ローマが3連勝でリーグ無敗を「11」に更新! 最下位に大苦戦も土壇場逆転でスピナッツォーラ初招集の一戦飾る《セリエA》
2022.04.11 03:10 Mon
セリエA第32節、ローマvsサレルニターナが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で逆転勝利した。
モウリーニョ監督はこの一戦に向け、出場停止のペッレグリーニと軽傷を抱えるマンチーニの代役にアフェナ=ギャンとクンブラを起用したほか、ザレフスキに代えてエル・シャーラウィを左のウイングバックで起用。さらに、ユーロ2020でアキレス腱断裂の重傷を負っていたスピナッツォーラが今季初めてベンチ入りを果たした。
アウェイのサレルニターナが予想外に攻め気を見せたことで、試合は序盤からターンオーバーの応酬となるオープンな展開に。その流れでもボールの主導権を握るローマは、ムヒタリアン、エル・シャーラウィの縦への仕掛けや右サイドで背後のスペースを狙うカルスドルプからのクロスを起点に攻め手を窺う。
しかし、なかなか決定機まで持ち込めずにいると、22分にはボックス手前左で与えたFKの場面でリベリがわずかにずらしたボールをラドバノビッチに右足で強振されると、この強烈なシュートがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺さった。
フラストレーションが溜まる状況の中で試合を折り返したローマは、クンブラを下げてハーフタイム明けにザニオーロを投入。この交代でクリスタンテを3バックの中央、ムヒタリアンをセントラルMFに一列ずつ下げて前がかりな陣形となった。
立ち上がりからザニオーロのドリブル突破を軸に相手ゴールへ迫っていくローマだが、前半とは異なり後ろに重心を置くサレルニターナの守備に手を焼く。中央のスペースを徹底的に消す相手に流れの中ではほとんど決定機まで持ち込めず、制空権を握れるセットプレーでゴールを目指すが、メインキッカーのペッレグリーニ不在の影響もあってなかなか合わない。
この膠着状態を打破したいポルトガル人指揮官は後半半ばを過ぎてショムロドフ、カルレス・ペレス、ザレフスキと攻撃的なカードを一気に投入。すると、この交代策が試合終盤の逆転劇をもたらすことに。
まずは82分、ペナルティアーク付近で仕掛けたムヒタリアンが右でフリーのカルレス・ペレスに短くつなぐと、4試合ぶり出場のスペイン人MFが得意の左足を一閃。見事なコントロールシュートがゴール左隅に決まり、値千金の今季リーグ戦初ゴールとなった。
11試合ぶりの白星が大きく遠のく失点によって気落ちするアウェイチームに対して、畳みかけるローマは85分、相手陣内右サイドで得たFKの場面で途中出場のヴェレトゥが右足インスウィングで正確なクロスボールを入れると、中央の密集を抜けたボールを大外に飛び込んだスモーリングがバウンド際を右足インサイドで合わせる技ありのフィニッシュでゴールネットへ流し込んだ。
苦しみながらも土壇場で試合を引っくり返したローマは、以降は専守防衛の構えで相手の反撃を凌ぎ切り、2-1のスコアでクローズ。リーグ3連勝でリーグ戦無敗を「11」に更新したモウリーニョ率いるチームは、週明けからのボデ/グリムト、ナポリ、インテルとの今季最終盤の重要な連戦に向けて弾みを付けた。
PR
セリエA10戦負けなしでトップ4圏内の4位ユベントス(勝ち点59)に5ポイント差で食らいつく5位のローマ(勝ち点54)だが、直近のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では敵地でボデ/グリムトに1-2で敗れる失態を演じた。週明けに控えるホームでのリターンレグを控える中、その敗戦からのバウンスバックを図る一戦では最下位のサレルニターナ(勝ち点16)と対峙した。アウェイのサレルニターナが予想外に攻め気を見せたことで、試合は序盤からターンオーバーの応酬となるオープンな展開に。その流れでもボールの主導権を握るローマは、ムヒタリアン、エル・シャーラウィの縦への仕掛けや右サイドで背後のスペースを狙うカルスドルプからのクロスを起点に攻め手を窺う。
しかし、なかなか決定機まで持ち込めずにいると、22分にはボックス手前左で与えたFKの場面でリベリがわずかにずらしたボールをラドバノビッチに右足で強振されると、この強烈なシュートがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺さった。
ホームで先にゴールを奪われる難しい展開となったローマはすぐさま反撃を開始。相手を押し込む中、ムヒタリアン、アフェナ=ギャンが相手ボックス付近で倒される際どいシーンが続けて訪れる。しかし、2度のVAR介入はいずれも不利な判定となり、PK獲得とはならなかった。
フラストレーションが溜まる状況の中で試合を折り返したローマは、クンブラを下げてハーフタイム明けにザニオーロを投入。この交代でクリスタンテを3バックの中央、ムヒタリアンをセントラルMFに一列ずつ下げて前がかりな陣形となった。
立ち上がりからザニオーロのドリブル突破を軸に相手ゴールへ迫っていくローマだが、前半とは異なり後ろに重心を置くサレルニターナの守備に手を焼く。中央のスペースを徹底的に消す相手に流れの中ではほとんど決定機まで持ち込めず、制空権を握れるセットプレーでゴールを目指すが、メインキッカーのペッレグリーニ不在の影響もあってなかなか合わない。
この膠着状態を打破したいポルトガル人指揮官は後半半ばを過ぎてショムロドフ、カルレス・ペレス、ザレフスキと攻撃的なカードを一気に投入。すると、この交代策が試合終盤の逆転劇をもたらすことに。
まずは82分、ペナルティアーク付近で仕掛けたムヒタリアンが右でフリーのカルレス・ペレスに短くつなぐと、4試合ぶり出場のスペイン人MFが得意の左足を一閃。見事なコントロールシュートがゴール左隅に決まり、値千金の今季リーグ戦初ゴールとなった。
11試合ぶりの白星が大きく遠のく失点によって気落ちするアウェイチームに対して、畳みかけるローマは85分、相手陣内右サイドで得たFKの場面で途中出場のヴェレトゥが右足インスウィングで正確なクロスボールを入れると、中央の密集を抜けたボールを大外に飛び込んだスモーリングがバウンド際を右足インサイドで合わせる技ありのフィニッシュでゴールネットへ流し込んだ。
苦しみながらも土壇場で試合を引っくり返したローマは、以降は専守防衛の構えで相手の反撃を凌ぎ切り、2-1のスコアでクローズ。リーグ3連勝でリーグ戦無敗を「11」に更新したモウリーニョ率いるチームは、週明けからのボデ/グリムト、ナポリ、インテルとの今季最終盤の重要な連戦に向けて弾みを付けた。
PR
|
関連ニュース