟(FIFA)は両国のリーグに所属する外国籍選手におけるシーズン中の移籍を特例で許可。ウレモビッチもこのルールに則って、イングランド2部のシェフィールド・ユナイテッドへと加入すると、ルビン・カザンとの契約が切れる今季終了まで在籍し、公式戦3試合に出場した。 クロアチア代表では2020年9月のフランス代表戦でデビュー。昨夏開催のユーロ2020では登録メンバーから外れるも、国内屈指のセンターバックとして評価を受けている。 2022.06.01 18:23 Wed

スパーズやナポリ関心のジョージア至宝が母国クラブにレンタル! ロシアから一時脱出

ルビン・カザンのジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(21)が、母国のディナモ・バトゥミに今シーズン終了までレンタル移籍することになった 現在、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアリーグに所属する外国籍選手は、国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置によって移籍期間外での移籍が許可されている。 そして、ジョージアの至宝はその特例措置を利用して、今シーズン終了までの契約で母国クラブにレンタル移籍することになった。 アゼルバイジャン代表として活躍したFWバドリ・クワラツヘリアを父親に持つクワラツヘリアは、母国のディナモ・トビリシでキャリアをスタート。その後、メタルルギ・ルスタヴィへの完全移籍、ロコモティフ・モスクワへのレンタル移籍を経て、2019年にルビン・カザンへ加入した。そして、ルビン・カザンではここまで公式戦73試合に出場し、9ゴール18アシストを記録している。 左ウイングを主戦場に2列目の全ポジションでプレー可能な183cmの右利きのアタッカーは、爆発的な加速力と緩急を付けたドリブル突破が最大の持ち味。また、正確なラストパスやパワフルなミドルシュートも兼備する、伸びしろ十分の大器だ。 昨夏辺りからミランやナポリ、ローマ、トッテナム、アーセナル、リーズといったセリエA、プレミアリーグ勢から興味を示されており、今夏には1500万ユーロ(約20億1000万円)前後の金額での移籍が濃厚と見られている。 2022.03.26 06:30 Sat

湘南MF齊藤未月がロシアからJリーグ復帰! G大阪にレンタル…「勝利に導けるような選手に」

ガンバ大阪は7日、湘南ベルマーレからMF齊藤未月(22)の期限付き移籍加入を発表した。加入期間は2023年1月31日まで。同期間中、湘南との全公式戦出場が不可となる。 齊藤は湘南アカデミー出身で、高校3年の2016年5月にプロ契約。豊富な運動量とボール奪取能力に秀でた中盤で、若くから湘南で主力を張り、2017年のJ2リーグ優勝や2018年のYBCルヴァンカップ優勝も経験した。 2021年からはロシア・プレミアリーグのルビン・カザンにレンタル移籍して欧州初挑戦。だが、同年2月の負傷や外国人枠の影響で出番に恵まれず、活躍が期待された昨夏の東京オリンピック出場も叶わなかった。 今オフにセルティック移籍の元日本代表MF井手口陽介に代わるボランチとしての活躍が期待され、G大阪入りを果たす齊藤。クラブを通じて、意気込みを語っている。 「ガンバ大阪の皆さん、初めまして。齊藤未月です。このクラブのために自分ができる最大限のことをしていきたいと思います。がむしゃらに泥臭いプレーで応援してくれるサポーターの皆さんに感動を届け、チームを勝利に導けるような選手になりたいと思います。今シーズン、よろしくお願いします」 一方、湘南を通じては「この度、ガンバ大阪に期限付き移籍することになりました。昨年、湘南からロシアに移籍しましたが正直うまくいきませんでした」と語り、G大阪での飛躍を誓った。 「プレーヤーとしてさらに成長し、またヨーロッパに戻るために今シーズンはガンバ大阪で活躍したいと思います。僕にとって湘南ベルマーレというチームが特別なチームであることは変わりません。今シーズンもがむしゃらに泥臭くプレーしていきたいと思います!」 2022.01.07 16:28 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly